土曜日の一日
朝早くから市バスで出かけられる方も多いよう。ステキな土曜日でありますようにと妻と祈る思いで、いつものバス停交差点から。
十三高槻線の高架橋は耐震化の工事中。安全・安心のまちづくり。インフラ整備は重要なことですね。
午前中は、公明党大阪府本部の議員総会へ。中でも「改正水道法」が今臨時国会で成立したことから、伊佐進一衆院議員による概要説明を受け学ばせていただきました。
改正の趣旨としては、人口減少に伴う水の需要の減少、水道施設の老朽化、深刻化する人材不足等の水道の直面する課題に対応し、水道の基盤強化を図るため、所要の措置を講ずるとされています。
水を取り巻く状況の現状と課題として、①老朽化の進行:高度経済成長期に整備された施設が老朽化。年間2万件超えの漏水、破損事故が発生。耐用年数を超えた水道管の割合が年々上昇、平成28年度14・8%、すべての管路を更新するには130年以上かかると想定。②耐震化の遅れ、水道管路の耐震適合率は4割に満たず、年1%の上昇率。大規模災害時には断水が長期化するリスク。③多くの水道事業者が小規模で経営基盤がぜい弱。④計画的な更新のため備えが不足、約3分の1の水道事業者において、給水原価が供給単価を上回っている(原価割れ)
これらの課題を解決し、将来に渡り、安全な水の安定供給を維持していくためには、水道の基盤強化を図ることが必要とされています。高槻市の現状としては、安全でおいしい水を供給され、健全経営を維持しているところですが、管路の老朽化対策や耐震化を進めながらも、水需要の減少には、将来的な財源や今後の課題として大きく変わりはないと思います。
次に、改正の概要として⑴責務の明確化、⑵広域連携の推進、⑶適切な資産管理の推進、⑷官民連携の推進、⑸指定給水装置工事事業者制度の改善とされています。
ニュース等で話題になっている水道の「民営化」は、2011年当時の政権が「PFI法(公共施設等の設計、建設、維持管理及び運営に、民間の資金とノウハウを活用し、公共サービスの提供を民間主導で行うこと)」として民間委託等できるように導入されたものですが、民間に委ねることが多すぎたため、今回の改正では規制強化を図ることができ、適切な事業に戻ったと理解しました。
PFI法については今後、「コンセッション方式」といわれる手法を採用するかどうかについて、市町村が条例で定めるとともに、運営権の設定に当たり、議会の議決が必要であり、コンセッション事業者の利用料金についても、市町村が条例で定めるため、無制限に値上がりすることはありません。
また、コンセッション事業者に対する運営権の設定については、功労大臣等の許可を受けなければいけませんし、事業者が市町村と契約しても、自治体による適切なモニタリングを行い、功労大臣等も監視・監査を行うことで、常に適切な事業運営が確保されるということでした。
さらに、水道事業の認可はあくまでも市町村が受け、最終責任者は市町村が担うことを堅持されました(所有権)
ニュースでは、海外での問題(公から民、民から公へ)も指摘されていますが、60~70%がコンセッション方式を導入されていて、97%が契約更新しているそうです。問題があったのは一部で、品質が保証できなかったり、経営上の問題からということでした。
大阪府では大阪広域水道企業団の「府域一水道」との目標があります。本市も企業団の構成員ですが、他市では上記の課題等から広域連携を進めるところもあります。時代が進み、課題が提起され、改善していくことも、継続につながるのですね。
公明新聞>水道など、検索してみてくだい。公明党の取り組みがわかりますよ。
少し角度は異なりますが、私の一年前の一般質問。「今後の水道事業等のあり方について/水道部/2017年12月19日」「平成29年12月19日 今後の水道事業等のあり方について(会議録)」もご参考までに。
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午後から、第38回 高槻市福祉展へ。今年のテーマは「助け合い 支え合い そして未来へ」、障がいへの理解と認識を深めるために市民啓発を行うとともに、ともに生きるまちづくりを目指して開催されました。今日と明日の二日間の開催です。
オープニングに参加できませんでしたが、会場を見学させていただくと、小学生による「障がい福祉」の啓発標語・絵画作品の展示に目が留まりました。標語では「支え合い 色んな人との 関りを(4年生)」、「あいさつで つながる心 助け合い(4年生)」、絵画では「点字ブロックに物を置かないで!!(4年生)」、「思いやり(6年生)」など(*^^)v。
配られている冊子を読ませていただくと、6月18日の大阪北部地震で、お子さんの通学時に、保護者として心配されたことが書かれてありました。回りの大人に声をかけていただいたこと。その時の心境。今は子どもなのでできることも少ないと思いますが、助けてもらうばかりではなく、自分ができることがあれば手助けする、そういう気持ちが社会とつながっていくということなのではないかと。そういう風に育ってほしいと。親心ですね。