高槻市議会議員 吉田あきひろのごきんじょニュース

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イノベーション

視察・研修会 議会活動 / 2017年11月20日

第57回 大阪府市議会議員研修会へ

20171120_042701000_iOS本日、午後からは「大阪府市議会議員研修会」に参加。大阪府市議会議長会の会長市である柏原市議会議長の開会あいさつのあと、テーマ「日本経済の展望〜地方活性への鍵」として、岸 博幸氏(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授)の講演を聴かせていただきました。

現状の景気はかなり良くなっている(経済成長率2%を超えると景気は良い傾向、しかし中小企業の皆さんからは良くなっていないとの声も)、今の景気は長続きするのか。長続きしないと意味がない。しかし、これからの日本全体の経済が厳しくなってくるとの指摘。2010年の東京オリンピック以降、かなり厳しくなる。悲惨な状況も。

2025年には団塊の世代が後期高齢者になられ、社会保障制度の抜本改革が必要になってくる(国民年金制度のお話も)、また、国の1000兆円の借金を見ても財政再建が急がれることも含めて、一部では暗い将来展望だとか。

これから重要なのは、政府の改革だけでなく、企業や自治体が生産性を高める取り組みを行うことで、好景気を長く続けることが大事だと。

それは、自分の領域の生産性を上げること、「イノベーション」を生み出すことが「鍵」だと。イノベーションは一般的に技術革新との意味ですが、本来は、ニューコンビネーション(シュンペーター)、新しい組み合わせが重要とのこと。音楽業界ではAKB48が、自治体では福岡の起業家支援の事業等によって元気なまちとされており、さらに、人口を増やした村もあり、成功例だといわれていました。他にも、成功例はたくさんあるようです。

地方創生も全国の自治体で取り組んでいる。しかし、どれだけの自治体が成功するのか。政府の予算獲得だけではなく、自治体で生産性を高める取り組みが重要と。

これから3年間が重要。地方創生ができるのは都道府県ではなく市町村ですと。

大阪は中小企業や民間の力が強いので期待していますとも。

今日は、貴重な講演を拝聴させていただき、勉強になりました。さて、わがまち高槻市の取り組みは・・・期待も。