高槻市議会議員 吉田あきひろのごきんじょニュース

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神奈川県藤沢市 視察報告書

視察・研修会 / 2017年7月18日

路面下空洞に関する対応について

2017(平成29)年7月7日(金)、茅ケ崎市に続いて藤沢市を会派視察をさせていただいたことも、“あきひログ”でご紹介済ですが、こちらも視察内容がまとまりましたので、ご報告させていただきます。

その節は、藤沢市の担当職員の皆様、お世話になりました。本当にありがとうございました(写真は藤沢市のホームページから。江の島は、2020年東京オリンピックのセーリング会場ですね)

2017-07-17 (1)

さて、視察目的は“神奈川県茅ケ崎市 視察報告書”と同様です。

《藤沢市の道路陥没について》
藤沢市の概要説明をいただいたあとに、市内道路陥没の傾向について説明を。平成27年度と28年度の発生件数と北部より南部(約78%)に多いと。

発見者は65%が市民・占用企業者等で職員によるパトロール時の発見と続きます。

《調査目的は》
路面下に発生している空洞の有無及び範囲を的確に把握することにより、道路陥没を未然に防止し、安全・安心で円滑な交通を確保する。

《調査路線は》
2015(平成27)年度
広域避難場所へアクセスする都市計画道路及び緊急輸送道路を補完・連絡する道路を対象に調査を実施(橋梁含む)

2016(平成28)年度
藤沢市道路舗装修繕計画に位置付けている主な道路のうち、平成27年度に実施した路線を除く路線を対象に調査を実施(橋梁含む) 

《発注方法》
総合評価(簡易型)方式
◎評価項目を定める
◎評価項目に関して学識経験者の意見を聴取
◎入札参加者から技術提案
◎総合的に評価し決定(技術・価格)

平成27年度は入札参加1社、28年度は2社

《事前提供資料》
◎陥没履歴
◎路面性状調査結果
◎下水道台帳
◎占用管情報
◎橋梁台帳 

《判定区分》
◎異常信号箇所の発生している「深度」と「大きさ」から
◎要緊急対応
◎陥没危険度A、B、C 

判定結果については結果をもとに判定会議で決定
GIS上に記入、履歴を残す 

《調査結果》
全国平均0・23か所/kmより多い結果
平成27年度すべて対応済、28年度は要緊急対応済 

《発生原因》
下水関係が約50% 

《対応》
◎限られた予算の中、すべての対応は困難
◎維持管理基準の設定 陥没危険度B
◎陥没危険度Cは研究対象とし経過観察、成長過程をモニタリング

《産学官の共同研究》
目的
「安全で安心な暮らしを築く」ことを目的に、藤沢市が管理する道路の円滑な交通の確保や災害や危機に強いまちづくりの実現に対して道路陥没に着目し、地域に最適な道路陥没防止手法及び体制について検討する 

期間 2017(平成29)年4月3日から2019(平成31)年3月31日まで

内容
予防保全型の道路の陥没対策を進めていくための有用な仕組みの検討
◎陥没ポテンシャル評価のマップ化
◎最適な空洞補修方法の検討
◎効果的な点検手法の立案

現在進行形ですね。

《感想》
こちらも地域性を感じました。市が現状把握の上、計画性をもって進められていること、産学官としての取り組みも、民間の技術力での調査結果や大学としての研究データー等が事業の根拠となり、また、市として総合評価による入札方式での発注は透明性を感じ重要なことだと思いました。当日は、対応済の現地確認もさせていただきました。

◇◆◇◆◇

藤沢市は東京都心部から50km圏内、横浜市中心部からも20km圏内。横浜市、鎌倉市、茅ヶ崎市、寒川町、綾瀬市、大和市、海老名市に隣接。鉄道交通はJR東海道本線から小田急江ノ島線、江ノ島電鉄線、湘南モノレール、横浜市営地下鉄、相模鉄道いずみの線がある。

住宅・観光・産業の調和のとれた独立型衛星都市を基本方針に総合都市計画を定め都市づくりを進め、南部は商業施設、工場・研究所が多く、住宅地が広がり、北部では工場、住宅、農業地域、大学等がある。

面積:69・57平方km、人口:428,374人(平成29年6月1日現在)

市道延長:1,318km(舗装率88・9%)