高山右近列福記念献茶弥撒
高槻城主 高山右近列福記念
キリシタン大名高山右近(高槻城城主1573~1585)がカトリックの聖地バチカン市国から福者の認定を受け、過日、列福(宣言)式が大阪で開催されたとお聞きしましたが、高槻でも、OSK日本歌劇団の皆さんによる福者認定記念公演「高山右近伝」や高槻市民有志の皆さんによる“高山右近フェスタ”「高山右近美術展2017」等が開催。
本日は、「高山右近列福記念献茶弥撒(ミサ)=カトリック高槻教会」と「高槻城主 高山右近列福記念“千 玄室大宗匠(せんげんしつ だいそうしょう) 特別講演”=高槻現代劇場」にお招きをいただき、貴重な体験に大変、感動をした次第です。
高山右近は武人であり茶人。千利休の高弟の一人。列福を祈念して“裏千家 鵬雲斎(ほううんさい) 千 玄室大宗匠”ご奉仕の献茶弥撒が厳粛に開催されました。
大司教のごあいさつでは「和敬清寂(わけいせいじゃく)」のお話し。調べてみると元々は「謹敬静寂」茶祖 村田珠光が茶道の心を言っていたそうですが、この言葉を千利休が一字を改めた言葉だと。相手を敬うことにより和になり、居心地の良い清々しい関係が保てると。愛や平和、キリストの教義に通じるのか、茶道との結びつき。改めて感動しました。
また、「キリシタンと茶の湯」と題した“千 玄室大宗匠”の 特別講演。1923年94歳。私が語るのは大変失礼なのですが、品位の中にも、飾らないお言葉と年齢を感じさせない姿勢にも感動致しました。
“ジュスト高山右近”すべてを捨ててまでも貫き通した信仰への道。その信念が、400年経つ今、“福者”の認定へ。
右近は多くの人々に愛されているんだなぁと感じました。
戦国時代の多才なキリシタン大名(高槻市の観光パンフレットに) <あきひログ