公明新聞(4月5日) ブリューゲル「バベルの塔」展の記事を読んで
「バベルの塔」、旧約聖書、ノアの箱舟の時代から3世代「産めよ、殖(ふ)えよ、地に満ちよ」との神の言葉に従い人口は激増。当時は全地で同じ言語。彼らは「さぁ天まで届く塔のある町をつくり、名をあげよう」と。
神はその驕(おご)りに怒り、言語を乱したので、人々は意思疎通できなくなり、全地にばらばらに散ってゆく。塔も未完に。
バベルの語源は「神の門」、ヘブライ語の「バラル(混乱の意)」と混じり合う。そして「傲慢の罪」、「言語の混乱」、「無秩序」、「非現実的な夢」の象徴に。
一方で、塔建設がが失敗に終わったとしても、創造性や進歩へのあくなき挑戦として肯定的な捉え方も。だからこそ、多くの画家が繰り返し描いてきたと。
ピーテル・ブリューゲル((Pieter Bruegel 1525年-1530年頃生 – 1569年9月9日没 16世紀のブラバント公国(現在のオランダ)の画家。
ブリューゲルも「バベルの塔」を少なくても3点制作したとか。ウィーン美術史美術館に通称「大バベル」、オランダのボイマンス美術館蔵に「小バベル」、残り1点は行方不明だとか。今回「小バベル」が来日するらしい。記事を読んでいると不気味さが魅力のよう。中野氏は、細部にこそ命が宿ると。超絶技巧で示した彼の天才を、ぜひ味わってほしいと。
この記事を読みながら、子どもの頃テレビで見た「バビル2世」(横山光輝氏の漫画)を思い出しました。世界征服を企む悪の超能力者と戦うストーリー。漫画でも子ども心に怖かったような印象がありますが、今はブリューゲルの持つ不気味さに関心をひかれますね。
