阪神・淡路大震災から22年 公明新聞
戦後初の直下型巨大地震と呼ばれる阪神・淡路大震災の発災から丸22年。被災地では全市民の4割が震災を知らない世代となり、震災体験の風化との格闘が続いているとのことです。
今月7日に、神戸市・人と防災未来センター(河田恵昭〈よしあき〉センター長)で、震災の教訓を次の世代に伝える「災害メモリアルアクションKOBE」が開催。震災後に生まれた若者らを“未災者”と位置付け、参加学校(県立大・神戸学院大・関西大・立命館大・明石高専・県立舞子高)ごとに震災の教訓を伝えるためのプロジェクトをそれぞれ考案、実施。ボードゲームやCMなど。
「震災を経験していない子ども、若者たちと言葉を掛け合うことは、経験した世代にとってもある意味で新鮮な刺激。防災に特効薬はない。多様な考え方でどう進めていくかが大事」と(河田センター長)
また、神戸市は2年前から全市挙げた一斉防災訓練を1月に実施。学校や企業、各種団体、家庭などが参加。毎年30万人以上が参加する。
神戸市議会公明党は、教訓を生かし個人情報の壁を超えた、高齢者や障がい者の救出活動の対応策を議会で一貫して主張。議員提案した要援護者の避難を円滑に進める条例案を2013年2月、全会一致で成立させている。
数多くの命が失われたあの日から、安全と安心への教訓を次代に伝える努力は今も続いている。
あの日、高槻でも食器棚等が倒れ、お皿などの破片が飛び散る大きな揺れがありました。テレビの向こうでは火の海。「大変や!!」、当時私は現地に行けませんでしたが、毛布や備品など大阪からのトラックに積み込むお手伝いをさせていただきました。困っている人のために自分は何ができるのか。助け合い、共助の大切さを今も忘れません…