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46億年前から(2)

あきひろ日記 / 2015年12月29日

あきひろ日記 「地球大進化」を観て 2回目です…

2015年もあと3日、時間は刻々と…今回は、「地球大進化 46億年 人類への旅 第2集 全球凍結 大型生命誕生の謎」です。前回(12/21)のブログでは、46億年前、ミニ惑星がぶつかり合って地球が誕生、偶然に偶然が重なって、地球の大きさから海を引きつけ、そこから究極の祖先が誕生、「全海洋蒸発」など、厳しい試練を乗り越えて、そして生命も維持…

46億年前から時は経ち、今度は、6億年前の地球。一面、氷の世界。マイナス50度の世界。「全球凍結」、生命進化の謎。

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はじめに、番組で紹介されたのは、現在のニューヨーク・マンハッタン・セントラルパークの「迷い石」、公園内の至るところに地面と性質の違う石が。地球の過去の姿がそこに。この石は、ノアの大洪水が運んできたとかいわれていたそうですが、実は、氷河だったと。氷河は一年間に数メートル移動、それに岩石が運ばれ、氷河が溶けて取り残されたのが「迷い石」だとか。このようなことから、かつて地球は氷に覆われていたと。

2万年前にも氷河期で、マンモスがかっ歩していた時代。北極側と南極側、生命は影響のないところへ、賑わいも…でも、6億年前はそんな生易しいものではなかったみたいです。太古にできたアフリカ大陸南部・ナミビアに6億年前の迷い石が存在、暖かい赤道にもあるということは、地球全面が凍結していたとういう証拠、最新の仮説だとか。地球は大きな雪玉だったと…

番組では、スーパーコンピューターでシュミレーション。北緯36度にある東京、1,000mの氷河、高層ビルはのみ込まれ富士山も…氷河はゆっくりと進む、熱帯地方へ逃れる生物は!? やがてマイナス50度の世界、植物は消え、植物連鎖も消滅、草食動物も、肉食動物も??…死の世界、海も1,000m凍りつく。微生物は氷の下へ、太陽の光が届かない、光合できずプランクトンは生きていけない…数百万年、氷で閉ざされた世界、死の星に…シュミレーションです。

ここで、山崎努さんの進化カレンダー、46億年前が1月1日0時、現在が12月31日24時現在が12月31日24時。6億年前、全球凍結の頃は、11月中旬頃。見えるか見えないかの微生物、ご先祖様に変化が…三角関係の物語。6億年前の全球凍結が起こる前の状況。ご先祖様は海にいた。

ご先祖様にはパートナーがいた。それは、太陽の光を栄養にしていた光合成生物。酸素を発生…そして第3の微生物。現在もオーキフェノーキー国立公園に生きる第3の微生物の子孫。全球凍結の鍵。そこには微生物がつくるガス、メタンガス。正体はメタン菌。6億年前も20倍の温暖化を保っていたのは、ご先祖様と光合成の微生物。栄えていました。しかし、化学反応が、酸素がメタンを減らす。メタン消滅、急激に冷え込みました。温暖化を保ったのも微生物、冷やしたのも微生物自身。「全球凍結」へ…

この後、微生物はどうやって生きてきたのか!? 現在のアイスランドにその証拠が…地球の奥底からの水蒸気、温泉。地球内部の熱を利用して微生物は生き抜いた(またまた、すごいですよね)

そして生き抜いた微生物は進化を遂げます…

地球はじめての微生物(30cm)プテリデニウム?? ヨルギア?? キンベレラ?? なんじゃそりゃ!? そして人類を含めての脊椎動物の祖先も、6cmくらい。現在の、東京湾の海の底にも、背骨のない生物、ウミエラ。体はタンパク質でできているとか。イコール=コラーゲン。コラーゲンがくっつきあって大型化に? 微生物は「全球凍結」の直後、大きな体を得ました。

全球凍結の終わり頃、数百万年、火山活動は続き、二酸化炭素を排出、温室効果。海は氷河で覆われているため二酸化炭素は大気中へ、大気の中で300倍に、氷河は大崩壊。

氷が溶けた後、地球に何が…酸素が激増。全球凍結前は酸素が1/20程度、何十億年増えなかったが、全球凍結直後の二酸化炭素が、マイナス50度からプラス50度へ、高温の海から蒸気の蒸発、そしてハイパーハリケーン(中心気圧300ヘクトパスカル、最大風速300m以上)が発生、海岸には100mの高潮、これらは酸素を増やす最後の切り札!! 海底に溜まる栄養分もハリケーンによって深海の底までかき混ざる。栄養分は浅い海へ、生命再生のチャンス。温泉に逃げた生命も海へ。大量の酸素、膨大な酸素が生み出され、生まれ変わる星。地球!!

そして、祖先は新たな挑戦をはじめます。酸素をいっぱい吸って、大量のコラーゲンをつくり出します。そして35億年の間、微生物から大きく見える存在に。生物は次々に進化します。背骨、脊椎動物の原型を持つ祖先が…複雑な生物への階段を登りはじめます。

コラーゲンで様々な器官を、骨の有機物はコラーゲン、そこにカルシュウムが付着してできている。皮膚は70%がコラーゲン。角膜もコラーゲン、血管の管もコラーゲン、6億年前のものが現在も…

すごい、すご過ぎます。全球凍結は微生物による、酸素とメタンガスの関係が導いたもの、そして生命は意地でも生息を、さらに火山活動による二酸化炭素の噴出、温暖化でハリケーンが発生、撹拌される地球、大量の酸素発生でコラーゲンをつくる微生物、結果、複雑な体と大型化。祖先の進化には理由があったのですね…

今日はここまで…次回は、大陸移動、大海からの離脱、魚たちの上陸作戦を!! お付き合いありがとうございました。

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46億年前から(1)