高槻市議会議員 吉田あきひろのごきんじょニュース

明日の 希望は ひとりの人を 思う心から

プラタナスの木

□学校教育 いいね!!たかつき 視察・研修会 / 2015年11月19日

小中一貫教育推進公開研究会を視察

本日、高槻市立桜台小学校において、授業の「公開研究会」が開催され見学をさせて頂きました。「公開授業」としては3時間目・午前中から開催され、保護者や地域の方の見学があったと思いますが、私の方は5時間目・午後の授業を見学させて頂きました。

会場は桜台小学校の体育館、教室にあるいつもの机・椅子が設置され、4年2組の児童達や教職員の皆さん、他校の先生方が、授業の開始を待たれていました。教科は「国語」、題材は「プラタナスの木(椎名 誠 作)」です。

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頂いた資料によると、学習の目標は、登場人物の性格や気持ちの変化、情景などについて、叙述をもとに想像して読むことができる。読んで発表しあい、感じ方の違いに気づくことができる。また、感想文を書くことが目的とのことでした。

授業がはじまりました。体育館なので黒板はありません。ホワイトボードもありません。担任の先生はコの字に並ぶ児童が見える位置に座って「プラタナスの木」について、授業を進めていきます。音読のあと、3人から4人のグループで話し合いを求めます。情景の説明をして感じたことを発表するように求めます。多くの挙手…(積極的な姿勢に、私が4年生の頃と違うなぁと感じました)

「プラタナスの木」、男子3人、女子1人の物語、あまり人のこない公園、サッカーを楽しむ4人、大きなプラタナスの木、梅雨明けからおじいさんと知り合いに、木の枝や葉に届く栄養は、同じくらいの根があるからと聞かされて…何かを感じる4人。

夏休み、みんな旅行に、祖父母の家では台風が…帰ってから、いつもの公園での出来事、台風で倒木寸前のプラタナス、危険なので切り株だけが…おじいさんと会うことはなくなった…でも

グループでの話し合い、様々な意見…児童「何故、おじいさんは現れなくなったのか?」、児童「おじいさんはプラタナスの木だったのでは」…

担任の先生は、その場で答えは言いませんでした。「考える力」を…人を育むとの実感。(この日を迎えるまでの準備に注力されていたような=最後の校長先生の評価が良かった)

この後は、先生同士の研究協議、特別講演。

◆ビジョンの共有

◆グループ協議・考える力(児童の考える力、先生の、保護者・地域の)

◆聞くことの大切さ(児童は先生の話を、先生は児童の発言を、児童同士の発言に児童はうなずいて)

◆たどたどしい読み方=音読(噛み締めて読んでいる。情景を思い浮かべられてgood)

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感じることは1+1=2の答えばかりではありません。詰め込み型(正しい表現かどうか?)の授業から考える(想像する)授業に…私は大切だと感じました。教育現場は一人のために真剣。