扱い方よく知って楽しもう!
今日の公明新聞から
通勤、通学、レジャーにと、スポーツ用自転車が幅広い年代層に人気を呼んでいる。
一方で、日常の点検や整備が不十分なまま乗ったことが原因と思われる事故も多発していると、「国民生活センター」は点検や整備のポイントを紹介、事故の未然防止を呼びかけています。
【国民生活センター】
スポーツ用自転車には日常の交通手段を主目的にしたクロスバイク、道路競技に合わせ設計されたロードレーサーがある。人気の主流はロードレーサー。特徴はアルミニウム合金等を用いて車体が軽く、変速機などで、時速40~50キロと小型バイクなみの速度が出せる。
半面、軽量化により転倒などによる外部の衝撃に耐えうる強度に十分な余裕がない。駐輪中に横倒ししただけで、重要な部品が損傷・変形することがある。
これを放置したまま乗ったことが原因と思われる事故も多発している。
【全国の消費生活センター】
2010年以降、危害・危険に関する相談が838件寄せられ、うち152件がスポーツ車に関する相談がある。
スピードを出しやすいため、けがをした場合、重症化の傾向が強く、治療期間が3ヶ月に及ぶこともある。
【点検】
国民生活センターはスポーツ車について、各種実験を行い、結果、4箇所について定期的な点検・整備を呼びかけている。
「東日本大震災をきっかけに自転車の人気が高まり、特にスポーツ車を通勤や通学に使う人が増えている」と・・・ロードレーサータイプは小まめな点検や整備が不可欠で、事故の未然防止のために着実に行なってほしいと。
【重要な4箇所】
①ハンドルを取り付けてある前ホーク=日常的に、前輪を足ではさんで固定しハンドルをひねっともずれないか? 前ブレーキを握ったまま車体を前後に動かしてガタガタしないか? 確認が大事
②サドル=車体に固定しているボルトは定期的にゆるみがないか? 乗車前に必ず前後・上下に動かしてみる。
③変速機=レバーの動き通りに作動するか? 変速機が車輪側に傾いていないか? 接触していないか?
④車輪のクイックレリーズハブ=正しく固定されているか? ゆるみがないか? タイヤの上部を下に向かって数回たたいて、ゆるみがないか調べる。
【注意事項】
◎取扱説明書を再度読み、それに反した乗り方をしていないか?
◎説明書にある点検や整備を日常的にしているか?
◎不明な点があれば販売店に確認して
◎これから購入をお考えの方は、ヘルメット、手袋、ひざやひじのプロテクターを揃えて、道路に出る前に安全な所で練習をと呼びかけている。
【所感】
私も中学・高校時代にサイクリングを趣味にしていました。当時、キャンピングカーといわれる自転車で、ドロップハンドルに皮のサドル、鞄を前輪両側に2つ、後輪両側に2つと、合計4つ付けて、ギャは前3段、後5段の15段変速、速度を出すというよりも、重量感を感じながら、一日かけて山間部を上がったり下がったり、瀬戸内海の海はキレイだな~てな調子でした。
自転車ライフを楽しむ、何でもそうですが、楽しんでやりたいですよね!! だけど何でも基本が大切ですよね、自転車だからと甘く見ないで、道路を通行する軽車両として、乗る前の点検、安全運転、乗った後の整備を心掛けたいと思います。
ちなみに今は普通の自転車に乗ってます。
【参考】
車種別販売台数(平成15年から25年)で、スポーツ車は約3.5倍、電動アシスト車は約1.8倍だとか。