公明新聞から夜回り先生 水谷修氏インタビューです。
滋賀県大津市で、市立中学校の男子生徒が自殺した問題をきっかけに、全国各地で次々といじめの実態が明るみに出ている。いじめ根絶や教育の在り方を見直す上で何が必要か。識者にインタビューした。
◇
――いじめを防ぐための方法はありますか。
水谷修氏 いじめは、基本的人権を侵害する“重い罪”という考え方を共有することが大事だ。そのためには質の高い人権教育を行う必要がある。ただ、教員だけで勉強から道徳、生活習慣まで全てを教えるのは無理がある。地域にいる、法務省が委託した民間の人権委員や法務省人権擁護局の力を活用するなど、地域、各機関が連携して対策を行うべきだろう。国全体がいじめに関して繊細になっている今がチャンスだと思う。
滋賀県大津市で、市立中学校の男子生徒が自殺した問題をきっかけに、全国各地で次々といじめの実態が明るみに出ている。いじめ根絶や教育の在り方を見直す上で何が必要か。識者にインタビューした。
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――いじめを防ぐための方法はありますか。
水谷修氏 いじめは、基本的人権を侵害する“重い罪”という考え方を共有することが大事だ。そのためには質の高い人権教育を行う必要がある。ただ、教員だけで勉強から道徳、生活習慣まで全てを教えるのは無理がある。地域にいる、法務省が委託した民間の人権委員や法務省人権擁護局の力を活用するなど、地域、各機関が連携して対策を行うべきだろう。国全体がいじめに関して繊細になっている今がチャンスだと思う。
――いじめを引き起こす要因は何でしょうか。
水谷 いじめている子だって、心理的、物質的な圧迫を受けるなど、様々な要因を抱えている。親からの虐待などがそれだ。それをもっと弱い子に、いじめという形でぶつけている。僕はよく「いじめている子だって、いじめられている」と言う。いじめは“社会の病”が現象化されたもの。「将来に夢が持てる社会」だったら、いじめは圧倒的に減るはずだ。その観点から見ない限り、いじめを根絶することは無理だろう。
水谷 いじめている子だって、心理的、物質的な圧迫を受けるなど、様々な要因を抱えている。親からの虐待などがそれだ。それをもっと弱い子に、いじめという形でぶつけている。僕はよく「いじめている子だって、いじめられている」と言う。いじめは“社会の病”が現象化されたもの。「将来に夢が持てる社会」だったら、いじめは圧倒的に減るはずだ。その観点から見ない限り、いじめを根絶することは無理だろう。
――教育を行う学校は「どこよりも平和で安全な場所」というのが持論と伺っています。
水谷 教育の原点は信頼。信頼が存在しないところに教育は存在しない。信頼があるから親は子どもの命を学校に預ける。「信の再生」しか教育の再生はない。信頼されている人間は強い。信頼されないから、教員の不祥事も多いんだ。もう一度、信じ合うことから始めないと。
水谷 教育の原点は信頼。信頼が存在しないところに教育は存在しない。信頼があるから親は子どもの命を学校に預ける。「信の再生」しか教育の再生はない。信頼されている人間は強い。信頼されないから、教員の不祥事も多いんだ。もう一度、信じ合うことから始めないと。
――皆に伝えたいメッセージがあるそうですね。
水谷 今「いじめられている子」へは、必ず助けてくれるから、いじめられていることを一人でも多くの大人に伝えて欲しい。今が本当にチャンスだ。
「いじめている子」は、いじめというものが人の命を奪うものだと、今回の事件で分かったと思う。すぐにいじめをやめてほしい。自分がいじめたことを親や先生に伝え、一緒に相手に対し心から謝ってもらいたい。
「いじめを知っている君」は、君の大切な友人を失わないためにも自分の学校にいじめがあるなら、大人に伝えてほしい。必ず一緒に闘ってくれることを信じてほしい。
「全ての親」は、いじめが子どもの学校にあるかを聞いてほしい。「あなたもいじめられるから、関わっちゃだめ」と言わず、もし、いじめがあると聞いたら、各機関に訴えてほしい。あなたのお子さんを守ることにつながる。
最後に「全ての大人」へ。いじめはきちんと解決しておかないと、必ず一生残る傷を負う。だから、ただ逃げろとだけ言うのは無責任すぎる。子どもには、いじめに決着を付けてから、次の人生を始めさせるべきだ。
水谷 今「いじめられている子」へは、必ず助けてくれるから、いじめられていることを一人でも多くの大人に伝えて欲しい。今が本当にチャンスだ。
「いじめている子」は、いじめというものが人の命を奪うものだと、今回の事件で分かったと思う。すぐにいじめをやめてほしい。自分がいじめたことを親や先生に伝え、一緒に相手に対し心から謝ってもらいたい。
「いじめを知っている君」は、君の大切な友人を失わないためにも自分の学校にいじめがあるなら、大人に伝えてほしい。必ず一緒に闘ってくれることを信じてほしい。
「全ての親」は、いじめが子どもの学校にあるかを聞いてほしい。「あなたもいじめられるから、関わっちゃだめ」と言わず、もし、いじめがあると聞いたら、各機関に訴えてほしい。あなたのお子さんを守ることにつながる。
最後に「全ての大人」へ。いじめはきちんと解決しておかないと、必ず一生残る傷を負う。だから、ただ逃げろとだけ言うのは無責任すぎる。子どもには、いじめに決着を付けてから、次の人生を始めさせるべきだ。