財団法人日本自治創造学会主催の研修会が仙台市内の、東北福祉大學音楽堂けやきホールで、午後1時から開催され全国から約600人が参加しました。
まず、日本自治創造学会佐々木信夫会長が、「復興庁は仙台に設置すべき、被災地が中央陳情にいくのはまちがっている」と冒頭あいさつをした。会場の東北福祉大學の荻野浩基学長が歓迎のあいさつ。
◎講演の部では、東京大
学教授で東日本大震災復興構想会議・議長代理の御厨貴氏が登壇。
東日本大震災復興構想会議の苦労話を交えて、設置当初において菅総理からの方針が不明確だったにもかかわらず、復興が遅れているというマスコミの批判を受けると、復興構想会議が悪いと責任転嫁した。政治主導をアピールしたが、官僚嫌いの菅政権では何一つ進まなかった。結果、国から多くの復興支援メニューを発表はしたが、そのメニューの多さに、自治体はどれが自分地域に適しているか理解できない現状となった。
◎その後、東京大学都市工学の石川幹子教授から、「復興ビジョンと共生のまちづくり」と題して講演があり、次に前志木市長の穂坂邦夫地方自立政策研究所理事長の講演。
◎討論の部に入り、現地報告として、『宮城県南三陸町の被災実態と復興への挑戦』と題して、南三陸町の佐藤仁町長から、3月11日午後2時46分頃地震発生、午後3時25分頃最大波到着、波高は防災対策庁舎付近で15.5m、遡上高は19.1m(歌津)。
人的被害は死者・行方不明者計907名、人口における死者・行方不明者率5.1%。
ライフラインは、電気は5月30日、水道は8月1日にはそれぞれ復旧した。しかし、町外への二次避難所で約1800人が生活している。仮説住宅は町内で1709戸、町外の登米市に454戸、民間借上げ427戸(大半が町外)の現状報告がありました。
◎続いて、『岩手県宮古市の被災実態と復興への挑戦』と題して宮古市の山本正徳市長から
報告があり、3月11日午後2時46分頃地震発生、午後3時26分頃最大波8.5m以上到着、遡上高は37.9m田老・小堀内地区、39・7m重茂・姉吉地区。
死者・行方不明者558名、家屋倒壊数4675棟。仮設住宅は2010戸が完成し8月11日に入居完了。
◎南三陸町の佐藤仁町長、宮古市の山本正徳市長の2名共に、討論の最後には『必ず復興いたします、全国からの温かいご支援ありがとうございました』とメッセージを訴えた。



