子どもの貧困対策 学んできました。
こんにちは。田井くるみです。
7月25日(火)から27日(木)まで、高松市議会公明党議員会6名で先進都市4市へ勉強に行って参りました。
東京都荒川区では、近年、子どもの貧困問題が大きく取り上げられる中、次代を担う子どもたちのために、いちはやく全庁あげて取組みをスタート。今回は、子育て支援部の方に、その取組の内容と思いを伺ってきました。
荒川区の子ども貧困対策ではその柱となるもの、考えがあります。それは平成21年に一般財団法人荒川区自治総合研究所において、子どもの貧困を発生させる原因を解きほぐし、その問題の解消の施策を検討し公表された『あらかわシステム』という考え、提言です。平成21年、区の関係部署、専門家、そして保育士などの現場関係者によるプロジェクトをスタートさせ、データーだけでなく事例等を通して、子どもの貧困に至る経過として「リスク」と「決定因子」の存在があることを明らかにされました。その中では、リスクを持った子どもがすべて貧困になるわけではなく、親などの就労力や養育力などの決定要因が加わることで、よりリスクが高まり、子ども達や世帯のシグナルを早期に発見し、包括的にリスク軽減の方法を提供できるか、その重要性が示されています。
荒川区では、その提言を受けて行政としてできることから取り組もうと、例えば、早期発見のための庁内職員の連携強化、学習支援の重要性から全小中学校での「あらかわ寺子屋事業」、また今年度からは地域の力を活用した食事の提供や学習支援をおこなう団体への支援を通しての子どもの居場所づくり事業の拡充など。妊娠・出産期から、就学前、そして学齢期、奨学金制度など、子ども達の成長時期に合わせての施策の充実に取組まれています。
子育て世帯が孤立化しないために、市役所内そしてさらなる地域と連携しての取組みを広げていく重要性を感じました。
◎神奈川県大和市では、介護ロボット導入支援事業について
◎千葉県戸田市では、シティセールス戦略について
◎埼玉県柏市で地域包括ケアシステム、AED設置の推進などについて
現地でお話を伺い、かなりハードスケジュールでしたが、本市の課題解決のために、提案していける内容をさまざま勉強させていただくことができました。視察先の職員の皆さま本当にありがとうございました。
『区政は区民を幸せにするシステムである』・・・これは、平成16年に今の荒川区の西川太一郎区長が就任されてから、区制のドメイン(事業の領域のこと)を作られ、この言葉は区役所内にも掲示されていました。
区政の究極の目的、それは区民の「幸せ」の実現であり、組織、行政サービスを通じて、幸せを増やす、一人でも不幸を減らす取組みであり、誰もが真に幸せに幸福を実感できるあたたかい地域社会を築いていきたいと。子どもの貧困対策を進める荒川区の基本姿勢はここにあるということも伺いました。
実は今回、荒川区を訪問した時には、その西川区長が部屋の前を通りかかったとご挨拶にも来てくださり、また私たちが訪問した際は、関連部署の職員の方がお忙しい中、わざわざ笑顔で出迎えてくださったことに、感動!!そして、あらためて今回の視察を振り返る中で、私はこの言葉を思い出しました。
子どもの貧困問題、そしてさまざまな制度の狭間で悩み苦しんでいる人々。行政としての使命は、行政サービスを通して、地域住民の幸せを増やし、不幸を減らす取組みである。
私もその実現のために、議員の一人として、皆さまの声をしっかり届けていきたいと決意をあらたにしました!




