バックナンバー 2011年 8月 23日

終戦66年目の8月15日、霞ヶ浦平和記念公園内にある予科練平和記念館に行ってきました。昨年、開館された「空」を思わせる建物は空間をうまく取り入れたものと感じました。

入館をすると、入隊から始まり特攻に終わるまでの7つのコーナーがあり、映像を駆使した訓練風景や現地の方の体験談など戦争と平和を考えさせられるものでした。

初めて訪れましたが、予科練に入隊した青少年は制度が始まって終戦までの15年間で約24万人、うち約1割の飛行練習生が戦地に赴き、なかには特攻隊として出撃したものも多くおり、戦死者は8割の約1万9千人にものぼったそうです。

隣接している、雄翔館(予科練特攻隊の遺品等を展示している記念館)にも寄りました。

この地を訪れる2日前、平和を語る公明党創立者の随筆には次のように書かれていました。

ブラジルの天文学者モウラン博士との語らいで強く一致したことがある。権力者は安閑と座し、何の罪もない青年が戦場に送られる。この理不尽な歴史を、断じて繰り返してはならないという一点である。

戦争の犠牲になるのは、いつも青年だ。そして青年の母たちである。ゆえに、”嘆きの母”を出さぬため、青年が強くなるのだ。平和への連帯を広げゆくのだ。とありました。

雄翔館の展示の中に、母親にあてた特攻隊員の最後の手紙がありました。お国の為に身を処す決意と母に対する御礼が何通もありました。この手紙を受けっ取った母親の思いを考えると戦争の悲惨さがひしひしと伝わってきました。

「人間が人間らしく平和に幸せに生きること」の希望を叶えるためにがんばってまいります。

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