バックナンバー 2011年 8月 8日

8月6・7日でおこなわれた、立花一丁目団地まつりで役員として参加をさせて頂きました。8日の子ども神輿では、かつぐ皆さんの安全警備をおこないました。

6日は曇りベース、7日は少し雨が降りましたが、何とか無事に無事故の団地祭りを終えることが出来ました。開催前には様々な意見が出ましたが、来て下さった皆さんの笑顔を見たときに開催して良かったと思いました。

 

7月30日、前日の山形市から米沢市に移動をして、米沢市でもレンタサイクルを借りて移動をしました。米沢市上杉博物館の見学に訪れ、上杉鷹山公の藩内改革を学ばせて頂きました。

米沢市の視察に行くに当たり、第3期 米沢市教育・文化計画(案)を読んで質問をさせて頂きました。いくつかの質問と答えをご紹介します。

Q1➔子どもに対する上杉鷹山公への(郷土の誇りとして)認識向上のという意味で、幼少期、小中学校で取り組んでいる事がありますか?(副読本以外で)

A1➔小学校3・4年生の社会科では特に自分たちの住んでいる地域学習を中心に行い、その中で、鷹山公の業績や現在の生活とのかかわりについて学習していきます。また、鷹山公の言葉「なせばなる なさねばならぬなにごとも なさぬは人のなさぬなりけり」は常に子どもたちの、めあてとして意識されております。

Q2➔「実学性の重視」のなかで、米沢チャレンジウィークとして中学生が、4~5日連続して職場体験をするとありますが、この事業の実施前後で生徒の取り組みの変化を何かの形で公表していますか?また、それに対し講評などはどのようにおこなっていますか?

A2➔米沢チャレンジウィークは、キャリア教育として、中学生が職場体験学習を行うものです。この事業を行うにあたり、実施協議会を設置しております。実施協議会では、実施前には計画を立てると共に、実施期間中には中学生が職場体験をしている事業所を見学し、実施後は反省を行います。また、まとめのリーフレット(本事業の評価)を作成し、保護者や協力事業所などに配布すると共に、実施前と実施後に市の広報に記事を載せ、市民に広く周知しています。

Q3➔「生きる力を育む学校教育」を目標に掲げ、基本理念は変えずに取り組むようですが『めざす子ども像は』、「がってしない子ども」であり、「おしょうしな」の心を再確認し、感謝の気持ちを表せる、暖かな人間関係を構築していくとありました。今後10年を掛けて、どの部分が「がってしない」と判断されるのか、また数値目標もあれば教えてください。

A3➔数値目標などはありません。生きる力を育むとはこれからの教育に求められていることであり、国の学習指導要領や山形県の教育振興計画とも十分目標を共有できるものと考えています。しかしながら、本市の子どもたちの実態を考えたときに、生きる力を育むために必要なのは「心のたくましさ」であり、あきらめずに努力や挑戦しようとする心を育てることであると考えました。新のたくましさ・強さとは、一人で達成できるのものではなく、多くの人に支えられ、多くの人を受け止めて、はじめて強さにたどり着くものと考えます。そこで、「がってしない(たくましい へこたれない)」と「おしょうしな(ありがとう)」という米沢の方言を取り上げて、この2つがバランスよく子どもたちの中で育てていけるようにしていきたいと考えています。

「なせばなる なさねばならぬなにごとも なさぬは人のなさぬなりけり」との名言を地域学習の基本として、小学校低学年から教えていく姿勢は素晴らしいと感じました。我が区もこのような視点を大切にしていく教育を推進させて行きたいと思いました。

7月29日、昨日の仙台視察を終えて、午前中に山形駅に到着。午後より山形市観光案内センターにて無料のレンタサイクルを借りて、山形市総合学習センターの視察に向かいました。

霞城公民館と併設をされている、半円形の建物半分に総合学習センターが入っており、教育関係者の研修や教育相談及び市民の文化・芸術等の講座など、総合的な学習の場になっているとの説明でした。教育相談事業に力を入れており、不登校児の相談や言語障がい児の相談など、様々な相談体制と共にそれに携わる関係者の交流や指導などを活発におこなっていました。また、理科教育のセンターも入っており、親子研修や実技講習なども盛んにおこなわれているとのことです。教育の情報ネットワークシステムの集中化もおこなっており、市内各学校への情報教育支援事業も充実しているとのことです。大変参考になりました。区にも総合学習センターの推進を図っていくべきだと感じました。

7月28日、仙台市に行政視察に行きました。お忙しい中、防災課長が墨田区と締結している防災総合支援協定について、被災時の災害対策本部の動きなどを詳細に教えてくれました。特に感じたことは、大都市圏での相互応援体制がしっかりしており、12日には神戸市、13日には横浜市の先遣隊が、道路のルート情報など、今後の物資の配送の仕方などの情報も素早く対応をしてくれたこと。一方で迅速な対応を阻害した要因として、マスコミにも放映されていたが、重油の不足(特に非常用発電用)と通信手段の不足があったとのこと。(防災行政用無線機は、停電時20時間は持つが電気回復前にバッテリー切れを起こしてしまった。また一通話3分の制限があることなど)様々な意見を聞かせて頂き、応援体制や備品の準備体制について参考にさせて頂きました。

午後からは、若林区の被災地を現地視察させていただきました。2階まで津波が押し寄せた荒浜小学校や土台だけが残された荒野など、茫然としてしまいました。被災地での一日も早い復興を祈ります。

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