バックナンバー 2017年 9月
忸怩たる思いとはこのことをですね。
ご覧の通り、我が家に帰る道が塞がれ、よそのお宅の敷地に入る形で迂回して帰ります。今回の台風18号で、ほとんど形をとどめていなかった空き家が倒壊しました。明日、通路を確保する作業を岡山市にやっていただきます。空き家対策の法律ができて、それを受けて岡山市にも条例ができたから、ようやく手をつけれるようです。
しかしこうなることは分かっておりました。誰が見てもわかります。もうずいぶん前の事です。この倒れた家屋が、まだ十分形をとどめていて、 一部屋根が抜け落ち、屋根瓦が通行人の頭の上に落ちてくる状況で、住民はブルーシートを張って、その下をヒヤヒヤしながら身をかがめて歩いていました。当時は、特に私道ということもあって、行政は手を出せませんでした。その後、すべて屋根が落ち、一部の壁が残るばかり、そんな状況になっておりました。その後も住民からは相談が寄せられておりましたが、当局としては、遠隔地にいる所有者に頼むことしかできませんでした。そして、このような状況です。もし、その時、通行人がいたら、と考えるとぞっとします。
法律や条例の重みというものを、改めて痛感しております。
しかし、市民を守るとうことは、最優先課題であり、様々な場面で誰もが口にすることであります。
誠に申し訳ない限りです。
守らんといけんじゃろう!
誰が守るん!