6月4日 公明党田原支部として、山下田原市長へ要望書を提出いたしました。
国民の皆様の努力と協力によって新型コロナウイルス新規感染者数は減少傾向に転じ、全国で緊急事態宣言が解除され、事態は着実に収束に向かっている。しかしながら、治療薬の開発や検査体制の拡充を含め、医療体制の整備が不十分なままでの宣言解除に不安な声も大きく、あらゆる手立てを講じた迅速な感染拡大防止対策が求められる。特に梅雨期や台風シーズンを控え、大規模災害が発生した場合に備え、避難所における感染症対策に万全を期することが重要である。
私ども公明党田原支部にも避難所が「3密」状態となることを危惧する多くの市民の声が寄せられている。国と県と連携し、備蓄の強化、避難所の拡大、避難所運営の人材育成・確保等、地方創生臨時交付金等を活用し、速かに対策を講じる必要がある。そこで、地域住民が安心して安全に避難所を利用できるよう、避難所における感染防止対策の強化について、下記の点を要望するものである。
1 避難所におけるマスク、体温計、消毒液等の資材確保をはじめ、感染防止対策としての必要な段ボール間仕切り、段ボールベッド、パーテーション等の備蓄や整備を強化すること。
2可能な限り多くの避難所を開設するため、国や県、自治体等が所有する研修所・宿泊施設・公民館等や旅館・ホテル等を活用した分散避難体制を速やかに構築すること。また、親戚や友人の家等への避難の周知も行うこと。
3災害ボランティア、消防団等が安全かつ円滑に被災者支援に携われるよう、ボランティア団体の経営サポートや自主防災会の体制強化を図り、、被災者支援の環境整備を行うこと。
4避難所の負担を軽減するため、非常用の持ち出し袋等にマスクや消毒液等の感染予防グッズを備蓄する等、自助の向上の啓発を強化すること。