Archive for 2012年 4月 20日
復興支援へ広がる上映運動
東日本大震災の被災前に宮城県石巻市を中心に撮影された映画「エクレール・お菓子放浪記」が復興のシンボルとして注目を集めています。
入場料の一部を義援金に充てる草の根の上映運動が各地が活発に展開され、公明党も後押ししています。
◎映画『エクレール・お菓子放浪記』は、様々な出会いと別れを繰り返し、戦中・戦後を必死に生き抜いていくアキオ少年の姿を通して、いわばお菓子への憧れを平和への希望にまで昇華したともいうべき作品です。
原作は、小説家・西村滋の自伝的作品『お菓子放浪記』。
読む者に静かな感動を与え続け、初版以来35年にもわたって読み継がれるロングセラーになっています。
監督:近藤明男、ゼネラルプロデューサー:鳥居明夫
昨年3月10日、東京で完成披露試写会が行われ、約700人の観客を感動に包み、全国上映へ順調な船出をしたかに見えた。
しかし翌11日東日本一帯を襲った大震災により事態は一変。
メーンロケ地の石巻市には大津波が押し寄せ、エキストラとして出演した多くの県民も震災の犠牲者となりスクリーンに映し出された美しい街並みも破壊された。
くしくもこの映画がメッセージとしていた“支え合う心”の連帯を求める機運が高まった。
口コミで映画のことを知った各地で市民らが主体となり、復興への希望を込めて公共施設などで草の根の上映会が始まった。
◎上映を推進する公明党の伊藤渉前衆院議員(次期衆院選予定候補=比例東海ブロック)は同映画の鳥居明夫ゼネラル・プロデューサーと対談。
鳥居氏は、映画を製作しようとしたきっかけは・・・9割の市町村には映画館がない状態。
地方が衰退する象徴のように思えてならない。
地域の人が元気になるような、人と人の心をつなぐ温かい映画を作りたいと思っていた時、この映画の原作に出会ったという。
この映画が心の復興に果たす役割について・・・ある映画館に(今回の震災で)娘さんを亡くした母親が映画を見にきて下さった。
娘さんが映画のエキストラで出演されており「きょうはスクリーンの娘に会いに来ました」と話されていたという。
今やこの映画は、被災者に寄り添い、心の復興への希望の光となるとともに、日本中を一つにつなぐという、1本の映画を果たそうとしていると語った。
