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3月17日 政治評論家・森田 実(みのる)氏の『言わねばならぬこと』
若者が多くの可能性を持てる時が到来した。
(聖教新聞17日付・エール 今を生きる君へ)
和服を着て、政治を評論する姿が印象的な森田さん。
今年で80歳。古今の名著を通し、社会に鋭いメッセージを発信し続けている。
「我、80歳にして若者の役に立ちたい!」こういう心境なのです。
若者の低投票率。
若者の政治離れ。
「若者と政治」というと、ネガティブな印象が強い。
その原因は、政治側の責任です。
政治を成り立たせている、政治家、行政官、それからジャーナリストや諸団体。
それら政治を推進する主体の劣化が、最大の原因です。
特に、若者が関わりづらい閉鎖的な政治のありかたと、若者にとって一番大事になる、仕事を与える意識がないこと。
これが若者を失望させ、政治は頼りにならないと距離を置かせてしまっているのです。
森田氏は、近代の日本の歴史を15年周期で捉えている。
1945年8月15日、第2次世界大戦の終わった日が、現代史における最大の転換期。
それからの15年は復興期です。
この時は、大人も若者も力を合わせ、希望に燃えて、前向きに進みました。
次の15年は経済成長期。
それまでの政治主導から、経済の時代へ移行します。
それでも、少なからず、政治の時代を引きづっているので、若者」の政治意識は高い。
ただ意識は、上向きから横向きになります。
その後、オイルショックを契機に、世界に変動が起きます。
日本も、政治と経済だけで推進してきたのを見直そうとする。
その見直しが終わり、変革期に入るのが、1990年。
しかし、これが同時に混迷期の始まりになります。
政治・経済・社会システムの混迷です。
これは、2005年からの低迷期の一つの終着点が昨年の東日本大震災だと思っています。
日本人の意識に与えた衝撃は、終戦と同じくらい大きなものです。
これによって、若者たちの意識は、大きく変わりました。
大きな視点に立って日本を見直しています。
日本文化の再評価も行われています。
ボランティアへの意識も高まりました。
その意味で、今は大きな変動期です。
若者が多くの可能性をもてる時が到来したのです。
・・・・・・・若い時代は、大きなテーマを議論すべきです。
年金とか医療は、大人が考えるべき問題です。
どんな日本を築きたいのか。
社会はどうあるべきなのか。
人間はどう生きるべきなのか。
若者が、そうした議論を活発に行うことによって、大人も刺激を受けます。
そうやって、互いに触発しあうなかで、希望が増えていくんです。
