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立川市 山本美智代
yamamotomichiyo@tbz.t-com.ne.jp

高齢者居場所カフェや交流サロンの展開について

◆13番(山本みちよ君)


地域包括ケアシステム将来像について、地域ぐるみ支援体制が必要だというが、地域ぐるみの支援をつくり上げるためには、人間関係を築かなくては成立しない。そのために、顔見知りになる、また交流を深めることのできる地域の拠点、居場所の整備の必要があると考える。そこで、伺うが、立川市の考える地域包括ケアシステムの構築に向けた地域拠点とはどういうものなのか、整備の必要性についての考えを伺う。

 

◎保健医療担当部長(横塚友子君)


 

地域拠点の整備につきましてでございますが、行政主導により圏域ごとに地域拠点を整備し、その拠点を中心に支援をしていく、あるいは地域拠点を居場所の一つとして高齢者の活動支援をすることは、今後の高齢者の増加により対応が難しい状況となることが想定されます。

 

今後は、住民みずからが地域づくりの視点を持ち、地域のつながりをつくっていく過程において、地域でのさまざまな工夫による拠点づくりを側面から支援することを目指してまいります。そのためには、生活支援コーディネーターなどの活動が一層重要になっていくものと考えております。

 

◆13番(山本みちよ君)


現在、立川市における高齢者の居場所カフェ、また交流サロンは進んできていると感じるが、どこまで進んでいるとお考えなのか、現状と合わせ、活動の内容について伺う。

 

◎保健医療担当部長(横塚友子君)


カフェやサロンの育成は、地域福祉コーディネーターや生活支援コーディネーターが立ち上げ支援と、その後の活動支援にかかわっております。その活動により、これまでに社会福祉協議会の支え合いサロンに登録した団体は158で、そのほかに独自に活動している団体数が4となっております。

これらの団体の活動内容はさまざまでございますが、茶話会や体操などを行っている団体が比較的多い状況となっております。

 

◆13番(山本みちよ君)


自分たちで健康を維持しようという考えが、徐々に普及しつつあると感じている。私の82歳の母も、現在2カ所の健康体操に通い、先日からお友達の声掛けでフォークダンスも始めた。自主的に外に出ていける方、また体操、健康体操では足りないと、こういった方には今あるものや、新たなものへの参加を促していただきたい。

一方、その先の課題として、みんなと一緒の体操にはついていけなくなってきた、自信がないということで、ひきこもりぎみや、不活発症候群になるような方もいらっしゃる現実がある。そうした方へのアプローチの準備が必要と考える。

先日、日帰りで長野県上田市に視察に伺った。ここでは、10年目に入った活動さらに進化し音楽レクリエーションに各地区の自治会長さんも参加され、各地域に帰って自治会員の皆さんと一緒に楽しみながらカラオケ体操をしたり、童謡を口ずさみながら、きっちりとした体操というよりも、楽しみながら体を動かす、こうしたような活動をされていた。

終了後、中心者の皆様と意見交換。しっかりとした体操を楽しめる方は出かけていき、健康維持に努めてもらうことが可能である。そのために、小さなサロンでのお茶飲み会や今あるようなサロンの中にも自分たちで出向いていって一緒に体を動かす、こうした活動をしているとのこと。

さらに、上田市では、ひきこもりぎみな高齢者の方へのアプローチとして、その方の自宅への訪問型といった取り組みも始めておられた。高齢者の閉じこもり防止のためにも、皆で集い合い、交流のできる活動の拠点、居場所づくりの整備とともに、さらにきめ細かなプログラムも用意し、御本人に合った選択ができる態勢が求められてくると考える。

そこで伺う。立川市のサロン活動の今後の展開についてお示し頂きたい。

 

◎保健医療担当部長(横塚友子君)


カフェやサロンの展開につきましては、引き続き地域福祉コーディネーターや生活支援コーディネーターによるさまざまなカフェやサロンの育成に取り組んでまいりますが、今後は、高齢者のひきこもり予防や介護予防のために、健康体操を活動内容とするサロンの育成を進めてまいります。

その際には、今年度、ラジオ体操を普及するための体操プログラムを作成いたしましたので、そのプログラムに取り組んでいただくための支援を行ってまいります。また、次年度以降は、認知症施策の推進の一環として、認知症カフェの育成を検討してまいります。

 

◆13番(山本みちよ君)


ラジオ体操と新たに作られた立川市の体操について、講師の方が三回にわたって受講したが、かなりハードな内容だったと伺っている。立川市で力を入れてつくられた体操の普及も図りながら、さまざまな方への対応も考えていただきたい。