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立川市 山本美智代
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集音スピーカーの設置で「聴こえの支援」を

◆13番(山本みちよ君)


次に、集音スピーカーの設置で「聴こえの支援」をについて。
このことについては、平成26年第4回定例会でも提案させていただいた。今後、増加が想定される高齢者や聞こえの支援が必要な方への「会話支援」として、受付窓口に集音スピーカーの設置ができないかというもの。

補聴器をつけるほどでもなく、少し聞こえが悪い段階では、御本人も自覚がないといった場合もある。対話の際にスムーズな会話と意思疎通ができ、情報をきちんと伝えていくためにも、ぜひとも会話支援の道具として、集音スピーカーを窓口に設置できないかと考えるが、いかがか。

 

◎福祉保健部長(井田光昭君)


次に、障害福祉課の窓口の集音スピーカーの設置の御質問でございます。
現在、障害福祉課窓口には補聴器の聞こえをクリアにする放送設備であります磁気ループの卓上型のものを平成26年5月から設置してございます。この磁気ループの利用方法につきましては、専用マイクを使用して磁気コイルつき補聴器を装着している方に話しかける方法と、補聴器を装着していない方については、専用マイクを通して補助受話器を利用して話しかける方法がございます。
障害福祉課の窓口では、聴覚障害の方に必要に応じて磁気ループの使用をお勧めしておりますが、磁気ループがなくても会話できる方や、筆談、手話を希望される方が多く、通常の窓口対応における磁気ループの利用状況は余り多くないのが実情となってございます。

 

◆13番(山本みちよ君)


 

磁気ループが平成26年5月、用意をしたとのことだが、どういうような形のものなのか、教えていただきたい。

 

◎福祉保健部長(井田光昭君)


この磁気ループの卓上型といいますのは、マイクと受話器がございまして、それでマイクを通して音声が出るんですが、聞こえにくい方には、そのマイクのほうを耳に当てていただくというものなんですが、耳に当てて聞いていただくと。(「受話器」と呼ぶ者あり)--受話器です、すみません。
受話器を耳に当てて聞いていただくんですが、そうしますと、手がふさがってしまうということで、使い勝手としては余り。ですから利用される方が手話であったり、筆談であったりということを選択する傾向もあると思います。そんなものが今障害福祉課の窓口に設置してありますものでございます。

 

◆13番(山本みちよ君)


今御説明いただいた。せっかく用意していただいて、本当にありがたいなと思うが、手がふさがってしまうということで、設置すればいいというものではないんだなと、本当に利便性を考えるということは、使う側の立場に立ってどうかということを、まず第一優先で整備をしていっていただきたいなというふうに感じる。

そのタイプだと片手がふさがるということと、受話器を持たなきゃいけないということですね。聞こえませんというアピールの。私が今申し上げて、これまでに申し上げているものは、もう少しさりげなく自然な形で集音ができて、音がクリアに届くという卓上スピーカーというものが、今だんだん技術開発でされてきている。

私も含めて、これから年々歳々年を重ねていけば、だんだんと音が聞き取りにくくなるわけで、さりげないこうした聞こえの支援という配慮は、来た方のプライドも傷つけることなく、そして伝えるべき情報をきちっと伝えることができるということで、今後はますます重要になるのではないか。

種々機種があるかと思うが、ぜひとも性能を知るためにも、お試し期間とかレンタルなども活用して、効果を確認し、真に来庁された方が使いやすい形、そうしたものを設置していただけないかと、具体的に進めていただきたいと考えるが、いかがか。

 

◎行政管理部長(田中準也君)


聞こえの方の支援ということでございます。
全庁的なお話で申し上げますと、現在総務課では聞こえの支援ということで、先ほど障害福祉課のほうでも使っておりますループヒアといいまして、補聴器をお持ちの方の補助的な用具でございますが、それを貸し出ししようということで、必要な部署が借りるということで対応しているところでございます。
議員御提案の集音スピーカーにつきましては、非常に今御紹介にあったように高価なものでございますので、その窓口での使用の実情であるとか、それから効果を含めまして研究してまいりたいというふうに考えております。

 

◆13番(山本みちよ君)


性能がいいということは、それなりの値段、またレンタル料というのも発生するかと思う。
やはり高齢者の方、なかなか聞き直す事も言いづらい。やっぱりよくわからなかったと、後で戻ってきてから言われるケースもあったりする。その場で聞くにもやはり限度というのがあったのかなとか、いろんなことをおもんぱかるというか、考えるが、そうしたことがないようなやりとりができる体制が望まれる。全窓口には設置が難しいようであれば、まずは必要性が高いと思われる高齢福祉課への設置を進めることは考えられないか。

 

◎保健医療担当部長(横塚友子君)


高齢福祉課の窓口に設置できないかとの御質問でございます。
確かに今御質問にありましたとおり、高齢になりますと聞こえづらくなる方がいらっしゃいます。そのような方たちが不便なく窓口で対応が受けられるようにすることは必要なことだと考えてございます。そのための方法として、既存の集音機器の利用方法も含め、御提案のあった内容とあわせて調査研究をしてまいります。

 

◆13番(山本みちよ君)


ぜひ一歩進んだ研究、検証、導入に向けて進むことを要望する。そして、これ行く行くではありますけども、この会話支援のスピーカーは、子どもたちにも大変な効果があるということなので、子どもたちへの聞こえの支援、その活用も視野に入れていただきたいということも、あわせて要望させて頂く。