空き家に関する相談や活用を含めた対策のための相談窓口の一本化について
◆13番(山本みちよ君)
次に、空き家に関する相談や活用を含めた対策のための相談窓口の一本化を図れないかについて伺う。
空き家には、活用できる空き家と、いわゆる危険な空き家と言われるものがある。これまで本市の対応は、活用できる空き家は住宅課、危険な空き家は生活安全課、樹木などの繁茂や小動物などの対応は環境対策課といったように各課に分かれている。今後、増加が予想される空き家対策についての相談窓口を、市民の利便性を考えて一本化すること、また庁内体制の連携整備などが求められてくると考える。
本市の空き家対策の相談窓口の現状をどのように考えているのか伺う。
◎市長(清水庄平君)
次に、空き家に関して、窓口体制についてでありますが、現状、生活安全課、住宅課、環境対策課及び建築指導課が苦情や相談、利活用等、それぞれの所管ごとに、また必要に応じて庁内連携を図りながら対応しております。当面は、現在の体制の中で可能な限り迅速に、かつ適切に対応してまいりたいと考えております。
◆13番(山本みちよ君)
空き家は、いわゆる危険な空き家と言われるものと、活用していける空き家といったものに分類されるということで、現在、市民の方から寄せられる相談内容は、ほとんどが危険な空き家に対するものが多いのではないかと感じている。しかし、今後、活用できる空き家に関する考え方が成熟していったときには、この活用に対する相談も増加するのではないか。
今後のあり方として、庁内の体制、例えば空き家対策課といったような部署をつくるといったような一本化は考えられないか。
◎市民生活部長(渡辺晶彦君)
窓口の一本化ということで、今、議員おっしゃいましたように、現在、市民生活部の中の住宅課と、それから生活安全課、それから環境対策課、また税部門のところも関連して、それぞれ対策をとっているという状況でございます。
空き家に関しては、大きな社会問題としての取り組みが必要になるかというふうに思っております。それらに適切に対応するにはどういう体制が必要なのかというのは十分検討していかなければならないというふうに思っていますし、今後、市の空き家施策の方向性とあわせて検討は進めていきたいというふうに考えております。
◆13番(山本みちよ君)
大変多岐にわたる部門がかかわるということは理解するが、やはり市民の立場、利便性から考えると、ここに相談すればいいんだなということがわかる体制が必要ではないか。
◎市民生活部長(渡辺晶彦君)
空き家の案件については、複数の所管部署にまたがっていますし、それぞれ対応が必要になる場合というのもあると思います。市民の方にとってみれば、やはり煩雑になるというふうに感じることも考えられますが、一般的に特定の空き家、危険な空き家ということでしたら市民生活部ですので、生活安全課のほうに来ていただければ、対応というのはとれるというふうに思っております。それ以外の住宅に関する、また空き家に関する相談窓口というのはまだはっきりとはしていないんですが、一応住宅課に住宅相談係というのがありますので、第一義的にはそちらのほうに来ていただくことになるのかなというふうに考えております。
◆13番(山本みちよ君)
現状では今の体制でいくとのことなので、ぜひとも市民の方が迷わないような、また適切な丁寧な対応を心がけていただきたいことを要望とする。