【議事録】R07第1回定例会
【もくじ】
●本会議・一般質問(令和7年2月27日)
●予算特別委員会(令和7年3月11日~17日)
●本会議・議案審議(令和7年3月24日)
本会議・一般質問(令和7年2月27日)
◆12番(瀬順弘君) 公明党の瀬順弘です。それでは、通告に従って一般質問を行います。
まず1点目、市民の円滑な移動について。
立川市の大きな発展の要因の一つとして、鉄道網の充実が挙げられます。JR立川駅には中央線、南武線、青梅線などが乗り入れ、多摩モノレールは玉川上水駅を含めると市内に8駅、市北部には西武拝島線も通っております。
また、バスは主に立川駅を中心に路線が形成されており、交通不便地域解消を目的に、コミュニティバスのくるりんバスも立川市が運行しております。
しかしながら、市民の皆さんから寄せられる御意見や御相談には、交通の課題や円滑な移動に関することも多いのが事実であります。私に限らず、他の議員や市にもそのような声が多く寄せられているかと思います。
現行の立川市総合都市交通戦略では、立川市における交通の課題として、バスネットワークが形成されているが、地域拠点間を結ぶ路線は少ない。未整備の都市計画道路や、コミュニティバスが運行できない狭幅員道路も多くある。自転車走行空間は一部整備されているが、ネットワークは未形成。歩行空間に関しても改善の余地が残されている、などを挙げられております。
高齢化の進展や働き方の変化など、新たな環境の変化による課題も顕著となっている状況であり、今回は市民の円滑な移動について3点、質問をしてまいります。
小項目の一つ目、地域公共交通計画策定に向けた状況について伺います。
市は、令和6年度、7年度にかけて、持続可能な公共交通の在り方を明らかにするため、立川市地域公共交通計画の策定を進められております。これからの公共交通については、市民の円滑な移動を確保する、また市民の生活を支えるという観点が重要であると考えますが、どのような計画をつくっていくのか、お示しください。
また、計画の策定に当たっては、市民の移動の実態、ニーズを的確に把握することが必要不可欠であると考えますが、市はどのような手法でそれらを把握していくのか、お考えをお聞かせください。
小項目二つ目、西地下道についてです。
立川駅南北の移動ルートとして、駅東西にそれぞれ地下道があります。南北の移動だけではなく、西地下道は市営駐輪場へのアクセスルートでもあります。この地下道を自転車に乗ったまま走行している人が多い。しかも、スピードを出して走行する人もいて、歩いて通行している際に危険を感じるとの市民の声が寄せられます。
まず、市として地下道の自転車走行の現状をどのように捉えているのか、お答えください。
小項目の3点目、シニアカーの置場について伺います。
高齢になり自転車に乗るのが不安になってきたが、バスは便数が少なかったり、またバス停が遠くて不便という声があります。近距離・短時間なら歩けるが、少し距離のある病院やお買物、ちょっとしたお出かけの際の移動手段としてシニアカーを利用されている方がいらっしゃいます。お買物のときには重い荷物を持って帰るのは大変で、シニアカーがとても便利、シニアカーがなければ外出の機会も減り、家に閉じ籠もってしまうだろうともおっしゃっておられました。
しかし、駅前の病院や商店などはシニアカーのまま中に入れるところが少なく、短距離であれば歩けるので、駅周辺にシニアカーを置いておく場所を設けてもらいたいとの声があり、昨年第1回定例会の一般質問でも、市の駐輪場にシニアカーを置けないか、どこか実証実験的でもいいので導入してもらいたいと求めました。
そのときの御答弁は、「まず、自転車等駐車場において試験的な実施が可能かどうか、課題の整理は進めてみたい」というものでありました。
その後、前回定例会で、我が会派の伊藤幸秀議員から同様の質問をし、現時点で市営自転車等駐車場への置場設置は環境として難しい。利用者の視点に立った目的地近傍での場所の確保ということについて、民間施設も含め、可能性について検討を進めていきたい、との趣旨の御答弁がございました。
なかなか実現に至らない現状でありますが、どのような課題があるのか、お示しいただきたいと思います。
大項目の2点目、道路の安全について。
まず、小項目の陥没事故についてお伺いをいたします。
さきの議員も質問をされておりましたけれども、市民の皆様の関心の非常に高いことでございますので、重なる質問もあるかと思いますが、お尋ねをさせていただきます。
本年1月28日、埼玉県八潮市で道路が陥没し、走行中の2トントラックが転落する事故が発生し、運転手の男性はいまだに安否不明となっております。一刻も早く救出されることを願います。
事故の原因は、埼玉県東部12市町の下水が集まる直径4.75メートルの下水幹線の破損であったことから、大きな被害になったとされております。転落という直接的な被害だけではなく、陥没拡大のおそれがあるとして、避難区域・警戒区域の住民の皆様は避難を強いられることとなりました。
また、管渠閉塞の可能性や救助活動のため、八潮市だけではなく広い地域で節水、下水道の使用の自粛が求められ、風呂や洗濯等の排水を控えなければならないなど120万人の生活に影響が及んだほか、事業者も休業や事業縮小を余儀なくされるなど、大きな影響が及んでおります。
2月11日には千葉県大網白里市の住宅地で道路の中央部分が幅2メートルほどにわたって陥没し、空いた穴から水が激しく噴き出し、水圧で付近の建物の窓ガラスが割れたり、屋根の一部がめくれ上がるなどの被害が出ました。こちらは、地中に埋設された上水道管が破損し漏水したことが陥没の原因とされております。
これらの事案を通し、私のところにも市民の皆様から、立川市の道路は大丈夫なのか、市として下水管の安全の確認は行っているのかなどの御心配の声が寄せられております。
そこで、まずお伺いいたします。八潮市の道路陥没、また大網白里市での水道管破裂の事案について、市としてどのように感じ取られておられるのかお聞かせください。
また、八潮市の事故は、下水管の破損が原因と言われておりますが、市として下水管の安全確認などは行ったのかお答えください。
大項目3点目、防犯対策について伺います。
警察庁が発表した令和6年の犯罪情勢によりますと、日本における刑法犯認知件数は平成15年から令和3年まで減少を続けてきましたが、戦後最少となった令和3年以降、3年連続で前年を上回り、令和6年は73万7,679件と、前年比4.9%の増加となりました。
罪種別で見ると、窃盗犯が全体の3分の2を占めておりますが、知能犯は令和3年と比較すると件数が70%近く増加をしております。詐欺だけで見ると、件数は前年比24.6%増で、1被害当たりの被害額が高額化している実態が認められるともされております。
依然続く特殊詐欺に加え、いわゆる闇バイトと呼ばれる犯罪も連日のように報道されており、市民の犯罪に対する不安が増大しております。
そこで、まず立川市における特殊詐欺や闇バイトによる強盗事件の発生状況はどのようになっているのか伺います。
あわせて、被害防止対策が重要と考えますが、それらの犯罪に対する市の対策についてお聞かせください。
以上で1回目の質問を終わります。
○議長(福島正美君) 市長。
◎市長(酒井大史君) 瀬順弘議員の一般質問にお答えをいたします。
私からは、陥没事故に関しての御質問にお答えをいたします。
さきの議員への質問に対する答弁と重複をいたしますが、埼玉県八潮市の道路陥没事故を受け、下水道に関する国からの通知といたしましては、下水道管理者に対し、引き続き適切な時期に点検を行うとともに、点検により施設に異常があることが把握された場合は補修を行うなど、適切な施設管理を徹底することで、下水道の破損に起因する道路陥没の未然防止に努めること、また流域下水道管理者が管理する一定規模以上の下水道管路について、目視等による緊急点検を行うことを要請する通知が出されました。
本市におきましては、通常点検を継続するとともに、国の緊急点検の対象とはなりませんでしたが、緊急点検と同規模となる内径2,000ミリ以上の下水管路、延長14.3キロメートルについて目視による自主点検を行い、異常のないことを確認したところでございます。
残余の質問につきましては、それぞれ担当の部長より答弁いたさせます。
○議長(福島正美君) まちづくり部長。
◎まちづくり部長(野澤英一君) まず1点目の地域公共交通計画の検討の進め方につきましては、移動についての需要の変化や交通事業者の運転手不足など、地域公共交通を取り巻く環境は日々変化しており、将来を見据えた計画を策定することが必要であることから、地域公共交通に対する現在と将来の移動需要を把握するため、昨年12月の環境建設委員会に報告した調査計画に基づき、公共交通の運行状況など本市の現状や市民アンケート、ワークショップ、関係者へのヒアリング等の調査を進めているところでございます。
2点目の立川駅の南北をつなぐJR線路下の西地下道を通行する自転車のマナーにつきましては、広聴カード等でも御意見をいただいており、市といたしましても、自転車の交通ルールの遵守及びマナーの向上が課題であると認識しております。
3点目のシニアカー置場の市営駐車場への設置につきましては、機械管理による駐輪場ではシニアカーを正しく認識できないことに加え、シニアカーと自転車等が共同利用することによる動線上の危険性などの課題があるものと考えております。
以上です。
○議長(福島正美君) 市民生活部長。
◎市民生活部長(太田弘幸君) 市内における特殊詐欺及び強盗事件の発生状況についてお答えいたします。
闇バイトが関係する事件であると正確に把握することはできませんが、警察の公表する令和6年中の刑法犯認知件数速報値では、市内における特殊詐欺の認知件数は42件、強盗事件の認知件数は2件となっております。
市では、特殊詐欺の被害防止や各種防犯対策として、立川見守りメールで随時の注意喚起や市広報紙、ホームページでの特集記事による周知啓発、イベント等での啓発物品の配布、自動通話録音機の無償貸与などに取り組むとともに、JR立川駅での警察、関係団体等と連携したキャンペーン活動への参加などに取り組んでおります。
なお、昨年9月に近隣市で闇バイトによる強盗事件が発生した際には、立川見守りメールで、闇バイトの犯行手口や防犯対策について情報提供する注意喚起を行いました。
引き続き、警察と連携した防犯対策情報の周知啓発に努めてまいります。
以上です。
○議長(福島正美君) 瀬議員。
〔12番 瀬 順弘君登壇〕
◆12番(瀬順弘君) 御答弁をいただきましたので、2回目の質問を行います。
まず大項目一つ目、市民の円滑な移動についてです。
地域公共交通計画の策定に向けた取組等、お示しをいただきました。これまでアンケートやヒアリングなどしてきたというようなことで御答弁をいただきました。詳細の分析は今後されていくのだと思いますけれども、現時点でこれらの調査の中から多くいただいた御意見であったり、また特徴的なことがあればお示しをいただきたいと思います。
また、市民の率直な声を聞くための手法の一つとしてワークショップを開催されたということも御答弁にございました。市内を五つの地域に分けて、各地域で2回のワークショップを実施するということで、本年1月から2月にかけて1回目のワークショップが各地域で終了しているかと思います。開催の状況であったり、また参加者の声はどうであったのかお聞かせをいただきたいと思います。
小項目二つ目の西地下道についてです。
市としても自転車走行について課題と感じているという御答弁をいただいたかと思います。
この問題は以前からも指摘をされておりまして、通行する方々の安全を確保するためにもしっかりとした対策が必要ではないかというふうに考えますが、これまで市としてどのような対策、対応をされてきたのか、お示しいただきたいと思います。
小項目3点目のシニアカーの置場についてであります。
シニアカーを止める場所の確保について、様々な課題があるということで御答弁をいただきました。しかし、既に要望を申し上げてからかなりの時間もたっておりますし、私以外の議員の方からもこのような御質問がこれまでもあったかと思います。
御相談いただいた市民の方からも、まだ結論は出ないのかというようなお声もいただいているところであります。
いろいろな課題があると思いますけれども、ある程度の課題が整理されれば、試行的にでも始めるなど、早急に導入に向けた具体的な対策を考えていただきたいと思いますが、改めて見解を求めます。
大項目二つ目の道路の安全について伺います。
八潮市での道路陥没事故を受けて、立川市でも下水道の自主点検をされたということでありました。
2月1日の読売新聞朝刊多摩版に、立川市が市内の下水道管の自主点検に乗り出したとの記事があり、市の対応を知りました。
今回の質問に当たって担当課と話をしている中で、市としてそのような対応をしているのであれば、ホームページに掲載するなどして、不安に感じている市民の方に知っていただくべきではないかというお話をさせていただきましたけれども、2月21日に市のホームページに掲載をしていただいたようであります。対応ありがとうございます。
八潮市、また大網白里市で続けて発生した事案は、下水管、また上水道管の破損が原因とされており、地下の埋設物が破損したとき、地上の道路、また住民の生活に大きな影響を与えるということを改めて認識をする機会となりました。立川市において、地下の埋設物に万が一破損等があった場合に、大きな影響を及ぼす場所や破損の心配がある場所、管の老朽化が早いような場所、このようなところが把握されているのかどうか、お示しいただきたいと思います。
小項目二つ目、路線下空洞調査について伺います。
八潮市のような大規模な道路陥没は極めてまれなケースだとは思いますけれども、国交省が取りまとめた令和4年度の道路の陥没発生件数とその要因によりますと、全国で1万548件の道路陥没が報告されており、年々増加をしている状況であるということが分かります。
道路の陥没の主な要因は路面の下に発生した空洞で、空洞ができる理由としては、下水道管の破損による周辺の土砂の管内への流入、上水道管の破損による水圧による土砂のえぐれ、地下埋設物の工事の際の転圧不足、共同溝やボックスカルバートの破損などが挙げられます。
地中に発生した空洞が進展をして地表面近くに達すると道路の陥没に至るということから、路面下の空洞を未然に発見することが重要であり、公明党は以前より路面下空洞調査を実施するよう求めてまいりました。
平成25年には1級、2級の市道、また緊急輸送道路及び交通量が比較的多い路線を抽出して、延長117.8キロメートルで一次調査を実施し、翌平成26年にかけて二次調査を50か所で実施し、補修が必要な15か所の空洞を27年度中に補修されました。
その後も、私からも改めて調査をすべきであると繰り返し訴え、令和5年度に民間事業者と連携協定を締結して空洞調査を実施されました。
昨年の決算特別委員会での質疑で、平成25年・6年度と同じ路線で令和5年度調査を実施したこと、一次調査で異常箇所が91か所、二次調査を行って確認された空洞が81か所、そのうち緊急対応が必要なAランクが4か所と、早期対応が必要なランクBが19か所。この23か所は既に補修が行われ、ランクCの58か所は陥没の危険性は低く、経過観察している、との答弁がございました。
しかし、空洞はいつ発生するか分からないわけでありますし、補修の必要のない小さな空洞もいずれ大きくなり、地表近くに進展することも考えられますので、定期的な調査が必要ではないかと考えます。
市として、令和5年度に実施をした調査を受けて、その後の対応はどう考えているのか、お聞かせください。
大項目3点目、防犯対策についてです。
市内における特殊詐欺や闇バイトによる強盗事件の発生状況について、強盗事件は闇バイトとの直接的な関連づけは難しいということではありましたけれども、市内で発生した状況について御答弁をいただきました。また、あわせて、市の防犯対策についても御答弁をいただき、様々なことを取り組んでいただいているのは分かりました。
先ほども述べましたが、闇バイトに端を発した凶悪な強盗事件などが相次いでいることから、住民の不安が増大をし、防犯対策に関心が高まっている状況であります。
具体的な対策を促進するため、足立区や狛江市では個人住宅向けに防犯カメラの購入や設置の補助を令和5年度開始をしており、本年2月5日時点で、事業決定を含め、私が確認した中では、都内の10の区市で個人住宅向けの防犯機器の設置支援をしている状況でありました。
東京都は令和7年度予算案に、従来の町会・商店街等地域団体への補助とは別に、個人住宅向けの防犯機器の購入費助成、こういった予算を盛り込みました。この補助制度は新規の事業となりますけれども、東京都から詳細の説明や情報提供がされていらっしゃるのでしょうか。内容について把握されているようでしたら、どのような内容なのか御説明をお願いしたいと思います。
以上で2回目の質問を終わります。
○議長(福島正美君) まちづくり部長。
◎まちづくり部長(野澤英一君) まず、地域公共交通計画策定に向けた調査結果の特徴的なものといたしまして、環境建設委員会に報告している内容を含め、本市の現状調査、市民アンケートについて一部を御紹介させていただきます。
本市の現況調査の一例では、バス便の運行本数の状況は全体的に減少傾向にあり、特にJR立川駅南部、市北東部などにおいて減便の傾向が確認できる結果となりました。
アンケートでは、外出目的の上位3位を調べたところ、15歳から64歳までの生産年齢は日用品の買物、通勤、レジャーや大型店の買物が多く、65歳以上の高齢者は日用品の買物、通院、レジャーや大型店の買物が多い結果となりました。
また、五つの地域で各2回の開催を予定しているワークショップにつきましては、2月までに行った第1回目では、延べ59名の方に御参加いただき、「地域の現状と課題」「10年後の生活・移動の課題」について話し合っていただき、「バスの減便で困っている」という移動の課題への御意見や、「現在は自動車で買物や病院に通っているが、将来運転できなくなった場合、心配である」といった将来の生活への御意見が多くの地域で聞かれました。
関係者ヒアリングでは、例えば交通事業者からは、「路線バスの利用者数は新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛前の状況の9割にとどまり、リモートワーク等ライフスタイルの変化が進む中、利用者数が従前の値まで戻ることは難しい」、また「運転手不足は対策しているが、なかなか人手が集まらない」といった御意見がございました。
今後は調査結果を「移動像」「生活像」「将来予測」として取りまとめ、地域公共交通活性化協議会で議論の上、計画を取りまとめる予定としております。
次に、シニアカー置場の御要望につきましては、利用者の視点に立った目的地近傍での場所の確保について、他市の事例を参考にするなど、民間施設を含めて、その可能性について検討を進めております。
また、市営駐輪場に一律シニアカー置場を設置することは難しいものと考えておりますが、有人で管理を行う施設については、自転車との共同利用による危険性などに対して一定の配慮を行えることなどから、設置に必要な条件などについて整理してまいります。
以上です。
○議長(福島正美君) 基盤整備部長。
◎基盤整備部長(卯月寿一君) 初めに、西地下道のこれまで行ってきた対応についてでございます。
西地下道の自転車対策につきましては、歩行者用道路であることから、車止めの設置による物理的な対策、また看板や路面標示等で、自転車から降りて通行することが必要であることの周知を図ってまいりました。
次に、路面下空洞調査についてでございます。
議員から御紹介がありましたとおり、令和5年度に実施しました路面下空洞調査については、調査の結果81か所の空洞を確認し、緊急性の高い空洞を中心に、決算時よりも若干進みましたが、44か所について補修工事を実施しております。
残りの37か所については陥没の可能性が低いと考えられることから、今後の調査方法の参考とするため、追跡調査を実施し、今年度ほぼ状態に変化がないことを確認しております。令和7年度も引き続き調査を実施し、空洞の変化について確認を行うこととしております。空洞の状況に変化があった場合は、必要な対応を行うこととしております。
路面下空洞調査は、陥没の危険性の高い空洞を発見し、迅速な対応を行うことを目的と考えております。陥没の可能性の低い空洞の変化の状況について、追跡調査をすることで、調査頻度や調査に求められる内容などについて整理ができると考えており、追跡調査の結果を踏まえ、調査の在り方を検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(福島正美君) 環境資源循環部長。
◎環境資源循環部長(五十嵐智樹君) 老朽化等で下水道施設が破損した場合、市民などに影響を及ぼすような場所、路線につきましてですが、立川市下水道ストックマネジメント計画におきまして、最重要施設として、腐食するおそれの大きい場所であります伏せ越し部や圧送管の吐き出し部などを指定しております。
また、重要施設として機能上重要な施設や社会的影響が大きい施設であります緊急輸送道路下、避難所下流、災害活動拠点、防災拠点病院、軌道横断などの管路施設を位置づけているところでございます。
また、下水道管渠の規模、口径が大きい緑川幹線などが該当するというふうに認識しているところでございます。
以上でございます。
○議長(福島正美君) 市民生活部長。
◎市民生活部長(太田弘幸君) ただいま議員より御紹介のありました東京都防犯機器等購入緊急補助金についてお答えいたします。
東京都の本年2月7日の説明会では、闇バイトが関係すると思われる強盗事件等が発生する中で、都民の体感治安の悪化とともに防犯意識が高まっている状況を踏まえ、区市町村と連携し、住宅への防犯機器等の導入に係る費用を補助するものであり、詳細につきましては調整中と伺っています。
事業の概要につきましては、侵入盗被害防止に有用とされる防犯カメラなどの防犯機器等の購入・取付け費等の2分の1を補助対象とし、令和7年度は上限2万円、令和8年度は上限1万円を補助するものと聞いております。
以上です。
○議長(福島正美君) 瀬議員。
〔12番 瀬 順弘君登壇〕
◆12番(瀬順弘君) 御答弁いただきましたので、3回目、最後の質問をさせていただきます。
まず大項目1点目、市民の円滑な移動について。
地域公共交通策定に向けて、これまでの調査の概要、また市民からのいただいた御意見など、代表的なものをお示しいただきました。これらの実態をしっかりと把握しながら計画を進めていかれるということであるかと思います。地域別、また年齢階層別、目的別など、様々な観点での多角的な分析がされていき、計画ができていくのかなと期待もしているところであります。
この計画が完成をし、そして、この計画に沿った施策が展開されていくことで、地域の移動困難者の方々が便利になった、助かったということになるように、また市民の移動が活発になり、生き生きとした生活を送られる、そんなことにもつながっていくように期待をしておりますので、引き続きよろしくお願いしたいと思います。
一方で、移動困難な方々にとっては、計画が策定をされ、具体的な施策が展開されるまで1年、2年と待っていられないという声も実際にはございます。計画策定のための移動の実態やニーズ、細かく分析されていく中では、例えば地域ごとに応じた移動の特性、こういったものが見えてくるということもあるかと思います。
先日の新聞で、稲城市が新年度予算案に、乗り合いタクシー導入に向けた実証実験を行う事業費を盛り込んだというような記事がございました。
乗り合いタクシーについては、私も以前、武蔵村山市のむらタクのことを御紹介させていただきながら一般質問もさせていただきましたけれども、これまでにも導入を訴えてきたデマンド型交通であったり、また新たなモビリティ、そして民間事業者との協力など、実証実験やモデルケース的にでも先行してできるところ、進めていただきたいなと思いますが、お考えをお示しください。
小項目二つ目の西地下道についてであります。
様々な対策を講じてきてくださっていることは、よく分かりました。しかし、今なお自転車走行がなくならないということで、危険を感じておられる市民の方がいらっしゃるというのも事実であります。
ここで、先ほども御答弁にありましたけれども、この地下道は歩行者専用道路になっているということで、自転車を押して歩きましょうというのはマナーの問題ではなくてルールの問題ということであるかと思います。もちろん、標示のところに「走行禁止」とか「押し歩きをしてください」ということで書かれておりますけれども、そういった意味では、自転車で走ることが交通違反に、厳密に言うとなるということでありますので、もう少しそのあたりを強調していただいて、気持ちの問題として駄目ですよではなくて、もうルールとして駄目なんですよということを何かきちんと表現をしていけるといいのかなというふうにも思いましたけれども。
いずれにしても、これまでの対策以上の何かができないと現状は変わっていかないのかなというふうに思いますので、何か新たな対策であったり、効果的なもの、なかなか難しいかもしれませんが、お考えがあればお示しをいただきたいと思います。
小項目3点目、シニアカーの置場についてでありますが、今具体的な検討といいますか、お考えのところ、整理をきちんとしていただいているのかなというふうに受け取った御答弁でありましたので、引き続き、ぜひ早急な検討をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
大項目二つ目の道路の安全について伺います。
陥没事故についてでありますが、市内の危険な場所、また老朽化が早いというような場所等、しっかりと把握をされて、リストアップされているというようなことでありましたので、こういった把握をされていることについては安心をいたしました。
立川市の下水道も、全国の多くの自治体でも今指摘されているのが、やはりインフラの老朽化ということで、立川市においても管路の老朽化というのは進んでいるというような状況であるかと思いますけれども、市が管理する下水管について適切な管理、また更新というのが行われているのか、どのような対応をされているのか、お聞かせをいただきたいと思います。
小項目2点目の路面下空洞調査についてであります。
決算特別委員会のときと数字が変わったということで、二次調査したときの数字を教えていただいた後、何で変わるのかなという気もいたしましたが、それはまた別の機会にお伺いをしたいと思います。
この決算特別委員会のときにお聞きした中で、一次調査で91か所、異常箇所を発見したと。この異常箇所はレーダーの探知と、そこからの分析で、ここに穴があるだろうというのが一次調査の結果だと思います。詳細な調査を二次調査ということで実際に確認をするというようなことで、この二次調査の結果で空洞が81か所だったということでした。つまり、空洞があろうという91か所、そして精密に調査をしたら91か所中81か所が実際に空洞でしたよということでありますので、的中率ということでいえば89%ほど、約9割の的中率であったかと思います。
的中率としては90%近くということで、非常に高いのかなというふうに思いますが、一方で発見率というのはどうだったのか。発見の技術を確認していくことも大事かなというふうに思います。
例えば、この路線に100か所の空洞があるというのがもし分かっていれば、調査をして100か所空洞であろう場所がありましたよと。二次調査をしてみたら、やっぱり100か所ちゃんとありましたねという調査結果が出れば、発見率も、そして的中率も100%になると思います。
逆に、例えばそこで調査をしたら、10か所怪しいところがありました。二次調査したら、やっぱり10か所空洞でしたねということであれば、10か所中10か所が空洞なので、的中率は100%ですけれども、本当は100か所あるうちの90か所見落としているというようなことも、もしかすると考えられると思います。
逆に、調査をして200か所怪しいところがありました。200か所、全部調査をして、精密に確認をしたら、100か所空洞でしたということであれば、100か所の空洞はきちんと探し当てましたので、発見率としては100%。ただ、200ありますといううちの100か所は実は空洞じゃなかったということで、的中率50%になるんだと思います。
そうすると、二次調査、100か所空洞ではなかったところも調査をしないといけないわけですので、そういった意味では時間やコスト、二次調査にかかるところが大きくかかってしまうのかなというふうに思います。
そういうことを考えていくと、より高い発見技術で、しかも、しっかりと的中をしていただくという、そのような技術のあるところ、技術力を持ったところの事業者に調査をしていただくというのが大事だと思いますけれども、では、実際その路線の中で100か所ありますなんていうのは、今仮定の話で申し上げましたけれども、それをどうやって確認するんだというと、これはなかなか難しいことだと思います。調査した路線のアスファルトを全部剥がして確認するんですかと。そういうわけにはいきませんので、これはなかなか非常に難しいところだということです。
それでは、この技術力のある事業者をどうやって選定していくのかということで、国では実測評価方式、いわゆる技術コンペティション方式が採用されております。地方公共団体でも技術コンペ方式を採用しているところがございます。
また、地方公共団体では、コンペ方式のほか、コンペ方式での受託実績を評価の視点に入れた総合評価方式、プロポーザル方式を採用している自治体も多くあり、多摩地域では八王子市や調布市がこのプロポーザル方式で事業者を選定しております。
今後の調査方針については、調査の頻度であったり、また路線であったり、そして空洞の今後の進展の様子をこれからまた継続的に見ていただくということで、そういった取組は大変高く評価をさせていただきたいと思いますが、今後の方針の検討と併せて、ぜひ技術力のある事業者にしっかりと調査をしていただくというようなことについても、併せて検討していただきたいなと思いますが、この技術力の確保、評価についてお考えを伺いたいと思います。
3点目の防犯対策についてであります。
先ほど東京都の新たな制度、御説明をいただきました。まだ詳細の部分はこれからということでございますけれども、区市町村を通じた補助であるということで、東京都の狙いとしては、東京都の中で広域的に防犯対策をぐっと底上げするというところが、東京都がこういった補助に乗り出す大きな要因かというふうに思います。
都内で闇バイトに関連していると思われる強盗事件というのは、練馬区、葛飾区、品川区、そして三多摩では三鷹市、国分寺市などで、複数の地域で発生しております。
先ほど御答弁でもいただきました防犯に資する機器ということで、例えば防犯カメラを設置していくというときに当たっても、都内全体で同時に進めていく、そして犯罪に対する目をより大きく広げていくということが、より効果が発揮されるのではないかなというふうにも考えます。
区市町村を通じた補助であるということですので、立川市も足並みをそろえて、しっかりと東京都の補助事業を活用していただきたいなというふうに思います。
先ほどの御答弁でも、令和7年度、8年度限定ということで、しかも7年度と8年度で補助上限も変わってくるというようなことでありましたので、市民の皆様に活用していただくためには、いち早くこの制度を立川市でも実施できるように整えていただきたいと思いますが、見解を伺います。
以上で質問を終わります。
○議長(福島正美君) まちづくり部長。
◎まちづくり部長(野澤英一君) まず、今議員から乗り合いタクシーについて御紹介がありましたが、新たなシステムの導入に当たりましては、その形から入るのではなく、地域ごとの移動の在り方、地域ごとの生活像・移動像といった移動の実態を把握した上で、地域にふさわしい移動手段の確保が必要であると考えております。
実証実験も含めた新たなシステムの導入につきましては、将来像とともに地域公共交通活性化協議会で議論してまいりたいと考えております。
次に、西地下道につきましては、これまで実施してきた対策に加え、本年2月12日の早朝7時半から8時半まで、立川警察署と本市道路課・交通対策課の合同で、啓発品の配布などを行うキャンペーンを実施いたしました。
後日、広聴カードで市民の方から感謝の言葉と併せて、同様の取組による効果の向上を目的に、不定期に実施してもらいたいとの御意見もいただいたことから、今後も立川警察署と連携して、自転車の交通ルール遵守に資する取組を実施してまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(福島正美君) 環境資源循環部長。
◎環境資源循環部長(五十嵐智樹君) 下水道施設の老朽化対策や維持管理についてでございますが、本市では立川市下水道ストックマネジメント計画に基づき、点検・調査、修繕・改築を一体的に捉えて下水道施設の老朽化対策に計画的に取り組んでおり、緑川幹線の改築工事などを順次進めているところでございます。
また、維持管理につきましては、日常の巡回パトロールによる巡視とともに、先ほど御答弁させていただきました立川市下水道ストックマネジメント計画に、最重要施設と重要施設として位置づけさせていただき、点検・調査を計画的に実施しているところでございます。
以上でございます。
○議長(福島正美君) 基盤整備部長。
◎基盤整備部長(卯月寿一君) 路面下空洞調査に係る精度、今後についてでございます。
路面下空洞調査では、精度の確保は重要であると考えております。平成29年度に国土交通省関東地方整備局が行ったテーマ設定型技術公募による新技術公募において選定された11の路面下空洞調査技術がございます。これらの技術について審査され、評価結果が公表されておりますが、埋設物が密集している区間、密集していない区間など、条件により各技術の調査精度にばらつきがあるものと認識しております。
道路を管理する上で必要な情報について精査し、必要な情報を取得できる調査方法を選択することが今後の進め方としては重要であると考えております。
以上でございます。
○議長(福島正美君) 市民生活部長。
◎市民生活部長(太田弘幸君) 東京都の補助事業への本市の見解についてお答えいたします。
今回の東京都の補助事業が緊急的に実施されることとなった背景や、事業期間が令和7年度から8年度までの時限措置となっていることなどを勘案しつつ、本市における当該補助事業の活用について検討してまいります。
以上です。
予算特別委員会(令和7年3月11日~17日)
各款・各会計共通
【物価高騰に対する市民・事業者への支援】
◆委員(瀬順弘君) では、1点だけ質問させていただきたいと思います。
物価高騰について、先ほど上條委員からも様々質疑がございました。私どもも、公明党3番で資料請求させていただきました。ありがとうございました。
物価高騰に対して、国の臨時交付金を活用して様々事業をしながら、市民生活、また事業者の支援をしてきたということで、これは、新型コロナの拡大をしてきた令和2年に新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金というのが創設されて、その後、フェーズが、国民生活の支援という面で、新型コロナから物価高騰に対してというような形になって、当初、新型コロナ対応のまま、物価高騰にも使えますよという形でなって、その後、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金という形になってきたのかなというふうに思います。
立川市もこれをしっかりと活用しながら、市民、また事業者の支援に当たられてきたのかなというふうにも理解をしておりまして、この資料を作っていただいたとおりで、様々な支援をしてきていただいたなというふうにも思っています。都度、我々も、必要に応じて、会派としてこの活用の提案などもさせていただいて、この中でも盛り込んでいただいたものもたくさんあるのかなというふうにも感じております。
国のお金、また物価高騰対策、ここには国の臨時交付金で上げていただいていますけれども、東京都の支援とか、また市独自でも様々な支援を展開してきたのかなというふうにも思っておりますけれども、この中で少し事業を支援してきて、どういう反応があったかとか、どういうお声があったかというのをちょっとお聞きできたらと思うんですが、事業が非常にたくさんあるので、一つずつ聞いていると時間がなくなっちゃいますので、幾つかお聞きしたいと思いますけれども、まず、学校給食課長、いらっしゃいますね。
学校の給食費の食材の高騰分の支援というのをやってきたかと思います。ここにも令和5年度のナンバー5のところにも入っているかと思いますけれども、これは、こういった支援をして、どういった声があったか、もし聞かれていればお示しください。
◎学校給食課長(青木勇君) 委員御指摘の内容でございますが、給食食材料の高騰というのは、ここ数年、非常に大きくなってきております。そういった中で、値上げに至らず、金額、子どもたち、児童からの給食費というものを値上げしなかったということについては、一定の評価をいただけたのではないかというふうに考えているところでございます。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
次に、資料であります13番、医療機関等物価高騰支援給付金というのがあったと思いますが、健康推進課長、いらっしゃいますね。これは医療機関のほうからどういった声があったか、お示しいただきたいと思います。
◎健康推進課長(鈴木央子君) 令和5年度、健康推進課のほうでは、医療機関等に物価高騰支援給付金ということで、対象の医療機関が440あったんですけれども、全ての医療機関から御申請をいただきました。そういったところを見ましても、大変有意義な給付金だったと考えております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。440ということで、本当に多くの医療機関にも支援ができたのかなというふうに思います。
あと、福祉関係とかもいろいろあると思いますが、介護保険課長はいらっしゃいますかね。介護サービス事業者のほうにも支援をしていただいたかと思います。もしお声がありましたらお示しください。
◎介護保険課長(高木健一君) 介護保険サービス事業者の方からは、介護業界は恒常的な人材不足で、賃金が高騰している中、このような支援をいただいて大変助かっていると、ありがたいという意見をいただいております。
また、申請に当たりましては、本市の場合は申請書だけでありますけれども、東京都は印鑑証明とか必要な書類が多いということで、やはり手続に当たって事務負担の軽減につながっていますので、今後もこのような申請の手続を継続していただきたいと、そういう声をいただいております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。様々なところで支援をして、もちろん支援ですので、受けた側が必要ないよとか要らないよとかということはないかなというふうに思いますが、この対策、また今後進めていく中では、一つ一つしっかりと効果といいますか、そういったのも確認をしながら進めていただきたいなというふうに思っております。
頂いた資料の中で、令和5年度、上の段でいうとナンバー4のところに商店街装飾灯電気料補助金、それから令和6年度も19番のところで同じものがありまして、商店街の装飾灯の補助、これは通常補助しているものにプラスをしていただいて、LEDが通常90%補助、以外が70%でしたか、80%でしたか。70かな、補助しているところを上乗せして、100%補助にしていただいた事業だったかと思います。これは、商店街の関係者の方から私も、市としてこういうことをやってもらって大変ありがたかったというようなお声もいただいております。
資料の一番下のほうに、調整中事業ということでこの電気料の補助というのが掲載をされておりまして、先日、本会議での質問、他の議員の質問の中でも、検討しているというようなことがあったかと思いますけれども、ここにこうやって載せていただいているということは、具体的にかなり調整を進めていただいているのかなと思いますが、そのあたり、お答えできる範囲で結構ですのでお願いいたします。
◎産業振興課長(八谷俊太郎君) 商店街装飾灯電気料の補助金につきまして御質問いただきました。
先ほど瀬委員からお話しいただいたとおり、商店街の装飾灯につきましては、LEDが90%、それから一般のものが70%ということでの補助を出しているところでございます。
今回、商店街振興組合連合会のほうからも御要望いただきまして、商店街の装飾灯につきまして、やはり明かりというところが商店街のにぎわいにつながるといった御意見をいただいておりまして、改めて、こちらの交付金が活用できるというところもありますので、100%補助に向けて今調整をしているというところでございます。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。私も、令和5年度、6年度に実施していただいて、非常にありがたいと。もちろん、このときは時限措置でやるということで、いつかなくなるだろうという覚悟はしていたけれども、やっぱり今の状況だと、令和7年度、これがないと厳しいというようなちょっとお声も聞こえていましたので、ぜひこれは早急に実現をしていただきたいなと思います。いつできますかとは聞きませんけれども、ぜひ早期にお願いしたいと思います。
それから、同じこの資料のところで、燃やせるごみ専用袋全戸配布事業というのが掲載をされております。ここに載せていただけているということで、これは地方創生臨時交付金を活用してこれをしていきたいという理解でいいと思いますが、一応確認でお聞きしたいと思います。
◎環境資源循環部長(五十嵐智樹君) 燃やせるごみ戸別収集袋事業につきましては、今、予算を精査しているところでございまして、今議会の最終日に補正予算を組ませていただいて、御審議いただくというようなことで準備を進めているところでございます。
以上でございます。
◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
これは、令和4年度に実施をたしかしていただいたと思います、これも物価高騰で生活の大変な市民の皆様の少しでも支えになればということで。当初、我々も会派でも要望させていただきましたけれども、ごみ袋で、これだけかとかと思われたり、どうなんだろうなというのは、当初、なくはなかったんですけれども、実際配布をしていただいた後、市民の皆さんから大変好評なお声をいただいて、金額もそうなのかも、金額というか、物を頂くということもそうですけれども、何か生活に密着したもので形を表してくれる、その姿勢というか、そういうのが非常にうれしいというような声もありましたので、今、調整中ということで、補正予算を上げる準備をされているということだったので、これも進めていただきたいなと思います。
一つ確認で、そこまでかなり具体的に進めていただいていると思いますので、前回のときは切離しの平置き型で、くるりんの絵が描いたパックに入って、郵送で配っていただいたと思うんですけれども、実施方法としては同じような形で検討されているのかどうか、お答えいただける範囲でお願いいたします。
◎環境資源循環部長(五十嵐智樹君) 今、委員のほうから御紹介がございましたとおり、4年度に実施しました内容を踏襲させていただいて、改良できる部分については改良させていただくつもりではございますが、各戸配布につきましては、今、委員のほうから御紹介があったとおり、平置きで30枚ワンセットというような形で郵送でのお配りをさせていただく予定で、今精査をしているところでございます。
以上でございます。
一般会計歳出 2款・総務費
【窓口サービスセンター等管理運営】
◆委員(瀬順弘君) それでは、五、六点お聞きしたいと思います。
まず事項別明細書91ページ、窓口サービスセンター等管理運営のところです。
これは明細を見ますと、令和6年度までありました窓口番号案内システム保守委託料、機器リース料というのが令和7年度なくなっているかと思います。これは窓口番号案内がなくなってしまうのか、どういう理由なのか教えてください。
◎市民課長(野口康浩君) 窓口サービスセンターの窓口番号案内システムにつきましては、本庁舎に設置しております同様のシステムの更新時期を、今年度迎えるに当たりまして一括して更新できないかというところを庁内で検討していたところでございます。
本庁舎の窓口番号案内システムにつきましては、事業者の募集した広告収入によって設置しておりますので、イニシャルコストとランニングコストについて市の負担がないという仕組みでございます。
事業者にあらかじめ一括して導入が可能かどうかということについてヒアリングを行いましたところ、窓口サービスセンターにおいても一定の広告効果があるということの御見解をいただきましたので、事業者を選定した上で、昨年の年末に無事入替え作業が終わったところです。
こういった状況により、令和7年度の予算の計上は必要ないということになったというところでございます。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) よく分かりました。ありがとうございます。
これは、そういう意味ではコストがかからずに、今までのサービスが提供できるということで、すばらしい取組だなと思いますが、これは職員の方がこういうことができるとコストダウンになるなとか、そういうところから業者に交渉されたんでしょうか。業者からそういう提案があったのか、教えていただけますか。
◎市民課長(野口康浩君) もともと市民課の中で、効率的な観点から、こういったことを一括してやりたいというようなことを、本庁舎のシステムについては総務課が所管しておりますので、総務課と調整した上で、ぜひ一括して導入していただきたいというようなことを継続して取り組んできた結果、こういう状況で効率化が図られたというところでございます。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) よく分かりました。
それぞれの職場で働いていらっしゃるので、窓口サービスセンターにいれば、ここのこと、こちらはこちらのこととなりやすいんだと思いますけれども、そういう意味では視野を広くとか、課、部の中でいろんな情報が共有できたからこそ、そういうところにつながったのかなと思います。
令和6年度の当初予算で四十数万、令和5年度の当初予算だと六十万弱ぐらいの費用がかかっていたと思うので、その分が削減できサービスが維持されるということで、すばらしい取組だなと思いますので、きちんとした運用がされるよう注視しながらやっていただけたらと思います。
【パブリシティ関連事務】
◆委員(瀬順弘君) それから、主要施策の概要の58ページですけれども、パブリシティ関連事務のところでお伺いしたいと思います。
この概要のところで、新規でプレスリリース配信サービスを導入するというようなことで予算が計上されております。こういったサービスは民間の事業者で幾つかあると思います。日本だと大手だと3社ぐらいですか、あるかと思いますけれども、どういったサービスを導入されるのか。それから、事業者によって、例えば1本の発信で幾らとか、月額幾らだとか年額幾らだとか、いろんな価格設定が事業者によってもサービス内容によってもあるかと思いますけれども、そのあたり、今回の予算の根拠といいますか、そのあたりもお示しいただきたいと思います。
◎広報課長(五箇野豊君) まずこのプレスリリース配信サービスにつきまして、現在想定しているのは、業界最大手の事業者を想定しております。
そのサービス内容につきましては、まず1万以上の媒体がこの配信サービスの中では登録がされているんですが、その中から300媒体を選んで、直接リリース文を送信することができます。
また、そのほかにもこのサービスのパートナーメディアというものが250媒体以上ございます。その中の20媒体以上には、原文でそれを掲載してもらえるという内容になっています。
あと、そのほかにも、この事業者のサイトは月間9,000万ページビューがあるサイトですけれども、そこにも掲載していただく。また、その事業者のSNSにも、X、フェイスブックですが、掲載されるということなので、拡散効果も期待しております。
また、今回予算計上させていただいた内容につきましては、年間契約を想定しております。これに関して、配信できる量につきましては、月間30本のリリースを配信できます。それ以上になると、また追加料金がかかるということになっておりますので、まずは30本の中で体制を整えていきたいと考えております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。詳しくありがとうございます。
最大手ですと、あそこかなというふうにも思いますが、こういう広告というか広報していく中で、なかなか難しいのが費用対効果をどう図っていくかということで、PR業界では一般的に、例えば紙面掲載であれば広告換算値で効果を図っていくというようなことがあるかと思いますけれども、この辺で導入した後、そういった効果をどういうふうに検証していこうかとか、それから導入に至る検討の中で、そのあたり、例えば他市の事例を調べてこうだったとか、そういうことがあれば教えていただきたいと思います。
◎広報課長(五箇野豊君) このサービスの中で簡易的なものではございますが、広告換算値の金額を出していただくことができます。
導入に当たって、他市の状況を我々としても調べさせていただいて、一番よくというか活用が進んでいると思われるのが町田市なんですが、昨年、令和5年度ベースで127件の配信をして、広告換算額で29億円の実績があったというように聞いております。
我々としても、まずは、そのあたりのところというか、町田市を目標に進めていければというふうに考えております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
しっかりと検証もしながら、そしてより多くの方に情報が伝わっていく一つの手段かなというふうには私も認識しておりますので、その効果のあたりも見ながら運用していただけたらなというふうに思います。
それで、今の市政記者クラブは、行政だけではなくて、どなたでも記者クラブに参加している各社に情報、投げ込みができるようになっていると思いますけれども、このサービスについては行政のみが使用されるのか、そういった市民の方でも利用して、そこから情報発信をしていただくことができるのか、どのような運用を考えていらっしゃるでしょうか。
◎広報課長(五箇野豊君) 記者クラブへの情報の投げ込みは、あくまでも個々の方が記者クラブという組織に情報を投げ込んでいるというふうに考えております。
今回は、我々の市の事業としてプレスリリース配信サービスを利用しますので、市の事業を配信していきたいと考えております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。今後の運用のことなんかも聞かせていただきました。
ちょっとこれに関連して、広報費全般になるかと思いますけれども、このパブリシティというのは広報PR活動の一つの部分なんだと思います。PR、パブリックリレーションズという観点からいくと、これからの行政運営というのも、いかにパブリックリレーションズ、しっかりと進めていくかというところが必要かと思います。
私が思っている広報として、いろんなホームページもそうでしょうし、SNSの運用なんかもそうでしょうし、市長の記者会見なんかもそうだと思いますが、行政の取組を知っていただくということで、広報活動というのはいろいろとされていると思うんですけれども、広聴の活動というところで、これも大事なパブリックリレーションズの一つの取組だと思いますけれども、広聴の活動という部分で、例えば令和7年度、新たな取組であったり、こういうところに力を入れていこうとか、何かそういうお考えがあればお示しいただきたいと思います。
◎広報課長(五箇野豊君) 広聴に関しましては、市民の方から直接市に意見を届けていただく貴重なチャンネルだというふうに考えております。
また、今回、令和7年度予算の中でも広聴でいただいた内容が実際予算化、広聴でいただいたから予算化されたわけではないんですけれども、いただいた内容が予算に反映されている部分もございます。
なので、何か新たな取組をするということはありませんが、広報誌等やSNS等でもそういう制度があるということの周知はしっかり行っていきたいと考えております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。PR戦略をもう少し強化していただきたいなという思いがあって、今いろいろと質問、発言をさせていただきました。
広聴の一つは、市長の語っちゃおう、何だっけ、語っちゃおう市長と(「言っちゃお!」と呼ぶ者あり)--言っちゃお!市長と。私も二度ほど、後ろで見させていただきましたけれども、本当に市民の皆さんが率直な意見をされていて、そういう意味では、リーダー率先で市民の声を聞く形というのを続けてされていらっしゃるんだなというふうに思います。
そこはそこでとても大事ですし、また、あわせて職員の皆様、部署によって違うと思いますけれども、市民の皆さんと直接接するお仕事をされている方はたくさんいらっしゃると思います。
当然、仕事での向き合い方ですので、お仕事の話、自分が持っている業務に関して話すことが多いとは思いますけれども、いろんな話の中で、自分の部署と違うけれども、市としての取組であったりとか、そういうところをもっとよくすると、ここの部門、自分じゃない部門ももっとよくなっていくのかなとか、市の業務全体が、そういうところも注意していかないといけないなとか、いろんな気づきがあることもあるのかなと思うんですけれども、そういう声が何かどこか出せるというか共有できるようなことになっているのかどうか。聞いたけれども、自分の直接の業務のことではないので、なるほどなと思ったけれども終わっていたとか、そういうことがあるのかないのかどうなのかなと思いますが、そのあたりは誰に聞けばいいのか分からないですが、いかがでしょうか。
◎市長公室長(小宮山克仁君) 情報共有ということで、せんだっても開かれたタウンミーティングの中でも、やはり多岐にわたる各分野、部門にわたる御質問、御意見等いただいておりまして、そういったものにつきましては、持ち帰った上で関連する部署のほうにきちっと情報提供し、このような回答でよいかといった回答の仕方も含めて各課と情報共有を図ってございます。
今後も、恐らくそれぞれの部署、部門でいろいろと市民と接するような機会、行事ですとか、そういった場面でいろいろと御意見をいただいたりと、そういう機会は多々あるかというふうに思いますので、また改めて、庁内でそういった意見をその場で終わらすことのないように、庁内で共有するようなしつらえというか仕組みというのは、また改めて検討してまいりたいと考えております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 今も羅針盤なんですかね、職員の皆さんが使っているグループウエアがあると思いますけれども、やっていらっしゃるかもしれませんけれども、例えばそういうところに自由に投稿できるものをつくっておいて共有しながら、誰でも見られて、こういう声があったんだなというのを自分の業務に生かしていくとか、そういう形ができれば、特にお金をかけてとか時間をかけてとかじゃなくてもいいのかなというふうに思いますので、ちょっと検討されるということなので、その辺も含めて検討いただければと思います。
当然、市の市長として市長がトップセールスマンで声を聞き情報発信しということで、様々な活動をされていますけれども、そういう意味では、職員一人一人が市のセールスマンであって、営業マンであって、そして、いろんな声を聞いてくるというところ、少し意識をさらに上げていただくだけで、また大きくサービスの在り方も変わってくるかなと思いますので、その辺を含めて令和7年度、ぜひ進めていただければと思います。
【市政情報コーナー管理運営】
◆委員(瀬順弘君) 今も羅針盤なんですかね、職員の皆さんが使っているグループウエアがあると思いますけれども、やっていらっしゃるかもしれませんけれども、例えばそういうところに自由に投稿できるものをつくっておいて共有しながら、誰でも見られて、こういう声があったんだなというのを自分の業務に生かしていくとか、そういう形ができれば、特にお金をかけてとか時間をかけてとかじゃなくてもいいのかなというふうに思いますので、ちょっと検討されるということなので、その辺も含めて検討いただければと思います。
当然、市の市長として市長がトップセールスマンで声を聞き情報発信しということで、様々な活動をされていますけれども、そういう意味では、職員一人一人が市のセールスマンであって、営業マンであって、そして、いろんな声を聞いてくるというところ、少し意識をさらに上げていただくだけで、また大きくサービスの在り方も変わってくるかなと思いますので、その辺を含めて令和7年度、ぜひ進めていただければと思います。
次に、事項別明細書97ページ、市政情報コーナー管理運営についてお聞きをいたします。
消耗品費というのがありますが、令和7年度13万3,000円計上されていると思います。これは過去の予算というか決算を見ますと百三、四十万、ずっと決算でされていて、6年度の予算も156万2,000円つけられていたので、かなり大幅に消耗品費が減ったかと思いますが、この消耗品費はそもそもどういったものに充てられていたのか、それから、これが大幅に減額になったその理由についてお示しください。
◎文書法政課長(小出玲子君) 市政情報コーナーの消耗品費でございますが、その主なものにつきましては、法令関係の加除式書籍に係る経費でございます。
こちらは13種類、主に法令関係ですとか東京都の例規集などの、そういったものを例えば改正があればページを差し替えたり追加があればページを足していくといった、そういった形で加除本という形で持っている書籍でして、これが消耗品費のほとんどを占めていると、そういった状態でございます。
そして、今回この金額が大幅に削減となった理由でございますけれども、課の中で不要な事業ですとか、そういったものをシビアに精査したところ、この追録本につきましては、必要性が低いということで判断いたしましたので、その分を減額ということにさせていただいたということでございます。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
必要性が低いということでしたけれども、法律の改正があったり都の条例の改正があったり、差し替えていたものという御説明だったと思いますけれども、このものがなくてもいいという、必要性が低いというところの理由をもう少しお示しいただけますか。
◎文書法政課長(小出玲子君) こちらの書籍につきましては、まず市民の御利用、それから市民からの問合せについては、長年全くない状態でございまして、主に職員が資料として使っていた書籍でございます。
ただし、現在は様々なシステム化によりまして、こうしたものはインターネットですとか、あと法規事務のほうになりますけれども、例規類集管理システム、この中に例えば法令、それから他の都道府県市町村の例規類集、それから判例、そうしたものが全て見られるような形になってございますので、その中で職員の利用は大体できるということで減額ということにさせていただいております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。職員の皆様は見られるものが、ちゃんと確認できるものがあるということでした。
市の業務、多くは法令に基づいてとか受託事務事業とか、いろいろあるかと思います。まれに法律の解釈の仕方で過誤支給があったとか、ごくまれですけれども、我々議員側にも情報提供いただくようなことがありますけれども、そうすると、今のお話でほかに代替するものがあるということで、そのあたりはこれをなくしても問題ないということか、一応確認で御答弁いただけますか。
◎文書法政課長(小出玲子君) 一義的な各課の事業に係る法令解釈、そうしたものにつきましては、各課のほうでやっていただいておりますし、文書法政課のほうにお尋ねが来ることもありますので、その際は一緒になって考えている、伴走しているところでございます。
また、さらに高度な法令解釈の話になってきた場合には、ケース・バイ・ケースでございますが、顧問弁護士がおりますので、法務相談という形も通じて主管課に伴走しているということでございます。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
ここもしっかりとコストをまた別のところで有効に使える一つの削減かなと思いますので、ありがとうございます。
【自治会等への支援事業】
◆委員(瀬順弘君) それから、事項別明細書125ページ、自治会等への支援事業のところでお伺いをいたします。
昨年度の当初予算と見比べますと、臨時事務員報酬というのがなくなっているかと思います。この理由についてお示しください。
◎市民協働課長(福邉淳君) この臨時事務員報酬でございますけれども、今年度、令和6年度に関しましては、主に自治会関連業務の補助として時給制の会計年度任用職員を配置をしてございます。
こうした中、昨今ですとコロナの状況が大分落ち着いてきたということ、さらには自治会のイベントが再開され始めてございます。こうしたこともございまして、補助金等々の申請が非常に複雑化しているということもございます。
また、さらには、自治会加入率、加入世帯数の減少ということは大きな課題になってございますので、令和7年度に関しましては、これまで以上に加入の在り方に関しても積極的に取り組む必要があると考えてございます。
こうしたことから、令和7年度におきましては、月給制の会計年度任用職員を配置することとしまして、そうなりますと、支出がこの事業から人事課による人事管理のほうに移ってございますので、そういったことで今回に関しては減額をしてございます。
以上でございます。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
時給制から月給制に変わるということで、そのあたりで増大している業務をきちんと対応されるというようなことで、充実した取組になっていくのかなというふうに思います。
今、御答弁の中でもありました加入率の低下というところ、これは我々、地域を歩いておりましても、やっぱり減ってきて大変なんだよなとか、いろんなお声をたくさん頂戴をいたします。そのあたりも充実していきたいという思いも今御答弁でいただきましたけれども、令和7年度、そういったところに向けてどのように取り組んでいかれるのか、お示しいただきたいと思います。
◎市民協働課長(福邉淳君) 私どもとしましては、今年度におきましても自治会の会長の皆様、それから役員の皆様と多くの接点を設けてございます。
こうした中で、一番の話題となるのが今御質問いただきました加入率の関係でございます。これらの状況を踏まえまして、令和7年度におきましては、自治会の会長の方々、また役員の方々を対象としまして、エリア別の懇談会を開催をしたいと現在検討を行ってございます。
具体としましては、12の支部を幾つかの地域、エリアに分けさせていただいて、そのエリアごとで懇談会を開催ができればというふうに今は検討をしてございます。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
自治連なんかだと、それぞれ支部があって支部会という支部の自治会長会のようなものを定例的にされていたりして、そこでいろんな情報共有とか、また市からのいろんな情報というのもそこで共有をされる。各自治会長は持ち帰って、自治会の中で、またそれも情報伝達されるというような流れがあると思います。
これはエリアでくくるということで、くくるというか、エリアですから幾つかの支部でエリアをつくって懇談会をされるということですけれども、より幅広い情報共有を図るとか、そういった狙い、そこでどういう議論なり話が生まれていくといいなというところは、何か描いているものはございますか。
◎市民協働課長(福邉淳君) まさに委員、今、御指摘いただいたとおりで、自治会の支部単位では、それぞれ支部ごとの会議というのはあるんですけれども、支部同士の会議がないということで、支部同士の連携というものをさらに強化していく必要があるというような、そんな御意見もいただいているところでございます。
こうした中で、加入率の促進をするためには、支部同士の連携、昨日も御答弁させていただきましたけれども、自治会同士の連携等々を通じたイベントを開催することによって、そのイベントの魅力を高めていく中で、加入率に関しても促進ができればというようなことを考えてございます。
それから、このエリア別の具体の懇談会ですけれども、各自治会長はいろいろな課題は把握をしてございます。ただ、課題を把握していても、その内容をなかなか表面に出さない、表に出さないというようなお話も聞いてございます。
改善を希望する部分等があると聞いてございますので、今後その内容等々も自治会の皆様と課題を共有して、いかにして課題を解決につなげることができるか、そうした視点を持って取り組みたいと考えてございます。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
今、想定というか、そういう形を考えていらっしゃるという段階だと思いますけれども、ここに職員の方も中に入っていかれるような想定なんでしょうか。
◎市民協働課長(福邉淳君) 令和7年度に予定しているエリア別懇談会の内容ですけれども、主には我々市民協働課の職員が対応するということを予定してございます。
昨今ですと、都心ですとコンサルを使ったりNPO等々に協力いただいた中で、エリア別の懇談会を開催しているという事例も聞いていますけれども、まずは私どもが自治会の中に入らせていただいて、私どもの耳で課題を聞き取るということが大事と考えていますので、まずファーストステップとしましては、私ども職員で対応していきたいと考えてございます。
以上でございます。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
計画づくりとか、そこでやるワークショップなんかは事業者に入っていただくことも多いと思いますけれども、自治会のそういった場、市民の皆さんの場ということを考えると、私も職員の方がやられるのがいいと思います。事業者にお願いするよりも、職員の皆さんが生の声を聞きながら、情報もいろいろ持っていらっしゃるでしょうし、また、そこで市と自治会の皆さんのつながりが深まっていくといろんなアイデアも出てくるのかなと思いますので、職員の方が入られるのはいいと思います。
そういった中で、円滑にいろんな議論を引き出していくとか、時には当然情報も提供していくこともあると思いますけれども、そういった意味では、ファシリテーション能力、スキルというのが非常に重要かなと思います。
私たち議会も市民の皆さんとの意見交換会というのを年1回やっていますけれども、そこでやっぱり進行係が、いかにいろんな意見を引き出しながら意見を取りまとめていくかというのは、なかなか難しいなと。私も何回か司会進行係をやりましたけれども、なかなか難しいなというのが実感ではありますけれども、そんなこともあって、議会の議員研修でもファシリテーション研修を取り入れたりして、我々もそういうところでいろんな声を聞き、うまく引き出していく力をつけようということをやっていたりもしますが、そういった研修とか職員の皆さんは、既にそういうスキルはありますよということだったら構わないんですが、そのあたりについては、今突然聞きましたけれども、いかが思われますか。
◎市民協働課長(福邉淳君) 今回、自治会の中にエリア別懇談会として参加をさせていただくに当たりましては、現在、企画政策課によるアドバイザー制度というものがございまして、そのアドバイザー制度を使って、大学の先生にいろいろと御議論に入っていただいて様々な助言をいただいているところでございます。
こうした中で、自治会の関係等々を専門とする方ですので、進め方等に関してもアドバイスをいただいていると、そういった状況になってございます。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。しっかりと形、運営も含めて考えながら進められるのかなというところが確認できました。安心をいたしました。ぜひよろしくお願いいたします。
【協働のまちづくり事業補助金】
◆委員(瀬順弘君) 続きまして、事項別明細の127ページ、協働のまちづくり推進事業について、お伺いをいたしたいと思います。
事項別明細書を見ますと、協働のまちづくり推進事業補助金というのが今まであったかと思いますが、令和7年度、この補助金がなくなってしまっているかと思います。その理由についてお聞かせください。
◎市民協働課長(福邉淳君) 協働のまちづくり推進事業補助金に関しましては、例年8月から10月まで、今年度で申し上げますと令和6年8月から10月までを募集の期間としてございまして、市民団体、市民活動団体の皆様から御提案をしていただいてございます。
その後、御応募いただいた内容に関しましては審査会を設けて審査をさせていただいているという、そんな状況になります。
こうした中、今年度、令和6年度におきましても同じように募集を行ったところですけれども、御提案いただいた団体がなかったという状況でございます。このため、令和7年度の予算措置としてはしておりませんが、制度としては残してございます。
以上でございます。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。応募がなかったということです。近年ちょっと減少傾向にもあったのかなというふうにも記憶をしております。
今御答弁で、最後に制度としてはなくしたわけじゃないというような御答弁をいただきました。近年の傾向、それから昨年募集をして令和7年度の分の応募がなかったということですけれども、そのあたりで、この制度を残すということでしたけれども、これから例えば何か工夫をできるようなこととか、この制度の在り方というところはどういった御議論があったのか、お聞かせください。
◎市民協働課長(福邉淳君) まず一番大事なことというのは、市民活動団体にこの制度というものを知っていただくということが大事だとは思ってございます。
ただ、知っていただくための我々の発信に関しましても、いかにして届けるかと。これらの情報を我々は発信の強化はしていますけれども、レシーブしていただかないとこの補助金の価値というものが高まらないというふうには考えてございます。
こうした中で、今まさにボランティア・市民活動センター事業という社会福祉協議会に委託している事業がございます。この事業の再構築に、まさに今取り組んでございまして、具体としましては、市民活動団体から寄せられる相談の内容、それから相談の傾向、相談の件数の変化等々、その変化等々を見ながら、いかにして市民活動団体を支援できるかという、このプロセスの中で協働のまちづくり推進事業の活用の仕方についても御案内ということに御協力いただいていまして、その中で、多くの皆さん、多くの市民活動団体の方に御利用ができればというような、そのような検討を行ってございます。
以上でございます。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
近年の傾向から見ても、いろいろと考えていかないといけないんじゃないかなと思ってはいましたが、いろいろ考えていただいているということで、ぜひいろんなお知恵をいただきながら、借りながら進めていただきたいと思います。
私は、たまたま応募はなかったけれども、やっぱりこういうことをやりたいなとか、こういう団体と知り合って、だったらこういうことができるなというのは突然生まれてくるものだと思うので、そういう意味では、制度としては、その在り方として内容はいろいろ考えていただくとして、そういった支援の形というのは、ぜひより有効に使っていただけるように考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
【立川文化芸術のまちづくり協議会支援事業】
◆委員(瀬順弘君) これと別に、文化芸術のまちづくり事業補助金という制度もあるかと思います。この協働のまちづくり推進事業補助金は、前の年度に募集をして、内容が固まって、そして次年度その分しっかり予算を取って実施をすると。
文化芸術のまちづくりのほうは、前も一般質問でもやりましたけれども、当該年度の、しかも年度の始めじゃないほうに募集をして、そして採択された事業に補助金を交付するということで、協働のまちづくりと同じように前年度に募集してもいいのかなと思ったりもしますけれども、そのあたりは何かお考えはございますか。
◎地域文化課長(轟誠悟君) 今、御質問のございました文化芸術のまちづくり協議会におきます補助金でございます。
こちらにつきましては、文化芸術のまちづくり協議会におきまして、申請があった団体に対して審査を行って補助金を出しているような状況になってございます。
原資といたしましては、立川市のほうから当該年度の予算を、認められた予算の範囲内で、総会の中で協議会の予算をまた決めた上で補助金のほうを出しているような状況になってございます。そのようなこともございまして、当該年度の中で募集と審査、またその交付という形を行っているところです。
また、一般質問で以前に御質問ございましたとおり、募集時期などが少し遅くなっていたところがございました。31年度までは募集期間のほうが6月とかでございましたが、令和2年のところから9月など遅い時期の募集ということもございましたので、昨年度は、活動内容のほうをできるだけ早く回すような形にいたしまして、7月まで募集期間のほうのスタートを早めた形でヒアリングなども早めているところです。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
市が直接ではないので進め方もあるんだとは思いますけれども、予算の範囲内になっていますよね。過去のはっきりした数字は覚えていないですけれども、応募が多い年、少ない年というのがやっぱりあると思います。応募の多い年で、しかも審査をして採択された事業が多いと上限、これはたしか最大50万だったと思いますけれども、それが要は採択された事業が多くて、決まった上限じゃなくて予算の範囲内なので、そこで割り返すと上限の50万がもらえなかった。1年前だったり1年後で応募が少なかったら50万もらえたのにというような事業というか、そういうケースが過去にもあったかと思います。
先ほどの協働のまちづくり補助金もそうですし、自治会の各種補助金というのはいろいろあると思いますけれども、あれもたしか前年度の夏とか秋ぐらいに各自治会に、例えば集会施設の修繕なんかは来年予定されていますかとか、前年度にそれを聞いて、おおよその金額を積み上げて予算を計上されているんだったと思うんです。
なので、そのあたりで予算を精査していくという意味でも、急には難しいと思いますが、そういった方式もできないかなというのもぜひ考えていただきたいなというふうに思います。
そうじゃなくて、こういう理由でそれはやらないんだということであれば、そういうところもぜひお示しいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎市長公室長(小宮山克仁君) 全体的な補助金等の在り方について、検討する必要があるのかなというふうに考えております。
例えば国の補助金とかですと、前々年度に要望のあるなしだとかの調査が来たりですとか、そういったことで事業を進めていくというようなことが実際には行われております。
市のほうもそのあたりは参考にしつつ、現状はやはり、予算というものが成立していない段階で正式な募集というのは、それはちょっと予算の原理からしてもどうかなというふうに思いますので、意向調査ですとか、そういったやり方につきましては、今後他市の状況も含めまして検討してみたいなというふうに思っております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
協働のまちづくりと文化芸術のまちづくりは、ある意味、趣旨は似ているようなところもあるのかなというふうにも思っています。
それぞれ、今、文化芸術のほうはまちづくり協議会が運営されていますので補助金の中で出されているということなので、仕組みとして難しいかもしれませんけれども、そのあたりも今、市長公室長にお答えいただいたような補助金の全体の在り方というところでは、より市民に有効に使っていただける形という視点で、ぜひ御検討を進めていただきたいなというふうに思います。
それから、年度が、予算が成立していないのにという御答弁もありましたけれども、そういう意味では、まちづくり推進事業は、まさに前年度に交付団体を審査して決定をしているんだと思いますし、私も昔よく文化庁とか、地域創造の補助金なんかも応募というか申請をしていましたけれども、大体、募集要項に、何年度の予算成立を前提とした募集ですとか、必ずちっちゃく、ちっちゃくもないかな、書いているんですね。
なので、当然、行政の予算の執行の在り方で言えば、前年度にとはどうなんだという考え方はもちろんあるかもしれませんけれども、それをしっかりと有効に活用していただくための形がどういうものがいいのか、ぜひそこも含めてお考えいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上で終わります。
一般会計歳出 3款・民生費
【基幹相談支援センター事業】
◆委員(瀬順弘君) それでは、まず基幹相談支援センターについて伺いたいと思います。
主要施策の概要は、32、33ページです。
もろもろ質疑もありましたので、内容等についてはよく分かりました。
ちょっと1点だけ確認をさせていただきたいのが、研修とかをされるというようなこともありましたけど、例えばここの専門職の方々が地域の事業所に出向いていろいろまた支援なり育成をすると、そういうようなこともあり得るんでしょうか。
◎障害福祉課長(白井貴幸君) 今、瀬委員から御質問ございました事業所へ行っての指導育成も想定してございます。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。研修等を含めてしっかりとした体制、そしてボトムアップを図っていただいて、障がい者の支援に向けて一層前進していくことを期待したいと思います。
【地域生活支援事業(移動支援事業)】
◆委員(瀬順弘君) 続きまして、事項別明細書173ページ、地域生活支援事業についてお伺いをしたいと思います。
ちょっと先ほど移動支援のところで質疑がございました。昨年の秋だったかな、私も一般質問させていただいて状況をお聞きしながら、ここに来てなかなか状況がやっぱり変わらない、ヘルパーさんが少ないというような状況というのは先ほどの質疑でもよく分かりました。
それで、どうやってヘルパーさん確保していくかということで、その中で一つ、当初のもくろみとしては、報酬単価を引き上げてしっかりと確保していきたいというようなもくろみもあったかと思いますけれども、報酬単価を上げたところで、結局、その利用実数を見ていくとそんなに増えていないのかなというような状況だと思います。
ちょっと1点確認ですけども、このヘルパーさんの報酬というのは市からヘルパーさんに行くのか、事業所さんを通じて行くのか、確認させてください。
◎障害福祉課長(白井貴幸君) 報酬につきましては事業所に入りまして、あとはその事業所の判断で割り振りが決められるものと認識してございます。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
そうすると、市としては報酬単価上げましたと。事業所さんから、利用がこの時間ありましたということで、恐らくそれで請求が来るということだと思うんですけども、その額がそのまま行くわけではないということですよね。事業所さんによって、もしかするとその時給単価が、ヘルパーさんに実際に支払っている価格が違うという、そういう場合もあり得るということでよろしいでしょうか。
◎障害福祉課長(白井貴幸君) ヘルパーさんの報酬に反映される事業所もあれば、反映されない事業所もあると認識してございます。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
仕組みとしてそういうことだと思いますけども、ヘルパーさんを確保するためにしっかりと報酬を、特に立川市の場合、26市と比べてもかつては随分低いところ、頑張って引き上げていただいて、そういうところで充実していこうというところだったと思うので、このあたりは、例えば事業所さんにしっかりと、こういう趣旨で上げているのでしっかり反映してくださいとか、もしくは実態がどうなっているかっていう確認をするということはできるんでしょうか。
◎障害福祉課長(白井貴幸君) 事業所さんに対して、そういった趣旨があったのは事実でございますので、こういった趣旨で300円、2,000円から2,300円、1時間当たりの単価報酬を引き上げておりますというのは事あるごとにお伝えしていきたいなというふうに考えてございます。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
ちょっと今もうそれ以上あれですけども、例えば、さらに引き上げればヘルパーさん確保できるのかどうか、いろんな状況を確認されながら次の手を考えていただくんだと思いますけど、じゃもう少し上げてみようってなって、実態としてはヘルパーさんの手元に反映されていなければ恐らく効果が出ないことになってしまうのかなというふうにも感じますので、事業者さんにお知らせしていきたいということでしたけど、そのあたりはちょっとしっかりと、せっかく制度を拡充して、利用者さんも期待が高い事業でもありましたので、しっかりとそのあたりは確認をしながら7年度の事業を進めていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
【地域生活支援事業(日常生活用具給付(ストマ用装具))】
◆委員(瀬順弘君) それから、同じ地域生活支援事業の中で、日常生活用具の給付、この中にストマ用装具の給付費が入っているかと思います。
令和6年度、引き上げていただきまして、以前お聞きしたところでは、立川市が26市で先行して頑張っていただいたというようなことで、昨年の秋の一般質問でお聞きしたときには、多摩26市どういう状況ですかというのをお聞きしたときに、立川以外上げていないというようなお話でした。
問合せが何件か、何市かあったというようなことでしたけども、これ、令和7年度に向けて、他市の状況というのは何か調査とか把握されていますでしょうか。もしされていればお示しください。
◎障害福祉課長(白井貴幸君) すみません、7年度の26市のストマの給付基準額につきましては、今日現在把握してございません。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。ぜひ把握していただいて、ほかの市もどのような状況かというのはつかんでおいていただけるとありがたいなというふうに思います。
それから、直近のこのストマ用装具の支給決定されている方の人数、細かいところ分からなければ概数でも結構ですけども、大体どの程度かというのを、もしくは前年、前々年から増加にあるとか、減少傾向にあるとか、そのあたりの状況についてお示しください。
◎障害福祉課長(白井貴幸君) おおむね250人で推移しているものと認識してございます。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。ありがとうございます。
そうしますと、この10年近く、多分そんなに大きな増減はないのかなというふうにも理解をいたしました。
それから、このストマ用装具の給付については基準額ということで、これが基準額という名前ですけど、上限額ということになっているかと思います。
それを引き上げていただいたので、今までよりたくさん装具が購入できるというようなことになっているかと思いますけども、逆に基準額まで使っていない方というのもいらっしゃるかと思いますけど、そういったデータは取られていますでしょうか。
◎障害福祉課長(白井貴幸君) 現在そういったデータは把握してございません。申し訳ございません。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
以前、去年、おととしぐらいの一般質問でお聞きしたときに、令和4年で基準額まで使っていない方は38名いらっしゃったということで、そのときの支給決定者数から考えると14%ぐらいの方ということで、これが全然足りていて基準額までいっていないのか、私なんか当事者の方とか支援されている団体の方からお聞きすると、もう無理して、我慢して、交換も頻度を、間隔を空けてされているなんていうお話も聞いていましたので、そういう意味では基準額を引き上げて、いろんな声として届いているものも一部あるかとは思いますけども、実態として、基準額は上がったけれども、みんなやっぱり目いっぱい使っていて、本当はもうちょっと上げてもらいたいんだというようなことなのか、上げていただいたおかげで、基準額までいかなくても充実できた方が増えているのか、これは施策、取組の拡充の効果をはかる一つの指標になるかなと思いますので、ちょっとデータつかむのは難しいのか分かりませんけれども、以前は数字としてきちんと出していただいたこともありましたので、ぜひそれはしっかりつかみながら7年度の事業を進めていただきたいというふうに思っています。
それから、令和6年度、まだ終わっていない、決算も出ていない状況ですけども、日常生活用具費助成の予算については、令和6年度、特に補正は上がっていなかったかと思いますけども、ちょっと見込みになるかと思いますが、これは令和6年度当初予算していた金額で大体賄えそうな感じなのかどうか、見込みについてお示しください。
◎障害福祉課長(白井貴幸君) 6年度につきましては補正予算をお願いすることもございませんでしたので、収まるというふうに見込んでございます。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。令和7年度の当初予算が6年度と同額で上がっておりましたので、そういう意味では7年度も適正な予算の中で措置されているのかなというふうに理解をいたしました。
あと、給付基準額、引き上げていただいたのと併せて、昨年も一般質問で取り上げさせていただきましたけど、ストマ用装具、パウチ、袋ですね、等、それ以外にアクセサリーが13品目一応給付の対象になっているというようなことでしたけども、昨今いろんなものが出てきて、便利に使えるもの、そういうものもあるので、ぜひ給付の対象品目を増やしてもらいたいという声があるというのを一般質問のときにもお伝えをさせていただいて、そのとき、「当事者の皆様の声を聞きながら適切に判断してまいりたい」という御答弁いただいておりました。
この令和7年度に向けてどのような検討をしていただいたのか、もし7年度、取組として反映していただけるようなことがあるようでしたらお示しいただきたいと思います。
◎障害福祉課長(白井貴幸君) 令和6年度につきましては給付対象品目13品目ということでございます。その間、当事者団体のほうから品目を増やしていただきたいという御要望がございました。
障害福祉課内で検討を重ねましたところ、給付対象基準額の範囲内ということで1品目、洗浄剤、こちら、ストマを洗浄する薬液で、皮膚を清潔に保ち、かぶれ等を防止するための薬品と聞いてございます。こちらを令和7年度から1品目追加いたしまして、14品目として給付対象品目にしたいと障害福祉課では現在考えているところでございます。
◆委員(瀬順弘君) ありがとうございました。早速、当事者の方々の声も聞いていただいたということで、その中から1品目追加していただけるということでありました。
7年度からということであれば、あれはたしか給付の手続が年2回あるんですよね、上期と下期とね。そんな時期にもなってくるんだと思いますので、そういう意味では、対象増えましたよっていう周知をぜひしっかりとやっていただいて、令和7年度のこの助成についても有効に活用していただけるようにお願いしたいと思います。
【障害者差別解消等啓発事業】
◆委員(瀬順弘君) 最後1点、事項別明細書181ページ、障害者差別解消等啓発事業についてちょっとお聞きさせていただきたいと思います。
この中にヘルプマーク作成委託料というのがあるかと思いますけども、これは今回のこの予算33万7,000円ですかね、これで数的には幾つぐらいのヘルプマークが作られるんでしょうか。
◎障害福祉課長(白井貴幸君) 令和7年度ヘルプマークにつきましては、2,000個の製造を予定してございます。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
もうこれ、在庫が残り少なくてということでしょうか。お聞きします。
◎障害福祉課長(白井貴幸君) ヘルプマークにつきましては毎年非常に結構はけまして、在庫がほぼなくなる状態が続いてございます。
令和7年度も33万7,000円をかけましてヘルプマーク2,000個を作成予定でございます。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。しっかり必要な方に届くようにお願いしたいと思います。
ちょっとこのヘルプマーク、今持っていらっしゃる方からこの間お話をお聞きしましたら、何かもうちょっと目立つようにしてもらえないかなというようなお話がありました。
立川市のやつはいろいろ記載ができてネームプレートみたいなのに入るような、ヘルプカードと一緒になっているのかと思いますし、東京都が作っている赤いヘルプマークですかね、そういうのもあると思いますし、何か鉄道事業者さんなんかも独自にそういうのを作っていらっしゃるというのもあって、目立つようなものもあるんだけれども、二つも三つもつけているのも嫌なので、一つでちゃんと書き込める立川市のやつがもうちょっと目立つといいなというお声があったんですけども、その方だけなのかもしれませんが、そういうお声とかっていうのは何かあったりしますか。
◎障害福祉課長(白井貴幸君) 今のところ、私、そのようなお声を初めてお伺いしますが、担当にはそういったお声があったということは伝えさせていただきたいと思います。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。ちょっと私もそういうのを言われたのは初めてだったんですけども、その方はそう感じていらっしゃるということで、この場を通じてお伝えをさせていただきました。
ちょっと一つの参考といいますか、そういうのも含めて、またほかの方の御意見なんかも聞きながら、せっかくまた作るタイミングになっていると思いますので、御検討というか、情報の一つとして入れていただければありがたいなと思います。
以上です。
一般会計歳出 7款・商工費
【観光振興事業】
◆委員(瀬順弘君) それでは、観光振興事業についてお伺いしたいと思います。
事項別明細書が295ページです。
この明細の中で、変電盤装飾委託料70万7,000円というものが入っております。
主要施策の概要40ページを拝見いたしますと、立川駅北口に設置の変電盤にラッピングを施すということで、これすみません、まずこの北口にある変電盤というのは、どこのどういったものの変電盤、ビルにある変電盤なのか何なのか教えていただけますでしょうか。
◎シティプロモーション推進担当課長(太田勇君) こちらは、北口駅周辺にあります東京電力さんが持っている変電盤のほうになります。
北口のまちづくり協議会の皆さんからも、なかなかこちらが落書きが非常に多いというようなお話を聞いていて、その中の解決方法の一つとして、落書きというと総務費になっちゃうんですけど、我々としては、落書き防止もありつつ、立川市の魅力を発信するといった意味でこの事業をちょっと商工費のほうで組ませていただいておりますが、まずはその地上に置いてある外に見えるむき出しの変電盤といいますか、そこをラッピングするというふうに考えております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 電線の地中化したところにある地上機器ということでよろしいんでしょうかね。あれ、一般的には地上機器という言い方が多いのかなと思ったんで、変電盤と書いているので、変電盤って無数にある中の何を指すんだろうなと思ってお聞きしました。
ラッピングということなんですけど、これ例えば直接ペイントするのか、シート張りみたいな形なのか、具体的な施工方法は考えていらっしゃるんでしょうか。
◎シティプロモーション推進担当課長(太田勇君) こちらにつきましてシートを張るような形で施工する予定でおります。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) そのシートは、大体耐用年数っていうのは、一度張ってどれぐらい持つものと想定されていますでしょうか。
◎シティプロモーション推進担当課長(太田勇君) すみません、その辺のところはこれからちょっと事業者とも協議をするような形にはなるんですが、張ってしまえば、何事もなければ一定程度の期間は持つんだろうと、何年持つかというのはちょっと私もはっきりとは把握はしていないんですけども、きちんとした商品で売っているものをきちんと張るような予定でおりますので、ちょっと私も何年持ったかという実績、私も今すみません、調べておりません。それは申し訳ございません。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
ちょっと今後どうするのか、また後で聞きますけど、それによってそういうのをきちんと確認しておかないといけないかなというふうにも思いました。
ちょっと主要施策の概要のところを見ますと、立川のたいこばんをはじめとした本市の魅力の情報発信ということで書かれています。
立川のたいこばんって、いろんな商品たくさんあると思うんですけど、この間、ホームページで見たら、今のところ46あるのかなと思います。
これ、どういうふうに選んで、どういうデザインにするとかイメージが、これからやることですけど、イメージがもしあるようでしたらお聞かせください。
◎シティプロモーション推進担当課長(太田勇君) こちらのほうでは、我々としては立川の観光コンベンション協会の中でお話をしたときに、まずはやはり一つ一つの商品というよりも、立川のたいこばんというもののイメージがまだまだ浸透しておりませんので、立川市にはそういったものを示すものがあるんだよっていう、その立川のたいこばんの印を本当はまず貼りたいなというのはあるんですが、ただそれは我々が今そうやりたいと思っているだけですので、そのあたりにつきましては、正直北口の皆様と果たしてどれがいいのか、またあまり単一の色ですとちょっと逆に書かれてしまうようなおそれもあって、ちょっと他市の状況を見ながら、どういったものが落書きを抑えるようなもので、なおかつ魅力を発信できるのかというのはちょっとこれから検討してまいりたいというふうには考えております。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
ちょっと勝手に、この46個あるうちの一つがどーんと出るのかな、そうすると46か所やらないと差が出ちゃうなと勝手に思ったんですが、すみません、たいこばんとして周知を図っていくのも一つというようなアイデアということで分かりました。
ちなみに、今回のこの予算というのは、地上機器の何か所にラッピングする予定の金額になっているんでしょうか。
◎シティプロモーション推進担当課長(太田勇君) 予算上、まずは3か所というふうに考えております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
予算がこれ委託料ということになっていますけども、具体的にどこに委託してやっていただくように考えているんでしょうか。
◎シティプロモーション推進担当課長(太田勇君) こちらは東電さんのほうの関係会社のほうはもうここにやってくださいというなルールで決まっておりますので、そちらのほうにお願いするということになります。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
私もビッグサイトの何の展示会だったか忘れましたけど、展示会見に行ったときに、やっぱり多分そこの東電系の企業さんですよね、ブース出展されていて、いろいろと見させていただいて、ラッピングにもいろんな方法があるんだなというので、もう何年か前ですけど、そんなのを見たような記憶がありました。3か所分ということで業者に委託されるというので、分かりました。
これ、70万7,000円のうち、一般財源と特定財源が2分の1になっていると思いますけど、この特定財源はどういった内容の財源でしょうか。
◎シティプロモーション推進担当課長(太田勇君) こちら、特定財源、東京都からの補助ということになりまして、ページでいうと55ページ中段ぐらい、商工費都補助金の中の東京の多様性を活かした観光まちづくり推進支援事業といったメニューがございますので、そちらのほうを活用させていただく予定です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
これ、ちょっと先ほど少し触れましたけど、今年度、この補助金使って3か所ということですけど、今後の展開というのも何か考えていらっしゃるのかお聞かせください。
◎シティプロモーション推進担当課長(太田勇君) 我々として、観光としてやるということだけですと、その効果というのは少し見ながらということになるんですが、やはりその裏には、やはり北口の皆さん、南口の皆様の落書きに対する思いというのは非常に強く感じております。
我々も一旦、北口からの要望をいただいて、今回、3か所というふうにやるんですけども、南口のほうの私がよく参加している会議に行ったときに、やっぱりいろいろと南の方からも御意見をいただきまして、北も南もそうだろうと。
もう当然それもありますので、まずは我々としましては、一旦令和7年度やらせていただいて、その効果だとかを少し検証した中で、今後どういったことをしていけばいいのかというのは少しまず様子を、まずこの事象から少し吸い上げさせていただいて、北口やったんだから、ずっと北口というわけにも、これはなかなか難しいかなと思っておりますので、北も南も少し横目で見ながら進んでまいりたいというふうに考えております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。しっかり横目で見ていただいて、お願いします。
これ、補助金入れてやっていくということなんですけど、この東京の多様性を活かした観光まちづくり推進支援事業の中の補助金ということで今御答弁いただきましたけど、この補助金って、見込みとして、7年度以降もあるのかなというか、今後、7年度の様子を見ながらできればやっていきたいという意味合いの御答弁だったと思いますけど、それがまた活用できる可能性が今のところ分かっていらっしゃるのか、分からないのか教えてください。
◎シティプロモーション推進担当課長(太田勇君) 本補助金のメニューについてはかなり幅広く活用できる補助金となっていますので、この同じ補助金がずっと続くかどうかというのはちょっと私どもでも分からないんですが、いずれにしても、恐らくまちの中のニーズっていうのは消えるものではないと思いますので、何かしらの形では多分東京都さんも名前を変えながらでも何か残していただけるんじゃないかなという期待感は私どもは持っております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 一緒に期待したいと思います。お願いします。
ちょっと私も調べてみましたら、東京都のほうで商店街無電柱化推進事業というのがあって、市長もうなずいていらっしゃいますが、これ見てみると、無電柱化をすることに対する補助金ではなくて、商店街区にある地上機器のラッピングに対してとか、デザイン委託料とかラッピングの工事費が5分の4、補助上限額500万という補助金があったんですが、これについては把握されているか。この事業を使わない、これ、ごめんなさい、ホームページ見ると、何年度の事業とか書いていないので分からなかったんですが、もし把握されていて使っていないのであれば、理由をお示しください。
◎シティプロモーション推進担当課長(太田勇君) 大変申し訳ございません。私どもとしては観光のという意味で、プロモーションという意味でやっておりましたので、まずは観光部さんですとか、または観光財団さんのほうの補助金を中心に探しておりましたので、ちょっと私どもでは、すみません、漏れていたということでございます。
以上です。
◎産業振興課長(八谷俊太郎君) 商店街の関係の補助金につきましては、産業振興課のほうで状況のほうを把握しておりました。
あくまでも商店街の中の分電盤といいますか、変電盤といいますか、地上機器を対象にということになりますので、商店街のあるエリアでないとできないと。また、管理をどのようにしていくのかというところにも課題があるというところで、あと商店街の資金が必要になるというところもありますので、こちらのほうはなかなか補助金としては使いにくいんだというところでございます。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
一つは商店街区にもちろんあるということなので、しかも電線地中化がもう終わっていて、ちゃんと地上機器があるというところなので、そもそも使えるところが限られるんだとは思いますけども、とはいえ、ちょっと思い浮かぶだけでも北にも南にも商店街区の中に地上機器ってたくさんあると思います。よく空き缶乗っけられて困っているなんて話も聞いたりしますので、地上機器があることは私も認識はしているところです。
これ、商店街がやることにという補助金、今御説明あったとおりなので、確かにそのとおりではあるんですけど、これ、この事業が、補助金が来年度以降ももし継続されて、もしくは同じような補助金制度があるとすれば、商店街もやっぱり地域活性を狙っている。それから、先ほど御答弁の中でも、観光という面とそれからやっぱり地元のにぎわいづくりという両面があるというような御答弁もあったので、そういう意味では、この事業をうまく使えればいいのかなというふうにちょっと見つけたときに思いました。
今回の予算見てみますと、いわゆる事業費としては市が全部出しているわけですよね。2分の1一般財源、2分の1補助金を頂いているということは、市が丸抱えしてやっていくというような形で、それの金額の大小も当然あるんでしょうけど、そうであれば、今後少しずつ、何か所かずつ年度ごとに増やしていきたいということで考えていくとすれば、5分の4東京都が出してくださるわけですから、残り5分の1立川市が出してあげれば、いわゆる上乗せを補助してあげれば、商店街には大きな、大きなというか負担なく、ただ申請していただいたりとか、場所を選んでいただいたりとか、また汚れたときに掃除するのも管理に含まれるのか分からないんですけども、そんな形でやっていけるとお互いやっぱり地元も、そして立川の観光という視点での狙いもウィン・ウィンになっていくのかなと思いましたので、ちょっとぜひこれうまく活用できないかなと、検討していただいてはいるというお話でしたけど、今後広げていくときには使える可能性があるかなというふうにちょっと思っていただいて、検討していただけたらと思います。
最後ちょっと1点、要望だけ申し上げさせていただくと、今後そういったものが広がっていくのであれば、少しちょっと商工からはみ出るかもしれませんが、要望ですので、そういう観光もそうでしょうし、地元のにぎわいづくりに資するものももちろん視点としては大事だと思いますけど、例えばアール・ブリュットの作品を活用させていただくとか、市内の子どもたちが書いた絵を活用させていただくとか、そういった形で、観光も、地元も、そして立川市民みんなも何か楽しめる、喜べる、そんなものになっていくといいなというちょっと私のイメージがあったので、ぜひそんなことも今後検討していただけるとありがたいなと思います。
以上です。
一般会計歳出 8款・土木費
【シルバーピア維持管理】
◆委員(瀬順弘君) それでは、私のほうからもシルバーピアのことについてお聞きしたいと思います。
さきの委員からいろいろ質問してされていまして、私もお聞きしようかと思っていたこと、幾つか分かりました。
ちょっと確認で、10年間の再契約を令和4年度と6年度で3棟、2棟ですか、30年の契約満了になって10年延長する方向ということで、その時点では10年延長するので、空いている部屋は入居を募集をするというような方向だったと思います。
去年、私も一般質問させていただいて、まず令和4年度中に契約が切れて更新した3棟については、その中から空き部屋を修繕して募集を実際にしていただいたというようなことで、その時点で今後の予定ということでお聞きをしたときには、令和6年度中も2棟、10年の再契約をするということで、そこで入居者を募集して、それについては令和7年度中に募集になるだろうという見込みだという答弁をいただいていました。
私もいろいろ御相談受けていて、今度募集またやると、議会でもそういう答弁が出ていると、やるよと言っていたのに、私もこの主要施策の概要を見て、突然何でそんな方向転換したんだろうという驚きでした。
今いろいろとやり取りの中で分かったんですが、これは募集しないよと決めたのはちなみにいつ頃ですか。
○委員長(大沢純一君) 瀬委員、321ページということでよろしいですね。
◆委員(瀬順弘君) はい。
◎住宅課長(浅見孝男君) 募集については、令和7年度予算を計上するに当たって、先ほど申し上げましたとおり、昨今の状況から、予算の中で市が公費を計上して部屋をリフォームする価格が非常に高騰しているという現状、また市がシルバーピアを募集を停止したとしても、市内には都営住宅のシルバーピアが幾つかありますので、そういったところで代わりに募集ができるというところで、令和6年度につきましても、非常にリフォームの予算が高騰しておりましたので、結局募集戸数については5戸募集をいたしました。
令和7年度についても5戸ということで、どうしても市の予算規模からすると、10戸とか20戸の募集というのがなかなか厳しいという状況から見て、市としては、もう新たなシルバーピアの募集というのは令和7年度をもって最終にしようというところを予算を策定している中でそのように方向としては示していって、委員の皆様方にもそのように資料の中で御案内をさせていただいたというところでございます。
以上です。
◎市民生活部長(太田弘幸君) 新たな募集をしないという判断ですが、今課長から申し上げたとおり、昨今の状況を見て、なかなか継続は難しいということと、ここで新たに入れた場合……(「いつ決めたか」と呼ぶ者あり)--はい。最後の期限が見えてきている中で、新たに募集するのはかえって居住者にとっては不安定な状態が継続するのではないかということ、さらに言うと、予算的なことだけでなく、この修繕を請け負っていただける事業者が実際いないという現状を踏まえて、ここで判断をしたものでございます。
○委員長(大沢純一君) いつ決めたかというところの御質疑ですが。
◎市民生活部長(太田弘幸君) いつ決めたかというと、予算編成過程で、この募集についてはやめるという判断をしたところでございます。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 予算編成過程って、いろいろ下見積り取ったり、いろいろ作業始まっていく中では半年ぐらいあると思いますけど、いつぐらいですか。
◎住宅課長(浅見孝男君) 予算の策定の事務が開始いたしましたおおむね令和6年8月ぐらいというところでございます。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
それ以降、何か委員会とかでそういう方向になりますとかっていうのは、何か常任委員会とかで報告いただいていますか。
◎住宅課長(浅見孝男君) シルバーピアの募集を停止しますということに対して、総務委員会等で報告はいたしませんでした。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) シルバーピア、一般質問で取り上げる方もいらっしゃいますし、私も取り上げていますけど、予算や決算でも比較的いろいろと質問の出てくることだと思います。先ほどの委員も高齢者の住まいの確保というところで同じような趣旨で質問されたんだと思いますけど、これ非常に重要なことがさらっと決まっちゃったんだなっていうのが私の感想です。
その上で、都営のシルバーピアがあるので、そっちをあっせんしますということで、もちろんなくすだけじゃなくてやりますよということですけど、ちなみに令和6年度、都営のシルバーピア募集がここの8款で、事項別明細321、都営住宅地元割当等募集がこれ都営住宅のシルバーピア、市のほうで割当てで募集していると思いますけど、募集じゃないや、募集戸数と応募者数、分かれば教えてください。
◎住宅課長(浅見孝男君) 都営住宅の募集は年4回やっております。その中で、シルバーピアはそのうち大体2回の募集の中で応募しております。
立川市のシルバーピアについて何戸というのは、恐縮ですけど、今ここでは持ち合わせておりませんが、空きがあったら、そこの中であっせんを都のほうでやっていくというところでございます。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) ちょっと私の認識では、定期募集4回、2月、5月、8月、11月、JKKが募集していると思います。そのうち2月と8月がシルバーピアの募集もある定期募集だと思います。
それと別に、立川市が東京都住宅供給公社から割当てを受けて立川市で募集するシルバーピアもあると私は認識しているんですが、今御答弁いただいたのは定期募集でというお話だったと思いますが、立川市で割り当てられているシルバーピアの募集、これが、ごめんなさい、私、そういうのがあると思っているんですけど、そういう事業はない、ある。先ほど申し上げました321ページでしたかね、都営住宅地元割当等募集というのはそれじゃないんでしょうかね。ちょっと確認させてください。
◎住宅課長(浅見孝男君) 今、委員御指摘のとおり、定期募集のほかに、都営住宅がある地元に対して都営住宅地元割当等募集というのがございます。
令和6年度については、地元の割当てというところがシルバーピア、立川市は市としてシルバーピアの募集をしたので、東京都のシルバーピアの募集の割当てというのは特になかったのでやっておりません。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) それを最初に聞いたんですけどね。6年度なかったと。ちなみに、5年度もなかったと思います。
4年度、実施をして、これ行政評価に載っていますけど、4年度が12戸募集、令和3年度ゼロ、令和2年度15戸ということで二、三年に1回、6年度はたまたま市営のシルバーピアが募集だったのでということで、都のほうからもしかしたら何部屋から割当てが来ていたかもしれないので、来年分と合わせて来年募集していただくのかもしれないですけど、それにしてもこれまでの形見ると、二、三年に1回しか募集がない、しかも10戸ぐらい。そうすると、1年で五、六戸ぐらいしか募集ないんですよね、この中で。
じゃこれ、市がやっている、6年度はなかったですけど、これまで市がやっている地元割当募集で倍率どれぐらいか分かりますか。
◎住宅課長(浅見孝男君) 恐縮ですけども、都営住宅の募集倍率、特に立川市のシルバーピアについて何倍かというのはこちらでは把握しておりません。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 市が都から割当てを受けて市が募集をしているのに、倍率が分からないという御答弁はちょっと全く不可解ですけど、謎を解明するより先に行きたいと思いますけど、もう一つ、地元割当てと別に先ほど最初に答弁いただいた2月と8月の定期募集、立川市の中のシルバーピアも募集が大体出ています、過去見ていくと。これ、倍率どれぐらいか把握されていますか。
◎住宅課長(浅見孝男君) シルバーピアの募集状況ですが、ここのところでは令和4年度と令和6年度に募集をいたしました。
令和4年度については何年かぶりに募集をしたんですが、募集数14戸に対して31人の応募なので2.2倍弱、令和6年度については募集戸数5戸に対して応募数6人でした。なので1倍強というところの実績でございます。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) ごめんなさい、今のは地元割当募集の数ということでいいんですか。確認です。
◎住宅課長(浅見孝男君) 失礼しました。
市営のシルバーピアというところです。
都営のシルバーピアの募集の応募や倍率については、恐縮ですけど、こちらでは把握しておりません。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 今、都営のシルバーピアの話で来ているでしょう。これ多分大体の方は分かっていらっしゃると思う。ちょっと質問の仕方が悪いんだったら聞いてください、確認してください。私の聞いていることと違うことが返ってくるのでね、お願いします。
結局、東京都の都営住宅の定期募集の倍率状況というのは押さえているのか、押さえていないのか、どっちですか。
◎住宅課長(浅見孝男君) 申し訳ありませんでした。
こちらでは都営住宅の倍率というのは押さえておりません。年に4回定期募集で来たときに、都内の都営住宅の募集の戸数があるんですが、参考倍率というのが載っかっています。それは、そのときに募集している住居に対して過去何倍だったかというのがあるんですが、募集していないところについては特に公表されていないというふうに私のほうでは認識しております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) これ抽せんが終わると、全部公表されています。どこの住宅に何件応募があったか、全て。なので、これ見れば、私もちょっと、直近でいうと6年8月に行われた結果見ましたけども、立川市内の住戸でいくと倍率が大体9.3倍、令和6年2月の募集でいくと倍率が10倍。東京都のシルバーピアは単身者用もそこそこにあって、世帯向けの住戸もあってということで、立川市も、市営住宅なんかは同じですけど、世帯向けは比較的倍率が低いんですね。単身者向けの住戸というのは非常に倍率が高い状況です。
その中でいくと、例えば単身だけで取ってみると、去年8月だと7.8倍、違う、ごめんなさい。単身だけで取ると、ごめんなさい、これはちょっと立川含む都内全域、その定期募集での倍率でいくと34.8倍、2月が41.5倍。
実際、いろいろ御相談いただいて、今度都営住宅の募集ありますよと。住宅課のところ行って、しおりを頂いて、お届けにいって、書き方分からないっていうから一緒に書きながら、あと切手貼って出してくださいねとやったりもするんですけど、まあなかなか当たらないです。シルバーピアは2月と8月だけなので、年2回だけなので、外れたらまた半年後、また半年後という方がいらっしゃいます。シルバーピアだけじゃなくて、一般の住宅もなかなか、特に単身者、非常に厳しい状況ですけども。
そんな中で、ちょっと議論としてね、確かに契約の先も決まっています、修繕するにもやっぱりお金かかります。いろんな意味で言われていることを理解できないわけじゃないんですけど、でも何とかしなきゃいけないから都営のシルバーピアあっせんしますよと。あっせんして入れますか、今の状況で。私、ちょっと無責任じゃないかなと。いやもうシルバーピア紹介しますから、そっち行ってくださいと、ちょっとそれはあまりに無責任じゃないかなと感じたんですね。
居住相談のところ、力を入れていただくということで、それは大いにありがたいお話だと思います。私も御紹介して、何人か実際そこで紹介していただいた方もいるので、すごく役立って力いただいているんですけど、これ、例えば居住相談にこられて入居先が決まった方、その方の平均家賃って御存じですか。
◎住宅課長(浅見孝男君) 統計を取っているわけではございませんので、入居した方の平均家賃というのは把握してございません。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 私もそんな何十人も紹介したわけじゃないですけど、御紹介して決まった方が何人かいらっしゃいます。大体お話聞くと、安いアパートに入れたって喜んでいた方で3万円後半から4万円ぐらいです。
じゃ、このシルバーピアの今入居されている方の大体平均1か月の家賃というのはお幾らぐらいでしょうか。
◎住宅課長(浅見孝男君) シルバーピア、市営住宅、公営住宅については、前年の所得で家賃、使用料が決まってきます。平均というのは、ざっとの感じなんですけど、安い方は1,500円とか3,000円、高い方でも数万というところなので、大体2万円から3万円台が中心かなというふうに認識しております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 私の平均の出し方です。例えば、決算で歳入した額、家賃として頂いた額、年度末時点で入居されている世帯数、これを割ると大体1世帯、1年お幾らぐらい納めていただいているのか。もちろん未収の分もあるのかもしれないですけど、シルバーピアは比較的収入できていない額というのは少ないと思いますので、それで割り返して1年12か月で割ると、令和5年度の決算でいくと、大体1万2,000円ぐらいになると思います。
そうすると、1万2,000円で住める市営シルバーピアがあって、でもなかなか部屋がもう募集に回せないよというので、都営のシルバーピアも、所得によって家賃が変わると思いますけど、都営のシルバーピアも比較的かなり低廉な家賃だと思います。でもなかなか入れない。さらに、居住相談の窓口もありますよと。ありがたいお話なんだけど、そこまで安いところ、民間のアパートとか御紹介いただくわけですから、そこまでの金額にならない。そうすると、本当に困っている方、本当に所得の少ない方、そういう方がさあどこに行こうと。本当大変なんだと思うんですよね。
そういった意味で、市営住宅もそうですし、市営のシルバーピアもそうですけど、市としてできる支援のところを頑張ってこれまでやってきていただいているんだと思うんです。
なかなか難しいところもあるのかもしれないですけど、例えば今、多分シルバーピアの全戸数でいうと、3分の1以上空き部屋になっているわけですよね。実際その後、募集をしないまま、これから運営していくのに総額幾らお金がかかるか。住宅課で持っているのと、市営のシルバーピアは高齢福祉課の高齢者集合住宅対策事業というところにも予算がついていると思いますけど、シルバーピアを運営していくという視点でこれから10年、もしくは先に再契約しているところは残り8年ぐらいになっていますから、仮に残り8年運営していくのに市が幾らぐらいお金使うか、お示しいただけますか。
◎市民生活部長(太田弘幸君) 細かい計算でまだ私どものほうで完全に把握しているわけではございませんが、現行で1年度、ここにお示ししたとおり、9,000万ほどのシルバーピアの管理運営費がかかっているということでございます。
これが、全てが今後発生するとは限りませんけれども、一定額については居住者が減っていっても必要な経費は残ってくるものだと考えております。
また、先ほどいつこの決定がなされたのかということで御答弁申し上げましたけれども、一旦ちょっと私のほうでおわびをさせていただきたいことが、先ほどの質疑におきまして、ちょっと的確な質疑応答ができなかったことについては改めておわび申し上げますとともに、これまでの経過、予算編成過程の中で最終的に決まりましたのは、予算案が決定した中で庁内決定がされたということですので、先ほど8月頃というお話でしたが、最終的には1月頃に決定をしたと私は考えております。
ただ、その編成過程の中で我々の考えをその間、9月、12月議会等で御提案というかお示ししなかったことについては、私のほうで今反省をしているところでございます。おわび申し上げます。
今後、シルバーピア、今お話るるありましたけれども、やはり非常に維持管理だけでも高額であるということと、また空き住居に関しては、1世帯を回復するのにかなりの金額が今かかってもできないというような状況、業者が受けてくれないという状況がある中で、最終的にそういう判断をさせていただいたところでございます。
そういう意味では、その窮状を私どもも議会の皆様にお示しをしてくるべきだったなと今深く反省をしております。
ただ、実際に住居に困っている高齢者の方に御迷惑をおかけすることはしないように、シルバーピア、先ほどの居住支援協議議会も含めてですけれども、そういった方が費用的な面においても負担があまり多くならないようなことを考えていかなければいけないのかなと思っております。
今後のシルバーピアにつきまして、ここでお示ししたとおりに一旦御提案はさせていただいておりますが、高齢者の住宅支援については引き続き住宅課としても取り組んでまいりたいと考えております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 決まったのはそのタイミングということですから、そういう意味では決まってから報告するタイミングはなかったので、ここに出るしかなかったのかもしれませんけど、事前に考えていること、これは非常に大きなことだと思いますから、ぜひ御相談あったらよかったのかなと思いますが、今おわびといいますか、いただきましたので、これからのことをしっかりと考えていきたいと思いますけども。
これ例えば、今80部屋あるうち、多分今年度末というか、直近の時点で入居が50だったと思いますので、30部屋空いているわけですよね。これを仮に30部屋、人を入れた場合、入居していただいた場合と、そのまま空けていた場合、今後の維持管理経費というのは大きく変わるんでしょうか。
◎住宅課長(浅見孝男君) 維持管理というところでは一番大きい費用というのは、リフォームにかかる費用です。
今後、リフォームは停止いたしますので、その分の経費は浮いてきますが、施設のメンテナンス等については、契約期間満了まで引き続き費用は発生すると認識しております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) そういう意味では、修繕にかかる費用が一番大きいというお話でしたけど、すみません、立憲さんの資料請求をちょっとお借りいたしますと、資料ナンバー35、立憲ネット緑さんの資料です。
ここに借上料とか管理運営費等、記載されておりますけれども、これ、例えば後ろのページの令和6年度分でいくと、2月末現在で借上料が約7,000万ですよね。先ほど一番大きくかかっているのは修繕費というお答えでしたけど、令和6年度の修繕費、お幾らぐらいだったんでしょうか。
◎住宅課長(浅見孝男君) 申し訳ありません。ちょっとお時間下さい。後ほど答弁いたします。
○委員長(大沢純一君) 後ほどの答弁でいいですか。
◆委員(瀬順弘君) いいです。
○委員長(大沢純一君) では続けてください。
◆委員(瀬順弘君) 代わりにお答えしますと、6年度の当初予算2,230万、令和5年度の当初予算2,230万、これ、空き部屋の修繕していただくためにそれ以前よりも金額をかなり上げていただいている状況です。令和4年度以前、令和4、令和3、令和2、平成31と決算を追っていくと、大体100万から200万ぐらいの間なんですね。ということは、2,000万ぐらい空き部屋の修繕のために令和6年度、令和5年度はプラスをしていただいたんだと思うんです。
これを今後、空き部屋はもう修繕しませんよということになると、トータルの予算から2,000万ぐらい引いた額、それが結局は毎年かかっていくわけですよね。
先ほどの立憲さんの資料で、借上料と管理運営費ということで金額も掲載されていますけど、2月末現在で借上料と管理費、両方足すと1億2,000万ぐらいになりますかね、かかっていると思います。過去の決算見てもそれぐらいなのかなと思いますけど、仮にこれ、2,000万修繕料が上乗せというか、修繕料で2,000万かかっているんですよということであれば、大体1年で1億ぐらいはでもやっぱり運営経費かかっていくわけですよね。これ10年間やると10億かかっていくわけです。
そうすると、これ例えば2,000万でお仕事を頼んでなかなか受けていただけないとか、金額がちょっと高過ぎるとか、そういうことに今なっているのかもしれないですけど、仮にちょっと戸数減らして業者さんが受けやすくするとか、何部屋想定されていたのか分からないですけど、比較的修繕に手がかからない部屋だけピックアップして、この10部屋だけ修繕してくださいとか、しかも、今もう一旦募集停止しますよっていうぐらいの感じであれば、ちょっと本当は1か月で修繕してもらってすぐに募集にしたいんだけれども、なかなか1か月でやってくれる業者いないんだったら、工期限を2か月先にするとか、3か月先にするとか、受けていただけやすいような形で工夫して、少しでもやっぱり修繕して、必要な方に住居を届けるべきじゃないかなというふうに思います。
この修繕は、一回かければ、基本的にはその後、かからないわけですよね。毎年のランニングコストはずっとかかっていくわけですけど、そうすると、10年間で10億、入居していただこうが、いただかまいがお金がかかるんだったら、そのうち例えば、今年度も多分2,000万ぐらいの予算で修繕やろうと思っていらっしゃったと思いますけど、仮に半分の1,000万だとしても何%ですか、全体にかかる費用でいうと、1%ぐらいですよね。だったら、少しでも何とか部屋を提供していただきながら、今度の仕組みっていうのはもちろん福祉部門としっかりと連携をしながらやっていかないといけない。
でも、今お聞きした限りでは、都営住宅のシルバーピアの募集状況もあまり把握されていない。戸数もどれぐらい募集があったか把握されていない。何を基に検討してそういう結果になったのかなというのをちょっと今、私は質疑しながら、正直そんな気持ちでいます。
かといって、1,000万が決して安い額だというつもりはもちろんないですし、どこかで財源見つけてくるんだとか、いろんなことはあるとは思いますけど、ここはちょっとぜひ何らか少し考えて、きちんとした形で、10年契約延ばしたわけですよね、令和6年度。これから、もう一個、これから契約するとこもあると思いますけど、10年間、3分の1の部屋空いたままのところでずっとやり続けるのかどうなのか、それをいかに活用していくのかというのは、もう一度きちんと考えていただきたいなというふうにも思います。
先ほど平均の家賃申し上げましたけど、これは8年例えば住んでいただいたら、100万円ぐらい入ってくるわけですよね。10部屋修繕して、10部屋入っていただいたら1,000万入ってくるわけです。という理屈を昔、市営住宅の修繕のときにも同じようなことを言いましたけど、その辺も兼ね合わせて、これ何とか考えられないかなと思っているので、最後に御答弁いただきますけど。
それと併せて、今の第5次長期総合計画の前期基本計画策定中で、この間、原案も出ていると思いますけど、この前期基本計画の原案の127ページのところに、安心して暮らせる住環境の推進施策37というところの基本事業の中に、定期的に市営住宅や高齢者集合住宅(シルバーピア)の入居を募集しますと書いているんですね。
これ、もう今まさに作業を進めている中で、これはこのままいくのかなというちょっと疑問もあるんですけど、矛盾が起きないのかなと思っているんですけど、ちょっとすみません、全体的なところですけど、今後、今後というかぜひちょっとそのあたりを勘案して、少し猶予をつくるとか、少しだけでも募集をしてみるとか、そういった考えになっていただけないでしょうか。
◎市民生活部長(太田弘幸君) 今回、ここでこういう形でお示しをさせていただきました。今、瀬委員よりも、10年間の家賃を見合えば100万円程度の収入がありますと、1戸当たり。今回1戸当たり400万円の修繕がかかる、1戸当たりで換算しますとそういう形になります。
実際、この400万という数字なんですが、400万でも現状では業者さんが見つからないというような状況です。下手すると1.5倍から2倍ぐらいの金額を御提示してやっとしていただけるというような状態です。
そこで、やはり今回その見合いというところでは、なかなか今後もこのシルバーピアを継続的に修繕をして維持をしていく、残り期間があるとはいえ、そういった形で判断をここではさせていただいておるところでございます。
シルバーピアでこの高齢者の居住支援を行っていくというのも一つのやり方だとは思います。せっかく空いているのだからということですが、その空いている部屋でさえ、お住まいになられる状態に持っていくことがなかなか今の状況では厳しいというのが我々が今回判断したところでございました。
ですが、今後、今いろいろとるるお話をいただいた中では、ほかの方策も含めて、やっぱり高齢者の支援というのは今後も住宅施策の中でも高齢者の支援は重要な位置づけというのは捉えておりますので、それについては今後も検討を継続してやっていかなければいけない。
居住支援の中でも、いろいろ先ほど障害とか母子家庭とかいうのがございましたけれども、やっぱりどうしても高齢者の居住というのは住替えする段階でなかなか次につながらないというケースも把握しておりますので、その辺はちょっと福祉部門とも連携しながら、何かほかの方策がないのか、ここで入りたい方が入れないというような状況は生まないように努力はしていきたいと考えております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) ちょっといろんな方策をぜひ考えていただければと思います。
今年度でいうと10月2日に多分、修繕委託の入札出したけども、不調になっちゃっているのかなというふうにも思います。
さっきもちょっと言いましたけど、これはどういうふうに修繕の委託を出すのか。多分、これ総価契約で発注しようと思って入札かけたんだと思いますけど、さっき申し上げたみたいに、本当に比較的簡単に修繕ができる部屋をピックアップして、しかもちょっと行政の皆さん面倒かもしれないけど、1戸ずつ発注に出すとか、もし三つも四つもの部屋の仕事を取れる業者がいないと、二つでも三つでも取れないんだとすればという、ちょっとそんな工夫も含めて、空いている部屋全部出せとは言いませんけど、どうせこの後10年間ずっと維持費かかっていくわけですから、少しでも部屋が空いて、市民の必要とされる方が住まいをお一人でも見つけられればいいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
ちょっとほかも聞きたかったんですが、時間がなくなったので、以上です。
ありがとうございました。
◎住宅課長(浅見孝男君) 先ほどの修繕料の予算についてです。
空き家のリフォームについては、予算1,980万円計上しておりました。それに対して、先ほど市民生活部長が答弁させていただいたとおり、なかなか決まらなくて、最後には20社ぐらいいろいろ電話で聞いてみた上で、特命随意契約っていう流れになりました。
予算2,230万に対して、令和6年度については2,198万7,000円が決算額の今見込みでいるところでございます。
以上です。
一般会計歳出 9款・消防費
【避難所機能の整備】
◆委員(瀬順弘君) 事項別明細書333ページ、主要施策の概要50ページ、避難所機能の整備について伺います。
この主要施策概要の中で長期保存型化学反応ライトを購入されるというようなことがあったかと思いますが、これはどういったもので、どれぐらいの数用意される御予定かお示しください。
◎防災課長(仲沢克之君) こちらの一次避難所の長期保存型化学反応ライトについてでございますが、今現在、一次避難所の明かり対策としてろうそくを備蓄しているような状況でございます。このろうそくを活用した明かりの対策については直火で危険であるために、今回この長期保存型化学反応ライトに置き換えることといたしました。
購入予定の製品なんですけども、保存期間が10年程度のものでして、大きさでいうと一般的な消しゴムの少し大きいようなタイプになっております。電池も使用せず、水につけるだけで点灯するタイプでございます。使用期間が7日程度使用できるものでございまして、一次避難所に100個、全一次避難所に30か所整備してまいりたいと考えております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。電池も要らないというので、長期保存できるものということなので、明かり対策、これまでも私も度々避難所のことでは訴えてまいりましたけど、いろんな新しいものも導入されるということで、期待したいと思います。
防災備蓄品で、こういうのが足りないとか、こういうのが欲しいとか、課長もそうですし、担当の方も各地域防災訓練、参加されて、いつもずっと見て回っていらっしゃると思いますけど、何かそういうお声が、明かりは今回こういう形ですけども、そのほかに何かこういう備蓄品が欲しいとか、何かそういう御要望とかというのはお聞きになっていますか。なければないで構いません。
◎防災課長(仲沢克之君) 私も地域の支部訓練、よく参加して、市民の皆様から御要望をいただいているところでございます。
ただ、個別にこういった物品が欲しいという個別具体的な内容については特段いただいていないような状況でございます。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 昨年の秋に私の地元でも地域防災訓練がありまして、市長にもお越しいただきましたけれども、そのときに炊き出し訓練をやろうということで、かまどを出してきて、火をつけようと思ったら、火をつけるものがないと。ライターとかマッチって備蓄されていないんですよね。
昔は、かつては何十人かいればたばこ吸う人もいたりして、ライターあるよってぽっと出てきたんだと思いますけど、最近たばこ吸う方も火をつけずにぽちっとボタンを押して吸うようなたばこも増えているので、ちょうどそのとき、担当の町会の方と、私もちょっと回りながら行ったら、ライターないよって話が出たときに、20人ぐらい多分いたと思うんですけど、誰一人ライターを持っていなかったというようなことがあって、火なので倉庫に備蓄していていいのかどうかということもあるんですけど、ちょっとそのあたりの対策を何か考えていらっしゃるのか、今後考えていただければと思いますが、所見を伺います。
◎防災課長(仲沢克之君) 今委員のほうからお話のありましたライターですけれども、今現在備蓄はしていないような状況でございます。
やはり、今まではたばこをお吸いになっている方が普通に持っていた時代もあって、それほど困難なことは生じていなかったようですが、今、委員のお話のとおり、たばこを吸う方も減っているような状況と、また炊き出し用の物品をやはり備蓄倉庫に備蓄しておりますので、いざ活用するときに火がないということは避けたいと思いますので、消防法なども確認しながら備蓄を進めていきたいと考えております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
あと、この事業の中で事項別明細の333ページの中見ていきますと、特設公衆電話用配管設置委託料というのがあるかと思います。過去数年の決算見ていくと、今までなかったものかなというふうにも思います。これ、災害用の特電つなぐためかなと思いますが、この特設公衆電話用配管設置というのはどういった目的でされるのかお示しください。
◎防災課長(仲沢克之君) 特設公衆電話の設置の目的についてでございますが、やはり災害が発生した際に、皆さん、通信手段で家族の安否確認ですとか、そういったことにすぐ行動に出るような状況になると、電話がふくそうしたり、そういったことが生じて電話がつながりにくくなるというような状況が生じてまいります。そのような中でも、避難所で特設公衆電話を設置することで優先的に回線が付与されるような電話でございますので、そういったところで市民の皆様が避難してきた際に、家族の安否確認等で速やかに連絡が取れるような体制を構築してまいりたいというふうに考えております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
私たち会派の予算要望でもこれについてはぜひ進めていただきたいという要望も出しておりましたので、このような形で上がったのはありがたいなと思います。
今回の予算で何校ぐらいかな、避難所だから何か所の避難所にこのような対応をされるのか、それから今までもう既にこの特設公衆電話、引けるようになっている避難所が何か所あるのか、それから令和7年度、この予算でやっていただいた上で、今後まだ設置されていないところがあるとすればどのような計画で進めていくおつもりかお伺いいたします。
◎防災課長(仲沢克之君) 特設公衆電話のこれまでの整備状況についてでございますが、市内では六小、八小、九小の3か所にこれまで設置しているところでございます。
令和6年度中には、この3か所に加えて、若葉台小、あと七中を設置してまいりました。今のところ、一次避難所30か所のうち5か所設置済みの状況でございます。
令和7年度に向けては、松中小学校と立川第八中学校に設置する予定としております。
今後の計画についてでございますが、さらに例えば二小ですとか五中などの学校の建て替えに合わせて設置を進めていくこととしておりまして、市内に偏りがないような整備を図ってまいりたいというふうに考えております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。今後の予定もよく分かりました。ありがとうございます。
避難所が開設をされて、市内に偏りなくというので、まずはそこを目指していただきたいと思いますが、ここの避難所に来て、電話しにいくのにあっちの避難所に行くというのも、なかなか現実としては難しいかなと。ただ、設置していくのに費用や時間やいろんなこともあるかと思いますので、多分、先ほど二小、五中など、改修とか改築のあるところというようなお話でしたけども、そのあたりも踏まえながら、ぜひ計画的に、少しでも早く全避難所に設置できるように御尽力いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
一般会計歳出 10款・教育費
【働き方改革事業】
◆委員(瀬順弘君) すみません。では、私も何点かお聞きしたいと思います。
まず、事項別明細書347ページ、働き方改革事業についてお伺いいたします。
この事業の予算の中で、副校長補佐の予算があると思います。令和6年度、令和5年度当初予算で4,413万7,000円が計上されておりました。補正はないかと思います。令和7年度3,647万7,000円ということで、ちょっと大きく減額されているのかなと思いますが、その理由についてお示しください。
◎指導課長(佐藤達哉君) これまで東京都としては、副校長補佐の配置基準として、在校等時間といったものを一定の目安としておりました。ただ、次年度以降は、学校規模に応じて配置する、また昇任2年目までの副校長の在籍する学校に配置するといった要件の変更がございまして、結果、配置できる学校数が減ったため、このような金額になっております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
令和5年度時点だと思いますが、28校に30名配置をされていたかと思います。これは令和6年度、今年度の状況がもし分かればと、それから令和7年度は減ってしまうということで、何校何名になるのかお分かりでしたらお示しください。
◎指導課長(佐藤達哉君) すみません。委員御指摘のように、令和5年度までは、1年だったかな、全校配置がかなった年もございました。ただ、今年度については、やはりこういった副校長補佐の配置を希望する学校地区が都内でも増えたこと等もありまして、残念ながら全校配置はかないませんでした。今、今年度、何校かというと、すぐにはぱっと出てこないんですが、次年度においてはおよそ20校程度の配置になるのではないかというふうに見込まれております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。副校長補佐がいて非常に助かっているというようなお話は、学校の先生方からもいろいろお聞きしていると、やっぱり大変ありがたいということだったと思います。
実際配置できない学校が令和7年度は出てくるということですけれども、その辺で、都の制度で、これは10分の10の補助ですよね。なので、制度が変わって、うちだけくれというわけにもいかないとは思うんですけれども、そういった意味で、学校の業務が、また先生方のただでさえも多忙化だと言われているような状況の中で、どうやって乗り切っていこうというか、対応していこうというのか、ほかに何か増額されている予算があるとか、その辺がもしあるようでしたらお示しください。
◎指導課長(佐藤達哉君) 著しく増額ということではございませんが、一方で、継続して使える制度としてスクール・サポート・スタッフというのが配置されております。もちろん教員の様々なサポートをさせていただくのはもちろんのこと、副校長補佐が配置されていない学校については、そういったところも校内で活用していければというふうに考えております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。スクール・サポート・スタッフも、当初予算で比較すると増額になっているのかなというふうにも思います。先ほどエデュケーション・アシスタントの質疑もありましたけれども、様々な形、学校支援員とか、いろんな形でしっかりと支え合いながら、円滑な運営と、また状況をしっかりと見ていただいて、なかなか多忙化が増してきたぞとか、何かそういう状況を常にちょっと確認を教育委員会でぜひしていただいて、適切な支援をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
【中学校普通教育振興】
◆委員(瀬順弘君) あと、学校の楽器を別に聞くつもりはなかったんですが、先ほど質疑がありまして、すみません、ちょっと確認で、事項別明細書だと367ページです。主要施策の概要は26ページです。
7年度に購入される楽器はまだ決まっていないということでよろしいでしょうか。もしくは、今、手元に資料がないだけで、おおむね決まっているのかどうか、分かれば教えていただきたいと思います。
◎学務課長(澤田克巳君) すみません、おおむね決まっております。すみません。先ほどは資料が見つからず、申し訳ございません。各学校でそれぞれ希望を取っておりまして、例えばバスクラリネットだとかチャイム、トロンボーン、学校によって違うんですが、大体90万ぐらいを目安にそれぞれ希望を出していただいております。それを市としては寄附金を活用して楽器を購入していくという形でございます。
以上でございます。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。では、希望を聞いていただいて、大体予算的に均等になるような感じで目安を示して、希望を出してもらってというようなことでよろしいですかね。分かりました。
そうですね。総額でいうと、令和6年度、今年度で、今5年間リースしている中学校のほうの楽器は終了して、リース代が次年度、7年度の予算からもうなくなっていたので、あれと思ったら、そういう形だったので、ちょっと安心はしましたけれども、前のリースのときには、5年間で総額の契約金額が400万ぐらいを5年のリースでされていたんだと思います。そういう意味では、金額も、5年というリースよりも、単年度で購入できる金額が非常に大きいということで、ぜひ有効に使っていただきたいなと思います。
管楽器も結構高くなっているんですよね。市長もサックスを習っていらっしゃったんでしたか。私が学生の頃にやっていたときと、この間、ちょっととある楽器店に行ってちらっとショーウインドーを見ていると、ああ、随分高くなったななんてね。アルトサックスなんか、私がやっていた頃は30万ぐらいで買えたんですけれども、今50万とか60万とかで、おおっという感じがしましたけれども、そういう意味で、ごめんなさい、話がそれましたけれども、希望を取っていただいているということなので、ぜひ有効に活用していただけるといいかなというふうに思います。
【諸行事運営】
◆委員(瀬順弘君) それから、ちょっとついでで何なんですが、諸行事運営で、事項別明細書341ページです。
この中の明細で楽器運搬料というのがあると思いますけれども、この楽器運搬料というのは、どういうときにどういう楽器を運搬する費用として計上されているのか、お示しください。
◎指導課長(佐藤達哉君) 大変失礼しました。別の対応をしてしまいまして、申し訳ございません。
楽器の運搬費でございますが、中学校連合音楽会だとか合唱コンクール、また小学校管楽器演奏会等々に支出させていただいています。それ以外のものについても、様々な大会に出ていることは承知しております。ただ、様々な学校ごとによるものもございますので、そういったところでの楽器運搬費の捻出は難しいものと考えております。
以上です。
大変失礼しました。本当に別の話をして申し訳ございません。何に使われているか、運搬費ですね。では、繰り返しになりますが、中学校連合音楽会、中学校合唱コンクール、多摩地区管楽器演奏会、公立学校美術展覧会、東京都小学校管楽器演奏会等でございます。
以上です。大変失礼しました。
◆委員(瀬順弘君) 深く読んでいただいて答弁していただいたんだと思います。ありがとうございます。
そうなんです。先にもう答弁をもらっちゃったので聞きづらいんですけれども、今、いろんな公式な行事で使っていただいているのかなというのはよく分かりました。実態として、市長もお見えになっていらっしゃった、例えば吹奏楽交流会というところがやっているたちかわ吹奏楽フェスタ、あれも中学校、市内の学校がたくさん出てくれていました。各学校の吹奏楽部は毎年コンクールにも積極的に出て、この辺りだと府中だとか、いろんな会場に行って吹奏楽のコンクールにも出たりされていると思います。
ほかの部活もそうですけれども、当然移動があったりとか、必要な道具があったりとか、これは吹奏楽に限ったことではないというのは重々承知をしておりますけれども、当然、交通費を自分たちで出して行きましょうとか、そんなことはやっていらっしゃるんだと思うんだけれども、やっぱりトラックを1台借りて楽器を積んで運ぶというのは結構な負担になっていたりして、市内の小学校の吹奏楽の管楽器クラブとか金管バンドとか、そういうところも、いろんなところで地域の行事、学教施設での行事だったりとか、学習館での会館まつりに出ていってくれたりとか、いろんなところで、近所で何とか動けるところはまだいいんでしょうけれども、そういう意味ではお金も大変だし、保護者の方が、ワンボックスを持っている方、みんな集合ということで、そこにごんごん積んで移動されたりとか、工夫されたりとかというのもあるんだと思いますけれども、さっき、御答弁ぽいのがありましたけれども、そういうところも少し支援を今後できるように考えていただけないかなと思いますが、いかがでしょうか。
◎指導課長(佐藤達哉君) 迷走してしまい、大変申し訳ございませんでした。
楽器の運搬につきましては、今、委員御指摘のように、私も学校にいるときには、支出できないものについては、やはり保護者の方に御協力いただいて運んでいただいたこともございます。何とかそういったところの手当てもできればと思っておりますが、全部かなわない場面におきましては、引き続き保護者の方の御協力も得ながら、無理のない範囲で活動につなげていきたいと思っております。
以上です。
本会議・議案審議(令和7年3月24日)
議案第32号 令和6年度立川市一般会計補正予算(第10号)
◆12番(瀬順弘君) それでは、25ページの人事管理のところでお伺いしたいと思います。
退職手当の増額が盛り込まれております。先ほど御説明で、普通退職の職員が想定より多かったというような御説明だったと思いますけれども、当初予算はどれぐらいの予定、何名ぐらいを想定されていて、今回、この補正によって何名プラス、要はトータル何名ぐらいの退職者になるのか、お示しいただきたいと思います。
○議長(福島正美君) 行政管理部長。
◎行政管理部長(大平武彦君) 退職手当についてでございます。
当初予算では、定年退職者17名で約3億9,900万円、普通退職者が13名で約1億3,778万円を見込んでおりましたが、ここで退職者が確定いたしまして、特に普通退職者が当初見込みよりも13名から22名増えまして、35名となったことから、当初予算5億3,689万円から約2億8,946万円増額いたしまして、トータル8億2,635万円となってございます。
以上でございます。
議案第44号 令和7年度立川市一般会計補正予算(第2号)
◆12番(瀬順弘君) 私は、公明党を代表して、議案第44号に賛成の立場で討論いたします。
市長は、これまで3年に一度の慣例に倣い、令和6年10月9日に、立川市特別職報酬等審議会へ議会の議員の報酬並びに市長、副市長及び教育長の給料額の改定について諮問されました。併せて期末手当等の考え方についても諮問されていることと承知しておりますが、今回、こちらについては議案に関係しないため、そのことについてはここでは触れません。
この諮問に対する答申の内容は、議員においては月額報酬1,000円、市長及び副市長並びに教育長は月額2,000円の増額改定でありました。ただし、
現経済情勢下において、特に物価高騰に伴う市民生活への圧迫がかなり強く影響している状況にあることを踏まえ、引上げ幅の圧縮、実施時期の繰り延べ等、市民感情に強く配慮する必要がある。
--との附帯意見が示されております。
市長は、先ほどもございましたが、附帯意見を重視し、市長、副市長及び教育長の給料額は増額せず据置きに、また、当初は議員報酬についても据置きと考えられ、条例改正案、予算案は提案されないという判断をされていたと、今定例会の一般質問への御答弁でも述べられております。その判断自体を否定するものではなく、熟慮された結果であると捉えますが、一方で、その考え方を熟議を重ねた報酬等審議会の皆様に説明されてこなかったことにつきましては、丁寧さに欠けると思わざるを得ません。
しかし、今回、審議会の答申に基づいて市長から議員報酬増額改定の議案が提案されましたので、私たちとしては、審議会が熟慮し、慎重に出された結果としての答申であることを尊重し、報酬改定について賛成いたします。
なお、附帯意見の意味は大変重要であり、私どもも市民感情に強く配慮する必要性は十分に理解するところであり、附帯意見にありました「実施時期の繰り延べ」についても確認をいたしましたが、残念ながら難しいとのことであります。
また、私どもが頂いた報酬を市のほうへ寄附で戻すというようなこともできないということでありますので、私ども公明党は、本議案が可決をいたした場合、市民感情に配慮し、当面の間、今回の報酬額増額分と同額以上の政務活動費を返還することをここで申し述べさせていただきたいと思います。
以上のことから、議案第44号に賛成といたします。
議案第45号 立川市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例
◆12番(瀬順弘君) 議案第45号につきまして、先ほどの議案第44号と同様の理由で賛成をいたします。