【議事録】R04第4回定例会


 
【もくじ】
本会議・一般質問(令和4年12月2日)
文教委員会(令和4年12月13日)
本会議・議案審議(令和4年12月20日)

※議会改革特別委員会(令和4年12月14日)での発言は省略します。立川市議会ホームページの会議録検索システムでご覧いただくことができます。
 



 

本会議・一般質問(令和4年12月2日)

 
◆12番(瀬順弘君) おはようございます。公明党の瀬順弘です。サッカーの熱も冷めやらぬ朝一番の一般質問ですが、通告に従って3点質問をさせていただきたいと思います。
 なお、今回も一問一答で行いますが、質問数を数えると30ほどございました。リズムよくやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 まず一つ目、インターネット通信についてお伺いいたします。
 スマートフォンの普及、ICTの発展、DXの推進など、今や生活や活動にインターネットは欠かせないものとなり、ウェブページの閲覧やメール等による情報収集、情報交換にとどまらず、生活そのものを変革、向上させるものとなっております。
 行政においては、にぎわいの創出や防災面などにおいてインターネット通信環境を整備することで、市民、来街者へ適切な情報を届けたり、サービスを利用していただくことができます。
 まず、インターネット通信環境の整備について、立川市はどのような考えを持っているのかお伺いをいたします。
 2項目め、市の公共施設について。
 まず、小項目の一つ目、学校の給食配膳室についてお伺いいたします。
 立川市では、中学校の完全給食実施に向け、安全で安心な給食の提供を行うため、新たな学校給食共同調理場の整備を進めていただいているところです。
 また、新共同調理場の整備に併せ、小学校の単独調理校についても、アレルギー対策の充実などの観点から、中学校と同様に共同調理場方式に変更されることとなっております。
 新共同調理場が稼働する来年度2学期から立川市の学校給食は小中学校全校で共同調理場方式となるわけでありますが、新共同調理場の建設、また準備の状況はいかがでしょうか。
 また、新たに共同調理場方式となる学校の給食の受入れの準備の状況についてもお示しいただきたいと思います。
 小項目二つ目、学校のトイレについて。
 かつて学校のトイレは、臭い、汚いと言われ、学校施設の大きな課題の一つでありました。
 市は、大規模・中規模改修に合わせてトイレ改修を推し進めるとともに、改修工事が直近に予定されていない学校についても計画的にトイレの改修を行うなど、積極的な環境改善を進めていただいてまいりました。
 そこでまず、小中学校トイレに関して、便器の洋式化、床の乾式化について現状はどのようになっているのかお示しください。
 小項目3点目、柴崎体育館についてです。
 柴崎体育館は施設全体の老朽化が進み、大雨による館内への浸水、配管の漏水に伴う休館などにより施設利用にも影響が出ている状況であります。
 そして、市は、建物劣化診断調査や検証、専門家への相談を踏まえて、改修工事に向けた設計を実施することとし、令和4年度の当初予算に改修工事設計委託料が計上されました。
 第2回定例会の一般質問で改修工事の内容をお聞きし、
   外壁、屋根の改修、体育室の床改修、受変電設備やプール系の空調・換気設備の更新、その他電気・機械系の改修を予定している。
--ということでありました。
 また、「トイレの洋式化の実施、多目的トイレもオストメイト対応へ改修する方向で調整する」との御答弁もいただきました。
 本年度も半ばが経過、過ぎているところでありますけれども、改修工事設計の進捗はどのようになっているのかお示しください。
 大項目3点目、文化芸術の振興について。
 立川市は、平成16年12月に立川市文化芸術のまちづくり条例を制定しました。平成13年に国の文化芸術振興基本法が成立し、地方公共団体は、地域の特性に応じた文化芸術の振興のための施策推進を図るよう記載がされております。
 市の条例制定当時、全国でも文化振興条例を制定している地方公共団体はまだまだ少なく、立川市は文化芸術の振興に対して先進的に取り組んできたと言えるかと思っております。
 さらに遡ると、平成7年度に計画期間を平成8年度から22年度とする立川市文化振興計画、平成23年度からの立川市新文化振興計画、平成27年度から立川市第3次文化振興計画と続き、現在は令和2年度から令和6年度までの立川市第4次文化振興計画の期間となっております。
 それぞれの計画において、時代背景や社会情勢なども踏まえ、方針や目標などを定め、文化振興を進めてこられたものと思います。
 そこでまず、市の考える文化振興とはどういったものか、その考えをお聞かせいただきたいと思います。
 以降は一問一答でお伺いします。

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○議長(木原宏君) 市長。

◎市長(清水庄平君) まず、柴崎市民体育館の改修工事の設計委託予算が計上されておりますがということでございます。
 この進捗につきましては、令和4年度予算に計上しております柴崎市民体育館改修工事設計委託料につきましては、昨今の社会情勢により、資材の調達が困難となっている状況がございます。このことから、設計においても慎重な検討が必要であるとし、本年9月議会におきまして繰越明許の補正予算をお認めいただいたところでございます。
 現在、契約に向けて庁内における手続を進めているところでございます。
 次に、文化振興についてでございますが、文化芸術には、人々の心を豊かにし、様々な人たちを結びつけ、まちを活気づける力があります。
 また、文化芸術活動は、子どもたちの情操を豊かにし、若者たちの社会におけるコミュニティ形成のきっかけとなるなど、市民が心豊かに安心した生活を送る上で大切なものです。
 第4次文化振興計画では、本市で既に文化活動をしている市民団体や立川市地域文化振興財団、様々な文化施設などが連携、協力することで、誰もが良質で多様な文化芸術に触れられる土壌をつくり、「文化の香り高いまち立川」を国内外に発信するとともに、市民が誇りと愛着を持てるまちを実現させることを目的に掲げております。
 この計画に基づき、立川のまちに息づいてきた文化芸術活動が一層充実・発展するために「文化芸術ではぐくむ だれもが楽しめるまち」を目指し、取組を進めていく考えであります。
 その他、担当から答弁いたします。

○議長(木原宏君) 教育長。

◎教育長(栗原寛君) 学校給食についてお答えをいたします。
 新学校給食共同調理場の整備につきましては、現在、建物の鉄骨部分の工事を行っており、計画どおり令和5年6月末の引渡しを予定しております。
 単独調理校の工事につきましては、令和5年の1学期の給食提供終了後に調理室を配膳室に変更する工事等を行うため、契約に向けた準備を進めております。
 中学校の工事につきましては、立川第一中学校、立川第三中学校、立川第五中学校、立川第六中学校及び立川第七中学校の5校で工事が完了しており、それ以外の4校につきましては、現在、工事の契約に向けた準備を進めているところでございます。
 次に、学校のトイレの状況についてお答えをいたします。
 学校トイレの洋式化といった環境改善につきましては、建て替えや大規模改修及び中規模改修の際の改修に加え、平成29年度からは、それらの予定のない学校についても計画的にトイレを改修することといたしました。
 校舎及び体育館における和式便器の洋式化や小便器の交換及び床の湿式から乾式への改修を順次実施し、令和3年度に全ての小中学校で改修が完了いたしました。
 以上でございます。

○議長(木原宏君) 総合政策部長。

◎総合政策部長(大塚正也君) インターネット通信環境についてお答えをいたします。
 公共施設等における市民等が利用できるインターネット接続環境につきましては、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を契機に、外国人観光客を含めた来街者をターゲットに、まちのにぎわいの創出や災害時の通信手段の確保を目的に立川駅南北のデッキ上の公衆無線LANなどの整備を進め、その後は施設の管理、利用状況あるいは整備費用等を踏まえた上で、施設ごとに導入の検討を行ってまいりました。
 近年、スマートフォンをはじめとしたインターネット利用機器は広く一般に普及してきており、その通信サービスも日々多様化しております。
 そうした中では、公共施設等における無料インターネット接続サービスとしてのWi-Fi(公衆無線LAN)環境の整備については、市としても必要性を認識しているものの、改めて、目的妥当性、有効性、効率性、公平性の観点から、優先度を含めた考え方を整理すべきとして、現在、検討を進めているところでございます。
 以上でございます。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) ありがとうございます。
 それでは、1番からお伺いをしていきたいと思います。
 まず、インターネット通信環境についてということで、これまでの整備の方向性であったり、また必要性、そしてこれから優先度をつけて整備を検討していくというような御答弁いただきました。
 まず、公共施設において具体的に、今、市民、来所者の方が使えるインターネット環境というのはどのような状況でしょうか。

○議長(木原宏君) 総合政策部長。

◎総合政策部長(大塚正也君) 現在、市施設等でのインターネットの接続環境の整備状況でございますが、まず屋外設備といたしましては、「にぎわいとやすらぎの交流都市 立川」の実現に向けた、市民や来街者への情報提供・発信のための立川駅南北駅前広場デッキ等におけるTachikawa City Free Wi-Fiの整備がございます。
 また、市の施設につきましては、学習館、学童保育所、児童館等の施設利用者向けサービスとしての整備、タブレット利用に伴う小中学校の教室・体育館における学校内ネットワーク環境の整備などを進めてまいりました。
 以上でございます。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 分かりました。随時必要性に応じて整備をしていただいているという状況だと思います。
 私ども公明党会派の予算要望でも、例えば市の庁舎になど積極的な整備を求めております。いろいろと状況を見極めながらということだと思いますが、ぜひ皆様に使っていただける整備という点でしっかりと御検討いただきたいと思います。
 現在、先ほど御答弁でもありましたけれども、駅周辺のTachikawa City Free Wi-Fiについては、最初使うときにメールアドレスを登録していただいて御利用いただけるという形だと思います。一度登録すると、たしか1年間、同じ状況で利用できたかなと思います。
 一方、先ほど御答弁でもあった地域学習館であったり、またアイムホール、そして市民会館にもWi-Fi整備していただいたと思いますが、こちらはSSIDとパスワードで利用していただくということで、使う方式が異なるということだと思いますけれども、この使い分けというのはどういった考えでされているんでしょうか。

○議長(木原宏君) 総合政策部長。

◎総合政策部長(大塚正也君) 議員が御指摘のとおり、接続方法についてはそれぞれ異なる形になっております。
 その理由といたしましては、まずTachikawa City Free Wi-Fiにつきましては、駅前であり、多くの来街者等がおりますので、情報発信も兼ねて多くの方に使っていただけるよう、利用者の制限をかけない、自由に接続できる仕組みとしております。
 一方、学習館等につきましては、施設利用者向けのサービスとして御用意しておりますので、広く自由に開放するというよりは、利用者を限定する仕組みでサービスを提供しております。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 分かりました。
 例えば大規模災害が発生したとき、これまでの事例でもやはり電話回線がつながりづらくなるということで、ネット環境というのが大変重要であるということは着目をされてきたところだと思います。
 そういった意味で、市が整備してきたインターネット環境の災害時の対応をちょっとお聞きしたいと思いますけれども、まず大規模な災害が発生しますと、学校等の避難所が開設されるかと思います。避難者の受入れの中心は体育館になると思いますけれども、学校には学校教育用の無線LANが既に整備をされているかと思います。避難者を受け入れる段階でこれを活用することができるのかどうかお示しいただきたいと思います。

○議長(木原宏君) 市民生活部長。

◎市民生活部長(神崎恵子君) 災害時に市内小中学校を避難所とする場合は、避難所の開設を決定した後、速やかに避難所班及び災害対策本部が相互に確認し、無線ネットワーク管理システムの設定を変更することで、避難者が体育館においてフリーWi-Fiを利用することができるようになっております。パスワード等の入力は不要となってございます。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 分かりました。ありがとうございます。
 今、管理システムからということで御答弁ありました。そういった意味では、各アクセスポイント、集中的に管理をしていて、そこで個別の場所に行ってしなくてもできるという仕組みかなというふうに思います。
 今、体育館はそういった形で開放していただくということでありましたけども、学校施設、避難所になりますと、体育館だけではなくて教室も利用をされるかと思います。教室も体育館と同様に無線LAN、開放されるんでしょうか。

○議長(木原宏君) 市民生活部長。

◎市民生活部長(神崎恵子君) 現在は、主に体育館の利用を想定しておりますので、教室ではフリーWi-Fiを利用することはできないこととなってございます。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 分かりました。一つ一つ設定して回らないといけないとかであれば大変だと思いますけども、恐らく管理システムのソフトでは災害時モードの事前登録みたいなのもできるかと思います。教室によって、要配慮者の部屋ですよとか、救護者の部屋ですよとか、各避難所で避難所マニュアルのほうにも書き込まれていると思いますけども、市民の方が避難してきて利用されるであろうところはぜひ事前に登録をして、そういったところでも使えるように御検討いただきたいなと思いますので、これは要望としてお伝えしておきます。
 立川駅の周辺、災害が発生しますと多くの帰宅困難者が発生するかと思います。先ほど駅前のTachikawa City Free Wi-Fi、整備をしているということでありましたけれども、これは災害発生時、このCity Free Wi-Fiは初期登録をばたばたとしている中でするのも大変かと思いますが、認証なしで接続できるのかどうかお示しください。

○議長(木原宏君) 総合政策部長。

◎総合政策部長(大塚正也君) 災害時におけますTachikawa City Free Wi-Fiの利用方法につきましては、まずメールアドレスの登録作業が省略をされ、接続回数は無制限のままですが、より多くの方に御利用いただくために1回の御利用時間が60分から15分に短縮されることになります。
 災害時開放の手順につきましては、立川市業務継続計画に定められておりまして、市内に震度5強以上の地震が発生したときには、情報推進課において直ちに着手し、1時間以内を目標に保守事業者に連絡を取り、切替えを行うこととしております。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) ありがとうございます。
 認証なしで接続できると、またその手順についてもきちんと定められているということで安心をいたしました。
 そのほか、先ほど市が整備していることとして、学習館や学童保育所、児童館も挙げられておりましたけども、これらの施設の災害時の対応というのはどうなっていますでしょうか。

○議長(木原宏君) 子ども家庭部長。

◎子ども家庭部長(矢ノ口美穂君) まず災害時における児童館と学童保育所の利用手順でございますが、来館された方に御利用いただけるように施設内に接続用のパスワード等を掲示することを想定しております。
 以上です。

○議長(木原宏君) 教育部長。

◎教育部長(齋藤真志君) 地域学習館についてでございます。
 災害発生時、または台風上陸時などの災害の発生が予見される場合、Wi-Fiサービスを災害時運用に切り替え、平常時と異なる、パスワードと認証を必要としない形で施設利用者に開放することとしてございます。
 手順といたしましては、管理しております生涯学習推進センターから、現在Wi-Fiを契約している通信会社へ連絡をし、開放の手続を取ることとしてございます。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 分かりました。それぞれ災害時に活用していくという方向でいろいろな決め事もしていただいているのかと思います。これがいざというときにきちんと手順として進んでいくように、誰がやるんだとか、どのタイミングでやるんだとか、いろいろ決めていただいていると思いますけども、細々とした状況もよく把握をしていただいて、漏れなく使っていただけるというような体制にしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次に、小項目の3番、市における活用についてお聞きします。
 特にコロナ禍になりまして、インターネット通信を利用してウェブ会議や研修、講座、説明会などの活用が進んでいるかと思います。
 市としてのこれらの活用の状況はいかがでしょうか。

○議長(木原宏君) 総合政策部長。

◎総合政策部長(大塚正也君) ウェブ会議等につきましては、自席パソコンとは別のインターネット接続となるウェブ会議用パソコン10台及び主催者アカウントを情報推進課にて管理しておりますので、各課における対外的な会議や研修での利用の際、貸出しを行っております。利用状況としては、最近ではおよそ7割以上の稼働となっております。
 その他、講座開催等の目的により各課で用意する必要がある場合につきましては、情報推進課の貸出用とは別に各課で調達し、管理を行っております。
 また、ウェブ会議ツールにつきましては、情報推進課で管理する主催者アカウントはWebex Meetingsとなりますが、各課が管理するものにつきましては、その目的・用途に応じたツールをそれぞれ用意することとしております。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) ありがとうございます。環境も整備をしていただいて、積極的に活用していただいているということでありました。
 コロナ禍の当初、こういったことをどんどん使うべきじゃないかというようなことは私ども会派でも求めてまいりましたが、当時、プライバシー、セキュリティの課題であったり、また通信環境、端末の課題、こういったところで我々としてはかなり慎重にやられているなというような感想を持っておりましたが、今お聞きしたところではしっかりと活用していただいているということであります。
 当初ありました課題については、どのように解決といいますか、クリアをされてきたのかお示しいただきたいと思います。

○議長(木原宏君) 総合政策部長。

◎総合政策部長(大塚正也君) セキュリティ面での課題等についてでございます。
 ウェブ会議につきましては、外部サービスやインターネット回線を使うことになりますので、重要情報の取扱いやサービスの利用方法、機器の取扱方法などをまとめた利用に関するガイドラインを作成いたしまして、情報セキュリティに配慮しながら適切に利活用できるよう、全庁におけるルール化を行っております。
 また、ウェブ会議上で個人情報等の重要情報を取り扱う場合におきましては、個別に会議参加者を含めた情報セキュリティポリシー、実施手順を定めることにより事件・事故の防止に努めております。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 分かりました。そういったところをクリアして活用していただいているということで、今後も安全な運用をされるように期待したいと思います。
 一つ、活用の中で具体的にお聞きしたいと思いますが、妊婦サポート面接、これが今年度の秋頃からスタートさせたいということがあったかと思いますけども、今状況はどうなっていますでしょうか。

○議長(木原宏君) 保健医療担当部長。

◎保健医療担当部長(浅見知明君) 妊婦サポート面接につきましては、既に必要となる機器類等は購入しており、今後、個人情報の取扱いや運用ルール等の整理を行い、令和5年2月から実施する予定でおります。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 分かりました。当初、秋頃からということで、ホームページ見てもまだ始まっていないなと思いましたので、確認させていただきました。準備されているということで、これもしっかりと活用されるように期待をしたいと思います。
 先ほどの御答弁で、ウェブ会議ツールのこと、御答弁いただきましたけども、市が持っている全体で使えるアカウントはWebex、各所管課が恒常的に使うものについては端末やアカウントも含めて各課が整備されているというような状況であったかと思います。
 Webexに反対をするわけでも、嫌いなわけでもないんですけれども、やっぱりウェブ会議というとZoomと言われる方が恐らく圧倒的だと思いますし、日本国内においてのシェアで見ますとやはりZoomの活用が多いということでは、例えば庁内の会議であったり、また行政間での会議というのは使いやすいものを使っていただいていいのかなと思いますけれども、対市民として活用するときには、やはり市民が少しでもハードルを下げて参加しやすいという意味では、Zoomもぜひ積極的に活用していただきたいなと思います。
 そのあたりは、各所管課が用意されるところで選択をしていくことであるかと思いますので、そのあたり考えていただきながらだと思いますけども、そんなに頻繁に使わないところが端末買ってアカウント取ってというわけではなくて、先ほどおっしゃった情報推進課が持っている共通のものを借りて一時的に使うということもあるかと思います。
 その中での選択肢としては、今Zoomは市としてのアカウントを持っていないというようなことだったと思うので、ぜひZoomのアカウントも取っていただいて、共通で使う場合も、対参加者であったり、そこにつながる皆さんの利便性の面からどちらがいいのかなという選択ができるような形もぜひ考えていただきたいと思いますので、お願いいたします。これは要望とさせていただきます。
 次に、大きな2点目の市の公共施設についてお伺いをします。
 まず学校の給食配膳室についてであります。
 共同調理場の準備、それから受入れの準備状況、お示しをいただきました。ありがとうございます。
 そういう意味では、共同調理場からの配食が始まりますと、これまでの調理員さんであったり、配膳員さんであったりの仕事の環境、雇用について大きく影響があるかと思います。そういった方々への周知、説明の状況というのはいかがでしょうか。

○議長(木原宏君) 教育部長。

◎教育部長(齋藤真志君) 新学校給食調理場の準備に関わる御質問でございます。
 単独調理校の正規の調理員につきましては、他の現業職への配置換えを説明するとともに、事務職への職種変更を希望する職員を対象に、現在任用替えの試験を実施しております。
 また、会計年度任用職員の調理員及び中学校の配膳員につきましては、令和5年の1学期で本市との雇用が終了することから、新学校給食共同調理場を経営する事業者から調理員及び配膳員の募集があった場合は、説明会等の案内を行ってまいりたいというふうに考えております。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 分かりました。もう1年ないような状況だと思います。そういった意味での周知等も行っていただいているということでありますが、ぜひ丁寧にしていただいて、またそういった方々から出てくるお声についてもぜひできる限りの対応をしっかりと検討していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 給食の配膳室にエアコンは設置されているんでしょうか。

○議長(木原宏君) 教育部長。

◎教育部長(齋藤真志君) 学校の配膳室のエアコンの設置状況につきましては、一部の学校を除き、基本的には1階配膳室にエアコンを設置しており、2階以上につきましては作業時間が短時間のため、エアコンを設置してございません。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 配膳員をされている方から、夏場、大変暑いというお声が私のところにございました。市にももしかしたらそういったお話、届いているのかもしれませんけれども、先ほど、各1階にはエアコンを設置していただいているということでありましたけれども、そんな中でそういったお声が出てくるということは、やっぱり働く状況、仕事の作業の進め方などでやっぱり大変な思いをされている時間帯なりときがあるのかなというふうに考えます。
 近年、猛暑が大変だというような状況もありますけども、そういった暑さ対策というのは必要かどうか、また必要であればどのようにやっていきたいというようなことがもしございましたら、お示しいただきたいと思います。

○議長(木原宏君) 教育部長。

◎教育部長(齋藤真志君) 今年度につきましては、暑くなる時期が1か月程度早かったこともあり、2階以上の配膳室での作業が例年に比べて大変であったのではないかというふうに考えてございます。
 本年8月29日に小学校配膳員会議を開催し、暑さ対策について御意見のほうを頂戴しておりますので、意見を踏まえ、効果的な暑さ対策を検討してまいります。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 市のほうにも直接そういう声が届いているということでありました。ぜひ何らかの対策、対応、しっかりと声を受けながら検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次に、小項目2番目、トイレについてお伺いをいたします。
 便器の洋式化や床の乾式化については完了していただいているということで、これはかなり他の自治体と比べても早い時期に進めていただいて、大変ありがたいなというふうに思っております。
 多目的トイレの設置状況はいかがでしょうか。

○議長(木原宏君) 教育部長。

◎教育部長(齋藤真志君) 学校における多目的トイレについては、小学校19校中11校、中学校9校中4校で整備のほうしてございます。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 分かりました。
 多目的トイレ、整備されている学校の中でオストメイト対応はどうなっているのか。オストメイト対応というのは、例えば温水シャワーだったり、汚物の流し台がついていたり、鏡がついていたりというようなところですけれども、その状況についてお示しいただきたいと思います。

○議長(木原宏君) 教育部長。

◎教育部長(齋藤真志君) 学校におけるオストメイト対応トイレについては、小学校19校中11校、中学校9校中4校で整備のほうしてございます。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) すみません、オストメイト対応が小学校11校、中学校4校という御答弁でしたね。
 すみません、多目的トイレも11校、4校だと思いますが、要は設置されている多目的トイレは全てオストメイト対応になっているという認識でよろしいでしょうか。

○議長(木原宏君) 教育部長。

◎教育部長(齋藤真志君) 学校の対象としては同じ校数ということになりますが、設置数についてはそれぞれ異なっておる状況でございます。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 分かりました。ありがとうございます。
 次に、温水洗浄便座についてちょっとお聞きしたいと思います。
 内閣府の2021年の調査では、温水洗浄便座の普及率というのが一般世帯で80%を超えているというということで、水洗化を終えた一般家庭にはほぼ設置されているんじゃないかというふうに言われております。
 そういった意味では、我々日本人にとっては必需品のようになっているかと思います。
 そこで、学校に温水洗浄便座付トイレが設置されているところがあるのかどうか、状況をお示しいただきたいと思います。

○議長(木原宏君) 教育部長。

◎教育部長(齋藤真志君) 学校における温水洗浄便座付トイレについては、小学校19校中16校、中学校9校中3校、それぞれ教職員トイレに整備のほうしてございます。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 分かりました。教職員用のところにつけている学校があるというようなことだったと思います。
 先ほどの普及率で考えると、児童生徒の多くは恐らく御家庭で温水洗浄便座、利用されているのかなというふうに思いますので、一つはトイレを我慢しないというようなことも含めて、児童生徒が使うところにもそういったものを設置できないかなというふうに考えています。
 また、災害時、考えますと、熊本の地震の後、避難所についてのアンケート調査が行われた中で、仮設ではなくて常設のトイレ、つまり避難所生活が長引いてきたところでの常設のトイレについて困ったことの一番が和式だったということ、それから二つ目が温水洗浄便座がなかったということが挙げられているそうです。やはり日本人の生活の中にもうかなり普及しているんだなというような結果かなと思います。
 また、例えば御高齢者であったり、病気や障がいで排せつのトラブルがあった方、あった場合、また女性にとってもこの温水洗浄便座というのは大変重要かなというふうに思います。避難生活、長引いていく中で、なかなかお風呂に入れない、入浴できない、そんな避難所生活の中で衛生管理の面でも大変重要かなというふうに考えます。
 今後ぜひ増やしていただきたいと思いますけども、見解を伺います。

○議長(木原宏君) 教育部長。

◎教育部長(齋藤真志君) 災害時における一次避難所での生活が長期化した場合には、衛生面において温水洗浄便座の必要性は認識してございます。
 温水洗浄便座付トイレを整備していない小中学校については、中規模改修等において教職員用トイレに順次整備する方向で検討をしてまいります。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 分かりました。まだないところには順次ということで御答弁いただきました。
 先ほども申し上げましたが、ぜひ児童生徒が使うところも今後検討していっていただきたいなというふうに思います。
 災害が起こったとき、例えば停電や断水で、そんなのつけていてもすぐ使えないよということはもちろんあるかもしれませんけれども、避難所生活が長引いてきたときに、電気が復旧し、水が復旧したというようなときには大いに衛生面、健康面で役立つものだと思います。災害が起こってから、さあつけましょうというわけにはいきませんので、ぜひ、少し長期的になるかもしれませんけれども、御検討いただき、積極的に整備を進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 3点目の柴崎体育館についてお伺いをいたします。
 近年、もうそろそろ、もう少しで30年ですか、たつかと思います。この10月にもプールが利用停止というような状況があったかと思います。
 今年に入って、利用者に影響があった機器、設備の故障というのはどれぐらいあるんでしょうか。

○議長(木原宏君) 田中良明副市長。

◎副市長(田中良明君) 令和4年1月から利用者に影響を及ぼしました事案については3件ございました。
 1件目は、本年3月20日午後5時頃、火災報知器が発報し、消防車が出動いたしました。エントランス系統の空調設備の経年劣化による故障が原因で、状況確認のため、利用者の方には運動を中止し待機していただきました。その後、火災の危険性はないことを確認し、翌日は通常どおり開館したところでございます。
 2件目は、6月21日、トイレ汚水のパイプ腐食により館内トイレの利用ができなくなりました。仮設トイレの設置や近隣の公園トイレ利用をお願いする等の対応をいたしましたが、6月22日から27日まで、プールの利用を休止し、6月26日に予定しておりました大会利用につきましては、延期をお願いしたところでございます。
 3件目は、10月17日、プール棟の屋根ガラスの清掃を行っていたところ、何らかの荷重がかかり、屋根ガラスの一部を破損いたしました。ガラスの破片がプール内に落下したため、水を抜き清掃後、水張りと加温作業を始めたところ、給水設備の機器不良が発生し、18日から27日までプールの利用を休止したところでございます。
 これらの事案におきまして、利用者、利用団体の皆様には大変御迷惑をおかけし、この場をお借りいたしまして改めておわび申し上げる次第でございます。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) ありがとうございます。
 プールでいえば6日間、10日間の利用停止になったということでありました。
 また、3月のエントランス系統の空調設備の故障だったと思いますが、消防車がたくさん駆けつけた。そんなときは、利用としては翌日には利用再開ができたというようなことでありましたけれども、この3月の情報提供も順次いただいておりますけれども、これ、結局エントランス系統の空調設備が故障していたということだったと思いますが、これ現状はどうなっているかお示しいただきたいと思います。

○議長(木原宏君) 田中良明副市長。

◎副市長(田中良明君) エントランス系の空調設備につきましては、モーターベアリングの故障により異音が発生するため、当該機器の運転を中止しているところでございます。
 不具合箇所の修繕対応をするため、部品の調達見込みを確認したところ、3月の時点で納入まで約9か月程度かかる見込みでございました。
 現時点で確認いたしましたところ、令和4年度中、今年度中に納入が可能であるとのことでありますので、予算対応も含め、今後の対応を指定管理者と協議、調整中でございます。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) ありがとうございます。
 夏場、市民の方から、体育館に行ったらすごい暑いんですというようなお声をいただきました。今、立川市では夏の期間、熱中症対策でひと涼みスポットをたくさん設けていただいていると思いますけども、この柴崎市民体育館もそのスポットの一つになっていたかと思います。
 私もその声をいただいて現場に行ってみましたが、確かに暑い状態で、例えば子どもたち、プールの教室に連れてきた親御さんたち、ロビーで待っていると暑いので、何か車の中で待っていらっしゃるとか、そんな方も、もしかしたらそうかなというような方もいらっしゃいました。なかなか、今年3月に発生をして、先ほどの御答弁では、何か部品の調達に9か月かかるということで、今、コロナやウクライナ情勢やら、なかなか資材の調達も難しいのかなとは思いますけども、ちょっとそんな状況で夏を迎えたのはどうなんだろうというふうに思っております。
 そういう意味では、指定管理者と様々協議をしながらだったと思いますけども、きちんとした協議が行われたのかどうか、状況についてお示しいただきたいと思います。

○議長(木原宏君) 田中良明副市長。

◎副市長(田中良明君) 当該空調機を修繕するに当たり、メーカー側に確認いたしましたところ、新型コロナウイルス感染症の影響により東南アジアの工場が稼働できなかったため、部品等の調達に時間がかかっているとお伺いしてございます。
 指定管理者との協議につきましては、毎月1回の業務調整会議のほか、当該事案におきましては情報共有をしているところでございます。
 指定管理者側では、早期の復旧に向けたメーカー側との調整や交渉を、市側では、改修工事との整合性や予算対応について継続して協議、調整を行っているところでございます。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 分かりました。
 部品がなかなか入らないということでしたけれども、暑さ対策ということでは、例えば臨時的にスポットクーラーを借りてきて設置するとか、そういったことは考えられなかったんでしょうか。

○議長(木原宏君) 田中良明副市長。

◎副市長(田中良明君) エントランス系の空調機運転停止の対応につきましては、大型扇風機の設置あるいは入り口に配置されている、これは職員向けではございますけれども、スポットクーラーを設置して対応いたしました。
 体育室や更衣室につきましては空調が利用できていたため、十分な対応とは言えませんけれども、できる範囲内で可能な対応をしてきたものと考えてございます。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 体育館の利用者は、体育室に入ったりとか、空調の効くところなんだと思いますけども、先ほど申し上げたとおり、ひと涼みスポットになっている、目印が書いている、地図にも載っているということで、それで行った市民の方、いる場所がないわけですよね。
 なので、例えばではひと涼みスポット、ここは休止中ですとかということにするのか、もしくはそういった方用にスポットクーラーをつけると、ちょっとそんな対応ができなかったのかなというふうに思ってお聞きをさせていただきました。
 ちょっと現実的な対応、どこまでできるかとか、いろいろなことあるかと思いますけども、何かそういった不具合についてはぜひ市民の利用者、そして対外的に取り組んでいることの、順調に進んでいくようなことも含めてぜひ考えていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 全体的な改修工事については設計が繰り越しになったというような状況でありましたけれども、そうしますと、改修工事はいつぐらいにできるのかというようなことが気になるわけでありますが、そのあたりのめどや目標などありましたらお示しいただきたいと思います。

○議長(木原宏君) 田中良明副市長。

◎副市長(田中良明君) 現在、「体育施設のあり方」を検討してございまして、令和16年度までについては市民体育館の機能について維持していく方向性案をお示ししてございます。
 柴崎市民体育館につきましては、こうした「あり方」のまとめを待たずして、建物劣化診断調査やその庁内検証、専門家への相談を踏まえまして、早期に対応が必要なものと考え、今年度、改修工事に向けた設計委託を計上したところでございます。
 今後のスケジュールでございますけれども、令和5年度までに設計を行い、令和6年度中に契約手続を進め、早期に着手ができるよう調整してまいります。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 分かりました。よろしくお願いしたいと思います。
 先ほど、今年に入ってからの不具合も挙げていただきましたけども、やはり劣化診断調査の結果でも電気系の設備というのはもう早急に更新なり対応が必要だというような結果だと思います。
 今御答弁いただいた形でいくと、令和6年度契約、そしてその後の工事に入っていくということであれば、期間がまだかなりあるのかなというふうに感じているところでございます。全体的な面で調整していく必要があって設計を出していただいているんだと思いますけども、安定的な運用のためには、例えば部分、部分で更新をするとか、そういったことは考えられないんでしょうか。

○議長(木原宏君) 田中良明副市長。

◎副市長(田中良明君) 直近では改修工事が予定されておりますので、現状の施設、設備の劣化状況を総合的に考慮し、集中的に改修工事を実施していくことが効果的であると考えてございます。
 改修工事が始まるまでの間、安全に安定的に運営を継続するため、必要な修繕対応は行ってまいりたいと考えております。
 引き続き、可能な限り利用者に影響がないよう、即刻必要とあらば所要の予算が確保できるよう、指定管理者と密に情報共有をしてまいりたいと考えてございます。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) よろしくお願いいたします。
 とにかく利用者に影響が出るようなこと、これはできるだけ減らしていかないといけないというふうに思いますので、先ほど今御答弁いただいたとおり、指定管理者とぜひ密に情報を交換していただきながら対応をお願いしたいと思います。
 それでは、3点目の文化芸術の振興についてお伺いをいたします。
 市の考え方、そして目指すものというようなものも御答弁をいただきました。文化芸術を通して心豊かに、そして市民が愛着を持ってもらえるようなまちにしていくんだというような思いの御答弁もあったところでございます。
 この文化振興を進めていく上で、市の関係する文化振興のための組織というのはどういったところがありますでしょうか。

○議長(木原宏君) 地域文化課長。

◎地域文化課長(轟誠悟君) 文化芸術に関わる組織でございますが、市のほか、文化芸術の振興に関する事業を推進し、地域社会の発展及び健康で豊かな市民生活の形成に寄与することを目的とする公益財団法人立川市地域文化振興財団、立川市文化芸術のまちづくり条例の理念に基づき、文化芸術の育つ環境づくりを目的とする立川文化芸術のまちづくり協議会、市民の文化団体で、文化団体相互の連携を図り、市民の文化活動を振興し、豊かな文化生活に寄与することを目的とする立川市文化協会及び立川市文化振興計画の推進及び文化振興に係る施策などを調査審議する立川市文化振興推進委員会などがございます。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) ありがとうございます。
 地域文化振興財団、まちづくり協議会、文化協会、そして文化振興推進委員会ということで、主に四つ、それを束ねていくといいますか、それが地域文化課の役割かなというふうに思います。それぞれの組織の担っている役割などについても今併せて御説明をいただきました。
 こういったそれぞれの組織が果たすべき役割をしっかりとやりながら、またそのためには組織間での連携や協力なんかもしながら様々な文化振興を進めていく必要があるかなと思いますけれども、今御答弁で挙げていただきました組織間の連携や協力、こういったものはどのようになっていますでしょうか。

○議長(木原宏君) 地域文化課長。

◎地域文化課長(轟誠悟君) 各組織の連携・協働についてでございますが、本市における文化芸術の振興の取組は、市民、文化団体、教育機関、企業などと、先ほど述べた各組織が有機的に連携・協働しているものと認識しております。
 一例を申し上げますと、まち全体が美術館構想の中核と位置づけているファーレ立川アートについては、街区ビルの所有者のファーレ協議会、市民団体のファーレ倶楽部、財団、市などから成るファーレ立川アート管理委員会により作品の維持管理が行われ、ファーレ立川アート関連のイベントなども行われています。
 財団においては、文化芸術活動の普及として、市民オペラ、小学校訪問事業を展開しているほか、市民主体の実行委員会形式による立川いったい音楽祭りや立川よいと祭りなどを支援しております。
 立川文化芸術のまちづくり協議会については、アール・ブリュット立川実行委員会などの市民団体活動に補助金を交付して文化芸術活動を支援しているほか、アート・サポーター講座を開催して文化芸術を支える人材育成などをそれぞれ行っております。
 また、立川市文化協会においては、各地区分科会及び各種文化団体における活動へ総合的に支援するなど、各種団体が有機的に連携を図っております。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 分かりました。様々な場面で連携をしながら文化振興を進めていただいているというようなことであったかと思います。
 文化芸術のまちづくり条例、平成16年12月にできたかと思いますが、あれをつくるとき、私、地域文化振興財団の職員でございまして、命を受けて、全国各地の当時、文化振興条例のあるところの条例を取り寄せて比較表を作ったり、立川には何が必要なんだろうななんて一緒に考えさせていただきましたけども、この条例の中で、例えば第7条に資金の調達のことが書かれていまして、基金の活用が明記されているとともに、このときの議論は、企業メセナ協議会のようなものを立ち上げながら、ぜひ民間の資金も文化芸術振興に集めていこうというような思いもあったかと思います。
 また、例えば組織の仕組みでいうと、これも議会での、また委員会での条例提案のときの質疑の中でもありましたけども、文化振興推進委員会と地域文化振興財団の一体化を図るということで、推進委員と財団の評議員を同一の方が兼ねるというような構想も持っているというようなことも当時の課長から御答弁があったかと思います。
 条例の中では、何といっても地域文化振興財団に文化芸術振興の中心的な役割を求めると、条例の中にもそういったことが明記をされています。
 先ほど、様々な組織があって、その役割、そして連携をしながらの具体例も挙げていただきましたけども、より一層、例えば連携の強化であったり、また体制の再構築、こういったことを図りながら一層の支援をしていくべきではないかと思いますが、見解を伺います。

○議長(木原宏君) 地域文化課長。

◎地域文化課長(轟誠悟君) 市は、第4次文化振興計画に基づき「文化芸術ではぐくむ だれもが楽しめるまち」を目指し、取組を進めておりますが、取組方針の一つに「つなげる、ひろげる ~文化芸術の波と輪を広げていく~」を掲げ、文化芸術のネットワークやプラットフォームづくりを進めておりますことから、各方面の御意見を伺いつつ、検討してまいります。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) どういった形がいいのかということも含めてぜひ御検討いただきたいと思います。
 文化芸術のまちづくり協議会が立ち上がったとき、これはアートカウンシルをこの立川につくろうということが発端でできてきたかと思います。この中で、文化芸術を支える、振興していく中では、例えば文化を享受できる場をつくっていくことであったり、参加することができるような場であったり、また様々な団体等を支援していく、そんなこともあって、アートカウンシルにはその文化芸術を支援していく役割で、そういったところをこのまちづくり協議会を立ち上げてやっていこうということだったと思います。
 支援の形として、例えば情報の収集・発信、それから文化を支える人材の育成、そして先ほども触れましたけども資金のこと、市民の皆さんの活動自体を支える場の提供であったり、様々な面があるかと思います。
 こういったところの在り方もそれぞれどこが適するのか、どういった形でやっていくのが一番効果的なのか、目指していたものがこれまでできていないこともいろいろあるかと思います。細かいことはちょっと今日は省略しますけれども、ぜひそういったことなども洗い出しながら、文化振興の体制についても御検討いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 最後に、文化芸術の発表の場についてお伺いをしたいと思います。
 市の公共施設、市民会館であったり、学習館であったり、また学習等供用施設など、市民の皆さんが文化芸術の場として例えば展示や発表をする、そういったところで市の公共施設、活用していただいていると思いますけども、駅直近の窓口サービスセンターにも多目的スペースがあって、文化芸術の展示の場として活用できるかと思いますが、これまでこのスペースの活用の状況というのはどのようになっていますでしょうか。

○議長(木原宏君) 市民生活部長。

◎市民生活部長(神崎恵子君) 窓口サービスセンター内の多目的スペースは、市の施策に関連した事業や周知啓発を行うため、事業等の所管課と連携して利活用されております。
 令和3年度は、地域文化課と連携した市史編さん展示、ごみ対策課と連携した資源とごみの出し方パネル展示などを実施したほか、福祉総務課と連携し、シルバー大学の絵画の展示を実施しました。
 また、選挙の際には、期日前投票所として多くの方が投票にお越しになりました。
 このほか、新型コロナワクチンの接種会場として、多くの方々へワクチン接種を行いました。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 分かりました。市の所管課と連携した、外部団体との連携もあるかもしれませんし、市の中での活用もあるということで、様々使っていただいているということはよく分かりました。
 これは、文化芸術の発表の場として使おうと思ったときに、どのようにすれば使えるのか、何か基準みたいなものというのはあるんでしょうか。

○議長(木原宏君) 地域文化課長。

◎地域文化課長(轟誠悟君) 文化芸術として見たときの協働の基準ですが、文化芸術としての窓口サービスセンター多目的スペースの利用でございますが、平成30年3月に武蔵野美術大学とアール・ブリュット立川実行委員会に協力をお願いして実現した、電車でつなぐ西地下道アートプロジェクトのキックオフイベントを行ったことがございます。
 また、令和元年9月にもアール・ブリュット立川2019の開催を支援した実績がございます。
 このように、市と共催して実施するような文化芸術活動であるのかという点が協働の基準と考えてございます。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 分かりました。
 ぜひこれをもっとハードルを下げて、いろいろな市民文化芸術活動団体などでも使えるようにならないかなということを思いながら質問をさせていただきました。
 文化芸術のまちづくり条例の第6条第2項に「市民及び市は、公共施設を文化芸術に関する活動の場として活用するよう努めるとともに、必要な文化施設や環境の整備を図る。」ということで、条例にもこのように書いているんです。
 なかなか、整備という面では新しいものを何か造るというようなところは非常に難しいとは思いますけれども、今ある施設をいかに有効に使っていくのか、そういうところはぜひ御検討をいただきたいと思います。
 仕組みについて、しっかりと整えないことには、何でもかんでもというわけにもいかないかとは思いますけども、ぜひ文化芸術に気軽に触れられる、また気軽に発表できる市民活動の支援という面でも考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 窓口サービスセンターのこのスペースですけども、できたときにピクチャーレールと、あとスポットライトをつけられるライティングダクトを整備していただいたと思います。当初、設計の段階ではなかったと思いますが、伊藤幸秀委員が委員会でつけられないのかと、ぜひつけて今後の活用に資するべきじゃないかというようなことの発言もあって、そういったことを入れていただいたかと思いますけども、スポットライト自体はあるんでしょうか。

○議長(木原宏君) 市民生活部長。

◎市民生活部長(神崎恵子君) スポットライトについては配備しておりませんので、利用者が御持参いただければ利用は可能となっております。
 以上です。

○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) ライトだけ持ってきてくださいというのもなかなか難しいかなと思います。
 過去には、恐らく市民会館にあるライトを持ってきてつけた、私も何か見たことあるかなという気もしますが、ただ、あれはあそこにある備品だと思いますし、一般の、例えば展示しようというアーティストさんがライトもいっぱい持っていますよなんていう方はちょっと珍しいかなと思います。
 ダクトをつけていただいたんで、そういう活用もしていこうという意味でつけていただいたんだと思いますので、今後の活用の実際の場面もこれから様々また検討を深めていただきたいと思いますが、それと併せて、ぜひ文化芸術の発表の場がきちんとした形で整うようなことを考えますと、ぜひスポットライトも少しずつでいいので買い足して……、足すじゃないですね、まだね。買いそろえていっていただければありがたいなと思いますので、ぜひ御検討ください。
 以上で終わります。

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文教委員会(令和4年9月26日)

 

報告2 立川第七中学校体育館の復旧について 
報告3 第五小学校校舎増築工事(建築)について 
報告4 第十小学校校舎増築工事(建築)について
報告5 新学校給食共同調理場整備に伴う立川第二中学校改修工事(建築)について

 
◆委員(瀬順弘君) それでは、まず報告2番の七中の体育館の件でお伺いしたいと思います。
 資料の中で説明会が入っておりまして、先ほどの他の議員のやり取りの中でも、保護者及び近隣の住民にもというようなお話だったと思います。特に近隣の皆様の工事の影響等も含めて、きちんと丁寧に説明をしていただくということですが、しっかりと周知して、関心のある方に来ていただくという必要性からは、周知のほうをどういった形でされるのか、お考えをお示しいただきたいと思います。

◎教育総務課長(小林直弘君) 七中体育館の復旧に関する説明会を3月から4月にかけて予定しているようなところでございます。
 これまでも、五小のところでも説明会がきちんとできていなかったというところは、そういった反省もきちんと踏まえて、多くの方に来ていただくような工夫なりをしていきたいというふうに考えてございます。
 市のホームページなり、七中のホームページのほうに掲載するほか、保護者の方に案内ですとか、あと七中の保護者だけでなくて、西砂小、松中小の子どもたちも七中に入学しますので、そういったところで、ご兄弟がいる保護者の方も、関心がある方も当然いらっしゃると思いますので、松中小、西砂小のところにも保護者の方にお知らせ文を配布させていただいたり、あと西砂の自治会連合会、西砂支部のほうにも御協力いただいて、自治会内で回覧していただいたり、また周辺の地域の方には、直接ポスティング等をして御案内していければというふうに考えてございます。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。ポスティングも考えているということなので、自治会のほうでしっかりと周知していただくというのも大事だと思いますが、加入率が下がってきている現状もありますので、自治会へ入っていない方も、これは生活に直接影響すると思いますので、よろしくお願いいたします。
 あと、このスケジュールを見ますと、仮設体育館のリース、仮設体育館の工事と現体育館の解体の工事、これ二つの工事が同時並行でいくのかなと思います。そうなりますと、工事の関係の車両なんかもこの時期にかなり集中するのかなというようなことが懸念されると思います。
 五小のときに道路のこともありました。そこを踏まえて、あっちもこっちもと言うつもりもないですけれども、御心配される声が出ることもあるかなというふうに思いますので、工事車両に関連した安全対策と、それから道路のことについてもきちんと確認等されているのかどうか、お示しいただきたいと思います。

◎教育総務課長(小林直弘君) 現在、こちらの仮設体育館のリースの件ですとか、現体育館の解体、また新体育館の建設に向けた設計の定例会を毎週やっているようなところでございます。まだちょっと詳細の部分はこれからというようなところになりますが、現在はどこに配置するかとか、どういった高さになるのかとか、そういった前提条件を確認しているところでございます。
 工事車両がどこのルートから入ってきて、七中ですと北からなのか、南からなのか、いろいろございますので、そこら辺も詳細については、これから検討していくようなところでございますので、委員御指摘いただいた内容も含めて検討してまいりたいというふうに考えてございます。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。大規模改修とか中規模修繕とか、これまで様々な大きな工事も経験してきたかと思いますので、ぜひこれまでの課題とか注意点をもう一度見直しながら、予定をしっかり計画していただければと思います。
 次に、報告の3番の五小の増築工事ですね。契約変更ということで、資料を頂いている最後のページに主な変更内容というところ、記載をいただいています。その前のところでは道路の問題、これは前回もありました説明いただいた内容を踏まえてということだと思います。
 最後の3ページ目の主な変更内容のところで、地中障害物の撤去の追加というものがあったと思いますけれども、これちなみにどのような障害物があって撤去されるんでしょうか。

◎教育総務課長(小林直弘君) こちらの地中障害物の撤去でございますが、増築校舎のところの施工箇所を掘削したところ、地中にコンクリートの破片等があったというところで、こちらのほうは既に撤去工事のほうは済んでいるような状況でございます。
 金額でいうと、五小はそれほど大きなものが出てこなかったので、税抜きで9万円の増額というようなところです。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。コンクリート片が出てきたということですね。分かりました。
 次に、報告の4番、こちらも変更契約の内容だと思います。
 こちらも資料の2ページ目、同様に地中障害物の撤去追加とありますが、こちらはどんなものが出てきたんでしょうか。

◎教育総務課長(小林直弘君) こちらも五小と同様に、地中にコンクリートの破片等があったというようなところでございます。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。何か掘るとどんどんコンクリート片が出てくるんですね。たまたまかもしれませんが、分かりました。見えないものなので、事前に見積もるのも難しいというのは理解いたします。
 ここの主な変更内容の②仮設浸透ます設置の追加というのがあると思いますが、これについて詳しく教えてください。

◎教育総務課長(小林直弘君) 今回の十小の校舎増築工事に伴いまして、既存の雨水ますを撤去することが必要になりまして、その雨水ますを取ってしまうと校庭のほうに雨水が流れ込んでしまうというような状況が出てしまいましたので、そこを防止するため、雨水処理を行う浸透ますを、仮設のものを設置するというような工事を追加したというところでございます。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。今あるやつをどかさなければならない分のものを別途用意するというような御説明ですね。分かりました。ありがとうございます。
 次に、報告の5番、第二中学校、またちょっと同じようなことをお聞きしたいと思いますが、資料の2ページで主な変更内容、これ一応お聞きします。地中障害物はどんなものが出てきたんでしょうか。

◎教育総務課長(小林直弘君) 二中のほうも同じく、コンクリートの破片が地中の中に埋まっていたというようなところでございます。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
 これ、何で学校を掘るとコンクリートがあちこち出てくるのか、理由とか想定されることって何かあるんでしょうか。

◎施設課長(伊東佐知子君) どういう経過でそれが残っているかというのは分からないんですけれども、やはり設計段階では分からない不可視部分ということで、掘ってみなければ分からないということになりますので、今回ちょっと3件とも出てきてしまったという経過になります。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。なかなか分からないんですね。適切に撤去していただいて、お願いいたします。
 ここの丸の3番、鉄骨耐火被覆仕様の変更とあります。どういった仕様からどういった形にされるのか、内容をお示しいただきたいと思います。

◎教育総務課長(小林直弘君) こちらの鉄骨耐火被覆の仕様の変更でございますが、鉄骨の耐火被覆の施工方法を検討した結果、当初はロックウールというものを吹きつける施工で考えていたんですが、そこはちょっと難しいということが詳細調査の中で分かって、ロックウールを吹きつける方法ではなくて、耐火被覆材というものがございます。それを巻き付ける方法に変更したというようなところでございます。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。巻付け工法に変えるということだと思います。
 吹きつけ工法のほうが経年劣化に強いということが巻付けよりはあるのかなと思いますけれども、その辺あまり影響ないのかどうか。それから、巻付け工法のほうが施工性は高いというか、工場でできたロックウールのあれを巻き付けていくということだと思いますけれども、その辺で工事費用が、ここでいうと増額になっていると思いますけれども、そのあたりのちょっと内容的な部分が分かりましたら、お示しいただきたいと思います。

◎施設課長(伊東佐知子君) 吹きつけと巻付け、どちらのほうの材料がもつかということですが、そちらは現状では今分からないのですが、工法ですけれども、吹きつけでやることで最初想定しておりましたが、やはり屋根の形状の関係から、その吹きつけ材を持った手でやりますので、そちらが入らないということで、巻付けの工法しかできないということで、こちらのほうの工法に変更させていただいております。
 以上です。

◎教育総務課長(小林直弘君) 金額的な増額につきましては、税抜の直接工事費になりますが、約65万円ほどの増となってございます。
 以上でございます。

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報告7 全国学力・学習状況調査結果について
報告11 砂川学習館/地域コミュニティ機能複合施設の整備について

 
◆委員(瀬順弘君) それでは、報告7番の全国学力・学習状況調査における分析結果報告書についてお伺いしたいと思います。
 これは大変な作業をされながら分析されたのかなと思います。頂いた資料を見るだけでも、私の理解力不足もありまして、6時間ぐらいかかりました。内容は多分5%ぐらいしか理解できていないんだと思うんですけれども、幾つかこの中から教えていただきたいと思いますが、今回ちょっと資料の差し替えがありまして、他の委員からもいろいろとお話があったかと思います。膨大な数字の中から課題を見つけ出し、改善につなげていくということで、大変な作業をされたんだろうなと思いますので、数字自体は分析には影響ない転記ミスだとか、そういうことだということですので、今後お気をつけいただいて、こういった資料を分析されている大変な作業には敬意を表したいと思います。
 その上で、少し扱うデータがかなり多いと思いますので、いかに、効率的という言葉がいいのかどうか分からないですが、きちんとした分析に使っていくかということでいくと、どういうふうに集計されて、どういうふうに分析されているのか、細かいことは分かりませんけれども、単純に言うと、例えばエクセルの機能も関数やマクロを使えば、入ってきた数字を並べればもういろんな角度で分析できるとか、グラフができるとか、いろんなことができるのかなと思いますけれども、そんなことはうまく活用されているんでしょうか。

◎指導課長(佐藤達哉君) このたび、冒頭でも申し上げさせていただきましたが、資料記載と内容に誤りございまして、大変に申し訳ございませんでした。
 その上で、様々今お話しいただく中で、次年度に向けては、こちらの分量また掲載方式も含めて大きく改善し、分量などもまだ多過ぎる部分もございますので、しっかりと検討してまいりたいというふうに思っております。
 今、委員御指摘のように、様々、エクセルだとかそういった関数、いろいろそういったもの、データを編集するに当たり使っているのかという部分ですが、一部使っているところもございますが、もともと国からのこういった報告書、かなり、これも分量なんですが、これから転記し、そのままコピーして使わせていただいているということもございました。効率的な編集また作業に向けて、しっかりそちらのほうも検討して、調べてまいりたいと思います。ありがとうございます。

◆委員(瀬順弘君) 今、ちょっと国からのやつを初めて見させていただきました。これは冊子で来て、データとかというのはないんでしょうか。

◎指導課長(佐藤達哉君) 今お示ししましたのは冊子という形ですが、電子データでも頂いております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。データで来ていれば、なおのことRPAとかいろんな形で、やっぱりこのデジタルデータをうまく活用して、仕事を効率的にやっていくということに生かせる方法があるのかなというふうに思いますので、その辺お詳しい方も職員の中でも、ほかの部署にももしかしたらいるかもしれないので、いろんなぜひ英知を結集していただいて活用していただければと思います。
 すみません、報告の内容に入っていきたいと思いますけれども、先ほど来ありましたとおり様々な角度で分析をされていて、大変多岐にわたるので難しいかもしれませんが、今回この結果を踏まえて分析をした中で、特にこういうところに着目をして、こういう授業改善につなげる、こういった力を伸ばしていきたいとか、特に感じたといいますか、力を入れたところがありましたらお示しください。

◎指導課長(佐藤達哉君) 今回の分析結果を受けまして、先ほど午前中の答弁でも少し触れさせていただきましたが、全体的な課題としてはやはり記述式の問題、また読み取り、また自分で調べてまた活用していく、いわゆる立川市民科でも重視している探求的な学びというところで、これからもしっかり改善していかなければならないというふうに指導課として捉えております。

◆委員(瀬順弘君) 資料の8ページですか。これ、例えば小学校の国語ですけれども、先ほど来のやり取り等でもありましたけれども、記述式のところが、特にこの小学校国語、押しなべて全国よりも低い数字になっているというようなことです。
 これを見ますと、とはいえ、正答率でいうと数ポイント全国の平均よりも低いのかなと思いますが、その横に並んでいる無回答率、要は間違った答えじゃなくてそもそも答えが書けなかったということですよね、無回答ということは。ここが結構全国よりも数ポイントどころじゃないぐらいの開きがあるのかなというふうに思ったんですけれども、ちなみにこの表の太枠で囲われているところは無回答率が特に高かったところを強調して、囲っていただいている。ほかの教科もそんな感じかなと思いましたけれども、この点について、先ほど若干同様のこともあったかもしれませんが、特にこの無回答率が全国平均よりも高いということについては、どのようなお考えがありますでしょうか。

◎指導課長(佐藤達哉君) この無回答率が高いというところについては、指導課としても何とか改善しなければならないと捉えております。といいますのも、この数字の見方としては、恐らく学習意欲ももしかするとここに現れているのではないかという読み取りもできます。書くことに対して一歩ためらってしまう。また、そういったところに気持ちが向かないという、そういった学習意欲もこの数字に現れているという読み取りもできますし、また一方で子どもたちが自分の書いた答えが否定されるんじゃないかなと、そういった不安だとか安心感が足りないという側面もあるのではないかという分析もしております。
 日々の授業の中で、子どもたち自身がしっかり自分の思いや願い、気持ちを安心してこれまで以上に表出できるような、そういった環境づくりに努めてまいりたいと思います。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。そのあたりをちょっと引っ張り出していくというようなことで、こういう工夫をしていこうとか何かありましたら、お示しください。

◎指導課長(佐藤達哉君) やはり、それにつきましては今も各学校で独自で分析し取り組んでいるところもございますが、やはり授業の場面で個に応じた指導の充実というところを一層丁寧に取り組んでいく必要があると思います。グループ別の学習ですとか、またICTの活用だとか様々なツール、手段を使って、子どもたちが安心して学べる環境づくりに努めてまいりたいと思います。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
 ごめんなさい、ちょっと話があっちこっち行って申し訳ないんですが、4ページのところに、学校質問紙調査からの下のほうに円グラフがありまして、例えばこの算数・数学について実生活における事象との関連を図った授業を行いましたかというところで、あまりしていないという答えが10%ずつぐらい小学校も中学校もあるのかなと思います。
 今、先ほどのやり取りで、何か質問に対して答えていくモチベーションといいますか、やる気というか興味関心を引くという部分では、ちょっと分からないです。私の感想的に、算数や数学って何かただこうやって計算していても、一部の子たちは算数はパズルみたいなもんだと好きな子もいるとは思いますけれども、なかなか、この計算をして何になるんだろうとか、難しいところもあるのかななんて思うと、本当にこれすごく実は大事で、こういうところで実生活と結びつくんだよという、何かお料理しようとして調味料の量を量るんだけれども、これを3人分作るときは掛ける3すればいいんだみたいな、生活とくっついてくると、掛ける3というのは大事なんだなということを思ったりもするのかなというふうに思いますけれども、どうですかね。こういうところを、10%ですから9割の先生は意識してやってくださっているということだと思いますけれども、ぜひこういうところは私はすごく大事な点かななんて思うんですけれども、御感想をお願いいたします。

◎指導課長(佐藤達哉君) 大変重要な御指摘ありがとうございます。
 今回の学習指導要領の改訂の中でも重視されております、いわゆる教科横断的な学びというところに関連してくるかと思います。今、家庭科の例を挙げて御説明いただきましたが、例えば立川市民科の中で市内の学校において、小麦について地域の学習を取り上げている学校がございます。その学習を通して、では国内での小麦生産また海外の小麦の産出量はどういうふうになっているんだろうとか、みそ作りなどをしている学校においては、その食塩濃度何%のおみそ、また水を加えるにはどれぐらいの塩が必要なんだろうかといったところ、そういった算数だけではなくて様々な教科に関連させて学ばせていくというところを、引き続き本市としても取り組んでまいりたいと思います。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) どの時代か分からないですけれども、私の子どもの頃は、この先生が教えるとみんな授業が楽しくて仕方ないと、多分教える技術だとか、それぞれの子によって合う合わないもあるとは思いますけれども、ぜひそういうところでいろんな形で子どもたちに勉強の関心意欲を沸き立たせていけるような先生方がもっともっと力を発揮していただけるといいかなというふうに思いました。
 すみません、ちょっとまた話が飛びまして15ページで、小学校理科の調査結果が出ています。A、B、C、D層と4層に分けた分析をされておりますが、ほかの教科に比べて小学校理科が、この各層の全国値と立川市の値の差が大きいのかなというふうに思いましたけれども、このグラフについてはどのようなことを分析されているんでしょうか。

◎指導課長(佐藤達哉君) 理科の学習についてでございます。
 こちらについては、やはり日頃の授業の中で今回の問題等にフィットするような形の授業がもしかしたらできていなかった一面があるのかもしれないと捉えております。
 一方で、こういったところの改善に向けて、今各学校で教科担任制という取組を広く進めております。その中には、恐らく理科なども入ってくるケースが多いのではないかと。そういった中で授業改善、指導法改善をしていく中で、こういった全国との差というものは縮まってくるものであると捉えております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
 この4層に分けている分析で、このグラフの下に、AからD層については、これは本市の児童の4層に区分しているというようなことだと思うんですけれども、全国のこの階層と立川市の階層を四分位で分けたときのそれぞれの第1四分位、第2四分位、第3四分位の正答数というのが違うと思うんですね。それをこうやってグラフで全国と立川市と並べて比較することに、私はどういう意味があるのかなと思うんですけれども、どうでしょうか。

◎指導課長(佐藤達哉君) 本当に委員御指摘のとおりでございます。この全国、また本市でのA、B、C、D層のいわゆるカットライン的なものが多少違うので、一律に比べづらいという、大きくは違わないんですが、ただ厳密にはこういった形の表記というのは今後大いに改善していかなければならないと、今回のケースでしっかりまた認識いたしましたので、また次年度に反映させていきたいと思っております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。全国が四分位にしたときのその数値を立川市も正答数としては当てはめて、その中に立川市の児童生徒がどれぐらいいるかという形でいくと、毎年例えば出題が変わる中でも、あくまでも全国的な数値と比較した中での立川の子どもたちの現状を捉えやすいのかなというふうに思いましたので、ちょっとお聞きしました。
 この四分位でデータを分析するときに、この形ちょっと非常に見づらいなというか、せっかく隣に各設問正答数ごとのグラフが出ているので、その下辺りに箱ひげ図を入れてもらって、四分位範囲の中に、どのぐらいの位置に立川の子たちはいるのかとか、中央値が平均値とどれぐらい近似しているのかとか、そういう中で立川の子どもたちの理解力のばらつきがあってこういう結果なのか、もしくはみんな押しなべて狭い範囲の中で平均より高い、低い位置にいるのかとか、そういうことをもうちょっと見やすくしていただくと、6時間読んだ表が5時間30分ぐらいになるかしれないので、ちょっとぜひそのあたりの表記は今後工夫していただきたいなと思います。
 これは、別に立川市がじゃなくて全国のテストなのであれなんですけれども、小学校6年生と中学校3年生が基本的に毎年テストをしていくと思うんですけれども、受けている子どもたちは毎年替わるわけですよね。そうすると、去年の小学校国語はこうでしたけれども、今年の小学校国語はこうですというのが、私は何の比較にもならないのかなというふうに思います。当然、個々に理解がきちんとできて、点数がついていく形の数字というのも、一つの集合体としては比較的理解の早い子たちの多い学年があったり、少し理解に時間がかかる学年があったりということで、なかなか経年で比較するのは難しいのかなというふうに思うんですけれども、本当に、でも立川の指導力であったりとか、学習を理解させる力ということでいえば、立川の子たちが1年たってどうなっているのかな、2年たってどうなっているのかなというのを見ることのほうが重要というか、よく分かるんじゃないかなと思ったりもします。
 自治体によっては独自のテストをやっているようなところもあると思います。東京でも三鷹市ですか、何年か前から市の独自のテストとして始めたというのもちょっとお聞きしましたけれども、そんなのを入れて、また、あのテストとこのテストとこのテストと、子どもたち試験ばっかり増えてもかわいそうかなという気もしますけれども、授業改善や子どもたちの理解力を上げていくということにつながるのであれば、そういうことも考えてもいいのかなというふうに思いましたけれども、ちょっとすみません、直接のこの報告事項とちょっとそれちゃうかもしれませんけれども、そういった考え方とかは何かお持ちでしょうか。

◎指導課長(佐藤達哉君) また丁寧に拝見していただき、また重要な視点ありがとうございます。
 今回の学力調査の結果もそうなのですが、本市として全体の傾向を捉えるとともに、各学校が正しく分析してまさに授業改善に生かしていく、指導法改善に生かしていくというところが一番大きな狙いであるというふうに捉えております。
 その上で、他の自治体でそれぞれ独自のテストをと、それで把握している例もお話しいただきました。私も何区市か把握はしておりますが、経年で比較ができるという一方で、学校現場、児童生徒の負担感が増しているといった声もやはり聞こえてきております。
 本市としましては、今のところそういった形で独自のものをやる予定はございませんが、ただ、今現在も東京都のベーシックドリルというものを使って、毎年全ての学年のいわゆる算数、国語でそういった調査のほうをさせていただき、児童生徒のいわゆる現状把握、また指導改善、授業改善に努めております。そういったところをまたさらに丁寧に取り組めるように、指導課としても指導してまいりたいと思います。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。ちょっと話が全国学力・学習状況調査からそれてしまいました。いずれにしても、せっかく行っているこのような取組の中で少しでも前に向いていくような、また力になっていくようなことにつなげていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次に、報告の11、砂川学習館/地域コミュニティ機能複合施設の整備についてお伺いしたいと思います。
 砂川学習館の施設のほうのことについては資料も頂いておりますし、これまでも様々な議員からも一般質問も出ましたし、先ほどの質疑もありましたので、資料の1ページ目のⅢ、その他の3番、こぶし会館の中規模改修時期の延期の検討のところで、ちょっとお伺いしたいと思います。
 理由とかこういうことで1年延期をする方向の検討を進めるということですけれども、こういった話は、もう既にこぶし会館の例えば管理運営委員会の方々とかには行っているんでしょうか。

◎生涯学習推進センター長(庄司康洋君) 正式な形では、私はしてございません。今日、ここで御報告させていただきましたので、正式にはお話しさせていただきますが、委員長には内々にはお話をさせていただいて、御理解いただいているというふうに理解しているところございます。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。学供施設や学習館とかも含めて市の公共施設も様々な劣化の状況で、順次今再編計画を進めていただいている中だと思います。
 私の地元の滝ノ上会館も、改修工事の計画が立ったけれども先送りになってしまったということで、非常にやっぱり地域の方は、今度きれいになるんだというようなことで期待していたものが延びてしまうと残念な部分と、当然に施設が劣化してきているから修繕をやるわけで、その間、先に延ばした1年間、適切にというかトラブルなくまた施設が運営できないといけないというふうに思います。
 当然、市のほうでもそういった認識も含めて、こういった方向で調整されるということだと思いますので、トラブルが起こらないように、もし起こっても利用者に影響が出ないようにというところと、先ほど運営委員長には内々でお話しされたということですが、運営委員会を含めた利用団体や地域の皆様に丁寧な御説明をいただきたいという、ちょっとその2点で見解をお示しいただければと思います。

◎生涯学習推進センター長(庄司康洋君) 想定した時期が延びたということでございますので、適切な管理をしてまいります。今年度も不具合が生じたところがございまして、そこに手を入れて、駐車場の改修であるとかそういったこともさせていただいておりますので、意見を踏まえて、予算の範囲内で適切に管理していきたいと思っております。
 もう1点は周知のところでございます。私ども、今日ここでお話をさせていただきましたので、正式に管理運営委員会のほうに説明をしていきたいというふうに考えているところでございます。
 以上でございます。

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本会議・議案審議(令和4年12月20日)

 

議案第92号 令和4年度立川市一般会計補正予算(第9号)

◆12番(瀬順弘君) では、私のほうからも何点かお伺いしたいと思います。
 まず、37ページ、小学校施設改修事業です。小学校受変電設備改修工事、2校あるかと思います。
 まず西砂小学校ですけれども、ここは浸水想定区域内にある学校だと思います。台風等の際には避難所として開設をしない、そのような学校になっているかと思います。水害等の際には電気設備というところの影響というのは大変大きいかと思いますので、ここの学校、この受変電設備の改修工事をされるということですけれども、現状でもう浸水対策などはされているのか、もししていないようであれば、この改修工事に併せてやっていただくのがよろしいかと思いますので、その状況をお示しいただきたいと思います。
 また、柏小学校については、令和2年度の決算でも受変電設備改修工事というのがあったかと思います。これについて、令和2年度、まだ最近行った工事と、今回行う工事、これの違いについてお示しいただきたいと思います。
 次に、同じページの中学校施設改修事業です。
 第八中学校の受変電設備改修工事がございます。先ほどの西砂小と同様に、第八中学校も浸水想定区域内にある学校だと思います。現状で受変電設備については浸水対策がされているのか、されていなければ今回の改修工事に含むべきだと思いますが、現状をお示しいただきたいと思います。
 次に、39ページです。
 地域学習館維持管理についてお伺いします。
 幸学習館エレベーター改修工事が今回計上されております。これについては、令和3年度、全く同額で予算が計上されまして、令和4年度に繰越しとなったかと思います。今年度実施できないということで、改めて予算を計上して次年度に繰越明許という形だと思いますが、そうしますと、令和3年度から繰り越した分の3,457万3,000円、これがどうなるのか、このまま減額がなく余剰金となって残ってしまうのか、考え方についてお示しいただきたいと思います。
 最後に、図書館維持管理のところで、修繕料・施設というところで、気中負荷開閉器の修繕とおっしゃったかと思いますが、それで間違いなかったでしょうかということで確認です。
 以上です。

○議長(木原宏君) 教育部長。

◎教育部長(齋藤真志君) それでは、それぞれ教育施設の施設改修につきまして答弁のほうさせていただければありがたいと思います。
 まずは、37ページの小学校施設改修に関わる小学校受変電設備改修工事で、西砂小学校の件でございます。
 議員御指摘のとおり、浸水想定地域に指定されているというところがございますので、現在そういった配慮に、現状、対応のところが少し欠けておるところございますので、今後、この改修に併せてかさ上げのほうをした形の中で浸水対応のほうは図ってまいりたいというふうに考えてございます。
 次に、同じく受変電設備に関わる柏小についてでございます。
 議員御指摘のとおり、令和2年度についても一部受変電設備について対応のほう図らせていただいておるところでございますが、今回の対応内容といたしましては、受変電設備について52年度に製造された部品につきまして、こちらのほうが一部故障等により部品の調達等も困難になっているというところがございますので、設備全体の対応状況のほう、全体最適化のほうを図る中で、設備の更新のほうを図らせていただきたいというところでございます。
 次に、同じく受変電設備に関わる部分で、第八中学校の設備でございます。
 こちらも御指摘のとおり、多摩川が氾濫した際の浸水深というところが予定されているところでございますので、こちら、想定だと3メートル以上云々というところもございますので、かさ上げにつきましては、今後どういう形で対応していくのがよろしいかというところについては、現在検討のほうを進めておるところでございます。
 続きまして、今回予算のほうを減額させていただいている幸学習館のエレベーターについてでございます。
 今回、新たに予算の繰越しを含めましてお願いさせていただくところでございますが、提案説明でもありました令和3年度の11号補正で予算化して繰越しをさせていただいた金額につきましては、3年度中の予算ということですので、補正のほうが減額という形できませんので、結果といたしましては全額残余という形で残ってしまうものというふうに理解してございます。
 最後に、若葉図書館の修繕についてでございますが、こちら、内容としましては、議員御指摘のとおり、PASの部分のところの修繕のほうを図っていきたいという内容でございます。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 分かりました。ありがとうございます。
 まず、西砂小については、かさ上げ、考えているということで御答弁でしたので、この予算の積算の中に含んでいるということでいいのか、一応確認をさせていただきたいと思います。
 それから、柏小については、2年度にやったんだけれども、今回、全体の更新をというような御答弁だったと思います。キュービクル、アッセンブリで更新をされるとすると、令和2年度交換した部品がもったいないなという率直な感覚を持っているんですけれども、全体の更新を、それはもちろん教育委員会でも承知はされた上での今の御答弁だと思いますので、全体を更新するという場合の、部品をそこだけ除いてというのとは違うというような理由、全体を更新する理由についてお示しをいただきたいと思います。
 それから、第八中学校についても、かさ上げというお言葉は出ましたが、今後検討というようなお話だったかと思います。キュービクル、交換してから、後でそれだけかさ上げをするというのは結構大変なのかなという気もいたしますので、今回の工事に含んでいるなら構わないんですけれども、検討をされるようであれば、そこもしっかりと含めた中で工事の計画を立てていただきたいと思います。
 それから、地域学習館維持管理の中のエレベーター改修、3,457万3,000円、令和3年度からの繰越分なので減額できないというようなことでした。恐らく、会計上のルールというか仕組みなのかと思いますけれども、本年の予算のときにもいろいろと申し上げましたが、明らかに3,400万という大変多額の金額が不用額にそのままなるということだと思います。仕組みということなのかもしれませんけども、これ、何とかならないものなのかというところ、ちょっと考え方も含めて御答弁いただきたいと思います。
 それから、図書館維持管理のところ、修繕料・施設については、PASの更新ということだったかと思います。
 ちょっと一つ教えていただきたいんですが、ここで同じPASの改修について、図書館維持管理では修繕料・施設で上げておられる。そして、同じページの泉市民体育館のところではPASと改修工事ということで、修繕料と工事費ということで、同じ内容のもので違いがあるのかなというふうに感じました。そのあたりの違い、この科目がなぜ違うところで上がってくるのか、そこについて御説明いただきたいと思います。

○議長(木原宏君) 財務部長。

◎財務部長(下河辺康君) 先ほど御質問いただきました予算の繰越しの不用額になる件についてでございます。
 今回の幸学習館のエレベーターの改修工事につきましては、当初、令和3年度の予算で計上しておりましたところ、繰越明許費を設定させていただきまして、ここまで契約行為をしてきたところでございますが、今回に関しては契約が不調ということで、年度内の実施が困難ということで、改めまして今補正予算でさらにまた繰越しを伴う予算を計上しているところでございます。
 この令和3年度からの繰越しの予算につきましては、例えばこの繰り越した事業、契約が成立をしていて、その後の例えば事故とか、そういった要因によって年度内に実施が不可能というふうになれば、事故繰越というような制度ございまして、さらに年度を延ばして対応するということが可能でございますが、今回のケースについては契約そのものが成立していないということでございますので、改めてここで予算をつけるというような形で考えてございます。
 それから、先ほどのこの令和3年度の繰越しの予算につきましては、令和4年度の繰越し、実質収支の中に溶け込んでいくような形の予算となりますので、次年度に一般財源として繰り越される形でございます。
 以上です。

○議長(木原宏君) 教育部長。

◎教育部長(齋藤真志君) 受変電設備の改修工事につきまして、浸水想定がされております西砂と八中の対応についての予算対応というところでございますが、先ほど御説明したとおり、西砂小については、かさ上げ、一定の具体的な想定がある、また第八中学校については、私の答弁としましては、今後検討のほうしていきたいというところではございましたが、それぞれ今回お願いしております予算の中で設計内容のほうは検討してまいりたいというふうに考えてございます。
 また、重複投資になってしまっておるのではないかという柏小の部分ですが、令和2年度に対応した部分のみを取り出した形で、そこの部分を検査等々に付さなければ合理的に全体として活用のほうが不適切だろうというようなところの中で、一旦、若干手戻りの部分を感じるところもあるんですが、全体としてやはり機能回復を図るというところが一定の合理性のほうがあるということで、今回は予算のほうをお願いさせていただいておるところでございます。
 最後に、科目の持ち方で、同じPASを対象にしているというところの中で、修繕と工事のほうで違いが出ておるというところでございますが、図書館におきまして、今回、若葉図書館につきましては保守点検業者からの指摘による経年劣化があるというところの中で、手当てとしては修繕というふうな内容になっておりますが、両者ちょっと具体的にきちんと比べているところではないところもありますので、体育館側のほうの内容と図書館側のほうの内容のところに類似性があるということであれば、今後科目の示し方については改善のほう図ってまいれればというふうに思ってございます。
 以上です。

○議長(木原宏君) 財務部長。

◎財務部長(下河辺康君) 今の科目のお話につきまして少し補足をさせていただきます。
 まず、修繕につきましては、基本的に原状復帰を前提としておりまして、一部何か不具合の発生しているところとかございましたら、それを修繕で直していくということが前提でございます。
 今回の違いにつきましては、内容もそうですけれども、規模感の違いというところもございまして科目を振り分けているというような状況でございます。
 以上でございます。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 分かりました。ありがとうございます。受変電設備については承知しました。よろしくお願いをいたします。
 それから、柏小の件については、一部取り出して、そこだけ再利用するとなると、恐らく法定的な点検のところに、アッセンブリ組んだところに送って組み込んでもらって、検査をして返ってくるというようなことになると、恐らく学校側でその部品を外している間、学校の受電ができなくなっちゃうというような都合もあるのかなというふうにも思います。そのあたり含めた合理性というようなことかと思いますが、そういった影響もあるのかどうかだけ、工期的なものとか、そういった影響あるのかどうかだけ、最後お示しをいただきたいと思います。
 それから、幸学習館のエレベーター改修については一応分かりましたという感じだと思いますが、例えば、であれば、次年度の当初予算に組み込んじゃうというようなことと、要は令和4年度、繰り越したものがあって、そして今回、実質的には5年度に繰り越すんですけれども、今年度の予算としてこのような形で上がってくるということで、要は同じ改修工事のものが2本立っているような形になるかと思うので、であれば、いずれにしても今年度、繰り越したもの、予算の執行はないにしても、次年度上げるというような考え方もあるのかなと思います。連続的な予算編成の考え方等も含めてこういう形を取られているのかなとも思いますけれども、そのあたり、再度見解をお示しいただきたいと思います。
 それから、PASについては分かりました。ちょっと詳細、関連するもの含む附帯の工事や修繕等があるのかなと思いますので、そのあたりの立て分けということでここについては理解をいたしました。
 以上です。

○議長(木原宏君) 財務部長。

◎財務部長(下河辺康君) 繰越予算の不用額についての御質問でございます。
 議員おっしゃいましたように、今回令和3年度からの繰越予算ということで、令和4年度で契約行為を行っております。この予算を契約が不調ということで次年度に繰り越していく、一般財源として実質収支の中にというようなところでは、確かにおっしゃるとおり、令和5年度の当初予算で同じ事業を組みましてそこに充当していく、一般財源ということですので充当という考えが正しいかどうかですけれども、そこで活用していくというのは筋としてはあろうかと思います。
 今回は、エレベーターの改修工事自体を令和5年度で実施をするというよりも、やはり改修を早々にいたしまして、市民サービスを少しでも早く実施したいということでの前倒しでございますので、令和5年度でスタートから再びこの契約行為を行っていくというよりは、ここで予算の不調が分かっておりますので、先につけまして実施していくというところでの対応でございます。
 以上です。

○議長(木原宏君) 教育部長。

◎教育部長(齋藤真志君) 柏小学校の受変電設備改修工事に関わる影響でございますけれども、議員のほうから御紹介いただいたとおり、部分的な機器を取り出して検査云々というところについてはなかなか難しいというところがまず前提としてあろうかと思います。
 そういった中では、やはり今回の全体の中で調整させていただいたほうが工期的な部分も含めて優位性があるという中で判断のほうさせていただいておるところでございます。
 以上です。

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