【議事録】R04第3回定例会


 
【もくじ】
本会議・一般質問(令和4年9月8日)
決算特別委員会(令和4年9月13日~16日)
文教委員会(令和4年9月26日)

※議会改革特別委員会(令和4年9月27日)での発言は省略します。立川市議会ホームページの会議録検索システムでご覧いただくことができます。
 



 

本会議・一般質問(令和4年9月8日)

 
◆12番(瀬順弘君) おはようございます。公明党の瀬です。
 それでは、通告に従いまして、一般質問を行います。
 まず1点目、防災減災の取組について。
 路面下空洞調査についてお伺いいたします。
 道路が突然陥没し、車や自転車、歩行者が落ちてしまいますと、時に人命に及ぶ大事故となる場合があります。令和2年度、国内で発生した道路陥没は9,000件を超え、そのうちの約87%は、市町村が管理する道路で発生しています。
 道路陥没は、何らかの要因で路面下の地中に空洞が発生し、空洞が進展して地表面近くに達すると陥没に至ることから、未然に空洞を見つけ出し、対策を行うことが重要であります。
 そこでまず、陥没が発生した場合の危険性、空洞調査を行う必要性について、市としての認識を伺います。
 小項目二つ目、治水対策について伺います。
 近年、豪雨による被害が多発しており、本年も日本各地で河川の氾濫が発生し、家屋の浸水など甚大な被害をもたらしています。また、豪雨発生の頻発とともに、これまでの想定を超える雨量という点にも注意しなければなりません。豪雨による水害は、河川の氾濫だけではなく、下水や排水路の排水能力を超える雨量によって、建物や土地が浸水する内水氾濫の危険性にも対応した対策を行っていかなければなりません。
 そこで、立川市においては、どのような考えで治水対策を行っているのかお示しください。また、具体的な対策として、どのようなことを行っているのか伺います。
 次に、2点目、市民への情報発信について。
 市が市民へ情報を発信することは、市民の権利、利益を守り、行政の説明責任を果たし、市民と市との信頼関係を築くなど、様々な役割を持っていると考えます。そういった意味では、発信する情報が確実に必要な人へ届く必要があり、防災・災害情報は命に直結することから、迅速性も求められます。
 まず、市が市民へ情報を提供する媒体には、どのようなものがあるのかお示しください。また、近年これらの情報媒体での発信方法などで、改善や工夫したことがありましたら、併せてお答えください。
 3点目、多摩川緑地炊飯場について伺います。
 立川市は、柴崎町五丁目に、多摩川緑地炊飯場を設置しております。柴崎福祉会館の南側、多摩川緑地野球場の北側に位置し、かまど、流し場、水洗トイレ、物置があり、おおむね60人までの利用が可能な場所となっております。
 まず、この炊飯場はいつ、どのような目的で設置されたのかについて伺います。また、近年の利用実績として、年度ごとの利用団体数や利用日数、利用人数などについてお示しください。
 4点目、滝ノ上会館改修工事について伺います。
 学習等供用施設の一つである滝ノ上会館は、公共施設保全計画では、平成31年度に大規模改修が予定されていたものの、様々な課題から、保全計画が原則保留とされたことから、改修工事が実施されず、ここまで来ております。築後約40年となり、部分的な修繕などは行われているものの、施設設備の老朽化も目立ち、地域の皆様からは、早期の修繕が期待されているところであります。
 そのような中、今年度当初予算に、滝ノ上会館中規模改修工事設計委託料約1,200万円が計上され、中規模改修工事に向けて動き出したと承知しております。
 改修工事に向けた現在の進捗状況はどのようになっているのかお伺いいたします。
 以降、一問一答でお伺いいたします。

○議長(木原宏君) 市長。

◎市長(清水庄平君) まず、路面下空洞調査についてでございます。
 路面下の空洞については、道路陥没の原因となることから、定期的に調査を行い、調査結果に基づいた対応が必要であると認識しており、特に大規模な道路陥没は二次災害につながるおそれもあることから、未然に防ぐことが重要となってきます。
 路面下空洞調査は、今後の道路管理において必要な調査であり、新技術の活用も含め、実施する方向で検討を進めております。
 次に、治水対策でございます。
 東京都における総合治水対策といたしましては、河川整備、下水道整備、流域対策のほか、浸水被害に関する情報や災害発生時の体制の整備など、ハード、ソフト対策を含めた取組を行っております。
 近年では、豪雨対策として、平成19年に東京都豪雨対策基本方針を策定、平成26年に改定しており、多摩部では、目標降雨を時間65ミリとして、床上浸水や地下浸水被害を可能な限り防止することを目標としております。
 本市の治水対策は、基本的な考え方として、東京都豪雨対策基本方針を参考に取り組んでおります。
 その他、担当から答弁いたします。

○議長(木原宏君) 環境下水道部長。

◎環境下水道部長(小倉秀夫君) 治水対策の具体的な取組についての御質問でございます。
 治水対策の具体的な取組といたしましては、流域対策として、立川市宅地開発等まちづくり指導要綱による雨水流出抑制施設の設置指導や、既存の個人住宅への雨水浸透施設設置補助、下水道整備として空堀川上流雨水幹線整備など、分流式下水道における雨水管の整備、家づくり・まちづくり対策としてハザードマップの作成などを行ってございます。
 以上です。

○議長(木原宏君) 総合政策部長。

◎総合政策部長(大塚正也君) 市民への情報発信についてお答えいたします。
 市は、多様な媒体による分かりやすい情報発信や、行政情報の積極的な公開に努めております。
 通常時は紙媒体であります広報紙をはじめ、ホームページ、ツイッター、ユーチューブ動画チャンネル、見守りメールなどの電子媒体を、災害時等は防災行政無線を使った放送など、様々な媒体を活用して情報を発信しております。
 情報提供する際の工夫、改善といたしましては、今年度、見守りメール配信システムの入替えを行いまして、本年6月から、災害発生などの緊急性の高い情報につきまして、ツイッターと同時配信できるようにいたしました。また、10月からは、LINEの公式アカウントの開設も予定しております。
 以上でございます。

○議長(木原宏君) 子ども家庭部長。

◎子ども家庭部長(矢ノ口美穂君) 多摩川緑地炊飯場についてお答えいたします。
 多摩川緑地炊飯場は、青少年の健全育成及び青少年の野外活動の振興を目的といたしまして設置し、平成4年から利用を開始しております。
 次に、利用状況でございます。
 令和2年度以降のコロナ禍におきましては、年間数件となっております。コロナ禍前の年間平均では、利用団体数が約10団体、利用日数が約12日、利用人数では約600人でございました。
 以上です。

○議長(木原宏君) 教育部長。

◎教育部長(齋藤真志君) 滝ノ上会館改修に向けた取組の進捗状況でございます。
 現在は、設計会社、行政管理部施設課、生涯学習推進センター及び滝ノ上会館管理運営委員会の4者で、月2回程度打合せのほうを進めてございます。打合せでは、不具合が生じている箇所などを中心に現状の確認、改修箇所の確認、改修内容の検討などを行ってございます。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) それでは、一問一答でお伺いを続けてまいります。
 まず、防災減災の取組について、路面下空洞調査については、市も大変重要であるという点、それから具体的に実施する方向で今進めていただいているということで御答弁いただきました。これまでも何度も訴えてまいりまして、いよいよ動いていくのかなということで、大変期待するところであります。
 まず、この路面下空洞調査についてお伺いを続けてまいります。
 先ほど、質問の中でも申し上げましたが、路面下の地中に空洞ができて、そこから陥没につながっていくというような仕組みになりますけれども、そもそも路面下に空洞が発生する要因というのはどういったものがあるのか、市の認識をお示しください。

○議長(木原宏君) 基盤整備担当部長。

◎基盤整備担当部長(平出賢一君) 路面下に空洞が発生する要因といたしましては、占用物の周辺の転圧不良や、地下埋設物の破損による地下埋設物内への土砂の流入が原因となっているものが多数を占めているというふうに考えております。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) ありがとうございます。
 スクリーンを使用します。
 5月の下旬、富士見町で空洞化による陥没が発生いたしました。近隣の住民から連絡いただきまして、私、現場に駆けつけました。たしか、この日は土曜日だったかと思います。
 私が現場に着いたときには、写真で見ていただくように、アスファルトにくぼみができているというような状態で、この状態、アスファルトの下が空洞化しているのではないかというような状況でありました。
 そこで、実際にアスファルトを割って、中がどうなっているのかというところを確認してみたところ、大きな穴が、空洞が発生していました。最終的に確認しますと、この場所に、家屋につながっていない取付け管、いわゆる不明管と呼ばれるものがあったということで、ちょうどこの前日、大変雨量の大きな大雨が降りましたので、地中の土が緩んで、そこから土が吸い込まれて空洞ができたというようなことでありました。下水道管理課がすぐに、土曜日でしたけれども、応急の手配をしていただきまして、その後、下水管の応急復旧までやっていただきました。深夜にこの工事が完了したところです。
 その後、下水管の清掃、また周辺の下水設備に同様なことがないかどうかという調査などもしていただきまして、本復旧まで終了したというような状況でございます。
 スクリーンの使用を終わります。
 このときには、先ほど見ていただいたとおり、くぼみのところに、近隣の住民の方、三角コーンを置いて、ずっとその前で見ていただいていまして、車が来たり人が来たときに、危ないからよけてくれとか、車今通れないよってことで、近隣の方、大変長い時間そこで様々な対応をしていただきまして、事なきを得たというようなところであります。
 こういった現状を目の当たりにしまして、これまで訴えてきたこの空洞調査、早期にやっていただきたいなという思いを一層強くしたところであります。
 先ほど市長の答弁で、具体的な実施に向けてというような御答弁ありましたけれども、現在のところの状況で結構ですが、検討の状況などお示しいただければと思います。

○議長(木原宏君) 基盤整備担当部長。

◎基盤整備担当部長(平出賢一君) 路面下空洞調査は、第1次調査、第2次調査と段階を踏んで行いますけれども、令和5年度には第1次調査を実施する方向で検討を進めております。
 対象路線といたしましては、平成25年度及び26年度に空洞調査を実施しておりますので、当時の状況と比較検討も兼ねて、同じ路線を中心に約120キロメートルを予定してございます。
 また、財源等も課題となっておりまして、その財源確保につきましては、補助金の活用も考えておりますけれども、会計検査で課題の指摘もされておりますので、引き続き検討してまいりたい、そのように考えております。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) ありがとうございます。
 これまで訴えてきた中では、やはり路線の選定をきちんとしないといけないとか、どの程度の頻度でやるんだとか、そして今御答弁にもあった財源のこと、こういったこときちんと整わないとなかなか難しいよというような御答弁が今まであったわけでありますが、このあたり、かなり精査を進めていただいている状況、財源のところまだ課題はあるようですけれども、こういったことで検討していただいてということを大変高く評価させていただきたいと思います。
 この空洞調査というのは、やみくもにアスファルトを割って中を実際見てみるというわけにはいきませんので、レーダーによる非破壊検査というのが一般的に行われていて、そういう意味では、見えないところを見るということですので、こういった精度というのが大変重要になるということになります。
 こういった調査やっている事業者、複数ありますけれども、以前私も一般質問で申し上げましたが、技術力に差があるということを考えると、間違いない業者をしっかりと選定することが重要だということでお聞きしまして、その当時、
   他市の発注事例ですとか、先ほど紹介された技術コンペ方式など研究して、発注の際には実施してまいりたい。
--というような御答弁をいただきました。
 調査を具体的に検討進めていただいている中では、この調査精度といいますか、こういったところも同時に考えながらいただいているのかなというふうに思いますが、品質の担保といいますか、こういった面ではどのようなことを考えておられるのかお示しください。

○議長(木原宏君) 基盤整備担当部長。

◎基盤整備担当部長(平出賢一君) 路面下空洞調査は、調査データの解析能力により、空洞の検出率、的中率に差が出るものと認識しておりますので、受注者の選定には、受注実績、他の公共団体等の空洞検出能力の評価などを参考にするとともに、新技術の活用や総合評価や技術コンペ方式などの入札方法などにつきましても、引き続き検討してまいります。
 なお、令和5年度に予定しております調査は、官民連携事業として実施する方向で検討を進めており、調査は、市の道路パトロールを行う車両に計測機器を搭載し、実施することを想定してございます。
 今後、協定の締結に向けて検討を進めてまいりますが、調査の精度、品質の確保につきましても協議してまいります。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) ありがとうございます。
 かなり、どういった形で進めていくのかも、具体的なところも詰めていただいているというようなことでありますし、品質の担保の重要性も、今御答弁の中ではいただいたかと思いますので、しっかりとこのあたり、実施にいよいよ進んでいく、そのような段階の中で、きちんと引き続きの取組をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、治水対策についてお伺いいたします。
 市の治水対策、いろいろと取組をしていただいている状況よく分かりました。
 この治水対策の取組として、雨水の地下へ浸透させる浸透施設、それから一時的に貯留する施設の設置というようなこともあろうかと思います。公共施設にもこういった雨水貯留浸透施設、設置しているところがあるかと思いますけれども、現状どういったところにどういうものが整備されているのかお示しください。

○議長(木原宏君) まちづくり部長。

◎まちづくり部長(野澤英一君) 公共施設への浸透施設等の設置につきましては、大規模改修や建て替えの際に、河川の流域ごとに設定した対策基準に基づき、雨水貯留施設等整備を行っております。
 近年では、令和2年に建設した若葉台小学校に約895立方メートル、現在建設している新学校給食調理場に約723立方メートル、新清掃工場に約1,480立方メートルの雨水貯留施設等を整備する予定としております。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 分かりました。今、いろいろなこれからのもの、それから近年のものも挙げていただきました。
 それから、お聞きしますと、既にそういったものを導入しているようなところも、公共施設でもあるかと思います。市庁舎の北側の広場の下も、たしか貯留施設になっていたかなというふうに思います。
 ぜひ、今のものも含めてリスト化するなどして、市民に公開してはいかがかなというふうに思います。市もこういった取組をしているんだよというような市民への、何でしょう、防災意識の啓発の側面でも市の取組を知っていただく、それから、同時に市の皆さんにも様々な御協力いただくという観点では、こういったものをぜひ公開していくべきではないかと思いますので、これはぜひ御検討いただければと思います。要望でございます。
 先ほど、最初の御答弁でもありましたが、立川市宅地開発等まちづくり指導要綱では、総合治水対策として、雨水貯留施設等の整備を進め、民間の皆さんにも治水対策に協力をいただいているというようなことだと思います。
 そして、開発行為以外でも、市は雨水浸透施設の設置を進めていくために、既存の住宅に雨水浸透ます等の設置の補助制度、先ほどもこれも御答弁ありましたが、こういったものを設けていただいているということで、これも大変重要な取組だなというふうに感じておりますけれども、この雨水浸透ます等の設置補助についての近年の実績についてお示しください。

○議長(木原宏君) 環境下水道部長。

◎環境下水道部長(小倉秀夫君) 既存住宅における雨水浸透ますの設置につきましては、国の交付金や都の補助金を活用し、雨水浸透施設設置の補助を実施してございます。直近の令和3年度におきましては、設置件数は30件となっております。
 なお、助成事業を開始いたしました平成22年度から令和3年度までの累計といたしましては、延べ270件の助成を行ってございます。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) ありがとうございます。
 私も市民の方とお話ししていると、この間つけたよとか、申込みしようと思っているというような方のお声も、特にこの二、三年ですかね、よくお聞きするようになりました。市のほうでも、様々な周知もしていただいているかと思いますけれども、風水害に対する市民の意識も高まっているのかなというような側面も感じるところでございます。
 立川市下水道総合計画第4章の主要な施策の中に、
   市民の皆さんにも、宅地内の雨水貯留・浸透施設の設置や、道路雨水ますの蓋にあるごみの清掃にご協力いただくことで、浸水被害を軽減させることにつながります。
--というような文言があります。雨水浸透施設のほか、貯留施設の設置も、浸水被害の軽減に有効であるというような意味合いの記載かと思います。
 現在、先ほど御答弁いただいたとおり、また、今やり取りがありますとおり、浸透施設、雨水浸透ますとか浸透管ですね、浸透施設の設置というのには補助していただいているということでありましたけれども、貯留施設ですね、タンク、雨を一時的にためておく、そういった施設をつけるときには、補助制度が今現在はございません。
 調べてみますと、多摩地域かなり多くの市、26市のうちの半分ぐらいの市が、貯留槽、貯留タンクの設置にも補助を出しているということですけれども、立川市においてもこういった補助できないかと考えますが、いかがでしょうか。

○議長(木原宏君) 環境下水道部長。

◎環境下水道部長(小倉秀夫君) 雨水貯留タンク設置への助成につきましては、本市におきましても、過去に雨水の有効利用に関する意識啓発を図るため、平成13年度から平成16年度まで助成事業を実施しておりましたが、利用者が減少したことから、制度を廃止した経緯もございます。
 雨水貯留タンクは、節水による省エネ、断水時における雑用水としての活用などにおいては有効と考えておりますが、治水施設として考えた場合には、豪雨などの前にタンクを空にする必要があるなど、課題があると考えてございます。
 治水対策の助成といたしましては、雨水貯留タンクの容量が100リットルまたは200リットルであるのに対し、雨水浸透ますは、平均的な実績といたしまして、2,000リットル以上の治水容量となっていることから、引き続き雨水浸透ます設置費助成や宅地開発まちづくり指導要綱、排水設備届出協議における治水対策に取り組んでまいります。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 分かりました。過去に立川市でもやっていたけれども、申込みが少なくなったというようなことや、治水というよりは雨水活用の側面のほうが大きかったんだというような御答弁でありました。
 河川工学が専門の東京工業大学の鼎信次郎教授、水害に強い日本構築に向けた取組の一つとして、
   まちの至るところに調節池や水を地下に浸透させる施設など、数多く造っていくことだ。一つ一つは小さくても構わない、まち全体が雨水を吸収しやすいスポンジシティーの構築と言える。これが効果の高い水害対策となる。
--ということで、一つ一つのものというのは小さくても数多く造ることで、要は降った雨をすぐに河川に流さない、すぐに下水に流さない、こういうことで、一旦ためておく、地下に浸透させる、すぐに流さないというようなことが非常に重要であるというようなことで、お話がありました。
 平成13年度から取り組んでいただいたこの目的としては、当時有効利用であったりとか水循環ですね、こういった観点が強かったということだと思いますけれども、現在浸透施設に助成していただいておりますけれども、実は立川市の雨水浸透施設の設置費用補助しますということで、この助成制度の説明の書いてあるものがありますけれども、この中にも、治水のためにっていう文言は基本的にはないんですね。
   立川市では、雨水を地下にしみ込ませる雨水浸透施設の設置を推進しています。雨水浸透施設は、湧水や地下水が豊富になるなど、水循環の保全に役立ちます。
--ということが書いています。
 つまり、当然治水に役立っているわけですけれども、この補助の制度としては、それと同時に、やはり水循環のこと、環境配慮のこと、こういったことも含めてやっていますよというようなことでありましたので、そういう意味では、先ほどの貯留施設、貯留タンクについても、当然治水としての効果というのは、先ほど数字も御答弁いただきましたので、浸透施設と貯留施設、大きく違うのだろうなということは理解いたしますけれども、例えばその補助額を少し工夫するだとか、様々な、ある一定の容量よりも大きいものをつけてもらえればとか、いろんなところでぜひ御検討いただいて、少しでもそうやって雨水をすぐに流さないんだというような取組を、小さくても一つ一つたくさん増やしていくというようなことが大事だというようなことだと思いますので、ぜひ、引き続き御検討いただきたいと思います。
 この最後にお聞きしますけれども、治水という点では、市役所の中でもいろんな部署が関連してくるかと思います。先ほどの、今のやり取りでも環境下水道部長から、そしてまちづくり部長から御答弁がありました。また、施設に貯留浸透施設を設置していくとなりますと、例えば施設課なんかも関係してくるのかなというふうに思います。
 この貯留浸透、これ設備については、例えば新たな手法であったりとか、新たな技術というようなものも出てくるかと思いますし、流域治水ということで考えれば、最初の御答弁でもありましたけれども、ハードのみならずソフト面での取組、先ほどハザードマップの御紹介もありましたが、そういったことなど全体的なことを考えていくと、庁内で、ぜひ治水という観点で様々な情報交換や検討ができる、そんな場といいますか、体制といいますか、そういったものがあったほうがいいんじゃないかなと思いますけれども、お考えをお聞かせください。

○議長(木原宏君) まちづくり部長。

◎まちづくり部長(野澤英一君) 今議員から御指摘ありました総合対策、流域対策、また治水対策と担当課が分かれておりますので、どのような体制、検討の場が適切であるか検討してまいりたいと考えております。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) ありがとうございます。あらゆる面で市民を守っていく体制になっていくかと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
 次に、市民への情報発信についてお伺いいたします。
 先ほど、市民への情報提供の手段であったりとか、また近年の工夫などもお示しいただきました。
 まず、見守りメールについてお伺いしていきます。
 現在、見守りメールは、防犯(不審者)情報、防災情報、施設別情報と、カテゴリーが三つに分かれていると思います。施設別情報は、さらに学校、学童保育所、サマー学童、児童館、保育施設など、個別の施設を選んで、その施設の情報が配信されるというような仕組みになっているかと思います。登録していただくということで、市民が自分に必要な情報を得るというような一つのツールになっているかと思います。
 本年の予算特別委員会で、大沢委員の質疑の中で、見守りメールの令和3年度の防犯情報での配信、これが162件中72件がコロナの関係の情報だと。登録者からは、市へ問合せが来ている、問合せというか苦情みたいなものかもしれませんけれども、そういったものが来ているというような話でありました。
 コロナ関連が防犯情報で配信されているということだと思いますけれども、その中の大部分、全体の防犯情報の多くにコロナの情報が出ているということであれば、新型コロナの新しいカテゴリーをつくったらどうかと思いますけれどもいかがでしょうか。

○議長(木原宏君) 市民生活部長。

◎市民生活部長(神崎恵子君) コロナ関連の情報については、本来見守りメールの配信対象の内容ではございませんが、その緊急性・重要性を考慮し、より多くの方々に情報を届けるため、例外的に見守りメールで配信しているものです。
 今後は、令和4年10月から導入を予定しているLINEによる情報発信の運用を検討する中で、見守りメールに新たなカテゴリーをつくることの必要性も含め、発信する情報のすみ分けや情報連携などの課題を整理し、利用者にとって分かりやすい情報発信をすることに努めていきたいと考えております。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) よろしくお願いいたします。様々なツールがあるので、使い分けであったりとか、どれが一番効果的かというようなこと、全体像の中で考えていただくんだと思いますので、よろしくお願いいたします。
 見守りメールとツイッターの同時配信が始まったということで、先ほど御答弁がありました。見守りメールで配信された内容が、全てツイッターに投稿されているわけではないようです。
 スクリーンを使用いたします。
 同時配信が6月に始まったということだったと思いますが、7月、8月に配信された見守りメールは、全部で25通だと思います。この中で、不審者や特殊詐欺の防犯情報が8件、それから気象、熱中症、Jアラートの防災関連の情報が13件、新型コロナの関係が4件となっておりました。そして、ツイッターに同時配信されたものは、今、画面では色をつけたものになりますが、全部で14件でございました。
 スクリーンの使用を終わります。
 見守りメールとツイッターの同時配信、この内容の基準というもの、同時配信するものはどういったものをするのか、こういったことをお示しいただきたいと思います。

○議長(木原宏君) 市民生活部長。

◎市民生活部長(神崎恵子君) 今年6月から開始した見守りメールとツイッターの同時配信については、その情報の対象範囲や重要性・緊急性を考慮し判断しております。
 具体的には、気象情報をはじめとした災害に関する情報は、対象範囲が市全域にわたり、重要性及び緊急性の高いものと判断しておりまして、同時配信の対象としております。
 一方、対象地域が限定される不審者情報などは、同時配信の対象としない運用としてございます。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) ありがとうございます。
 大体今の御説明のとおりかなと思いますけれども、例えばコロナの情報は出ていたり、出ていなかったりというようなことであったり、それから全国一斉情報伝達訓練、Jアラートの訓練放送、これについては、市内全域にわたる話、また防災に関連する話だと思いますけれども、こちらのほうは配信されていないというようなことでした。
 もう少し細かい使い分けがあるのかもしれませんけれども、これがきちんと分かるように、こういったものを本当は欲しい情報なんだけれども来なかったなとか、ツイッターに見ていれば全部分かると思ったけれども、実は出ないものもあるんだなというようなことは、しっかりと明確に使い分けされるのであれば、きちんと運用とそれから周知をお願いしたいなというふうに思います。
 再びスクリーンを使用いたしますが、これ立川市の公式ツイッターの一番上のところ、説明が書いていて、
   市長のはなし「メイヤーズトーク」や市政、防災、防犯、イベントなどの情報を発信します。
--というふうに記載されておりますけれども、先ほどの御答弁では、防犯に関連するものは、地域性があって発信を同時配信はしていないというようなことでありましたので、そういった意味では、ちょっとここの説明とそごがあるのかなというふうに思います。先ほど申し上げたとおり、このあたりちょっと整理していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 ちなみに、このツイッターの画面だけじゃなくて、市のホームページのツイッターに関する情報についての説明のところも、全く同じ文章が掲載されておりますので、ぜひ御確認いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 スクリーンの使用を終わります。
 見守りメールのもう一つの改善点として、配信履歴がホームページで見られるというような、自動掲載される機能が追加されたかと思います。
 スクリーンを使用いたします。
 この市のホームページの見守りメールの総合案内のページからリンクを開きますとこのような画面が開きまして、過去の見守りメールで配信された記事が見られまして、バックナンバーが出るようになりました。これ、大変すばらしいなというふうに思っております。
 右側のところには、カテゴリー別とか月別でのワンクリックでそれが出てくる、そのような機能もありまして、大変便利だなと思うんですが、これもよく見てみますと、配信されたメールが全部出ているわけではないようでした。先ほどの、同様に7月、8月配信された25通のうち、このバックナンバーに載っているのが11通ですということです。
 スクリーンの使用を終わります。
 先ほどのツイッターは、使い分けといいますか、こういう情報を載せる、同時配信する、しないという使い分けがありますというようなことでしたけれども、これはあくまでも見守りメールのバックナンバーですから、全てが掲載されていないといけないのかなというふうに思いますが、見解を伺います。

○議長(木原宏君) 市民生活部長。

◎市民生活部長(神崎恵子君) 見守りメールにつきましては、令和4年6月15日配信分から、配信履歴をホームページに自動掲載できるようになりましたが、一部の配信された情報については、掲載していないものがあったということで、こちらも確認しました。大変申し訳ございません。
 今後は、対象者が限定される施設別配信を除き、配信した情報は全て配信履歴として掲載するように運用を改善いたします。
 以上でございます。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) ありがとうございます。
 私も、ずっと見守りメール登録していて、全部保存しているんですけれども、これができると、もう保存しなくてもいつでも見られるなと思っていますので、市民の皆さんが、ちょっと遡りたいなと、あれ、前はどうだったかなというときに見られるように、ぜひ全て載せていただくということでしたので、よろしくお願いいたします。
 次に、LINE公式アカウントについてお伺いいたします。
 市では、新たなプッシュ型の情報発信ツールとしてLINEを運用するということで、本年の当初予算にも所要の経費を計上して、10月から公式アカウントの運用開始を目指して進めているという状況だと思います。
 10月ということで、もう間もなくですけれども、準備状況はいかがでしょうか。

○議長(木原宏君) 総合政策部長。

◎総合政策部長(大塚正也君) LINEのほうの準備状況でございます。
 10月5日に公式アカウントを開設することを目指しておりまして、現在、運用ルールの作成や市民向けの周知等の準備を進めているところでございます。
 以上でございます。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) ありがとうございます。もう、一月待たずに、いよいよスタートするんだな、期待しております。
 LINEの導入に関して、今年3月、私一般質問で、私の一般質問の答弁で、
   見守りメール側のシステムとアカウント連携することで、見守りメールの発信内容をLINEやツイッターで同時に配信することも可能となるため、メディアごとのタイムラグや発信漏れを防ぐ一括送信の実現に向けて検討してまいります。
--という御答弁をいただきました。
 以前より特に防災、災害の情報については、あらゆる情報発信ツールが、正確で確実で迅速に発信されなければならないということで、一括送信で、職員の皆さんが、あれをやってこれをやってではなくて、一つ送れば全部のツールで発信できる、そんな一括送信をやるようにということで訴えてきましたけれども、このあたり具体的に何か進んでいますでしょうか。

○議長(木原宏君) 総合政策部長。

◎総合政策部長(大塚正也君) 災害情報、気象情報など緊急性の高い情報に関しましては、現在見守りメールで配信した情報を、一斉にこのツイッターでやっておりますけれども、これに10月5日以降はLINEでも配信できるように準備を進めているところでございます。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) ありがとうございます。
 緊急性のあるものについて、きちんとこれは運用当初から進んでいくというようなことで準備していただいていることが分かりました。ありがとうございます。
 それから、本年3月定例会で大沢議員の一般質問で、
   LINE導入に当たって、市民が街灯や道路などの損傷、不具合というような通報をLINEで行えるようにしてはどうか。
--という具体的な提案を行ったかと思います。
 検討してまいりたいとの答弁でありましたが、この検討状況についてはいかがでしょうか。

○議長(木原宏君) 総合政策部長。

◎総合政策部長(大塚正也君) 道路や公園の不具合や危険箇所について、このLINEの画面で表示される複数の質問に答えることで、簡単にこの写真や位置情報などを市に連絡できる通報機能につきましても、今回併せて導入していきたいと考えております。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) ありがとうございます。
 この通報システム、会派でも、コロナ前でしたけれども、視察に行ったりして、本当に行政と市民を直接つなぎながら、特にこういった形を、市民が気軽にお知らせを届けることができるというようなことでは、大変有効なシステムだなということで、これまでも議会質問でも会派から取り上げたところでもあります。
 今回LINEの導入、新たなツールに合わせて実現していただくということで、これも大変評価させていただきたいと思います。
 情報提供の在り方また活用などについては、会派としても様々な提案を行ってきましたし、先ほどいろいろとお聞きした中で、具体的な議論、検討を進めていただき、10月5日のスタート時点でも、既に様々な取組、新たなものを取り入れながらスタートしていただくということで、大変評価させていただきたいと思います。
 また、様々な検討や議論を進めていく中で、導入当初からは難しいけれども、こういうこともやりたいねというようなことは、きっと職員の皆さんの中でもいろいろと出てきたのではないかなというふうに思いますけれども、今後のさらなる活用について、何かそういった話がありましたら、お聞かせいただけるものがありましたらお願いいたします。

○議長(木原宏君) 総合政策部長。

◎総合政策部長(大塚正也君) LINEの今後の活用でございますけれども、LINEにつきましては、先進の自治体で、いろいろな申請であったり、相談また予約受付など、行政で手続のデジタル化につながる様々な機能を実際にもう使っているところがございます。
 今回のシステムにつきましても、そのような機能は装着しておりますので、いろいろな課題が解決できれば、すぐにでも使えるような状況になります。個人情報の取扱いなど、セキュリティ上の課題も多々ございますけれども、DX推進の取組の一つとして、市で行う手続やこの案内をLINEでできるように、今後検討を進めていきたいと思っております。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) ありがとうございます。
 様々研究していただいて、また仕組み上はもうできる、ただそれを受けて、どう実際の業務に入っていくとか、いろんな手続上の課題もあるのかと思いますけれども、そういったことも具体的に、かなり検討していただいている、調査していただいているという状況かと思います。大変期待したいと思いますので、一つ一つしっかりとデジタル化が進んでいくように、このツールぜひ活用していただきたいと思います。
 一方で、同時にこういったDX、デジタル化が進んでいきますと、デジタルディバイドの対策というものもしっかりと考えていかなければならないと思います。
 私ども公明党も、デジタル化推進をしてまいりましたけれども、同時に、例えば高齢者に優しいデジタル化であったりとか、なかなか使いこなせない、そういった方に対しても、しっかりと一定の配慮を考えていかないといけないのではないかということはこれまでも指摘してまいりました。
 今回新たにLINEを導入される中で、ぜひ利活用の支援、市民の皆さんへの支援というものも考えていただきたいなというふうに思います。
 例えば、スマートフォンは持っているけれども、LINEは使ったことないというような方もいらっしゃるかと思います。LINE自体は何か入っているんだけれども、どうやって使えばいいか分からないというような方もいらっしゃるかと思います。私の義理の母もスマートフォンにしまして、どうって聞いたら、電話はできるよって言っていましたけれども、電話以外はなかなか使えないようであります。
 ぜひ、そういった様々な方に丁寧なサポートをしてほしいなというふうに思いますが、例えば今回LINEアカウント開設に当たって、このLINEのことに特化したものでもいいかと思います。デジタル教室だとかスマホ教室だとかっていうとちょっと幅がかなり広くて、何をどこから教えていればいいんだろうというようなこともあるかと思いますけれども、例えばLINEの使い方教室、そういった特化したものでもいいかなと思いますけれども、ぜひそういうのも周知も兼ねて、LINE公式アカウント始めますよといっぱい周知していただいて、使い方がちょっと不安だなと思う方は、こういうこともありますよというようなことをしていただくと、より多くの方に理解と利用が進んでいくんじゃないかと思いますが、お考えをお聞かせください。

○議長(木原宏君) 総合政策部長。

◎総合政策部長(大塚正也君) なかなかこのデジタルといいますか、このスマホで、またLINEというところで、なかなか不慣れな方もいらっしゃるかと思います。
 今のこの導入の現時点では、この支援が必要な方向けに、登録方法等に関する講座とかそういったものは考えていないんですけれども、広報紙を通じて、今いろいろと周知しているところでございます。まずそちらを見ていただいて、分からないところに関しましては、ぜひ市に問い合わせていただいて、市の職員が丁寧に、まずは御説明していければというふうに思っております。
 また、特にこの庁内の高齢者に関する部署や、また学習館など多くの方がいろいろ触れ合うところにつきましては、その講座の中でも検討していただけるように、我々のほうからお願いしていき、進めていきたいと思っております。
 以上でございます。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) ありがとうございます。様々な機会で、ぜひ御協力いただけるようなところも含めて、こういったことは丁寧に考えていきながら進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次に、多摩川緑地炊飯場についてお伺いいたします。
 利用状況などお伺いいたしました。この場所の管理というのはどのように行っているのか、お示しください。

○議長(木原宏君) 子ども家庭部長。

◎子ども家庭部長(矢ノ口美穂君) 炊飯場の管理でございますけれども、清掃などは、雑草や落ち葉が目立つ時期を中心にしまして、市職員が定期的に行い、併せて設備の点検を実施しております。また利用団体の方々も、美化活動の励行に御協力いただいております。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 分かりました。
 この場所の、そうしますと管理に係る経費というのはどれぐらいになるんでしょうか。

○議長(木原宏君) 子ども家庭部長。

◎子ども家庭部長(矢ノ口美穂君) 経費でございますが、予算としては、ごみ処理手数料といたしまして、令和4年度は5,000円を計上しております。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 分かりました。
 草刈りなんかは職員の方がされているということで、そこの部分での具体的な人件費っていうのはなかなか出てこないのかなというふうに思いますし、市民の皆様にも御協力いただいて、利用者の方に御協力いただいて管理しているという状況などはよく分かりました。そういった意味では、すごくお金かけて管理しているというわけではないのかなというふうに思います。
 この場所の設置目的は、青少年の健全育成というのが大きな目的だと思いますが、その下にどういった団体が利用できるのでしょうか。

○議長(木原宏君) 子ども家庭部長。

◎子ども家庭部長(矢ノ口美穂君) 利用団体といたしましては、立川市多摩川緑地炊飯場利用要綱におきまして、市内の青少年団体などが青少年のための活動を行う場合に利用できるとしております。具体的には、これまで子ども会、ボーイスカウト、少年スポーツ団体、立川市地域文化振興財団などに御利用いただいております。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 分かりました。
 最初に利用状況をお聞きした中で、非常に年間の数としては少ないのかなというふうに思いました。
 一方で、利用団体というのは、青少年健全育成のためということですので、今御答弁いただいたような団体に限られるということだと思いますけれども、施設の有効活用という面では、例えば利用できる方、もうちょっと対象を広げるとかということも考えていただければいかがかなというふうに思います。
 個人ですと、今キャンプブームといいますか、何かソロキャンプとかっていうのも行かれる方がいらっしゃるそうですけれども、アウトドアのブームなんかもあるかと思いますけれども、そういったところの入門編として、こういうところを活用いただくとか、なかなか個人でやりづらいようであれば、例えばほかの団体にも活用を広げていくとか、こういった利用の拡大について御検討いただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

○議長(木原宏君) 子ども家庭部長。

◎子ども家庭部長(矢ノ口美穂君) 炊飯場の御利用については、同一団体のリピート利用が多い上にコロナ禍もありまして、あまり広がっていないというのが状況でございます。また、過去には、青少年関係以外の団体から利用希望の御相談を受けたこともありましたので、対象を拡大することで、施設の有効活用が進むことが期待されます。
 施設の設置目的や青少年団体の利用機会を確保しつつ、どのような課題があるかを整理し、利用対象の拡大について検討してまいります。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 検討していただけるということで、ありがとうございます。
 あそこは、すぐ近くに民家もあったり、また新奥多摩バイパスからずっとあのところ、入ってくるところも両脇家があったり、ドリーム学園もありますけれどもね、一般の民家もあります。
 拡大すべきだと言いながら逆のことを言って申し訳ないんですけれども、ぜひうまく活用を図りつつも、近隣に対しての配慮という部分も含めた検討をしていただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
 最後に、滝ノ上会館の改修工事についてお伺いいたします。
 現在、様々、各所から打合せしながら準備進めていただいているということでありました。この改修工事を機に、いろいろな要望というのもそこの打合せの場で管理運営委員会から出ているかと思いますが、私は市民の皆さんからいろんな要望をお聞きいたします。
 その中の一つに、スリッパの廃止というのがありまして、現在、会館の入り口で靴を脱いでスリッパに履き替えていただいて館内に入っていただくというようなことになりますけれども、滝ノ上会館、2階建てですので階段があります。エレベーターもありますが、私はいつも階段使うんですけれども、スリッパ履いて階段を上るって結構難しくて、私も何度か転びそうになったことがあったんですけれども、特に御高齢の方なんかも含め、こういった声が、やっぱり利用者の方からたくさん声が届いているところです。土足のまま入るということであれば、例えばそのまま、土足のまま入る形もあるでしょうし、スリッパを使わないという点では、例えばカーペットとか、クッションフロアとか、そういったことにするというようなこともあるかと思いますけれども、とにかくこのスリッパでなくても使えるよというようなことを、ぜひ何とか考えていただきたいと思いますが、そういったお話は出ていますでしょうか。

○議長(木原宏君) 教育部長。

◎教育部長(齋藤真志君) 高齢者のスリッパ利用を危惧する管理運営委員会や利用者からの意見として、スリッパの廃止の要望が上がってございます。現在、土足のままでの利用を前提とした改修内容で検討のほうを進めておるところでございます。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
 また、会館、車椅子で来られる方が、ぜひ安心して使えるようにというような声もございますけれども、この点はいかがでしょうか。

○議長(木原宏君) 教育部長。

◎教育部長(齋藤真志君) 現在でも、館内の入り口には車椅子のスロープのほうを設置させていただいております。ただ、現時点の法に基づく基準よりも少し勾配がきつくなっておるというところございますので、これを是正し、改修のほうをいたします。
 また、館内の段差についても、解消のほうを進めてまいりたいと考えてございます。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
 あと、空調機についてお伺いしたいと思いますが、現在の空調機は、冷房暖房切替えのタイプというようなものでございまして、実は私5月に1階の和室を利用させていただきましたけれども、大変暑い日でした。管理人さんに、ちょっと冷房入れられますかとお聞きしたら、まだ切り替えていないので冷房が入りませんということで、館内の扇風機を集めて持ってきてくださいまして、何とかしのいだんですけれども、結構大変な状況でありました。
 また、以前から、多分これは議会でも、また市民の皆さんからも御指摘されていると思いますが、滝ノ上会館の空調機はどうも効きがよくないんじゃないかというような声があったりして、更新をまずしていただきたいというのと、それから更新に合わせては、冷暖切替えじゃない、いつでも冷房も暖房もかかる、そういったものにならないかなと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(木原宏君) 教育部長。

◎教育部長(齋藤真志君) 空調機の使用につきましては、現在検討中という形になりますが、御指摘も踏まえて、検討のほうを進めたいと思ってございます。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) 市民の皆さんからそんな声もありますし、これまで議会でも、他の議員も取り上げていたかと思いますので、ぜひ地域の皆さん利用しやすいような形で、ぜひお願いしたいと思います。
 今、こういった声も踏まえての設計をしていただいているということで、設計が終わりますといよいよ工事に入っていくのかなと思います。今後の工事の時期であったり、休館の必要があるのかどうか、どれぐらいの期間になるのか、また市民への周知など、今後設計が終わった段階でのスケジュール、今分かっているところで結構ですけれども、大体どういったことを想定されているのかお示しいただきたいと思います。

○議長(木原宏君) 教育部長。

◎教育部長(齋藤真志君) 現時点で改修すべき箇所などを特定しているところでございます。その後、その改修でどれだけ改修期間がかかるといったところが、まだ様々検討を進めている最中でございます。現段階では決定してございませんが、また確定し次第、速やかな情報提供のほうは図ってまいりたいというふうに考えてございます。
 以上です。

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○議長(木原宏君) 瀬議員。

◆12番(瀬順弘君) ありがとうございます。利用者の方、実際に休館する、これが部分休館なのか、全館休館なのかと、こういったことで日頃の活動にも大きく影響してくるかと思いますし、その後の予定についてのこともあるかと思いますので、今まだどの程度のっていう、まだまだ見えていないところがたくさんあるような状況のようでありますので、少しずつこういった予定なりというものが分かってきましたら、ぜひ丁寧に利用者の方には御説明いただきながら、周知いただきながら、皆さんにできるだけ影響が及ばないような形、それから事前に情報を知ることで、ほかの施設を借りるとか、そんなことにもスムーズにつながっていくように、ぜひ御配慮いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上で終わります。

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決算特別委員会(令和4年9月13日~16日)

 

一般会計歳出 2款 総務費

○交通安全施設管理運営
○自治会等への支援事業
○一般行政管理事務
○職員研修
○庁内情報基盤整備事業
○市民会館管理運営
○予算編成・執行管理事務

 
◆委員(瀬順弘君) おはようございます。それでは、第2款、幾つかお聞きしたいと思います。
 まず事項別明細85ページ、行政評価798ページ、一般行政管理事務について伺います。細かいことで恐縮ですが、複写機借上料というのがありますが、これはどういった業務に使う複写機になりますでしょうか。

◎総務課長(南彰彦君) こちらにつきましては、各課に置いてありますコピー機、そちらのほうの複写機を借りておりますので、そちらの料金になります。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) すみません、もう一度お願いします。各何。

◎総務課長(南彰彦君) すみませんでした。ちょっと早口で申し訳ありません。
 各課にコピー機がありますので、そちらのほうの借上料という形になっております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) そうしますと、これは毎年経常的に出ていく費用ということでよろしいでしょうか。

◎総務課長(南彰彦君) はい、おっしゃるとおりです。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 令和3年度、それから2年度、31年度と毎年決算が出ていると思うんですけれども、予算はないんですね。この費用というのは流用しているのか、節の中で充当されているのかだと思いますけれども、これ予算に計上されない理由というのは何でしょうか。(「ちょっと待ってください。すみません」と呼ぶ者あり)

○委員長(伊藤大輔君) 暫時休憩いたします。
   〔休憩 午前10時2分〕
   〔開議 午前10時2分〕

○委員長(伊藤大輔君) 会議を再開いたします。

◎総務課長(南彰彦君) こちらにつきましては、予算にのっていないのは、各課に1年間の割当てとしまして1,200枚、そちらのほうを見ておりますので、それを超えた分を予算計上……(「カラー」と呼ぶ者あり)--あっ、カラーコピーのほうになります。カラーコピーが1,200枚以上超えてしまうとということになります。

◆委員(瀬順弘君) そうすると、想定よりも多くて、そういう追加の費用が出ているということでしょうか。

◎総務課長(南彰彦君) そうですね。各課で1,200枚超えた場合の想定という形になりますので、1,200枚超えてしまうと、その分、流用という形で対応しているようなところになります。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ちょっと分かんないですけれども、毎年結局超えているわけですよね、費用がずっと出ているということは。そうすると、予算の段階で、例えば過去の実績に合わせて、ある程度予算取っておくというような考えはないんでしょうか。

◎総務課長(南彰彦君) そうですね、紙の削減ということもありますので、ペーパーレス化ということもございますので、そういったことは徹底していきたいと思っております。
 また現状、毎年出ているという形になりますので、そういったところは今度の予算編成のところでは考えさせていただきたいと思います。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
 次、事項別明細81ページ、行政評価895ページ、職員研修について伺います。
 資格取得経費助成金というのがあるかと思います。仕事に関する資格を取るために助成しているのかなというふうに思いますけれども、令和3年度、この助成金を使ってどのような資格を取られた職員がいらっしゃるでしょうか。

◎人材育成推進担当課長(八坂志朗君) 資格取得経費助成金についてのお問合せでございます。
 こちらの職員の資格取得につきましては、職員が公務遂行上有用と認められる資格を取得した場合に、3万円を上限といたしまして、受験料や登録料、また当該資格取得のための講習等を受講した受講料などの資格取得に要した経費の半分を助成しているという制度でございまして、令和3年度の実績でございますが、9名の職員に助成しておりまして、その資格の内訳といたしましては、測量士、測量士補、それから宅地建物取引士、第二種電気工事士、技術士、社会保険労務士、簿記検定、防災士の八つの資格でございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 詳細にありがとうございます。こういった資格を取っていただいて、勉強していただいて、実務に生かしていただいているのがよく分かりました。技術士もいらっしゃる。私、技術士を受けて何回も落ちましたけれども、大変難しい資格を取られて、すばらしいなと思います。
 こちらのほうも毎年決算が出ているかと思いますけれども、予算には予算設定されていないと思います。これはなぜでしょうか。

◎人材育成推進担当課長(八坂志朗君) 予算書上にないという御質問でございます。
 こちら、資格取得の助成につきましては、予算上は通信教育研修負担金の中に含まれている、包含されているというものでございます。
 その理由でございますけれども、研修は、大きく職場における研修、それから職場外の派遣研修、それから、自主学習の研修の大きく三つの体系に分けられるんですけれども、自主学習というのは自己啓発の研修になるんですけれども、通信教育及び、この資格取得助成につきましては自主学習の研修という中に位置づけられるものでございます。
 予算編成時におきましては、資格取得についての件数等の見込みを立てるのが非常に困難であるため、自主研修の主たる内容である通信教育を予算科目の名称として使用しているという状況です。
 一方、決算時点では通信教育と資格取得経費助成、これを分けてお示ししたほうがより分かりやすいと考えまして、決算書上ではそのように表記してございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。分かりやすくという意味合いだと思いますが、これ決算書と予算書を対比して見ていくと逆に分かりづらい状況になってしまいます。どっちが分かりやすいのかということもあるかと思うので、ちょっとこのあたりは、例えば明細の書き方とか、そのあたりぜひ工夫していただければなと思いますので、お願いいたします。
 それから、事項別明細107ページ、行政評価833ページ、庁内情報基盤整備事業について伺います。
 庁内ネットワーク設計構築委託料というものがありますが、これはどのような内容のものでしょうかお示しください。

◎情報推進課長(田中公雅君) 庁内ネットワーク設計構築委託に係る御質問でございます。
 こちらは、令和3年度に行ったものといたしましては、機器の更改がありましたので、そちらの部分ですとか、あと番号系のファイアウォールという機器があるんですけれども、そちらの更改とかを行いましたので、その部分での委託とか、そういったことを行いました。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 内容分かりました。これ当初予算が3,327万5,000円ですね。補正予算で154万円で、決算が2,512万4,000円。この結果だけ見ると、当初予算の中で決算収まっている額になっているんですが、あえて途中で補正をされているというようなことだと思いますが、このあたり、まあ、時期の問題とか積算の金額が判明した時期とかがあるのかなとは思いますが、少し御説明いただければと思います。

◎情報推進課長(田中公雅君) まず補正の部分なんですけれども、補正として対応したものとしましては、健康会館のほうで新型コロナのコールセンターのほうを用意しなければいけないと、ございまして、そこのスイッチの追加作業というところで補正のほうは組ませていただきました。
 不用となった部分になるんですけれども、もともと当初予算のときには、先ほど最初に言いましたネットワークの機器の更改の部分に絡んで、設計構築が必要じゃないかというのが見込まれていたんですけれども、実際のところはそこの部分は不要だったというところで不用額のほうが出ているという形になります。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。実際やってみないと、どこまでやるんだということもあるんだと思いますけれども、非常に不用額、かなり大きな額になっている。仕組みだけで言えば、途中で補正をしているのにというような形になるんだと思います。補正はこの分ですよという明確なものがあるので、理由はよく分かりましたけれども、そのあたりでいくと、逆にどこかで減額補正してもよかったのかなというぐらいの額かなと思ったので、お聞きをいたしました。内容はよく分かりました。ありがとうございます。
 次に、事項別明細123ページ、行政評価451ページ、交通安全施設管理運営について伺います。
 街路灯の管理数についてです。行政評価のほうに各年度の実績が示されておりますけれども、この行政評価に書かれている数というのは年度末時点の数でしょうか、年度初めの時点でしょうか、どこかの、ある特定の時点でしょうか、お示しください。

◎道路課長(卯月寿一君) 年度末でございます。

◆委員(瀬順弘君) どこかに「年度末時点」とか書いておいていただいたほうがいいかなと思います。要は年度中に数の変動がきっとありますよね、増えたり、減ったり。なので、まあ、この街路灯の数に限らず、ほかの行政評価のところでもちょこちょことそういうところがあると思いますので、数の年度内に変動のある数字については、いついつ時点というのを記載していただいたほうがいいかと思いますので、御検討ください。
 それから、街路灯の管理数が令和2年度から令和3年度、大変多くなりました。この理由について簡潔にお示しください。

◎道路課長(卯月寿一君) 1点は、自治会の防犯灯の移管があったという点でございます。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) 自治会の防犯灯の移管が増えた分の大きな部分ということでよろしいんですかね。という御答弁だったようです。
 それから、今自治会の防犯灯ということでございましたので、事項別明細127ページ、行政評価779ページ、市民協働課の自治会等への支援事業というところに関連するかと思います。
 街路灯、全体の道路のほうはLED化をしていただいたとともに、3年度に入って自治会防犯灯の移管を受けていただいて、道路課の方にも大変、そういう意味では自治会の支援のところに大きくお役立ちいただいたのかなというふうに思って評価をしているところです。
 令和3年度中、自治会の防犯灯の移管について、移管の希望がどれぐらいあったのか、それから3年度中に移管が完了した数というのが分かりましたらお示しください。

◎市民協働課長(比留間幸広君) 令和3年度中の防犯灯の数でございます。
 一応調査をいたしまして、905灯を希望ということで、移管につきましては446本の手続を進めたというところです。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。ありがとうございます。先ほど道路課のほうで街路灯540基ほど増えていると思いますけれども、そのうち446基が自治会から移管されたものというような形になるかと思います。
 希望が905あったということですけれども、希望したけれども、3年度中に移管できなかったもの、これについては、令和4年度以降されていくのか。もしくは希望があったけれども受入れに該当しない、移管の条件に合わないというものがあったのかどうかお示しください。

◎市民協働課長(比留間幸広君) 委員御指摘のとおりです。4年度にまた制度をつくりまして、また補助のほうも始めまして、これからまた進めていくところでございます。ちょうど8月に各該当しそうな自治会のところには、御案内の文書と申請書のほうを送らせていただいたところです。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 改めて希望を取られているということだと思いますけれども、それは改めてということなんだと思いますけれども、先ほど御答弁いただいた、移管の希望が905あって、3年度中に446終わっているというようなお話でしたので、459基ほど、まだ希望しているけれども移管されていないのがあるのかなと思うんですが、それについてはまた改めて希望を出してもらうんでしょうか。もしくは、1度出してもらったものは4年度に入っても順次作業しているということなんでしょうか。

◎市民協働課長(比留間幸広君) あくまで3年度につきましては御希望を伺ったということです。また、ここで4年度につきましては補助制度を設けましたので、また新たに該当自治会には通知書をお送りしたところです。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) すみません、新たに補助制度を設けたというのは、移管の事業が3年度1回終わって、4年度違う形でやるという意味合いでしょうか。

◎市民協働課長(比留間幸広君) 申し訳ありません。新たに4年度につきましては撤去補助というのをつくりましたので、独立柱があった場合に、その撤去する。それに対しての補助を設けました。それで新たに道路課のほうに移管をするということです。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 撤去したものをどうやって移管するんでしょうか。

◎市民協働課長(比留間幸広君) 撤去というのはポール柱で、通常、道路課の所管では電柱についている街路灯のほうで、自治会独自で持っているポールについている古いのがあるんです。それについては撤去をしてということです。
 以上です。

◎道路課長(卯月寿一君) 道路課で移管を受けている街路灯につきましては、私道街路灯設置要綱というものがございますが、それに合致したものについて自治会防犯灯を移管を受けているものでございます。それ以外につきましては、申し訳ございませんが、移管できないというような形で事務を進めさせていただいております。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) では、今の御答弁でいうと、希望があった九百幾つのうち、移管が終わった446を引いた分は条件に合わなかったというような理解でよろしいでしょうか。

◎道路課長(卯月寿一君) そのような理解でございます。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。合うものを受け入れていただいたというようなことだと思います。いろいろな形での支援が必要だということで、先ほど市民協働課長おっしゃられた、撤去の部分も新たにやりますよというようなことだったと思いますので、状況はよく分かりました。ありがとうございます。
 次に、事項別明細書125ページ、行政評価330ページ、市民会館管理運営についてお伺いしたいと思います。
 令和3年度中、修繕料・物品で、たしかこれは補正予算だったと思いますが、小ホールのどんちょうの修繕をされたかと思います。修繕の内容についてお示しください。

◎地域文化課長(轟誠悟君) こちらは、市民会館の小ホールのどんちょうにつきまして、補正予算により、実際にこちらのほうを行っております。
 修繕の内容ですが、小ホールのどんちょうの裏地、また、どんちょう中ほどで支えているパイプ袋、その上からつっているチチひもですが、劣化しているということがございまして、一部破断している、操作上の支障の原因となっていることで、適切な修繕を行ったものです。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。チチひもとかパイプ袋とか、安全性に大変大きく影響する部分だと思いますので、そのあたり修繕をされたということで了解をいたしました。
 ちなみに、大ホールのどんちょうは健全な状態なんでしょうか。

◎地域文化課長(轟誠悟君) 現在のところ、指定管理のほうからは特段報告を受けておりません。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
 それから、管理運営委託料についてお聞きをしたいと思います。
 令和3年度は予算に比べて264万増えております。令和2年度決算と比べて369万の増となっておりますけれども、この理由についてお示しください。

◎地域文化課長(轟誠悟君) 御指摘いただきました管理運営委託料でございますが、御指摘のとおり、3年度の予算が約2億1,120万円、前年度が2億750万円ということで、おおむね370万円ほど差が出ている状況です。こちらの差の原因につきましては、指定管理料につきまして、中で施設点検やエレベーター保守など管理運営上に係る経費部分、プラス、実際にガス料金、水道料金という形で、利用に応じて支払う実費支払い部分の二つから構成されております。
 前者の管理運営上のところにつきましては、令和2年度にWi-Fiの設備につきまして整備をしたというところございます。そのため、Wi-Fiの保守管理費とライブ配信用ネット回線というところでおおむね90万円増額になっている点。ただ一方で、新型コロナウイルスのいろいろな対策経費的なところも含んでいるんですけれども、令和2年に比べ令和3年度につきましては40万円ほど下がっているということで、こちらの管理経費に係る部分はトータル50万円増額になっています。
 また、ガス料金、水道料金につきましては、利用の再開などが始まっている点、またガスの単価というのも非常にちょっと上がってきている点がございまして、この部分で実際にかかった経費、令和3年度が1,500万円くらい、令和2年度が1,180万という、おおむね320万円ほど増額になっているというような状況です。
 このため、それぞれを計算すると、先ほどの50万円増額と320万円の増額ということで、370万円になってございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 詳細にありがとうございます。メモし切れなかったので、また後でお聞きしたいと思います。
 ガス代、水道代のところの今お話も出ましたが、この事項別明細見ますと、光熱水費の電気料は別途市が直接お支払いをしている、市の決算上に出てきていると思いますけれども、電気代と、それからガス・水道代、支払いの仕組みが異なるのは何か理由があるんでしょうか。

◎地域文化課長(轟誠悟君) 申し訳ございません。この点につきましては、当初よりこのような形になってございまして、メーターの関係などあるかと思いますが、多くはガス料金などについては、中の空調設備で使っているという点もあり、このような形になっているというふうに考えております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 市民会館、建物の中に、例えば地域文化振興財団だったり、それから地域文化課もいらっしゃるし、5階にも幾つかの団体が入っていて、多分電気は子メーターがついていると思うんですね、それぞれに。
 ということは、そういう意味では実際、会館運営に係る部分と、それから行政なり団体の利用分というの、電気代も分離できるはずだと思うんですけれども。そうすると、指定管理料の中でガス・水道、会館全体の分でお支払いしているんであれば、電気代もそういう形でもいいのかなと思ったんですけれども、何か御意見ありましたらお願いいたします。

◎地域文化課長(轟誠悟君) すみません、こちら電気料金のほうが新電力という形になっていて、別の形でしか支払いができないということです。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。できない。どっかが払って、その分を誰かが払うみたいな。まあ、どういう形がいいんでしょうね。ぜひ御検討いただければと思います。分かりやすい形にしていただくのが、特にこういう決算のときには数字がどうだったというのを我々は見ていますので、ぜひ分かりやすい形、考えていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それから、もう一個聞きたかったのですが、一旦終わっていいですか。
 以上です。

○委員長(伊藤大輔君) ほかに。(「発言訂正」と呼ぶ者あり)--発言の訂正ですか。

◎総務課長(南彰彦君) 先ほど質問いただきました一般行政管理の複写機借上料の説明につきまして答弁間違っておりましたので、訂正をお願いしたいと思います。
 カラーコピーを年間1,200枚、そちらを超過した、そちらのほうの金額になっております。
 予算計上されていませんので、適切に管理をしまして予算計上するなり対応したいと思っております。
 以上です。

○委員長(伊藤大輔君) ただいま申出のありました発言訂正については、許可いたします。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。いずれにしても、毎年出ているお金なので、予算のときに、どこかに含んでいますとか、項目を1個立てていただくとか、御検討いただければと思います。
 そのまま続けていいですか。

○委員長(伊藤大輔君) どうぞ。

◆委員(瀬順弘君) 予算編成・執行管理事務について伺います。事項別明細99ページ、行政評価859ページです。この事務の内容というよりは、ちょっと予備費とか流用の考え方について教えていただきたいなというふうに思います。
 今幾つか質問いたしましたけれども、例えば予算に対して不足が出るというようなこと、あるかと思います。事業ごとというよりは、それぞれの何とか委託料だったり、消耗品だったり、当初予定していた額よりも実際たくさん使わないといけないというようなことが生じることがあるかと思います。これについては予算管理上、執行管理上、どのような対応をされるんでしょうか。

◎財政課長(佐藤岳之君) 予算不足に関する対応ということでの御質問かと思います。
 基本的には予算というのは議会のほうに案としてお示しをいたしまして御審議をいただいた上で、決定をした後、執行していくというのが大原則でございます。予算不足が生じた場合には、年度途中であれば補正予算を編成して、議会のほうにお諮りをして充当させていくというのが原理原則だとは思ってございます。ただ、年度途中においては様々不測の状況がございまして、例えば法令に抵触するような事案ですとかというものがあった場合には、補正予算の場合は当然議会でしかお願いできないという部分がございますので、そういった場合には流用、それから予備費、そういった対応になる場合も一部ございます。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。令和3年度予算と対比してみますと、当初の予算よりも増えているのが、私が数えると一般会計で337項目ですか、ぐらいありました。100万円以上オーバーしているものも45項目ぐらいあったかと思います。
 もう一つお聞きしたいのが、これ先ほどもちょっとお聞きしましたが、予算に明細がなくて決算で出てくるというようなもの。要は予算が、さっきの人事課で言うと別のところの科目の中に中身含んでいますというのもあったかとは思いますけれども、予算書上ゼロ、ない、項目がないというものが決算で上がってくるというようなものもあるかと思いますけれども、こういったものはどのような対応をして、そういうことになっているんでしょうか。

◎財政課長(佐藤岳之君) 予算科目がないものが決算の時点で出てきているのはなぜかということでございますけれども、一つには予算をお願いしているときに、例えば委託料で計上していたものが、実際に執行段階においては役務費が適切であろうというようなことで新しく科目ができたりすることもございますし、また令和3年度におきましては、例えば新型コロナの関係で予備費で少し積ませていただいている部分もございますので、そういったものが従前の予算科目に合わないということであれば、そこは一つ科目を立ててというようなものもあったかというふうに承知をしてございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
 あと、前年度からの繰越明許のものについては予算上の事項別明細には出てこない、一つ一つの内容としては出てこないというようなこともあるかと思います。理由も今お示しをいただきましたけれども。
 予算になくて、決算で出てくるものというのも結構たくさんありまして、金額でいうと一番多いの、963万円。予算にないのに、それだけの額が動いているというようなことだと思います。100万円以上の項目が七つ、50万円以上で見ると14項目、一般会計の中ではあったかと思います。
 今お聞きしました予算の超過であったりとか、また、もともとなかったものを新たにやるというので、先ほどの御答弁でもあったとおり、これは補正予算をしっかりと立てて議会に諮っていただくというのが本来のルールだと思いますけれども、緊急性があったりとかというようなことかとは思いますけれども、そういった意味では予備費充当したり、予算の流用をするという上での何かルールというか、決まりのようなものはあるんでしょうか。

◎財政課長(佐藤岳之君) 予算の流用、それから予備費の充当のルールでございますけれども、特に明確に幾ら以上はどうとかというようなルールはございません。先ほど申したとおり、原理原則は予算で議会のほうにお諮りしてということは十分承知の上で、予算執行上で先ほど委員のほうからもございましたけれども、緊急対応が必要なものというものは一件一件、私ども財政課、財務部のほうで吟味をいたしまして、そのときは議員の皆様の顔を思い浮かべるということではないんですけれども、やっぱり議会のほうに諮るかどうかというところは精査をいたしまして、その上でやはり緊急性があって議会のほうにも御理解いただける内容であろうというものに対しては流用を認めていくということで、そういった財務規律の確保というのは我々のほうで命題として持っているかなと思ってございます。
 あと、流用したもの、それから予備費を充当したものにつきましては、毎月監査委員のほうに報告をいたしまして、そこの中でも審議をいただいているというような状況でございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。ぜひ顔を思い浮かべながら検討していただければと思います。監査のほうにもきちんと報告されているということなので、分かりました。
 ざっと見ますと、例えば女性総合センター管理運営でいうとテレビモニター撤去処分委託料、児童館民間運営事業でいくとキャビネット購入、教育委員会事務局運営でいくとインターネット通信費、学習等供用施設管理運営でいくとテント購入とかあって、これを見ただけでは、うーん、緊急性のあるものなのかな、どうなのかなという気がしました。まあ、一個一個聞けば、きっと緊急性がある内容なんだとは思いますけれども、そのあたり何か分かりやすくしていく必要があるかなということで、本当は全款共通で一個一個聞けば今のも分かっていったんでしょうが、時間の制約もあるので、この2款で聞かせていただきました。
 今の話全体をまとめていって、予備費充当、それと予算の流用額、これについては監査委員の報告書にも記載がありましたし、ちょっとグラフにしてみると--こういうのをあまり出しちゃ。パネルじゃないですから、私の手持ち資料ですけれども。予備費と予算の流用の分、これ足していくと令和3年度3億円を超えている状況ですよね。去年も2億円。その前までは1億から1億5,000万ぐらいで大体推移してきたのかな。コロナの影響で緊急性のあるものとかいろいろあるかと思いますけれども、これがあんまり大きくなると、そういう意味では予算を議会に諮っていただいて、きちんと認めて執行していくという大きな原則が若干ないがしろになっていくんじゃないのかなと危惧しています。総括質疑でも、全款共通のところでも財政のこと、いろいろな議論あったかと思いますけれども、こういうところもちょっと懸念があるなということで取り上げさせていただきました。
 最後に1点だけお聞きしますけれども、これは予備費を充当しようとか、これは流用でいこうとか、この節の中で余っているお金あるから何とかなるねと、いろいろな判断があるかと思いますけれども、この判断というのはどういった場で、どういったプロセスでされるのかお示しください。

◎財政課長(佐藤岳之君) 流用、予備費の充当の判断のプロセスという御質問でございますが、基本的に各所管課、予算執行課のほうで予算不足があったということが判明した場合には、財政課のほうに相談に来ることがルールになってございます。内容によりまして、金額等々も勘案しまして、担当者レベルで相談を受けるもの、私が直接受けるもの、財務部長まで相談を受けるものと様々ございますが、そういった中で先ほど御説明したような妥当性を判断いたしまして、最終的には財務部長の判断で決定をするということになってございます。予算事務規則上にそういう形になってございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。先ほど金額の大っきなものとか、何件ぐらいあるというようなお話もさせていただきましたけれども、少ないのは何百円とかでもきちんと流用をかけているものもありますし、流用と予備費充当がちょっとごっちゃになっているのかなという。この明細で見ると、流用のところ、各目のところに全部、流用もしくは予備費充当、何節から何節と全部入っていますけれども、これ足し込んでもちょっと数が合わないところがあるのは、きっとそういうことだと思いますけれども、そのあたりは課長、部長が責任を持ってやっていただいているというようなことですが、ある程度金額の大きいものについて、例えば副市長もしっかりとチェックをしていただくとか、そのあたりどうなんでしょうか。副市長として、このあたりの執行の状況についての何か見解がありましたらお示しください。

◎副市長(田中良明君) 予算の執行の部分における相談も受けますけれども、基本的には先ほど来説明があるとおり、議会にお諮りして補正予算での対応というのが基本原則でございます。ただ、当然予備費なり流用の相談があったときに、新規で流用したいとか、充実のために流用したい、予備費で。そういうところは、それは認めないというか、ちゃんと議会にお諮りしなさいという助言はしておりますし、経常的な経費で常に予算化されている中で緊急的に不足が生じたとか、そういうときにはスピード感を持って柔軟に対応ということでは、まずは流用でということでは財務部長のほうも認めていると思いますし、また予備費のほうにおきましても、緊急的にやらなきゃいけないことということにおきましては、それは致し方ないのかなというふうに思いますし、いずれにせよ、そういう大きな金額のものについては基本的には議会にお諮りするような指導はしているところでございます。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。重要な案件については副市長のお耳にも入り、御相談も受けていらっしゃるということだったので、承知をいたしました。不用額が増えていくというようなことと、それから流用、予備費充当が増えていくというようなところで、両方考え合わせると、やっぱり予算執行の中で果たして適切だったのかという懸念が出なくもないのかなということを思いましたので、今後また引き続き適切な予算執行に当たっていただければと思います。
 以上です。

◎市民協働課長(比留間幸広君) 先ほどの訂正をお願いします。
 先ほどの瀬委員の御質問で……。訂正の許可をお願いいたします。

○委員長(伊藤大輔君) はい、どうぞ。

◎市民協働課長(比留間幸広君) 先ほどの瀬委員の御質問で防犯灯の件でございますが、実際に1,383灯を調査いたしまして、905灯が自治会が移管を希望すれば移管可能と判断いたしまして、実際に移管希望を出されましたところは599灯となってございます。
 以上です。申し訳ございません。

◆委員(瀬順弘君) そうすると、すみません、さっきの道路課長との御答弁とちょっと若干異なるのかなというふうに思いますけれども。
 委託調査されて、全部で1,383灯ですか、ある中で、その後多分、市民協働課が補足調査をされて、現場で見て、ちゃんと条件に合うかどうか確認をしないといけないということで、現地歩いていただいたりして見ていただいたんだったと記憶しています。その上で、なかなか判断の難しいものについては、さらに道路課のほうでも現地を見ていただいて、移管可能かどうかというようなことで調査をして移管の手続を進めていただいたんだったと記憶をしています。丁寧にやっていただいているんだなということで思っておりますけれども。
 そうしますと、ごめんなさい、今の数でいくと、905灯が移管ができる条件には合っていますと。そのうち実際に移管しますかどうですかって希望を取ったら599だったということだったと思いますけれども。そうしますと、この599希望されているうちで移管できた446を除きます153灯については、これは年度をまたいで移管されるという認識でよろしいんでしょうか。

◎市民協働課長(比留間幸広君) その中にはいろいろ条件がございまして、移管の条件に合わないものですとか、また所有者が自治会とはっきりしないものですとかいろいろありますので、その辺はまた精査してやる状況です。
 以上です。

○委員長(伊藤大輔君) すみません、ちょっと1回時間止めていただけますか。
 瀬委員、御提案なんですけれども、ちょっと数字が根本的に変わっているので、1度、瀬委員の御質問の趣旨に照らして、総務費が終わるまでの中で答弁をちょっとちゃんと準備していただけますか。それを1回、ちょっとほかの委員の質問を挟みますので、その総務費の中で今変わった数字を含めて回答、答弁をもう一度、その後の機会で瀬委員に対して御答弁いただくという形でちょっとお時間をいただきたいと思うんですけれども、よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)--すみません。では、説明員の方、お願いいたします。総務費の中でお願いします。あと3名、4名ほど委員の方から総務費で質問がありますので、その時間内でお願いします。

○委員長(伊藤大輔君) 市民協働課長、先ほどの瀬委員の答弁ですか。ちょっと待ってください。御準備、時計始まりますので。
 よろしいですか、いいですか。

◎市民協働課長(比留間幸広君) ありがとうございます。先ほどの答弁の訂正をさせていただきます。
 まず、自治会の防犯灯につきましては調査の数が1,383でございました。条件に合っていると思われる、可能性のあるものについては905灯。それで、自治会のほうに調査をかけまして、移管希望があったものは599でした。そのうち、115につきましては、先ほどありました独立柱がございましたので、484につきまして、市民協働課のほうから道路課のほうに移管の依頼をかけました。道路課のほうで446が3年度末で完了したということです。残りにつきましては、今調査中ですとか手続。所有者がかなり古くて分からないものもあったりしますので、その辺の調査を今しているところです。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。すみません、調査中とか、所有者が古いとかというのは、それはあらかじめ調査をして移管できるであろうというふうに判断をされたけれども、よく調べてみたら分からなかったというようなことなんでしょうか。

◎市民協働課長(比留間幸広君) それにつきましては、今道路課と併せまして調査をしているものがあったりというところです。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) すみません、だから調査をされて、できるであろうといったものですよね、まずは。でも、詳細に見たら、もうちょっと調査しないといけないということなんでしょうか。

◎市民協働課長(比留間幸広君) はい、おっしゃるとおりでございます。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
 あと、すみません、さっき、ごめんなさい、独立柱が115ありますということだったかと思いますが、ごめんなさい、この数字はどういう意味合いで今教えていただいたんでしょうか。

◎市民協働課長(比留間幸広君) 独立柱につきましては、道路課のほうでは移管を、私道の街路灯設置要綱に基づいて、受けることができないので、それは市民協働課のほうでどけているということです。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 調査をして移管できるであろうというのが905ありましたと。そこに独立柱の115基分も含まれていると。実際希望、どうでしょうかと自治会にお聞きをしたら、それも含む509の移管の希望があったということですよね、今のお話でいくと。そうすると、この独立柱のものは移管できませんというのは、最初の移管できそうですよって可能性の時点で排除されていなかったということだと思うんですが、それはその時点でまだ決まっていなかった、独立柱の扱いをどうするか決まっていなかったということなのかどうか。まあ、当時の課長とも御相談しながら御答弁ください。

◎道路課長(卯月寿一君) 自治会防犯灯につきましては、先ほど市民協働課長のほうから御説明があったとおり調査を行いまして、そのうち900本程度について移管可能だろうというような判断をいただいたというところでございます。私道街路灯要綱に基づいて、移管ができるだろうというようなお話でございます。そのうち昨年度自治会のほうに確認したところ、おおむね五百数十の希望があったというところで、そのうちの四百数十本の移管についての手続が終わっているところでございます。
 その後、今お話しした中で、移管ができないものがその中に幾つか含まれているというような話が、所在が不明だとかというようなものとか、あと希望がなかったというものについて、まだ残りがあるということでございまして、それは手続が終わっていないと。昨年度の段階で手続が進んでいる五百数本のうち400が終わって、残りの百数十本について現在移管の手続の事務を進めているというところでございます。
 あと、独立柱云々という話につきましては、私道の防犯灯設置要綱で、市では設置しないことになっておりますので、それについては別の形で、例えば撤去はしていただいた後に、近くの電柱に共架という形で市の防犯灯を設置するということは可能だというような判断もしているところでございます。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) 多分分かった方いらっしゃいますか。多分分かんないだろうなと思います。
 時間がなくなりますので、この質問は終わります。事業としてやられてきたことの今決算をやっているわけですよね。どういう結果だったかとか、どういうことだった、どういう効果があった、それをここで議論して、確認をして、次に生かすために今決算をやっているわけですから。ごめんなさい、委員長が言うべきことですね。このあたり、きちんとまた後日お聞きしますけれども、ぜひよろしくお願いします。
 以上です。

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一般会計歳出 3款 民生費

○子育て・健康複合施設整備事業
 
◆委員(瀬順弘君) それでは、1点だけお伺いしたいと思います。
 事項別明細書209ページ、行政評価は849ページ、子育て・健康複合施設整備事業について伺います。
 これまでいろいろ準備を進めていただいているかと思います。工事に向けては、基本計画、基本設計、実施設計という、大きな流れとしてはそういう形だと思いますけれども、令和3年度、どの程度の進捗で、どういった見込みになっているのかお示しください。

◎子ども家庭支援センター長(守屋雅章君) 令和3年度につきましては、事業者決定後、設計のほうを進めまして、本年1月、基本計画を策定いたしました。
 現在もその基本計画をベースに、より詳細な実施設計のほうに取り組んでいるところでございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。おおむね順調というか、予定どおり進んでいらっしゃるのかなというふうに思います。
 今御答弁にありましたとおり、委託の事業者さんで設計を進めていくということだと思いますが、この委託の内容としては、基本計画、基本設計、実施設計、全部含めて一つの事業者さん、連続的にされているのかどうかお示しください。

◎子ども家庭支援センター長(守屋雅章君) 委員御紹介のとおり、一連の業務のほうを一括で委託させていただいているところでございます。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。そうしますと、一つの業者と一つの契約でやられるというようなことだと思います。
 令和3年度の当初予算で設計の予算、3,000万計上されていたかと思いますけれども、決算ではゼロになっているかと思います。なぜでしょうか。

◎子ども家庭支援センター長(守屋雅章君) 令和3年度、予算につきましては3,000万計上しているところでございます。
 今御案内いただきましたとおり、執行はゼロであったという状況の理由につきましては、設計委託、総額で1億円見込んでおりまして、令和3年度、前払いとしまして3,000万、残る部分、令和4年度の支払いということで7,000万、債務負担行為を組んでいたところでございますが、実際に令和3年度、事業者が落札して契約する中で、その事業者は前払いは請求せず完了一括払いということに調整なりまして、令和3年度につきましては支払いがなかったという状況でございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
 そうしますと、1億見込んでいたものを、3,000万と残り7,000万で複数年度にわたるので、債務負担行為の設定をされて、2か年で支払いする予定だったと。最初の令和3年度、予定していたけれども、完了時一括払いで、要は終わってから全額を払うというようなことになったということです。
 そういうことでは、3年度の支払いが不要になったというようなことだと思いますが、これは3,000万がそのまま要は不用額になっているんだと思うんですけれども、非常に大きな額で、これは例えば減額するとか、そういうことは考えられなかったのでしょうか。

◎財政課長(佐藤岳之君) こちらの減額補正しなかったというところでございますけれども、もちろん、先ほどセンター長からも答弁差し上げたとおり、完了後一括払いという計画にはなってございますが、約款の中で前払い金を請求できるというような規定になってございまして、こちらを全く減額してしまうとそこが対応できないというところがございます。
 あとは、3月議会の補正予算の締切りが2月8日の時期的なずれというんでしょうか、そういった事務的な都合により今回は減額できなかったものと考えてございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
 これはちなみに、金額としては、1億見込んでいらっしゃったということでしたけれども、金額としては幾らになった、事業者さん決まっていると思いますので、すみません、先ほど答弁あったかもしれませんが、もう一度お答えいただけますでしょうか。

◎子ども家庭支援センター長(守屋雅章君) 落札額は4,906万円となっております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
 その額が令和4年度の当初予算に計上されているかと思います。そういう意味では、令和4年度の予算編成、最後のぎりぎりだったかもしれませんが、少なくとも予算ができて議会に出していただく前に金額まで決まっているというような状況だと思いますので、それが決まっている状況ということは、完了時一括払いというのも、そのときには少なくとも決まっていたんじゃないのかなというふうにちょっと思ったりするんですけれども、そうすると、第1回定例会で補正予算を上げられなくもないのかななんて思ったりするんですが、違いましたら上げられなかった理由も少し細かく教えていただければと思います。

◎財務部長(下河辺康君) 委員おっしゃっていただきましたように、契約を締結して、額というところが、総額が決まってございます。当初は1億円ということで見込んでおりましたけれども、実際に契約額といたしましては、先ほど御答弁したとおり4,906万円という金額になってございます。
 この前払い部分の3,000万円につきましての減額補正というような観点でございますけれども、やはり先ほど財政課長から御説明いたしましたとおり、当初は前払金の請求が事業者側としてはできるというふうな規定になってございますので、そこについては請求があった場合に速やかにお支払いしなければいけないということで残してございました。
 最終的に、第1回定例会での補正予算の中での減額補正、ここをするのかしないのかというところについてでございますけれども、やはり補正予算の中で減額しますというようなことを御説明するというような案件につきましては、必ず減額の補正をしていくということは一つございます。
 また、減額を補正するに当たりましても、補正予算全体の調整の中でどこまでするかというようなことの判断もありますので、その減額補正につきましては全体調整の中、一般会計全体の補正予算調整の中での総合的な判断をしているというような中での結果ということでございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
 総務費の中でも不用額とか、流用とか、予備費充当のお話とか、あとそれに伴って減額補正する、しないとか、そんなお話をお聞きしました。全体を見た中で調整されているので、私も細かいところまではあれですけれども、単純にやっぱりこうやって数字出てくると、随分大きな額が不用額になっちゃうんだなというところです。
 一般会計の中で、多分事務事業700幾つありますけれども、事業費が3,000万未満の事業というのが7割ぐらいだと思うんです。市の事業の一般会計の中で上がっている7割ぐらいの事業が3,000万かからない事務事業、その一つの項目でそれぐらいの事業の分の予算を上回るような不用額になっちゃうというようなことだと思いましたので、少し取り上げさせていただきました。
 事業の執行状況であったり、予定、計画の進捗というのはよく分かりましたので、引き続き予定どおりの実施が進んでいきますようにお願いいたします。
 以上です。

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一般会計歳出 4款 衛生費

○子どもインフルエンザ予防接種事業
 
◆委員(瀬順弘君) それでは、4款も1項目だけお聞きしたいと思います。
 事項別明細書259ページ、行政評価118ページ、子どもインフルエンザ予防接種助成事業についてお伺いいたします。
 行政評価のほうで事業開始の令和2年度、そして令和3年度と接種率を掲載していただいております。
 これちなみに、事業開始前の平成31年度以前というのは接種率は分かるのでしょうか。

◎健康づくり担当課長(田村信行君) インフルエンザの実施状況ということで、ちなみに2年前から本市では独自に子ども用に行いまして、高齢者については以前から行っているところでございます。
 以前の受診率ということですけれども、以前から行っている高齢者についてお答えしますと、およそ……(瀬委員「子どもだけ」と呼ぶ)--子どもについては2年間だけですので、始めた令和2年度が55%、昨年令和3年が45%という状況でございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) つまりその前は分からないということだと思います。市が関わっていないので分からないんだろうなというふうに思います。
 具体的に助成を始めて市が補助しているので、どれぐらいの方がされているのか把握できるようになって、行政評価のほうでは2年度、3年度の接種率が掲載されている。
 これ具体的な数字としては、令和3年度が44.9%、令和3年度は接種率が前年よりも下がっている、令和2年度55.4%ですか、少し下がっているというような状況だと思いますけれども、この下がっている要因というのはどのようにお考えでしょうか。

◎健康づくり担当課長(田村信行君) 令和2年が多い要因につきましては、考えられることは、制度が始まったということで周知に力を入れて行ったこと、もう1点が、ちょうどコロナ感染症の流行が始まった年で、令和2年のシーズン前につきましては、国を上げてインフルエンザとの同時流行を避けるということで、例えば高齢者については、通常自己負担がかかるものを無料化したということで、社会全般にインフルエンザについても予防接種をする方が多かったということで令和2年度は多かった。令和3年度については、他の年代の補助事業がありませんでしたので、比べると少なくなったということが考えられると思います。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
 2年度は特に新型コロナとの同時流行を懸念されるというような、本当にそういう意味では報道なんかでもありましたし、そういう意味での関心も高まったということだと思います。
 そういう意味では、この令和2年度からスタートですけども、この年度のこのぐらいの数字が受けていただく、かなり高い数字になっているのかなというようなことにもつながるかなというふうに思います。
 私たち公明党は、予算要望などでもこの補助制度の創設を訴えて、令和2年度からスタートしていただいて、さらなる拡充もこれまで訴えてまいりました。
 令和3年度、現在は小学校6年生まで、小学生までということだと思いますけれども、この対象を引き上げるというようなこと、検討をされましたでしょうか。また、引き上げるに当たって課題などがあるようでしたらお示しいただきたいと思います。

◎健康づくり担当課長(田村信行君) こちらの子どものインフルエンザにつきましては、発症の予防ですとか重症化予防はもちろんなんですけれども、要望等を踏まえて、市が行った理由としましては、子育て世代への経済的な負担の軽減ということがありました。
 子どもの予防接種については、1回当たりおよそ3,000円ほどかかるんですが、小学校6年生相当までは1シーズン当たり2回接種が必要となっています。中学生からは大人と一緒で1回接種ということで、経済的な負担軽減という意味からしますと、小学生の場合は通常の大人よりも2倍費用がかかるということで、およそ半額程度の負担ということで、1回限り1,500円の補助ということでスタートしています。
 もちろん、該当対象をどうするかは考えてきたところですが、そういったことでスタートしており、制度の安定運用の中では引き続き検討していきたいと思います。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。引き続き検討していきたいということで、念頭には入れていただいているんだなと思います。
 2回接種ですから、費用負担がそれだけ大きいよというようなことですけども、そういう意味では、仮にこれを中学生、高校生へ引き上げた場合、1回の接種でいいわけですから、市が補助するお金というのは逆に言うと半分になるというようなことだと思います。
 ちなみに、これ、例えば高校生まで対象にするとするとお金は幾らぐらい必要かとか、試算されたことはありますか。

◎健康づくり担当課長(田村信行君) 2年前に始めるときには検討いたしまして、およそ1学年の対象年齢およそ2,000人ですので、そういったことで検討はしました。
 ただ、全国的な導入市の状況、先ほどの目的と加味しましてこのような制度になっているところでございます。幾らになるかという数字を詳しくは今持ち合わせていないんですけども、検討した中で行ってきました。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。1学年2,000人というのは結構、何年前でしょうか、何十年前でしょうか、今年4月1日時点の住民基本台帳の年齢別人口、これを見てみますと、おおむね1,500人ぐらいです。多少ばらつきあります。それが中学校3学年、高校生3学年、6年分1,500人でいくと約9,000人対象になるということだと思います。
 今、先ほど接種率のお話、させていただきました。令和2年度55%、令和3年度45%ぐらいですかね。令和2年度がかなり高い数字だろうというふうに見ると、50%ぐらいで落ち着くとすると、中高生は1回の接種でいいわけですので、それで必要な費用というのが922万5,000円ぐらいになるのかなという私は試算をいたしました。
 その数字を頭に入れながら令和3年度の決算見ますと、個別予防接種委託料、これの決算額が2,770万5,750円だと思います。予算は幾らで、差引き幾らになるかお示しください。

○委員長(伊藤大輔君) 時間必要でしょうか。少しかかりますか。(「大丈夫です」と呼ぶ者あり)--大丈夫ですか。
 暫時休憩します。
   〔休憩 午前11時9分〕
   〔開議 午前11時9分〕

○委員長(伊藤大輔君) 会議を再開します。

◎健康づくり担当課長(田村信行君) 令和3年度の予算額が2,780万4,000円です。ごめんなさい、今のは決算額です。
 予算額が3,732万9,000円、決算額が2,780万4,000円でございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 差し引くと900万ちょっと不用額になっているということだと思いますが、一応そういうことでよろしいでしょうか。

◎健康づくり担当課長(田村信行君) そのとおりでございます。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 市長は、来年4月から医療費の助成、高校生年代までということで、今期定例会にも必要な条例案、また補正予算も追加で出されるという形で、まさに子育て世代を経済的に支援するんだという大きな方向を示されているかと思います。
 そういう意味では、このインフルエンザ助成については、これまでも申し上げたとおり、ぜひ拡充していただきたいというふうに思うんですけれども、当然、それだけ対象を増やせばお金がかかるということもあるかと思います。
 今、いろいろとお聞きしてきた中で、仮に高校生までということで拡充すると約900万ぐらいのお金が必要ですよと。今回の決算を見ると、900万ぐらいの不用額がありますよということで、これ差し引くと、大きな財源を新たに持ってこなくても高校生まで引上げができるんじゃないかと、この3年度の決算の結果を見るとそういうことであります。
 そういう意味では、ぜひこの結果を踏まえて、何とか拡充していただけないかなというふうに思いますが、これについては理事者の見解を伺いたいと思います。

◎副市長(田中良明君) 予算を組み立てるときには、接種率含めて総合的に勘案しなければいけない話だというふうには思います。結果的に実績を見ればその接種率の中で不用額ということでは積算できるかと思いますけれども、予算を組み立てるときには、やはり接種率をどのくらい対象者含めてということが肝腎だというふうに思います。
 したがいまして、この2年間実施した検証もしなければいけませんし、また他市の状況も見た上で、その中で総合的な中で議論していきたいと、そのように考えてございます。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。ぜひいろいろな観点で考えていただければと思います。
 令和2年度、3年度やって、数字も見えてきているところでは、より精緻な試算というのもしやすくなっているかと思いますし、先ほど申し上げたとおり、やっぱり子育て世代の支援をしていくという、さらなる拡充という意味でもそうでありますし、また引き続き、新型コロナとの同時流行というのは、コロナがなくならない限りはずっと続いていくことでもありますし、インフルエンザの流行のシーズンは受験生にとっての大変な時期にも重なると思います。中学3年生、高校3年生、そういった意味では経済的な負担もそうですし、そういう意味では精神的な負担というのも和らげるのにつながっていくかと思いますので、ぜひこの3年度の決算の数字、よく精査しながら御検討いただきたいと思います。
 以上です。

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一般会計歳出 8款 土木費

○公園管理運営
 
◆委員(瀬順弘君) それでは、公園管理運営についてお聞きしたいと思います。
 事項別明細書319ページです。資料の14と15を頂きました。ありがとうございます。
 まず、資料14ですけれども、点検の状況ということで、こちらの表でよく分かりました。たくさん点検されているんだなということです。
 この資料のことなんですが、下のところに点検数と点検結果といただいていますけども、判定がA、B、C、Dとありますけども、Aがどの程度で、Bがどの程度で、Cがどの程度なのか、ちょっとこれではよく分からないので内容を教えてください。

○委員長(伊藤大輔君) 答弁はどなたでしょうか。

◎公園緑地課長(渕上俊之君) 判定のAにつきましては、健全な状態ということでございます。Bにつきましては、使用可ですが経過観察を必要とするというところでございます。それから、Cにつきましては、速やかな修繕を促す必要があるということになっております。Dにつきましては、使用不可というところでございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
 そうしますと、使用不可がDで令和3年度だと16件、Cが速やかな修繕が必要だというようなことでしたか、Cの判定が287ということで、結構たくさんあるんだなという気がしました。
 予算のこともあるんだと思いますけども、そのまま修繕できずに、ただ危険だから使えないよとなっちゃうのかなと、危険な状態で使うことはないと思いますので、そのあたりはぜひ、これ経年でいくとやっぱり二百何十、280というような数だと思いますので、ぜひちょっと予算もうまくつけていただいて、適切に修繕してしっかりと遊具として活用されるようにお願いしたいと思います。
 資料15、3枚組になります。この修繕とか、また新たな遊具の設置などを含めた大がかりな工事ということと修繕と分けて出していただきました。
 ここで、遊具名、いろいろと種類を書いていただいております。この中で、平成31年度には健康遊具が4基工事され、1基修繕された。令和2年度は修繕が1基ということで、健康遊具というのが記載されておりますが、令和3年度の時点で健康遊具というのは幾つの公園に何基あるのかお示しください。

○委員長(伊藤大輔君) すぐ出ますか。
 休憩します。
   〔休憩 午後4時41分〕
   〔開議 午後4時41分〕

○委員長(伊藤大輔君) 会議を再開いたします。

◎基盤整備担当部長(平出賢一君) 申し訳ございません。ちょっとお時間頂きたいと思います。

○委員長(伊藤大輔君) 次の御質問入りますか。

◆委員(瀬順弘君) では確認しておいてください。
 お聞きしたかったのは、令和3年度中、この表でいくと新たな設置がないんだと思うんですけれども、健康遊具を設置していく考え方、計画的に年何基を目標にするというのか、地域とか、地元とか、いろいろなところから要望が出てくれば対応を考えていくとか、設置の考え方、どういうことであったのか教えてください。

◎基盤整備担当部長(平出賢一君) 健康遊具の設置につきましては、毎年計画的にどの公園にどういう遊具をつける、健康器具をつけるというようなものは持ってございません。
 現時点におきましては、地元からの要望ですとか、そういう要望に応える形で設置しているというところでございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
 そういうことで令和3年度設置がなかったということなんだと思うんですけれども、そうしますと、この令和3年度、そういう要望自体がなかったのか、3年度中、要望はあったけども、実際検討して、まだつけるに至っていないのか、そのあたりもし分かれば教えてください。

◎基盤整備担当部長(平出賢一君) 市民の方から直接要望というのはなかったように記憶しておりますけれども、3年度の議会の中で栄緑地に健康遊具を設置というようなお話がございました。
 栄緑地につきましては、健康遊具幾つか設置してありますけれども、増設するのかどうかも含めて現在検討中でございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
 今後も要望があれば検討していくということで、前にあったのも検討されているということでしたので、ぜひ地元なんかからもそういうお話あれば丁寧にお願いしたいと思います。
 それから、健康遊具、多分24か所に63基設置されているんだと思いますけれども、これ令和3年11月時点だと思いますので、もし年度末時点で数字が変わっていたら教えてください。
 それから、事項別明細のほうで見ますと、公園施設改修等整備工事とか、また公園維持整備工事とか、工事費として大きな金額があります。
 先ほどの資料でいいますと、資料ナンバー15です。
 例えば令和3年度、工事ということで五つの公園に5基の複合遊具、ジャングルジムを設置されたということで、これ、工事としてやるものは比較的大きなものなのかな、予算もかなり大きな額がついていると思いますけれども、こういった大きな遊具の新たな設置とか更新をされるときに、例えば地元の公園の自治会の方に、今度こういうのを更新しますよとか、近隣の住民の方に今度こういう工事をやりますよとか、そういった説明というのはどのような形でされていますでしょうか。

◎公園緑地課長(渕上俊之君) 公園の工事につきましては、基本的に同一のエリアに遊具を更新するような場合については特に御説明に上がっていないというところでございます。
 それから、新たに設置するような場合で、必要がございましたら自治会等に紹介させていただいたりしているところでございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
 ちょっと声としてお聞きしたのが、令和3年度中、この表にもある中の一つですけども、大きな遊具が更新されましたと。ところが、その公園はずっと地元の町会の方がお祭りなんかで使っているところで、いつもここにこれを置いてとか、ここで何をしてとか、ずっと決まって毎年同じようにやって、今コロナなんでなかなかできていないですけれども、そんな使い方をしていたところに遊具が更新されて、今までのような配置ができなくなっちゃったというようなお話だったんです。
 それが更新といってもどの程度なのかとか、今までと全然違うものであれば、さっきのお話だと、大きく変わるときは御案内していますよということでありましたけども、私がお伺いする限り、町会長さんは、突然こんな形になっちゃって、次からどうやってお祭りやろうかと困っているというようなお話がありました。多分市のほうにもそんなお声は届いているかと思います。状況がそんなに、いやそこまで変わっていないよという判断なのかもしれませんけれども、そのあたり、ぜひ丁寧にしていただきたいなと思います。
 公園の維持管理も、例えば公園清掃美化協力員の方とか、いろいろな関わり、直接的な関わりと、また間接的にボランティアで飛んできた落ち葉を掃除してくれている近隣の方とか、いろいろな方がいらっしゃってやっぱり公園があって、皆さんに活用されているんだと思いますので、丁寧にやっていただきたいなと思いますが、そのあたり、必要に応じてというような先ほどの御答弁であったかと思いますけれども、ぜひ大がかりなものについてはきちんとした事前説明をしていくというようなことを改めて確認して進めていっていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

◎基盤整備担当部長(平出賢一君) 基本的に、遊具の更新につきましては、同程度のもの、同じ場所にというのが基本でやってございますけれども、今委員のほうから御指摘がございました。
 やはり遊具の形が少し大きくなり、場所が変わると、今までの使い勝手、例えば自治会ですとか、そういう催物なんかで支障がある場合があると思います。今御意見をいただきましたので、設置の際には地元の方たちにお声がけをするなど、了解を得てといいますか、どうしてもここじゃなきゃいけないという場所も中にはあろうかと思います。ですので、お話をして、御理解いただいた上で設置するというようなことについて進めてまいりたいと思います。
 以上です。

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一般会計歳出 9款 消防費

○防災備蓄倉庫の整備
 
◆委員(瀬順弘君) すみません、私も防災備蓄倉庫の整備についてお伺いしたいと思います。
 事項別明細341ページです。行政評価は429ページです。
 これ、行政評価見ますと、市が関わる防災倉庫の設置ということで、地域型防災備蓄倉庫、市民防災組織備蓄倉庫というのがあると思います。また、一次避難所には備蓄倉庫、またこれも持っているかと思いますけども、市が関わって整備する防災備蓄倉庫というのは今申し上げた三つ、地域型防災備蓄倉庫、市民防災組織備蓄倉庫、一次避難所の備蓄倉庫、この3種類ということでよろしいでしょうか。

◎防災課長(仲沢克之君) 委員おっしゃるとおり、防災倉庫の種類については、地域型の防災倉庫、市民防災組織の倉庫、また一次避難所の防災備蓄倉庫でございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 ちょっとそれぞれでお伺いしていきたいと思うんですけども、まず地域型防災倉庫については、行政評価では令和3年度の設置数はゼロとなっております。平成31年度以降、ずっとゼロだと思います。それ以前をちょっと調べてみましても、平成30年度に1か所、平成26年度に1か所ということで、現在までの累計が10だということだと思います。
 これについては、この10か所ということでおおむね必要なところを満たしているということなのかどうなのか、今後新たに設置していく考えがあるのかどうかお伺いしたいと思います。

◎防災課長(仲沢克之君) 地域型防災倉庫につきましては現在市内に10か所ございまして、一次避難所から半径500メートル以上離れている地域の公園等に設置しまして、救助用資機材などを配備しております。
 平成30年度に西砂第二公園に設置し、整備が完了しておりますので、今後設置の予定はありません。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。ありがとうございます。計画上、一応必要なところに配置されているというようなことかと思います。
 次に、市民防災組織備蓄倉庫についてお伺いしたいと思います。
 先ほどのやり取りで状況とか、あと公園の設置の条件なんかもあるんだというようなこともいろいろとあったかと思います。
 私お伺いしたいのは、令和3年度、これ一般質問でも取り上げましたけども、公園の設置基準に一部合わないようなところというのも、可能であれば条件を緩和して設置できないのかというようなことを取り上げ、地元のところからもそういった御相談自体はあったかと思います。
 令和3年度、それに対して検討なり対応の状況はいかがでしょうか。

◎防災課長(仲沢克之君) 令和3年度につきましては、委員おっしゃるとおり、公園の設置基準がございますので、公園所管部署と調整を図りながら、地元の設置の要望について検討を進めてきたところでございます。
 また、要望としましては、都営住宅の中にある公園内、また都の水道局の管理地にある公園などがございましたので、その要望についても東京都に確認するなど対応を図ってまいりました。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 令和3年度、そのような形で協議なり、相談なり、東京都が絡んでいますので、そんなお話をしていただいたということで、地元の要望を聞きながらやっていただいているというのは分かりました。ありがとうございます。
 令和3年度、そうやって動いた中で、今後の見込み、何か分かりましたらお示しください。

◎防災課長(仲沢克之君) 今後の見込みについてですが、引き続き東京都のほうに、それぞれ住宅局、また水道局のところの回答を待っている状況ではございますので、公園所管部署とも確認しながら進めてまいりたいと思っております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) では、令和3年度に引き続き検討、調整を進めていただいているということでしたので、よろしくお願いいたします。
 それから、行政評価を読みますと、小中学校の屋内にある備蓄倉庫は要望で屋外に移設するというふうにあります。
 令和3年度、移設した避難所というか学校は何か所かあるんでしょうか。

◎防災課長(仲沢克之君) 令和3年度につきましては、屋内から屋外に移設した備蓄倉庫はございません。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
 現在、そうしますと、学校、校舎の屋内に備蓄倉庫がある学校というのは現在何校あるか分かりますでしょうか。

◎防災課長(仲沢克之君) 現在、屋内に設置している倉庫につきましては9か所でございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
 要望で、屋外に移設するということですけども、これは市が計画的に毎年一個ずつやっていこうとか、そういうことではなくて、あくまでも地元の要望があれば検討して調整をやっていくと、そういうスタンスでよろしいでしょうか。

◎防災課長(仲沢克之君) 一次避難所の防災備蓄倉庫につきましては、災害時の利用効率ですとか安全性等を考慮しまして、屋外等への設置を進めていくこととしております。
 現在の校舎内に設置している箇所は9か所でございますが、今後学校の大規模改修等に併せて屋外等再配置を実施していくこととしております。
 地域からの屋外移設の要望につきましては、学校の教育活動ですとか、学校運営に支障がないように調整が必要と考えておりますので、地元自治会などのお話をお伺いし、対応してまいりたいと思っております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
 令和3年度含めてですけども、私の地元の第四小学校、ここも校舎の2階に備蓄の部屋が設けられておりまして、防災訓練をやるときにそこから持っていくんですけども、訓練の場合は地元の自治会の皆さんに、訓練やるから、荷物動かすから何時集合ねと招集がかかって、各町会か何人かずつ来てもらって、みんなでさあやりましょうということなのでいいんですけれども、いいんですというか、それでも大変ですという声があるんですけど、いざ発災したときに、そうやって人が来て、きちんとそれが下ろせるのかというような不安の声をずっと持っていらっしゃるというような声も届いています。
 また、四小の場合、間口が非常に狭くて、中の物を持って出すのに気をつけながら出さないといけないというようなこととか、スペースがもうかなり備蓄品でいっぱいになってきちゃって、入ってあれを取りたいんだけど、どうやって取ろうかと、パズルのような状態で非常に苦労されているというようなことでした。
 先ほど、地元のそういう要望も聞いていただけるのか、大規模改修の機会を捉えながらということでしたけれども、例えば大規模改修が随分先になるような学校であれば、要望があればしっかりと検討していっていただけるのかどうなのか、市の令和3年度も含めた考え方をお示しください。

◎防災課長(仲沢克之君) 屋外への防災備蓄倉庫の移設につきましては、やはり校舎内の敷地内に置くことになりますので、教育活動に支障がないように、校長先生はじめ学校と確認しながら、地域の要望も確認しながら進めてまいりたいと思っております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ちょっと無理くりな感じで申し訳ございませんでした。ありがとうございます。
 しっかり地元の声は以前から出ておりますので、ぜひまた具体的に声が届けば検討をお願いしたいと思います。
 それから、最後に、今と逆なんですけど、今、校舎内にあるのを外に出すというお話でしたけど、逆に浸水想定区域内にある避難所、これが体育館の横にある倉庫に物がいっぱいあって、そこが浸水したら倉庫の中のものが使えないんじゃないかというような御心配の声、これも以前からあったかと思います。
 これについて令和3年度、こういったことをどう対応していくかとか、検討がありましたでしょうか。

◎防災課長(仲沢克之君) 令和3年度の逆に屋外から屋内へ移設する、その希望につきましては、富士見町地域の浸水想定区域内の一次避難所で1か所ございました。
 その浸水想定区域内では、屋外に設置しておりますと、万が一浸水のときに備蓄品も浸水してしまいますので、建物の上階へ移設を希望ということがございました。
 一方で、風水害時ではなくて震災時については、逆に上層階に置いてしまうと下に搬出するのがやはり困難な面もございますので、そのあたりの使用状況につきましては地元の方々と意見をお伺いしながら進めてまいったところでございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) これは令和元年の台風19号以降、本当切実な話だなということで地元からもずっと出ている話だと思います。
 引き続いて、令和3年度も協議しながら検討していただいたんだとは思いますけれども、ぜひ、全部上げれば、じゃ震災のときは今度下ろさないといけないよとか、今お話ありましたけど、例えば風水害時に必要なものと、地震のときに必要なものをある程度ちょっと分けられるものがあれば、例えばこういうものについては上に上げる、こういうものは下のままとか、そのあたりは地元の方もずっと私もいろいろ話をしながら、令和3年度にもそんなお話をいろいろとしながら、そうやって仕分ければできるんじゃないのという話も出ていましたので、ぜひ引き続き3年度に続いて検討をお願いしたいと思います。
 以上です。

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文教委員会(令和4年9月26日)

 

報告2 教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価に関する報告書について
報告6 第五小学校校舎増築工事における周辺対策(工事車両対策の追加)について
報告3 若葉台小学校新校舎の雨漏りについて

 
◆委員(瀬順弘君) それでは、まず教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価に関する報告書の中で幾つかお聞きしたいと思います。
 まず9ページですけれども、ここの中段の少し下のところに成果というところがあるかと思います。ここに、記載としては「文部科学省の『教育委員会の現状に関する調査(平成30年度間)』によると、」ということで、ここで出てくる教育委員会の会議の開催のところで、全国の平均よりも立川は月2回頑張ってやっていただいているというようなことだと思うんですけれども、この文科省の調査が平成30年度間のものを使われておりますけれども、一番新しい令和2年度のものも公表されているかと思いますが、30年度で比較されている理由というのは何かあるのでしょうか。

◎教育総務課長(小林直弘君) すみません、令和2年度間についてはこちらでも確認が漏れていたようなところでございます。大変申し訳ございません。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。公表の時期とかずれているのかなとか思ったんですけれども、ちょっとどの時期に出ていて反映すべきだったのかどうなのか、これはもう決定されているものなので、次の検証のときからぜひそういうところも確認いただきたいなと思います。
 令和2年度の報告書でも、全国の市区町村の平均回数というのは1.3回で変わっていませんので、数字としては変わっていないかと思いますが、検証する上で引っ張ってくる数字というのは大事だと思いますので、今後御確認いただきたいと思います。
 それから、17ページ、学力の向上のところです。
 ちょっといろいろ書かれているかと思いますが、この中で学校間ネットワークが稼働を3年度からされているかと思います。そういうところで教材の共用であったりとか、ICTの活用という面でも随分やりやすくなっているのかなというふうに思いますけれども、逆にそれをうまく使わないといけない部分もあるかと思いますので、この学校間ネットワークが稼働したところでの運用であったり、またそういう情報の共有をしていくというところの体制といいますか、そういうところはきちんと運用されているのかどうかお示しください。

◎指導課長(佐藤達哉君) 恐らく学校間校務支援システムを指されているという捉えだと思うんですが、教職員一人一人が、令和3年度から活用できるようになった校務支援システムでは、市内の教員同士で連携を取りやすくなっておりますので、それぞれ情報の共有、また教材の共有、また各教育研究会等においても頻繁に活用して指導力、授業力の向上につながっているのではないかというふうに捉えております。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 統合型の校務支援システムと学校間ネットワーク、多分同時だったと思うんですけれども、教員側のそういった業務の、校務支援の部分と、学校間ネットワークをやるというのは、これまで各学校、スタンドアローンに、職員室の中だけで動いていたネットワークが各学校もつながれるというような仕組みで、ここに書かれているのは、「実践事例集を作成し、学校間で共有することができた」というような表現があったので、そういうネットワークがつながることで教材なり実践が、各学校にいいものが広まっていくということなんだと思います。
 そこはここで評価されているので、その仕組みを動かしていくのに、例えば共有の仕方のルールであったり、こういうものは共有しようとか、そういう運用の中でいろいろルールというか決まり事もやっぱりつくっていく必要があるのかなと。そこに、まだ動き出したところなので、そのあたりがうまくいっているのかなと思うんですが、ちょっとそういう観点ではいかがでしょうか。

◎指導課長(佐藤達哉君) 運用等について様々情報をやり取りする中で、当然、個人情報に触れる部分だとか、そういったところは各管理職のほうからも教職員に指導させていただいております。
 一方で、教材等だけではなくて、市内には例えば指導教諭という指導力の高い教員も配置されている学校がございます。その指導教諭が様々指導法についてワンポイントアドバイス的な通信を全教職員に向けて配信したりですとか、そういったものを見て各学校で活用するだとか、そういった様子も見られております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。構築したネットワークを生かして、少しずつそういうところで動いていらっしゃるというのがよく分かりました。ありがとうございます。
 非常に細かいことをお聞きしますが、18ページですね、今のお隣に、令和3年度の東京ベーシック・ドリル診断シートのグラフが掲載されていると思いますが、これは横軸の単位がないんですけれども、単位を教えてください。

◎指導課長(佐藤達哉君) 大変失礼しました。
 1問、2問、正解数となります。よろしくお願いします。

◆委員(瀬順弘君) そうかなと思ったんですが、こういうグラフはぱっと見て誰でも分かるようなものをぜひ、教育委員会が作られていますので、子どもたちがグラフを作るときに、こういうのがないものを作っていいんだと思われないように、ちょっと今後気をつけていただければと思います。細かいことで恐縮です。
 それから、ページでいいますと24ページです。
 これも非常に細かいことで恐縮なんですけれども、令和3年度の実績、1番、児童・生徒全体に占める特別支援学校等利用内訳ということでグラフが載っています。中学校のところの平成31年度の数字が、児童生徒数が3,742になっていると思うんですけれども、昨年のこの点検評価を見ると31年度は3,741なんですね。過去の実績の数字が1人変わっているんですけれども、これはなぜだか分かりますでしょうか。

◎教育支援課長(鈴木峰宏君) 昨年の数字との対比に関しては、ちょっと確認させてください。申し訳ございません。よろしくお願いいたします。

◆委員(瀬順弘君) 確認してみてください。
 確認のついでに、その下の右側に就学支援シートの提出数があると思いますけれども、これも平成31年度の数字が、四角囲みが209になっていますけれども、令和2年度の点検評価では208、パーセントが14.6になっていますが、2年度の点検評価では14.5%だと思います。ここの数字も併せてちょっと確認をしておいていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それから、25ページが学校運営の充実ということで、ここで真ん中の少し下、課題という枠のところです。ここに「時間外労働の教員の割合が増加している」ということで、右のところにも数字が出ておりますけれども、教員の負担軽減を求められてはや何年かたつかと思います。いろんなことに取り組んでいただいているのは折々見ているわけですけれども、結果としてやっぱりここの数字が増えてしまっているというような状況だと思います。
 毎年度毎年度特殊な要因があったりするのかもしれませんけれども、一つは先ほどちょっとやり取りさせていただいた統合型校務支援システム、これは教員の負担軽減に大きく資するだろうという、多分大きな期待があって導入されたんだと思うんです。後のページでも、これを入れることで業務の効率化が図れたという結果が書かれていますので、そういう意味ではこれで負担軽減になったんだけれども、ほかの負担が増えて時間外が増えてしまっているのか、もしくは校務支援システムが導入当初で、まだまだ実際の数字として効果が出てくるまでにはなっていないのか、ちょっとその辺どういった見解をお持ちでしょうか。

◎指導課長(佐藤達哉君) 委員御指摘のように、新たな校務支援システムを使い始めるに当たって、まずその習熟までに多少時間を要したというところはあるかと思います。また、令和2年度から令和3年度にかけて増えている分についてですが、その要因として一つ考えられるのは、令和2年度は4月、5月の教員の勤務自体がほぼ在宅勤務、いわゆる臨時休業期間でございましたので、そこは計上されていないというところが一つあるかと思います。
 一方で令和3年度は初めて丸々1年間通して把握をすることができた年、いわゆる令和3年度がまた一つの基準になって、今年度また来年度、改善に向けて生かしていく、そのための数値になっていくのではないかというふうに捉えております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) よく分かりました。
 ちょっと単純に2年度、3年度、そういう意味では比較できない部分もあるかと思いますので、引き続き、このあたりは長年の課題であるかと思いますので、ぜひいろんな仕組みを入れながら、そして入れた仕組みがきちんと効果に結びついていくのかという点も大事だと思いますので、引き続き注視していただければと思います。
 次、27ページですけれども、教育環境の充実ということで、目的のところなんですけれども、一番最後のところに「統合型校務支援システムの導入を目指す」と書いていますけれども、既に3年度から本格稼働しているという私は理解でしたけれども、ここはどのように捉えればいいんでしょうか。

◎教育総務課長(小林直弘君) ここの目的の部分は、第3次学校教育振興基本計画に記載している内容をここに転記しているような状況でございます。目的の文言については5年間は変更がないというようなところでございます。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。こういった目標が既に到達されているんだというような理解でいいかと思います。
 このページの成果のところに、先ほどちょっとやり取りしました業務の効率化が図れたというような記載がありましたので、ちょっとそのあたりも引き続ききちんと検証を続けていただければというふうに思います。
 点検、評価はたくさんありますが以上にしたいと思います。
 次に、第五小学校の周辺対策ですね。工事車両の件で、先ほど来、各委員からも質疑がありましたので、大体内容は分かりました。
 1点だけ、私の聞き漏らしている、または理解不足というようなことかもしれませんが、下水管の状況の確認の経緯ですね。先ほど他の委員との質疑の中で、ちょっと私が理解したのは、8月に近隣から道路がへこんでいるという連絡があったと。それに応じて下水道管理課と共同して調査を実施した。そこでちょっと不具合があったということで、その件についてはもう工事を既に実施した。改めてほかのところにないか確認するのが9月9日ですかね、38か所調査をしたら27か所不具合だったという、今、時系列で言うとそういう流れでよかったでしょうか。すみません、確認をまずお願いします。

◎教育総務課長(小林直弘君) 委員おっしゃられたとおりでございます。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
 そうしますと、最初に連絡があったところは修繕されているんだけれども、この27か所の修繕というのはもう終わっているんでしょうか。

◎教育総務課長(小林直弘君) この27か所はこれから工事を行うというところで、その説明を9月15日の木曜日に近隣の沿道住民の方にお集まりいただいて説明をしたところでございます。
 工事自体は、実際いろいろな手続等があるんですが、9月28日から11月18日の予定で工事を実施するということで、こちらの工事のお知らせについては近隣の方に配布しております。
 以上でございます。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。もう工事の手配もされて、予定も立っているということで分かりました。
 私、一般質問でもたびたび取り上げておりますが、下水管の破損はそのまま道路陥没につながるということで、時間がかかるんだったら急いでくれと言おうかと思いましたが、今週中ですか、間もなく始まるということなので、近隣の方との丁寧な周知は先ほど来各委員から出ていましたので、きちんとした修繕が行われるようによろしくお願いしたいと思います。
 それから、すみません、若葉台小学校の雨漏りの件です。こちらも各委員からいろいろありましたので、ちょっと細かいことだけ確認させていただきたいんですが、一番最初にひび割れが見つかったとき、たしかシーリング剤を入れた補修をされたかと思います。今回の修繕がエポキシ樹脂を注入するというようなことなんですが、これは材質の違いであったり、工法の違いというのはどういったことがあるんでしょうか、お示しください。

◎施設課長(伊東佐知子君) 今回のエポキシ樹脂の注入に関しましては、防水に関して一般的な施工方法となりますので、特に以前のものに関して相性が合わないとかいうことはないと思われます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) シーリングを入れたけれども、結局漏れていたと。今度エポキシ樹脂を入れますということで、例えば一般的なシーリング剤よりもエポキシのほうが止水効果が高いんですとか、何かそういうことはあるんでしょうか。

◎施設課長(伊東佐知子君) エポキシ樹脂のほうが一般的に施工方法として優れているかということは特にはないかと思われます。その場所、場所に適した施工方法ということで考えております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。前にシーリングして駄目だった、材質の性能上あまりエポキシも変わらないんですよということになると、今度も大丈夫かなとちょっと思っちゃいますけれども、その修繕の方法も含めて第三者委員会できちんと検証していただいてやるというところと、今回、透明塗膜防水剤を全面に施工するというようなことなので、その二つで大丈夫ですよという判断がされているというような認識でよろしいですか。

◎施設課長(伊東佐知子君) 前回の施工方法としましては、クラックの部分に関してUカットして、そこにシーリング剤を施して、今回のものに関しては、クラックのところにエポキシ樹脂を注入するという形の施工方法になります。それによりまして、今回防水工事を施すということになります。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
 シーリング剤を表面に塗っただけみたいな感じで、今回は低圧で中まで注入するというところが大きく違いますよという今の御答弁だったのかなと思います。
 最後に、エポキシ樹脂を入れて塗膜の防水剤をやっていただくということで、恐らくこれできちんと止まるだろうという一定の専門的な見地も含めてされるので、大丈夫なんだと私もお話を聞く限り思います。
 それで、例えば注入したエポキシ樹脂の耐用年数というんですか、表面に塗る防水剤、これが例えば二、三年で劣化してしまうものであれば、またやり直さないといけない。コンクリートの寿命と同じぐらいもつんだったら1回やればいいんでしょうけれども、そのあたりは何かアドバイスみたいなのはいただいているんでしょうか。

◎施設課長(伊東佐知子君) 一般的なシーリング剤の耐用年数としては5年から10年程度ということは言われています。防水塗装に関しましては5年から10年程度ということで、施工方法によっては補償等出るものもありますので、今回の施工に関してもそちらに関しては調整中となっております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
 今回、事業者のほうでやっていただくんだと思います。こういうことがあって施工してもらうわけですので、その施工に対しては少なくともコンクリートの耐用年数分ぐらいはずっと面倒を見てもらわないといけないのかなというふうに思っていますので、調整されていくんだと思いますけれども、そのあたりはきちんと市としても求めるものは求めていただいて、校舎が長い間きちんと使われるようにしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。

◎教育支援課長(鈴木峰宏君) ただいま瀬委員から御指摘いただきました教育委員会の施策点検評価表の24ページの中学校と就学支援シートの数字でございます。
 今回、平成31年度の分を出させていただきました。この数字3,742、そして支援シートのほうは209と、こちらの数字は正しい状況でございます。
 実は、昨年のところからこのところにかけて1の違いということで、ここでの修正をさせていただいたという経緯でございます。
 大変申し訳ございませんでした。

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報告15 中央図書館学習活動及び読書活動スぺ―スについて
報告14 中央図書館窓口業務等について

 
◆委員(瀬順弘君) それでは、図書館、二つ御報告いただきました。
 まず中央図書館の学習活動、読書スペースについてお伺いをしたいと思います。
 IKEA立川との包括連携の中でくつろぎ読書学びコーナーができましたということで、まだ7月5日からの運用ですので、そんなに時間がたっているわけではないかと思いますけれども、私もこの間ちょっと中央図書館に久々に行ったときに上に上がって現場も見てきました。
 まず館長に、ここができて、これまでの間の利用状況とか感想というのをお示しいただけたらと思います。

◎図書館長(池田朋之君) これまでの利用状況でございます。
 座席の利用時間が2時間から3時間への変更ということと、今議会の一般質問でもありました、次の予約がない方につきましては続けて利用できるようにしたらどうかということの御質問をいただきまして、これにつきましては実態の把握と職員の事務的な負担を考えまして、特段、事務作業の流れを確認した上で、つい最近、平日に限りまして、次に予約のない人につきましては延長ということの対応を取っております。
 利用実態でございます。平日につきましては、やはり夕方から学生、4時過ぎ、5時過ぎから高校生、大学生がよく利用されます。土日祝日につきましては、終日非常に混んでおりまして、学生に限らず一般の利用者も含めて多くの利用をいただいております。平均利用時間をカウントしましたら、大体2時間半ぐらいということなので、3時間に切り替えた効果は出ているのかということと、利用実態につきましても十分稼働もしているというふうに認識しております。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 私も10年前ぐらいに、ちょっと資格を取ろうと思って勉強していたことがあって、平日、仕事を休んで図書館で一日籠もっていたりとか、土日なんかも図書館で静かにさせていただきましたけれども、結構いつ行っても当時はいっぱいで、場所を取るのが非常に難しかったなというのがすごく印象にありまして、この間、学習スペースを見に行かせてもらうと、たしか平日のお昼過ぎぐらいだったかと思うんですが、かなりすいている状況でした。
 今、状況をお示しいただいて、平日も夕方以降かなり御利用いただいているというようなことだったかと思いますけれども、いろいろと工夫を、改善して運営されているということですので、また引き続き状況を見たいと思います。ぜひ、今お示しいただいたようなものも、どこかの機会で数字として上げていただいて、またいろんな意見を反映させながら利用される皆さんに喜んで使っていただけるようなスペースにしていただけたらと思いますので、ぜひ引き続きよろしくお願いいたします。
 それから、窓口業務の委託化の検討ということで、これもさきの委員からもありましたが、私もちょっと唐突かなというような正直感想を持っております。経営方針にも出されていたということですけれども、例えば今日ちょうど出ていますけれども、教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価に関する報告書、これなんかも図書館に関する項目が幾つかあるかと思います。この中で効果的・効率的な運営であったりとか、市民サービスの向上であったり、いろんな観点での取りまとめをされていると思いますけれども、ちょっと私が見た限りでは、こういったことの検討をやってきたよというようなところが今まで見られないのかなという中で、先ほど来やり取りの中で、29年度以降経営方針には掲げながら検討してきましたよというお話だったので、若干そのあたりが、検討してきたものがなかなか見えてこなかったなというところは正直ちょっと唐突感を感じる要因になっているのかなというふうに思っています。
 ちょっと確認ですけれども、何度も確認されて、またかと思われるかもしれませんが、こういった検討をしていく、まず目的について、改めてになると思いますけれども、お示しいただきたいと思います。

◎図書館長(池田朋之君) これにつきましては、窓口の在り方から経営方針の重点項目ということで5年連続で明記されております。図書館としましても、市の経営方針につきましては十分検討していかなければならない課題ということで、主に30年、31年につきましては、多くの図書館員と現地に視察したり、議論を重ねてきました。
 やはりこの問題につきましては評価が二分化されますというか、賛成する人もいますし、反対する人もございました。ただやはり長年の検討という中で終着点を見いださなければなりません。先ほど私が言いました、もし委託化するということであれば、職員以上のスキル、ノウハウ、また金額面でも財政的な効果が反映できるのかというようなことを積み重ねていかなければならないということで、たまたまといいますか、過去5年間につきましては表に出ることなく事務的な処理で済ませてきましたけれども、今議会で報告事項ということでございますので、経過報告につきましては議員の皆様につきましても丁寧に報告したいと思います。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) これまでの経緯なりいろんな思いを持ちながらいろんな目で見てここまでの一定の報告にたどり着いたのかなというふうには思います。
 ごめんなさい、要は窓口業務を委託化する目的を端的に、行革という観点でとにかくやるんだということなのか、市民サービスの向上なんだというところなのか、もちろん両方も含まれるんでしょうけれども、ちょっと今これを改めてこの検討を進めていきますという上で一番大事にする視点、ポイント、このためにこれを検討していくんですというものをちょっと明確にお示しいただきたいと思います。

◎教育部長(齋藤真志君) 今回の目的の部分でございますが、少し大きなお話にはなりますが、行政の事務についてはやはり効率的効果というところはいずれの部署でも命題として持っておるところかなというふうに思ってございます。
 そういった中で、当然コスト削減につながる取組というのはするべきだというふうには思っておりますが、先ほど来委員の皆様から御指摘もあるように、図書館の窓口についても、その業務内容のほうを分析させていただいた上で、そこが誰が担うべきなのか、質を担保する上では誰が担うべきなのかというような観点も当然持ち合わせながら見直しのほうは進めたいと思ってございます。
 市役所の業務を進めるに当たりましても、当然、市に雇用されている正規職員が直接やるもの、あるいは職員の中でも会計年度の職員であったりとか、あるいは業務によっては委託という形態、あるいはまた指定管理者であったりとかもろもろの、今、選択肢としては選び得る資源というのは複数あろうかというふうに思ってございます。
 そういった中で質を担保しながらこういった図書館の窓口をどこの部分を誰が担うのが適切なのであるのか、そういった検討については、これは引き続きしていくべきだというふうには考えてございます。
 ただやはり、今委員会、あるいは総務委員会のお話の中でも少し唐突感があるよというような御指摘のほうはいただいておるところでございますので、議員の皆様、あるいは図書館の関係者の御意見等も踏まえながら、引き続き検討のほうは進めたいと思ってはございます。
 目的とすると、やはり誰がどうやって担っていくのが持続可能な図書館サービスのほうを確保できるのか、そういった観点のところは考えておるところでございます。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
 究極は市民の利益になるかどうか、それがこの図書館に限らず全てだと思いますし、行政の皆さんもそして我々議員もやっぱり市民のためにいかに働くかという思いで、同じ思いで今いろんな議論もさせていただいているんだと思っています。
 申し上げておくと、別に、さっきの委員もおっしゃっていましたけれども、今この段階で私は賛成です、反対ですなんていうものは当然まだ持ち合わせてもおりませんし、どこが担うべきが一番いいのか、それは市民のためになるのかという、そこを観点にこれから検討を進めていくんだよというお話でしたので、しっかりとそのあたりの中で一つ一つ、コストの面ではどうなのかとか、例えばコストを切ることだけが市民の利益ではないと思うんですね。サービスとしてお返しすることで一定のコストがかかることもあるかもしれない。いろんな観点を、ぜひこれからの検討と、いろんな議論もさせていただいて、いろんな考え方の中で、我々も市民の代表としていろんなお声をぜひ発信もさせていただきたいと思いますし、行政としてきちんと責任を持った持続可能な図書館運営を目指す方向として、いろんな案を示していただくんだと思うので、そこをきちんと議論していければなというふうに思っております。
 これからいろんな具体的なところも、そういう意味での議論をさせていただければと思っておりますけれども、いろんな声を反映していく中では、特に図書館はいろんな関係の市民団体の方々含めていろんな方々と協働したり、一緒に考えながら進めていったりというようなことがあるかと思います。また、事業に対して御協力いただいている、そんな団体もたくさんあるかと思いますけれども、例えば市民の方が中心となるようなところで、大体図書館としてどれぐらいの団体の方々と事業の協力なり運営に御理解なりいただいているのか。ちょっとざっとしたところでも結構なんですけれども、市民の皆様との関わりという部分で状況をお示しいただければと思います。

◎図書館長(池田朋之君) 図書館事業における市民との関わりがどの程度かということでございます。
 主にやはり読み聞かせ団体がございます。通称文庫連ということで、中央図書館をはじめ各地区図書館でもサークルを展開しまして、そうしたことが、集まった団体等との交渉もしております。または障害者サービスにおきましては、点字のサークルとか、録音図書のサークル等ございますので、図書館運営自体は職員だけではなくて、そうした様々な協力事業体の応援、または協力いただきながら事業展開しているところでございます。
 委員御指摘のとおり、そうした団体との関わりの中で運営手法が変わるというようなことであれば、丁寧な説明をした上で、十分協議した中で話し合い、展開を進めていきたいと思います。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 例えば委託された方が、じゃ、そういった方の声をつながないのかというと、別にそういうわけでもないと思いますし、ただ、どういう形が一番やっぱり市民の声を反映できるのか、そう考えていくと部分部分細部に分割しながら、ここの部分は任せてもいいだろう、ここの部分は担うべきだろう、そんな検討になっていくのかなと思います。
 先ほど来示されている資料の1ページの下のところにある図書館として担うべきところ、部分、こういうところも、先ほどここ以外のところでもということで答弁もありましたけれども、本当にこの部分をいかに担保しながら、そして市民サービスの向上につなげていくのかということだと思いますので、ぜひじっくりと検討していただければなというふうに思います。
 一つ感じたのは、例えばこの1ページ目の下のところにある図書館として持つべき機能、いろいろ図書館政策のことであったり、いろんなことが書かれていますけれども、こういった部分にいろんなことをしっかり反映していくには、しっかりといろんな場面で声を聞いていくということが必要だと思いますし、その一つが今カウンター業務の中で市民と直接接していろんなものが、いろんな情報が、そしていろんな課題も見えてくる部分もあるのかなというふうに思うところもあります。
 それが、人が替わってできるのか、できないのかというような検討にもなっていくかとは思いますけれども、現状カウンターでいろいろと出てくるお声、直接触れた中で得るものが、やっぱりこういうところに生かされているという部分、何かこういう部分はやっぱり声を聞いて反映していくべきだと思うとか、何かそういう市民の声を聞く場としての窓口という点ではどういったことが考えられますでしょうか。

◎図書館長(池田朋之君) 公式的には図書館協議会とか教育委員会等、そういった組織立ったものがございますけれども、市民とのフラットな関係の中での話合いという場におきましては、先ほどお話ししましたお話会のボランティアとは定期的に協議を持っております。またそれは業務上の定期協議でございますので、もしそういった取り巻く関係団体の方が不安に思う、または状況を説明してほしいというようなことであれば丁寧な対応をした上で行っていきたいと思います。
 次に、窓口の重要性ということでございます。
 市民との関わりの中で当然不安に思う部分もあるかと思います。窓口業務と言いつつも、窓口から得られる情報またはスキル等というのは図書館運営全体に関わることも多くございます。そうしたことに対しまして図書館員自体もスキルを向上させるとともに、そうした不安に思うようなことにつきましても取り巻く関係団体と、何が問題なのか、どういうことが不安なのかということにつきましても丁寧に対応したいと思います。
 以上です。

◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
 この間、伊藤幸秀議員は民間でもノウハウしっかり持っているところもあるんだと、そういうところの活用も考えていくべきだ。そういった部分もありますし、一方で行政として責任を持っていくという部分での役割を持つためには必要なポジションがあるという考え方もあるんだろうし、適材適所じゃないですけれども、本当に市民サービスの向上をさせていく中でどこが必要かという、いよいよ議論の入り口を今日示していただいたんだと思いますので、本当に市民サービス向上につながっていく議論がこれからされていくんだと思いますので、ぜひ様々な状況もつかんでいただきながら、そして折々に議論の場も持っていただきながら、市民の声をしっかりと聞きながら進めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。

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