【議事録】R4第2回定例会
【もくじ】
本会議・一般質問(令和4年5月9日)
厚生産業委員会(令和4年5月23日)
令和4年5月9日 本会議・一般質問
◆4番(瀬順弘君) 皆様、こんにちは。公明党の瀬順弘です。
それでは、通告に従って一般質問を行います。
まず1点目、富士見町・柴崎町の地域課題についてであります。
立川駅南北を結ぶ路線バス、立72系統が本年3月16日のダイヤ改正で大幅に減便となりました。旧奥多摩街道を走る唯一の路線バスで、富士見町、柴崎町の住民の皆さんの貴重な交通手段でありました。減便によって、自転車に乗れない、長い距離を歩けない方々からは、買物や病院へ行けなくなったなど、大変不便になったとの切実な声が私のところに数多く寄せられております。
市として、この路線の減便の状況は把握されているのか、市の認識についてお答えください。
次に、都市計画道路3・1・34号中央南北線について伺います。
この都市計画道路の南進は、富士見町においては踏切問題、交通渋滞の解消として期待されておりますが、計画からかなりの年月がたった今も整備のめどが立っていないところです。
これまで多くの議員が取り上げ、私も過去に何度か一般質問したことがありますが、現状、この都市計画道路の整備に向けてはどのような状況になっているのかお示しください。
次に、2点目、柴崎市民体育館についてお伺いいたします。
平成5年の開設から30年近くとなる柴崎市民体育館は、近年、水道配管からの漏水、天井の結露、天井ボードの落下、マンホールからの水の流出など、様々な不具合が発生しております。
本年3月には、火災報知器が発報し消防車が出動、私はたまたまそのとき近くを通りかかりましたが、とても多くの消防車が来ており、近隣の方からも大変驚いている、そのようなお声を伺いました。この発報は空調機の経年劣化による故障が原因であると、翌日、市から情報提供がありました。
このように、様々な不具合が発生している柴崎市民体育館の現状と課題について市はどのように把握し、認識しているのかお示しいただきたいと思います。
3点目、おもちゃの病院について伺います。
立川市は、市民の方を対象に壊れたおもちゃを修理するおもちゃの病院を実施されており、今年度は、4月から翌年2月の偶数月に計6回、女性総合センターアイムで開催されることがホームページに掲載されております。
おもちゃの病院について市民の方から御意見をいただきましたので、今回質問として取り上げさせていただきました。
まず、立川市が実施しているおもちゃの病院について、事業の目的、開催回数や持込数など、これまでの実施状況についてお示しいただきたいと思います。
また、開催の周知についてはどのようにされているのかお尋ねいたします。
4点目、学校給食について伺います。
まず、新共同調理場について伺います。
中学校完全給食の開始を目玉とし、市内全ての小中学生が安全・安心な給食を喫食できるようにするため、新学校給食共同調理場の整備、運営に向け、これまで市は様々な御努力をいただき、令和5年度2学期からのスタートに向けて着々と進めていただいているものと思います。ここまで御尽力いただいてきた関係者の皆様に心から感謝申し上げたいと思います。
新共同調理場について、これまでの取組の経過と現在の進捗についてお示しいただきたいと思います。
次に、学校給食の公会計化について伺います。
給食費など学校徴収金の徴収管理は学校以外が行うべき業務とされ、教員の負担軽減、働き方改革になることから、早期に公会計化すべきと訴えてまいりました。そして、様々な検討を経て、令和5年度の導入に向けて準備を進めていただいているものと思います。
現在の準備状況と、これまでの準備の中で課題となっていることがあればお答えいただきたいと思います。
最後に、食材費等の高騰について伺います。
新型コロナウイルス感染拡大による経済への影響が続く中、世界情勢の不安定化による経済の悪化もあり、原油をはじめ食材料や日用品の値上げが相次いでいるところであります。そのような影響は学校給食においても出るのではないかと考えますが、現在、物価高騰の学校給食への影響について、教育委員会はどのように把握されているのかお示しください。
以上、1回目の質問です。
○副議長(中山ひと美君) 市長。
◎市長(清水庄平君) 柴崎市民体育館についての御質問にお答えいたします。
本体育館は開設から29年が経過し、施設全体の老朽化が進む中で、大雨による館内への浸水、配管の漏水に伴う休館等、一時的に市民サービスへの影響が見られました。
このため、市では、柴崎市民体育館の建物劣化診断調査や、その庁内検証、専門家への相談を踏まえ、今年度、改修工事に向けた設計を実施することといたしました。
○副議長(中山ひと美君) 教育長。
◎教育長(栗原寛君) 初めに、新学校給食共同調理場の建設につきましては、令和3年6月末に事業者と事業契約を締結いたしました。
その後、設計業務を進め、本年4月16日に建設工事説明会を開催し、5月より建設工事に着手したところでございます。
続きまして、給食費の公会計化の状況についてでございます。
令和5年度からの学校給食費の公会計化に向けて、現在の学校給食費事務の調査及び整理を行うとともに、新たなシステムの検討などを行っているところでございます。
続きまして、食材費の高騰の現状と影響についてでございます。
新型コロナウイルス感染症の影響のほか、昨年来の原油高の影響などにより、多くの食材及び調味料などの価格が上昇している状況があることから、現在、献立を工夫することなどにより対応しているところでございます。
以上です。
○副議長(中山ひと美君) まちづくり部長。
◎まちづくり部長(野澤英一君) まず、奥多摩街道を走るバスにつきましては、平日10便が7便に減便した状況は把握しておりますが、市民からの御意見などはいただいていないところでございます。
続きまして、都市計画道路の立3・1・34号中央南北線につきましては、都市計画道路とJR青梅線の踏切は平成16年6月に公表された踏切対策基本方針において重点踏切に位置づけられ、JR青梅線立川駅、東中神駅付近について鉄道立体化の検討対象区間に抽出されており、立3・1・34号中央南北線の整備事業との整合を図る必要があります。
交差方法については技術的課題が多く、現在、東京都において構造について検討していると聞いております。
以上です。
○副議長(中山ひと美君) 市民生活部長。
◎市民生活部長(神崎恵子君) おもちゃの病院についてでございます。
おもちゃの病院は、壊れたおもちゃを修理する事業で、子どもの頃から物を大切にする心を育てるとともに、ごみの減量化を目的として、平成3年度より実施しています。
修理して使い続けること、リユースすることは、SDGsの目標にもある「つかう責任」を果たすことにつながると考えております。
市に登録している11人のうち、スケジュールが空いているドクターにより隔月で年6回開催し、原則無料で、部品代がかかる場合は利用者の実費負担となります。
開催する際は、広報たちかわやホームページ等で周知を図っております。
以上です。
○副議長(中山ひと美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) それでは、一問一答でお伺いを続けてまいります。
まず、富士見町、柴崎町の地域の課題についてであります。
バスの減便について、市の状況把握についてはお伺いいたしました。
スライドを使用いたします。
最初の質問でも申し上げましたけれども、立72系統というのは、立川駅の北口、南口を昭島市の西郷地バス停を経由して結ぶ路線であります。これまで、1時間に1本弱の運行ではありましたけれども、平日は朝6時半頃から、夜は19時頃まで運行されておりました。
しかし、さきの3月16日のダイヤ改正で16時以降の便が全てなくなってしまったということで、立川駅北口を出発する便については午後1時45分、そして南口を出発する便については午後2時20分が最終のバスとなりました。こうこうと明るい昼間にバスが終バスの「終」という文字を行先案内のところに出して走っている。最初見たとき、私はびっくりしました。この時間に終バスが走っているのかというような驚きがございました。
スライドの使用を終わります。
減便については市のほうでも把握されているという御答弁でありましたけれども、なぜ減ってしまったのか、理由についても確認はされていますでしょうか。
○副議長(中山ひと美君) まちづくり部長。
◎まちづくり部長(野澤英一君) バス事業者からは、この路線は平成19年度をピークに利用客数が6割程度減少し、ここ数年は約2,000万円の赤字が続き、これまで市民生活に影響が出ないよう運行を工夫し努力を重ねてきましたが、コロナ禍によりやむなく今回の減便となったと聞いております。
以上です。
○副議長(中山ひと美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) 分かりました。
再びスライドを使用いたします。
この路線には全部で21のバス停があります。そのうち、立川駅北口から西郷地までは、拝島行きや、また牛浜駅入口など、他の系統も同じところを通っておりますので、比較的バス停ごとには本数があります。また、運行時間も朝から夜までバスが運行されております。
また、立川駅南口のモノレール沿いのところにつきましては、富士見町操車場行き、新道福島行きなど、立71系統のバスが頻繁に走っております。
そうなりますと、今、図でいいますと赤いところに残っている八つのバス停、ここを利用していた方々が大変大きな影響を受けるということで、住所で申し上げますと、富士見町三丁目、四丁目、五丁目、柴崎町一丁目、四丁目の方、これが大変大きな影響を受ける、そのような形となっております。
そして、もう1点、この大きな影響を受ける区間の中には、学習等供用施設の滝ノ上会館、また柴崎会館があります。それぞれ、滝の上会館入口というバス停、また柴崎会館の最寄りは保育所前、このようなバス停があるわけでありますが、こういった学習等供用施設には、近隣の住民のみではなくて、バスを利用して来館される方もいらっしゃり、特に発表会やイベントなど、何かありますとバスを利用して来られる方、大変多くなる、そのような状況であります。
しかし、これらの会館の最寄りのバス停、例えばこれが先ほど申し上げました滝の上会館入口、保育所前のバス停の時刻表ですけれども、遠回りとなる北口のバスに乗るとしても、14時半頃には最終バスになってしまうということで、例えば会館を午後の利用で使われる方というのは、帰りの足がなくなってしまうと、そのような状況でありますので、単に近隣にお住まいの住民だけではなく、影響というのは大変大きいのではないかなというふうに考えます。
もちろん、自転車や徒歩などで移動可能な方については大きな影響ではないのかもしれませんけれども、高齢者、また障がいをお持ちの方、小さな子どもを連れた方、そして例えばけがをして歩くのが不自由になってしまった、そのような方など、移動困難の方の足の確保というのはこの地域の皆様にとっては喫緊の課題ということで、私のところにも大変多くのお声を頂戴しているところであります。
これまで、市としては、高齢者など移動困難者の足の確保については、市全体として福祉的な観点で検討を進めていくというようなことが示されていたかと思いますけども、そういった点の検討状況についてお示しください。
スライドの使用を終わります。
○副議長(中山ひと美君) まちづくり部長。
◎まちづくり部長(野澤英一君) 令和2年1月に庁内プロジェクトを設置いたしまして、現状把握と課題整理を行ってまいりました。
現在、これまで把握した内容とその検討結果について整理を行っているところでございます。
以上です。
○副議長(中山ひと美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) それでは、それらの検討をこの先どのようなプロセスで進めていくのかお示しください。
○副議長(中山ひと美君) まちづくり部長。
◎まちづくり部長(野澤英一君) 庁内プロジェクトでは課題整理を行ってまいりましたが、今後、地域公共交通会議と情報共有を行いながら、福祉的な視点を含めた移動手段の在り方につきましては、民間活力や地域力といった視点も含め、本地域のみならず、全市的な検討を続けてまいります。
以上です。
○副議長(中山ひと美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) 市民からは、早くこういった検討を進めてもらいたいというような切実な声であると私は受け止めております。しっかりと進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○副議長(中山ひと美君) まちづくり部長。
◎まちづくり部長(野澤英一君) 路線バスの減便につきましては、交通事業者が市民の利用に大きく影響を与えないように配慮し、また会社の経営上、必要なものとして行っていると理解しております。
あわせて、市民の足として、公共交通を存続させるための手段としてやむを得ないものと理解しておりますが、このような路線バスの減便等による公共交通が変化している状況について、地域公共交通会議で情報共有してまいりたいと考えております。
以上です。
○副議長(中山ひと美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) 分かりました。
運行されている事業者さんも民間の事業者さんでありますので、先ほど御答弁があったように、多額の赤字を持ち続けるというのも大変苦しい状況である、そのようなことは私も十分理解はしております。
ただ、やはり切実に病院、お買物、様々な足がなくなってしまった方々の声というのも本当に悲痛な叫びであると、私も本当に大変だなというような感を持っております。
大きな、例えばバスで言う多くの人数を一斉に運ぶ交通という部分では、なかなかこれから難しい部分もあるのかなというふうに思いますので、福祉的な観点というところの検討はぜひ早急に進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、3・1・34号中央南北線についてお伺いいたします。
これまでの状況と、なかなか進展が難しい、技術的な面等もあるのは理解しておりますけれども、これ、しっかりと進めていっていただくという意味合いでは、市としてこの道路の必要性や重要性の認識というのはどのようにお持ちでしょうか。
○副議長(中山ひと美君) まちづくり部長。
◎まちづくり部長(野澤英一君) 東京都と特別区及び26市2町で策定いたしました東京における都市計画道路の第四次事業化計画において優先整備路線に位置づけられていることから、早期に事業化すべき路線であると考えております。
以上です。
○副議長(中山ひと美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) 広域防災基地もあって、防災上も大変重要な位置づけであるというようなことは、これまでの議会答弁などでもしっかりと認識を示され、今も重要性については改めて御答弁いただきました。
そのような重要な道路であるということでありますので、しっかりと市としてできることを進めていただきたいと思いますが、今後どのように市として促進を図っていくのかお示しください。
○副議長(中山ひと美君) まちづくり部長。
◎まちづくり部長(野澤英一君) 引き続き、市長会、東京都の道路整備事業推進大会、多摩川架橋及び関連道路整備促進協議会において早期事業化を要望してまいります。
以上です。
○副議長(中山ひと美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) しっかりと声を上げ続けていただきたいなというふうに思います。
地域の方といろいろお話しをしておりますと、道路、地下を通したらどうだ、トンネルにしてはどうかというようなお話も複数いただきます。地下にすることで整備に当たっての用地買収を最小限に抑えられるとか、また工事における周辺への影響も少なくなるのかなと思いますし、また供用後については、道路による地域の分断がなくなるとか、車両の通行による騒音、排気ガス、こういった近隣への影響も少ないのかなということで、私も個人的にはそういう形もいいなというふうに思っているところであります。
こういった地域の声、アイデアの一つとして、トンネルにしていくというようなお声でしたけども、こういったことを例えば東京都に伝えていくというようなことは市としてできるんでしょうか。
○副議長(中山ひと美君) まちづくり部長。
◎まちづくり部長(野澤英一君) 市民の方の御意見の一つとして東京都に伝えてまいります。
以上です。
○副議長(中山ひと美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) よろしくお願いいたします。
市民の方もいろいろと期待している方、またもう既に諦めている方、いろいろな方、いらっしゃいますけれども、一つ一つ出てくる声、市としては受け止めていただいて、つないでいただけるものはぜひお願いしたいと思います。
次に、柴崎市民体育館についてお伺いいたします。
現状であったり、課題であったりというところはお示しいただきました。
それで、ちょっと重ねて確認というか、現状をお聞きしたいんですが、現在のトイレについて、和式、洋式の別で内訳は分かりますでしょうか。
○副議長(中山ひと美君) 産業文化スポーツ部長。
◎産業文化スポーツ部長(井上隆一君) 柴崎市民体育館の個室トイレでございます。
事務所内のトイレを含めて全部で23か所ございます。そのうち洋式は9か所、和式が13か所、多目的トイレは1か所となってございます。
なお、多目的トイレはオストメイト対応にはなってございません。
以上でございます。
○副議長(中山ひと美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) すみません、多目的トイレはオストメイト対応になっており「ます」ですか、「ません」ですか。すみません、もう一度お願いいたします。
○副議長(中山ひと美君) 産業文化スポーツ部長。
◎産業文化スポーツ部長(井上隆一君) なってございません。
以上です。
○副議長(中山ひと美君) もうちょっとはっきり。
◎産業文化スポーツ部長(井上隆一君) 大変失礼いたしました。
なってございます。
以上でございます。
○副議長(中山ひと美君) なっています、でいいですか。
産業文化スポーツ部長。
◎産業文化スポーツ部長(井上隆一君) 重ねて、大変失礼いたしました。
現時点では、多目的トイレはオストメイト対応にはなっていないという状況でございますので、再度確認させていただきます。
以上でございます。
○副議長(中山ひと美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) 状況は分かりました。
改修工事についてちょっとお聞きしていきたいと思います。
令和4年度の予算の中に改修工事設計委託料が計上されまして、先ほど、劣化診断などの結果を踏まえというような御答弁も頂戴いたしました。
予算特別委員会でもこのことについて質疑があったと思いますが、改めてこの改修の予定されている主な内容についてお示しいただきたいと思います。
○副議長(中山ひと美君) 産業文化スポーツ部長。
◎産業文化スポーツ部長(井上隆一君) 改修工事の内容でございます。
これまでの建物劣化診断調査やその庁内検証、専門家への相談を踏まえまして、優先度の高い項目を中心に設計を行うこととしてございます。
現時点での主な改修工事の内容でございますが、外壁改修、体育室及びプール棟の屋根改修、体育室の床改修、受変電設備やプール系の空調・換気設備の更新、その他電気・機械設備系の改修を予定しているところでございます。
以上でございます。
○副議長(中山ひと美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) 分かりました。
先ほど、トイレについてお伺いいたしましたけども、現状、和式トイレが多いというような状況であったと思います。また、多目的トイレについてはオストメイト対応になっていないというような御答弁だったと思います。
今回、こういった改修工事、行うに当たって、このトイレについてもぜひ洋式化、またオストメイト対応というような形にできないかなと思いますが、いかがでしょうか。
○副議長(中山ひと美君) 産業文化スポーツ部長。
◎産業文化スポーツ部長(井上隆一君) トイレの洋式化についてでございます。
御要望も多くございますので、改修工事の際には実施してまいりたい、このように考えてございます。
また、多目的トイレにつきましては、オストメイト対応に改修する方向で調整してまいります。
利用者の皆様が気持ちよく施設を御利用いただけますよう、機能については検討してまいりたいと考えているところでございます。
以上でございます。
○副議長(中山ひと美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) ありがとうございます。しっかりと検討していただくというような御答弁いただきました。ありがとうございます。
改修工事の工期というのは現時点でどれぐらいかというのは想定はありますでしょうか。
○副議長(中山ひと美君) 産業文化スポーツ部長。
◎産業文化スポーツ部長(井上隆一君) 工期でございますが、1年程度を予定してございまして、その期間につきましては全館休館ということでございます。
なお、工期につきましては、昨今の社会情勢によりまして資材の調達が難しくなることも想定されるため、設計におきましても工期については慎重な検討が必要な状況というふうに考えてございます。
以上でございます。
○副議長(中山ひと美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) 今、御答弁でありましたけども、昨今の社会情勢考えると、資材の調達とか、また価格にも影響が出てくるのかなというようなことで、建設関係の方とお話ししておりますと、納期や工期というのが大変厳しい状況のところもあるというようなお話も聞いております。そのあたり、しっかりと見据えて、今後設計、そして工事に入っていっていただく必要があるかなと思いますし、そのあたりは重々承知をされながら進めていただくと思いますので、よく状況を把握しながらお願いできればというふうに思います。
それから、先ほど、工事期間の予定といいますか、想定ということで、1年間ぐらい全館休館してというような御答弁がありました。かなり長い期間になるのかなという気がいたしますけども、こういったところで、利用団体であったりとか、利用者へ一定の配慮というのができないのかなと思いますが、何か考えていらっしゃることはありますでしょうか。
○副議長(中山ひと美君) 産業文化スポーツ部長。
◎産業文化スポーツ部長(井上隆一君) 工事期間につきましては、予定でございますが、可能な限り速やかに利用者や利用団体にお知らせを申し上げたいというふうに考えてございます。
大会等を予定している団体につきましては、調整が可能であれば、泉市民体育館を御利用いただけるように配慮させていただきますが、全ての利用団体が御希望どおりの日程を確保するということは難しいと、このように考えてございます。
以上でございます。
○副議長(中山ひと美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) 分かりました。
できる限りの配慮はしていただけるということですが、2か所あって、それを全部1か所に集約すると全部が入り切れないかなというような現実もあるかと思いますので、そのあたりぜひ丁寧に進めていただきたいと思います。
そして、そういったことを進めていく上では、少しでも早く分かった時点でその工期であるとか状況、こういったものを市民の皆様、利用者の皆様に周知することが肝要かなというふうに考えます。
先ほど、なるべく早くということで周知もしていくというような御答弁もありましたので、しっかりとお願いしたいと思います。
体育館の最後に、令和4年度をめどに、現在、立川市「体育施設のあり方」というのを策定中であるというふうに思います。
今回、柴崎体育館についてはかなり、ある程度大がかりな工事になるんだなというような状況でありましたけども、この柴崎体育館の今回の工事、それから今後のこと、そして市の体育施設の在り方全体を考えていること、こういうところの整合性といいますか、この柴崎体育館の位置づけ的なもの等も含めてどのように考えていらっしゃるのかお示しいただきたいと思います。
○副議長(中山ひと美君) 産業文化スポーツ部長。
◎産業文化スポーツ部長(井上隆一君) 在り方の点でございます。
今回の改修につきましては、老朽化による不具合で休館せざるを得ない事案が発生いたしまして、一時的に市民サービスに影響が生じている状況がございますために、柴崎市民体育館を直近10年間程度維持管理するために必要な改修工事を行うこととしてございます。
一方で、「体育施設のあり方」につきましては、長期的な視点で人口減少や財政状況を見据え、市内の体育施設を安全に、かつ適切に維持管理していくために必要な機能や規模について検討していくものでございまして、柴崎体育館につきましても市内の屋内体育施設の中で検討対象としているというものでございます。
以上でございます。
○副議長(中山ひと美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) 分かりました。
柴崎体育館については、直近10年ぐらい適正に維持管理できるようにというような御答弁、そして現在検討している「体育施設のあり方」についてはもっと長期的な視野で考えていくんだというようなお答えであったかと思います。
この「体育施設のあり方」については、委員会等でも報告をいただいたりというようなことで、いろいろな議論や、また、もっと言うといろいろな在り方自体がどういうふうなものができていくのかというようなことはちょっと我々もどういう状況かというところを今見守らせていただいているような形だと思います。
今後また、都度都度、委員会等で報告いただけるものだと思いますけれども、ぜひそういった長いスパンでの計画だからこそ、市民や様々関係者のお声をしっかりと丁寧に含んでいただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、おもちゃの病院についてお伺いいたします。
事業の目的等、お示しいただきました。
ちょっと運営状況についてお聞きしていきたいと思いますが、この事業の運営の人員体制といいますか、そういったところについてお示しいただきたいと思います。
○副議長(中山ひと美君) 市民生活部長。
◎市民生活部長(神崎恵子君) おもちゃの修理を担当するドクターについては、現在11人の方が立川市に登録しております。
ドクターは、日本おもちゃ病院協会の講習を受けた方々です。おもちゃの病院を開催する際は、おおむね6人から8人のドクターで修理を行っております。
以上です。
○副議長(中山ひと美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) それでは、この事業についての事業費はどのようになっていますでしょうか。
○副議長(中山ひと美君) 市民生活部長。
◎市民生活部長(神崎恵子君) おもちゃの病院に係る事業費は、令和4年度予算では年間11万1,000円でございます。
内訳は、おもちゃの病院のドクターの謝礼が開催1回につき1人2,000円で、そのほか、駐車場代が1台につき1,000円となっております。
以上です。
○副議長(中山ひと美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) それでは、1回開催したときに、見ていただくドクターが従事する時間というのは大体どれぐらいになるんでしょうか。
○副議長(中山ひと美君) 市民生活部長。
◎市民生活部長(神崎恵子君) おもちゃの病院の受付時間は午後1時から3時までとなります。おもちゃを修理するドクターは午後1時から5時まで従事していただいておりますので、従事時間は4時間となります。
以上です。
○副議長(中山ひと美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) それでは、この修理の受付方法というのはどのようになっていますでしょうか。
○副議長(中山ひと美君) 市民生活部長。
◎市民生活部長(神崎恵子君) おもちゃの病院の受付時間は午後1時から3時までで、壊れたおもちゃの受付件数は1回の開催につき1世帯2点まで、先着30点となっております。
上限を30点としている理由としましては、最近のおもちゃは作りが複雑なものも多くなり、一つのおもちゃの修理にかかる時間が増えていることが挙げられます。開催時間内に修理できず、自宅に持ち帰って修理するケースが増加しており、ドクターの負担が大きくなっていることから、受付点数を限定させていただいているところでございます。
以上です。
○副議長(中山ひと美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) 分かりました。
今、運営の状況等、いろいろとお聞きしてまいりました。1回当たりの謝礼だとか、1回出られたときの従事時間、考えますと、かなりボランティアに近い形で御協力をいただいて、事業がされているのかなというふうに思いました。
今回、このおもちゃの病院、取り上げたというのが、ちょっと市民の方から、壊れたおもちゃを修理してもらおうと持っていったんだけれども、既にその日の受付がもう点数になっていて受け付けてもらえずに、壊れたまま持って帰って、子どもが非常に悲しい思いをしてしまったと、こんなことがあったんですというようなことをお聞きしました。
最初に事業の目的などもお答えをいただきまして、物を大切にする心、ごみの減量、SDGsにつながっていく、そのような目的を持ったいい事業であるということにもかかわらず、せっかく行ったのに悲しい思いをしてしまう子どもがいるのはちょっと残念だなというふうに思ったところです。
対策といいますか、何とかする方法としては、単純にドクターの数が増えれば、それだけ受付の点数が増えるのかなというふうにも思ったりしますが、講習を受けた方で登録されているということであれば、なかなかそういう人材をつくっていくというのもすぐにできることではないのかなという気もいたします。
例えば、事前予約制にして申し込んでおけば、間違いなく持っていって受付してもらえるというような方法もあるのかなと思いますし、全部それだと、急に行きたいなと思った方が行けないので、当日受付と事前予約と併用するとか、いろいろな方法があるのかなというふうに思いますけども、この受付の方法や点数等について何か工夫ができないかなと思いますが、いかがでしょうか。
○副議長(中山ひと美君) 市民生活部長。
◎市民生活部長(神崎恵子君) 先ほども御答弁いたしましたとおり、おもちゃの病院の受付件数を増やすことについては、ドクターの人員体制などの課題があることから、運用の中で柔軟な対応ができるかを含めて検討してまいります。
以上でございます。
○副議長(中山ひと美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) よろしくお願いします。悲しい思いをする子がいなくなりますように、皆様の優秀なお知恵をぜひ集めて、いい対策を考えていただければと思いますので、お願いいたします。
最後、学校給食についてお伺いいたします。
新共同調理場の進捗について、これまでの取組状況などお示しいただきました。
令和5年度2学期から給食スタートということで、準備は順調に行っているというようなことでよろしいでしょうか。
○副議長(中山ひと美君) 教育部長。
◎教育部長(齋藤真志君) 新学校給食共同調理場の建設につきましては、現在スケジュールどおりに進んでおり、今後の建設工事につきましても定期的なモニタリングや節目での検査確認を行うことで進捗管理を行ってまいります。
以上です。
○副議長(中山ひと美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) よろしくお願いいたします。
先ほど、体育館の話でも出ましたけども、資材のこと、調達や価格等のことなども今後影響ももしかすると出てくる可能性もあるのかなという気もしますので、ぜひ、関連の部署であったりとか、整備運営事業者と様々密に情報を交換していただいて、今、令和5年度2学期からというのはもう広くお知らせがされている状況だと思いますので、しっかりと進めていただくようお願いいたします。
給食費の公会計化についてお伺いいたします。
今、準備を進めていただいている中で、今後、保護者の方が何か行わないといけないというような手続はあるんでしょうか。
○副議長(中山ひと美君) 教育部長。
◎教育部長(齋藤真志君) 保護者の方にお願いする手続についてでございますが、公会計化された後も保護者から口座振替による給食費の納入をお願いすることから、改めて口座振替依頼書を提出いただくこととなります。
以上でございます。
○副議長(中山ひと美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) 分かりました。
今、登録しているのと、もしかすると収納機関が変わったりとか、そういうこともあるのかなというふうに思います。
こういった進め方であるとか手続等についてもしっかりと丁寧に情報提供、周知していただきたいというふうに思いますが、今後こういうことになりますとか、こういうことをお願いしていきますとか、そういった周知というのは大体いつぐらいから行われるんでしょうか。
○副議長(中山ひと美君) 教育部長。
◎教育部長(齋藤真志君) 実際の手続でございますが、本年5月下旬頃より、学校給食費の公会計化についての周知を文書などにより行ってまいります。
在校生につきましては、2学期に口座振替依頼書を配付させていただく予定としております。
以上です。
○副議長(中山ひと美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) 分かりました。
混乱等のないように、そんなに大きく何かしなきゃいけないということではないかとは思いますけれども、できるだけ丁寧に周知していただいて、しっかりとスタートできるようお願いいたします。
最後、食材費等の高騰についてお伺いしていきます。
先ほど、価格の上昇などももう既にあって、献立の工夫などを行っているというような御答弁がありました。実際にはどういった工夫をされているのかお示しいただきたいと思います。
○副議長(中山ひと美君) 教育部長。
◎教育部長(齋藤真志君) 献立での工夫でございますが、まずは国が定める学校給食摂取基準に基づき栄養価を考えた上で、例えば豚肉を使用する場合には使用部位を変更するなどして対応のほうしてございます。
以上です。
○副議長(中山ひと美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) 分かりました。
様々な工夫であったりとか、価格も上がっているものもあれば、そんなに上がっていないとか、もしくは少し安いぐらいだというような、物によってはそういうものもあるのかもしれませんので、使う材料等も考えながらということかなというふうに思います。
ただ、こういった中でいろいろなものが上がっているというのは我々の実感でもありますし、この食材料費、こういったものが上がっていった中で、保護者負担を増やさないというようなことをぜひ考えていただきたいというふうに思うんですけれども、そう考えると、単純に考えると量を減らすとか、安い食材を中心に使うとか、そんなことになっていくのかなというふうに思いますけども、そういうことは学校給食としては大変問題になるのかなというふうにも思いますので、この先、工夫だけでこの価格高騰を乗り切っていけるのかどうかというところが保護者の方も不安でありますし、我々公明党としても、この点はどうなっていくのかしっかりと注視していかないといけない、そのような認識をしているところでございます。
4月5日に文科省が公明党の要請を受けて、物価高騰に伴う学校給食費の値上げを防ぐために、新型コロナウイルス感染症対応の地方創生臨時交付金、これを給食費の増加分、負担増を抑えるために使っていいというような事務連絡が出ているかと思います。ここでは、高騰する食材費の増額分の負担を支援することが可能であるというようなことが説明されている通知だと思います。
そして、私ども公明党市議団では、4月19日、清水市長へ、物価高騰に伴う円滑な給食提供を求める緊急要望というのを出させていただきました。
この中では、3点、まず一つ目は、質や量の低下を招くことなく給食提供を維持していただきたい、二つ目は、高騰する食材料費等の増額分を支援し、保護者負担を増やすことなく学校給食を提供していただきたい、3点目に、地元食材の使用、地元業者からの調達を積極的に進めていただきたいというこの3点を求めたところであります。
特に、食材費等の高騰が保護者負担の増にならないようにとしっかり検討し、必要に応じて財源を確保することを改めてここで求めたいと思います。
国がこのような通知を出していること、食材料費の高騰における保護者負担を増やさないということについて、市はどのようにお考えでしょうか。
○副議長(中山ひと美君) 教育部長。
◎教育部長(齋藤真志君) 市としましては、学校給食における食材費等の価格の上昇を調査し、使用料や栄養価を落とさないよう、国の地方創生臨時交付金の活用も含め、対応を検討しているところでございます。
以上です。
○副議長(中山ひと美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) ありがとうございます。しっかりと検討していただいているというようなお答えでありました。
子どもたちの安全・安心な食、そしてしっかりと栄養を取っていく、そのような大切な学校給食でありますので、ぜひお願いいたしまして、一般質問を終わります。ありがとうございました。
令和4年5月23日 厚生産業委員会
報告1 新型コロナウイルス感染症に関連する中小事業者支援について
◆委員(瀬順弘君) それでは、中小事業者支援のところで事業継続支援金についてお伺いしたいと思います。
私も地域を歩いて、この支援金を活用して空気清浄機を買いましたとか、いろいろとお喜びの声、たくさんお聞きをして、いい事業といいますか、制度をやっていただいたんだなというふうに改めて感じているところです。
交付決定した中で、例えばどういったものの購入が多かったとか、どういった取組に対する支援が多かったとか、ちょっと決定した内容の中でそういった傾向といいますか、そんなところをお示しいただきたいと思います。
◎産業振興課長(奥野武司君) 交付対象となりました案件を取組別に大まかに分類しますと、まず、いわゆる感染対策に係るもの、いわゆる消毒液だとかマスク、パーティションや空気清浄機の購入、中には従業員のPCR検査に係る費用なども感染対策に係るものと捉えると、全体の47.5%を占めておりました。
また、コロナ禍を機に変化した商環境に対応するために新たな取組に着手した、そのためにパソコンやタブレットを購入してオンラインでの商取引や会議、キャッシュレス決済への対応を図った、またホームページを改修して新規顧客の獲得に動いた、またそのための周知等を行ったといったものが17.5%。
残りの35.5%は、その両方の取組として申請いただいたといった状況でございました。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 内訳はよく分かりました。ありがとうございます。そういった意味では、コロナ禍で事業を継続していくこと、それから今後それも踏まえた取組として事業を続けていくというようなことに生かされていっているのかなというふうに思います。
何かもしあればでいいんですけれども、例えばこういう支援金を頂いて、こういうことができたとか、こういう効果が上がったとか、こういうところで大変よかったとか、何か感想みたいなのがもし寄せられているものがあればお示しいただきたいと思います。
◎産業振興課長(奥野武司君) 今回、事業をやるに当たっては、申請時にアンケートを答えていただくような形を、初めてこういった支援金の中では取らせていただきました。
その中では、個別にコメントをいただいたというのはそれほど多くはなかったんですが、全体の5分の1以上が飲食・サービス業の皆さんだった。飲食・サービス業の皆さんは、早くから割と感染対策の取組というのは既に取り組まれていたといった状況でしたので、それはもはや経費として仕方がないというか、かかるのはやむを得ないと。当然、売上げはなかなか戻ってきていないけれども、それをしないことには商売を続けようもないのでと思っていたところにこういう支援金という話があったので、これまで積み上げてきた個々のテークアウト用のお弁当の箱だとか、それこそもう何十枚にもわたって申請の書類をつけていただいて申請されたという例がかなりありました。恐らくそういった事業所の皆さんにとっては、もう半ばそういった経費を諦めていたというか、なかなか回収は難しいんだろうと思っていたところに話がもらえたということ、それは大分助かったといった実感につながったんではないかと思います。
また、今回空気清浄機の申請が非常に多かったんですが、家庭用のものと違って、一定の広さ以上のものをカバーするとなると、単価もやはり10万円前後のものが多かったということで、なかなか今までそこまで踏み切れなかったのが、今回の支援金で思い切って買うことができたといった反応は数多くあったのかなというふうに考えてございます。
また、新たな取組への着手といった意味でも、本当に申請書類だけを見ると、基本的に郵送でお送りいただいていましたので、書類を見ただけだと、それがこの会社にとっての新たな取組なのかどうかというのは、一見するとよく分からなかったんですが、電話で確認してヒアリングしてみると、確かにそういう状況であれど、一見今までの延長上に見える取組も確かに新たな取組と言えますねということで、そういった場合はもうそれこそ1件ごとに審査しつつ、ただその案件を認めたからには、その前に上がったもの、その後に審査したもの、全て同じ基準で審査していこうというような一つ一つ凡例をつくりながら基準を整理していったといった状況がございましたので、なるべくそれが事業継続のために必要だと判断されて行った取組に関しては、極力カバーできるようにさせていただいたところです。
以上です。
報告7 令和4年度学童保育所待機児童について
報告10 令和4年度保育施設待機児童について
◆委員(瀬順弘君) それでは、保育と学童の待機児童の件、お伺いしたいと思います。
まず、保育のほうですけれども、資料いただきまして、令和4年度待機児童数が13人ということで、過去最少になったということですかね。いろんな御努力をこれまでも続けてきていただいていることに感謝いたしたいと思います。
この13人という方は、それぞれいろんな状況の方だと思うんですけれども、こういう状況の中で待機になったという理由とか、こういった環境の方ですとか、ちょっとお答えいただける範囲で結構ですが、どういった方か教えていただけますでしょうか。
◎保育課長(加藤英樹君) 13人の詳細な状況につきましては、申し訳ございません、この場では把握し切れていないんですけれども、大きな数字として見ますと、申込者数のほうが大変増えて、今回163名増と。定員のほうと比べますと多いんですけれども、保育の実施数のほうは少し減っているという状況で、全体的に申込みの希望と空き状況のミスマッチ、アンマッチの部分が出ているのかなというふうに分析しておりまして、定員数だけで見れば余裕はあるんですが、入所に至っていないということで、希望と空き状況の不一致が見られたのかなというふうに把握してございます。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) そんな感じなんだと思いますけれども、例えばざっくりでいいんですけれども、希望をたくさん出せばある程度、第5希望とか、どこか空いているところに入れる可能性というのは高くなると思うんですね。そういった意味で、この13名の方のうち、例えば希望が一つしか出されていなくて、そこがいっぱいで入れなかったという方が多いのか。また、就労の状況、ちょっと比較的時間が短い就労の方がこの13名のうちに多いとか、そのあたりもし分かればお示しいただきたいんですが、分かればで結構です。
◎保育課長(加藤英樹君) 入所検討に当たっての指数の部分でいいますと、必ずしも低い方ばかりではないのかなということで、状況としては、やはり御両親で勤務をされていたりと、保育に欠ける状況自体は高めの方が多いかなと思いますが、やはり申込みの園が限られていたりといったところが多かったのかなというふうに捉えております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
比較的指数高い方も待機になっているというような状況でした。アンマッチというのを最初の御答弁でもいただきましたけれども、なかなか地域別の状況も示していただいているので、そういったところでちょっと待機の多い方の特に多い地域、そういうところに偏るのかなというような気もいたしました。ただ、ここまで様々な取組、また定員の拡充なども図りながらという結果であるというふうには感じておりますので、状況は承知いたしました。
あと、資料で出していただいています地区別定員未満の人数ということで、これは要は空きがこれだけありますよというような状況だと思います。
それで、先ほどの地域的なアンマッチがあって、空いているところがあるというような状況だと思いますけれども、これから子どもの数が、今、出生数、過去最低を去年も記録しているかと思いますけれども、こういった状況の中で、我々もそうですが、これまで増やせ増やせと言いながら、何とか受入れをということで頑張ってきていただいた。今度はだんだん、そうすると空きが増えてくるような状況にもなってくるというのは十分に懸念されるところだと思いますけれども、ちょっと将来的な話かもしれませんけれども、こういった状況になっていく中で、例えば園によっては経営的なところでいろんな影響が出てくるというようなことも起こり得るのかなというような気がしますけれども、直近そういう影響が何か出てくるのか、また、将来的にそのあたりの懸念というのが市としてどのように捉えていらっしゃるかお示しいただきたいと思います。
◎保育課長(加藤英樹君) 御指摘のとおり、定員に満たない人数というところは大変多くなってございまして、定員拡大による待機児対策という方向で取り組んできたところからは一定の成果が見られたということで、これから転換していく必要があるのかなというふうに考えております。
保育事業者のほうからも、やはりそのあたりの不安の声というのはいただいておりまして、この先もある程度継続して定員に満たないような状況が続いてくと見込まれるような園につきましては、利用定員の見直しなども含めて、今後の対応は検討してまいります。
以上でございます。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。ありがとうございます。
なかなか難しくて、保護者の方にとってはもう1年1年がやっぱり今自分の家庭をどうするかというような切実なところですから、あまり、将来子どもが減るから、もう今のうちから定員増やさなくていいよなんていうことになるとやっぱり困るわけで、そのあたりは重々に承知していただいて、これまで御努力いただいているものと思います。
今、民間園が多いかと思いますので、そういう意味では、ぜひ今後のことも様々な機会で御意見を聞きながら、また今後、市として全体的な観点に立ってどういうふうに進んでいくのかというところは、よく意思の疎通をしながら進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それから、学童保育のほうをお伺いいたします。
約300人ということで、大変厳しい状況かなと思います。表を見ますと1年生、2年生でも入れない子たちがいる、待機になっている子がいるというようなことで、こっちも先ほど保育でも言いましたけれども、まさに1年、この1年何とかという保護者さんの思いがいろんなところから聞こえてくるのかなというふうに思います。
それで、ちょっとざっくりした聞き方ですけれども、保育も同じような状況ですが、地域的なアンマッチというのが、特に学童の場合は大きいのかなというふうに思います。保育園であれば親御さんが可能であれば、ちょっと離れたところでも車で送り迎えをしてあげたりとか、そんなことが可能なんでしょうけれども、学童の場合は学校を終わって自分で行って、自分で帰ってこないといけないと考えると、遠いところの学童は空いているけれども、そっちに行ってくださいというわけになかなかいかないというところは、地域的なアンマッチというのは、もう学童は本当に大変なところかなと思いますが、その地域性とか、マッチングのずれであったりとか、その辺でちょっと御意見をいただければと思います。
◎子ども育成課長(竹内佳浩君) 学童保育所の地域的な児童のニーズの違いということでございますが、やはりかなり顕著に現れている状況でございます。学校別で見ていきますと、西砂小、五小、一小、十小、このようなあたりが非常に待機児童が増えてきているところでございます。一方、新生小であったり、若葉台とかというところでは徐々に減ってきている。昔はかなり待機児があったんですけれども、減ってきているという状況で、地域的な変動というのは非常にその時々でございます。
以上でございます。
◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。そういう地域性と、あとその年度年度でも多分入学する子どもの多い年もあれば少ない年もあったりという、多少増減もあるかと思うので、非常に難しいだろうなというのは理解しております。
その中で、ただ、何とかしてもらいたいというのが親の願いでもありますし、そういう中で、例えばこの地域的なことであったりとか、年度年度での増減も含めたところのどうしても待機児童が出てしまうというようなところの何かいい対策がないのかなというふうに、もう当然、担当の方もそう思いながら、悩みながら研究していただいたりもしているんだと思いますけれども、どうでしょうか、これまでやっぱり待機児童を解消するには、とにかく適切な場所に学童保育を設けてあげるというようなことが肝要であるというようなことであったかと思いますが、ほかに例えば待機児童対策として、また、このアンマッチの解消として、何か具体的じゃなくて全然結構なんですが、こういったことを今研究していますとか、こういった取組がほかの自治体でやっていることは聞いていますとか、何かないでしょうか。
◎子ども育成課長(竹内佳浩君) このアンマッチの解消に向けては、これまでも検討をいろいろとしてまいりました。例えば児童たちをバスで移動させて、空いている学童保育所に届けるという形、または歩きの中で見守りしながらいくという形、いろいろ考えましたが、なかなかやはり児童の学校の終了の時間がずれているということ。また、家に帰る時間というのも様々でございまして、なかなか一括で団体で移動するというのが難しい状況というのがございます。ですので、そういったちょっと学童ごとの人の移動というよりも、今年度から始めました拡充型放課後子ども教室、こちらの中で学校内で居場所を確保できますので、居場所を確保しながら、学童のほうの待機児も少なくしていきたいというふうに考えております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました、ありがとうございます。
これまでも様々な検討なりしていただいていたかと思いますし、議会の中でもいろんな議論もあったかとは思います。そんな中での拡充型子ども教室の開始ということで、また年度を重ねていくにつれて、状況ももっともっと見えてくるのかなというふうにも思いますし、何より子どもたちの安全な居場所、過ごせる場所という観点だと思いますので、ここの進め方等も含めて、今後もしっかりと状況を見ながらやっていけいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
所管事項質問 高校3年生までの医療費助成について
◆委員(瀬順弘君) それでは、1項目だけお聞きしたいと思います。高校3年生までの医療費助成についてです。
都議会公明党は、昨年の都議選、重点政策の一つとして、高校3年生までの医療費無償化を掲げ、その実現に向けて予算要望や議会質問を通して推進してまいりました。そして、東京都は令和5年4月からの実施に向け、令和4年度当初予算に区市町村のシステム改修を補助する経費として7億円を計上し、予算案の発表において、高校3年生まで医療費助成を拡充する方針を示しました。このことについては、都議会公明党が要望を続けてきた、公明党が小池都知事に要望していたなど、マスコミ各社にも取り上げられたところであります。
一方で東京都は、協議のまとまった区市町村から順次、令和5年度からの無償化が進んでいくと報道等では発表されております。この協議というのは、どういったことが必要になるのか、立川市がこの医療費助成の拡充対応をするとした場合、どのような協議が必要となり課題があるのかお示しください。
◎子育て推進課長(五箇野豊君) 高校生への医療費助成につきましては、東京都から東京都市長会に提案があり、現在、財政的な負担割合等について協議中であります。
また、並行して各市の課長級職員による意見交換会も開催されているところです。現行の義務教育就学児医療費助成においても、各市の状況がやや異なることから、近隣市の動向を注視しつつ、事業の組立てや導入までのスケジュール調整が主な課題となっております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 東京都は3月3日、医療費助成の拡充を早期に実施できるよう、令和5年度から当面3年間、医療費助成に係る区市町村の負担分を東京都が全額支援するという発表をいたしました。そのような説明は市のほうにもされていますでしょうか。
◎子育て推進課長(五箇野豊君) 御指摘の情報については、本年3月3日にメールにて東京都から通知がございました。また、同月に行われました本事業の説明会及び4月の東京都市長会においても、東京都から説明を受けております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 立川市も令和5年4月から実施するとした場合、準備のスケジュール等いかがな状況でしょうか。
◎子育て推進課長(五箇野豊君) 新たに高校生等への医療費助成を実施するに当たりましては、対象者の範囲や助成内容等を確定させた上で、条例の制定、補正予算の計上、システム改修、対象者及び医療機関等への制度周知、申請の受付及び審査、医療証の発行等の事務を行っていく必要がございます。令和5年4月からの事業実施を想定いたしますと非常にタイトなスケジュールであると考えております。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。いろいろと準備しないといけないことも山積みだということが今の御答弁でも分かりました。
東京都が医療費助成の対象拡充の方針を発表した直後、本年2月初め、私ども公明党立川市議団は、清水市長に医療費助成の対象を高校3年生まで拡充する緊急要望を提出させていただきました。要望では、東京都としっかりと協議を進め、高校3年生までの医療費助成の速やかな実施、そして令和4年度にシステム改修を着実に行うこと、この2点を求めた要望であります。
最後に、率直に伺います。
立川市において医療費助成の対象を高校3年生まで拡充すること、これについては何としても令和5年度からスタートしていただきたいというふうに考えますが、これについては理事者の現在の見解を伺いたいと思います。
◎副市長(田中良明君) 率直にということでございます。
現段階におきましては、東京都市長会全体会での東京都との協議を行っているところでございまして、市長のお立場もあろうかと思われますので、事業の実施等に関する明確な答弁は差し控えさせていただきます。
本来的には、小中学生までの医療費助成については東京都の制度であるということから、都民が同じスキームの中で制度を利用できることが望ましい形なのではないかと、本市は従前から東京都に要望してきているところでございます。今回の高校3年生までの医療費助成の拡充につきましても同様、東京都に求めているところでございます。
現在、経常的な経費となる財政面などについての東京都と東京都市長会、それから東京区長会とも協議しているというふうに聞いてございます。
本市といたしましては、こうした動向を見ながら、また、東京都としては早期の導入を推進する方針が示されているという中でございますので、しかるべき時期を勘案した上で、そのための準備は整えていきたいと考えているところでございます。
◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
いろいろな、先ほど課題も示していただきましたし、まだまだ東京都と協議しないといけないこと、それから大きな方向性もしっかりとそういう意味では確認していく必要もあるかとは思います。
ただ、東京都としてはこのような方向を示している中で、市としてもしっかりと多くの保護者の皆様が待望していることでもありますので、ぜひ鋭意検討を進めていただいて、調整等も取り組んでいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上です。