【議事録】R04第1回定例会
【もくじ】
●本会議・一般質問(令和4年2月21日)
●厚生産業委員会(令和4年3月3日)
●本会議・予算特別委員会審査意見報告(令和4年3月22日)
本会議・一般質問(令和4年2月21日)
◆4番(瀬順弘君) 皆様こんにちは、公明党の瀬順弘です。質問通告に従って一般質問を行います。
まず1点目、防災の取組について。
コロナ禍にあっても災害への備え、防災対策は喫緊の課題であり、立川市においても様々な取組を進めていただいていることは高く評価したいと思います。しかしながら、防災対策に終わりや完成形はなく、常にブラッシュアップしていかなければならないと考えます。
さらに、近年の自然災害は激甚化しており、想定を超える事態への対応、感染症への対応など防災対策は決して立ち止まることは許されません。
そういった意味で、私はこれまで度々一般質問で防災対策を取り上げ、様々な点で議論や提案をさせていただいてまいりました。
今回は、配慮の必要な方の避難、災害や避難情報の課題について質問させていただきたいと思います。
近年の激甚化する災害において、高齢者や障がい者などの災害弱者が逃げ遅れ、犠牲になるケースが後を絶たないことは報道などでも指摘をされているところです。自助・共助が大切なことは言うまでもありませんが、災害弱者にとっては公助に頼らざるを得ないところも多くあるかと思います。
そこで、障がい者、高齢、介護などで避難に支援が必要な、配慮が必要な方に対し、立川市はどのような取組を行っているのかお示しいただきたいと思います。
次に災害情報、避難情報につきましては迅速、正確、確実に伝わらなければならず、これまで情報の発信についても何度も取り上げてまいりました。ここ数年で立川市は防災行政無線の改修、新設、防災無線電話応答サービスの回線増やフリーダイヤル化、見守りメールでの気象情報の自動配信など、情報提供の拡充を図ってきていただいていることは認識をしております。
そして、先日市長は令和4年度予算提案説明において、
プッシュ型の情報発信手段として新たにLINEを導入し、市民が必要とする情報が適時届くよう情報を発信してまいります。
--と述べられ、防災・避難情報においても情報媒体の一つとして役立つことを期待するものであります。
一方で、情報媒体が増えるほど、情報の内容を統一的に発信し、タイムラグが起こらないようにする必要があり、以前から私は複数媒体への一括送信システムを導入すべきと提案してまいりましたが、課題や検討の進捗状況はいかがかお尋ねをいたします。
次に2点目、地域の環境・安全対策について。
私も他の議員と同じく、地域の住民、市民の皆様から御意見、御要望、御相談、課題の指摘など、また時には苦情なども様々頂戴をしております。そのたびに課長はじめ担当の部署の皆様に御努力をいただき、可能な対応をしていただいており、本当に立川市の職員の皆様は市民のために頑張っていただいているなと日々感謝をしているところであります。
今回は、このような地域からの声に関して幾つか質問をさせていただきたいと思います。
まず、地域でよくいただくお声の一つに、通学路の安全対策があります。悲しい事件、事故がありますとニュースなどで報じられ、そのような声は一層増えてまいります。
今回、小項目として第四小学校周辺について挙げておりますけれども、その前にまず、通学路の安全対策ということについて、立川市はこれまでどのような取組をしてきたのかお示しいただきたいと思います。
また、具体的な対策として、ガードレールの設置やカーブミラーまた注意喚起の看板設置、そして道路舗装の塗り直しなど物理的な対策を講じてきておられるとは思いますが、そのような対策については費用がかかるかと思います。必要な予算はどのように確保されているのかお聞かせください。
以上で1回目の質問を終わります。
○議長(福島正美君) 市長。
◎市長(清水庄平君) 防災の取組についてでございます。
平成25年の災害対策基本法の改正に伴い、避難行動要支援者の把握に努めるとともに、避難行動要支援者名簿を作成し、警察署、消防署、地域包括支援センター、自治会、市民防災組織、民生委員、児童委員等と名簿情報を共有し、連携して安否確認や避難支援等を行う体制づくりを進めてまいりました。
また、総合防災訓練の際には、会場周辺自治会と協力して自治会の所有する名簿に基づき安否確認訓練を実施するとともに、市内において風水害等の災害が発生し、または発生するおそれがある場合には、避難行動要支援者の移送支援のため、市内タクシー事業者4社と協定を締結しております。
その他、担当から答弁をいたします。
○議長(福島正美君) 教育長。
◎教育長(小町邦彦君) 学校の通学路の安全対策についてお答え申し上げます。
市では、通学路の安全対策として、平成24年度に国の通知に基づき、関係機関とともに全小学校の通学路の緊急合同点検を行いました。その後、平成30年度に学校、保護者、道路管理者、交通管理者、教育委員会等で構成する立川市通学路等安全推進会議において立川市通学路安全プログラムを策定し、現在この安全プログラムに基づき、3年間で全小学校を一巡するサイクルでの合同点検を実施しております。
合同点検につきましては、結果を公表するとともに、関係機関がそれぞれ予算を確保して、ガードレールの設置や道路塗装、注意喚起の看板設置などの対策を行っております。
以上でございます。
○議長(福島正美君) 総合政策部長。
◎総合政策部長(栗原寛君) 情報発信に関する進捗状況についてでございます。
災害時には、あらゆる情報発信ツールを利用して、情報を迅速かつ正確に市民の皆様にお伝えしていく必要がございます。そのため、市民の皆様に必要な情報が適時届くよう、新たなプッシュ型の情報発信ツールを検討し、令和4年度に若年層から幅広い世代に使われておりますLINEを導入すべく、令和4年10月の運用開始を目指して準備を進めているところでございます。
令和4年度は見守りメールとツイッターの一括送信を導入するとともに、LINEにつきましても導入後に、見守りメールなどとの連携を早急に検討してまいります。
以上でございます。
○議長(福島正美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) それでは、一つ目の防災のほうから順次お聞きをしてまいりたいと思います。
まず、配慮の必要な方の避難についてであります。
様々、今対策等取り組んでいただいていること、御答弁をいただきました。昨年の5月20日に施行された改正災害対策基本法で、自力での避難が難しい高齢者また障がい者のための個別避難計画の策定、これが市町村の努力義務とされました。個別避難計画は避難手段や避難経路、支援者などを決めておくことで迅速、確実な避難が期待されるというものであるかと思います。
まず、立川市の個別避難計画を策定していくに当たって、どのような内容を記載していくのかお示しいただきたいと思います。
○議長(福島正美君) 福祉保健部長。
◎福祉保健部長(五十嵐智樹君) 計画の内容につきましては、令和3年5月に改定された国の避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組指針に示されている個別避難計画のひな形や、今年度実施いたしました地域包括支援センターにおけるモデル事業での意見等を踏まえ、氏名、生年月日をはじめ緊急時の連絡先や有事の際の支援実施者等の基本項目のほか、実際の避難時に有用な常備薬の保管場所やかかりつけ医療機関、部屋の間取り等を記入する欄を設けております。
以上でございます。
○議長(福島正美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) 昨年の第2回定例会で門倉議員が個別避難計画の作成について一般質問を行って、令和3年度、モデル的に作成を進めていくということでありました。今いただいた御答弁のところにも、そういったモデル事業、実施をしてきたというようなことでありました。
今年度のモデル事業の取組状況や、またそこから見えてきた課題などありましたらお示しください。
○議長(福島正美君) 福祉保健部長。
◎福祉保健部長(五十嵐智樹君) 令和3年度におきましては、中部たかまつ地域包括支援センター及び北部東わかば地域包括支援センターに協力をいただき、個別避難計画のモデル作成事業を2回実施いたしました。
課題といたしましては、支援関係者への事前調整や連絡、情報共有にかかる負担が大きいこと、避難所までの移動手段、具体的な避難方法の検討に時間がかかることなどが挙げられております。
以上でございます。
○議長(福島正美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) 分かりました。次年度、また個別避難計画の作成、進めていっていただくんだと思いますけれども、これはどの程度の数、どういった方を対象に進めていくかとか、具体的な進め方、今お考えがありましたらお示しいただきたいと思います。
○議長(福島正美君) 福祉保健部長。
◎福祉保健部長(五十嵐智樹君) 来年度の計画でございますが、本市におきましては市域南部に立川崖線を有し、計26か所の土砂災害警戒区域が指定されております。崖下から多摩川に至るまでの区域は、本市洪水ハザードマップにより、風水害時、多摩川が氾濫した場合に大規模な浸水が想定されております。
このため、令和4年度におきましては個別避難計画作成の優先順位として、近年頻発する台風、豪雨災害に備えるため、土砂災害警戒区域に居住されていらっしゃる約20件の方を対象に、優先して作成を進めていくことを検討しているところでございます。
以上でございます。
○議長(福島正美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) ありがとうございます。今、優先順位で進めていくということでございました。
ちなみに、個別避難計画作成をしていかなければならない対象者というのは、市内全体でどれぐらいいらっしゃるんでしょうか。
○議長(福島正美君) 福祉保健部長。
◎福祉保健部長(五十嵐智樹君) 令和3年の12月現在ということになりますが、名簿登載されております対象者は4,945名いらっしゃいます。
以上でございます。
○議長(福島正美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) ありがとうございます。令和3年度をモデルケースということで、これは試行的なもので、そんなに数にこだわったものではないかなというふうには思います。また、令和4年度、先ほどの御答弁では約20件を対象に作成をしていくということでありました。
今の御答弁では対象者約5,000人近くいらっしゃるということで、これはなかなか大変な作業だなというふうに思うわけでありますけれども、国のほうではおおむね5年程度で作成をするようにという方針を出しているかと思います。市はこれに対して今後の進め方、どのようにしていくのか、何かお考えがありましたらお示しください。
○議長(福島正美君) 福祉保健部長。
◎福祉保健部長(五十嵐智樹君) 計画策定の進め方でございますが、本市におきましては立川崖線から多摩川に至るまでの区域は、多摩川が氾濫した場合、大規模な浸水が想定されております。近年頻発する台風、豪雨災害に備えるため、令和4年度の土砂災害警戒区域の対象者に続きまして、多摩川洪水浸水想定区域の対象者約700名に対しまして、優先して作成を進めていきたいと考えているところでございます。
また、並行いたしまして、作成すべき対象者の優先順位の検討を今後も進めるとともに、他地域でも計画作成が進んでいくよう、各地域包括支援センター等の協力を得ながら、対象者をはじめとした地域への周知活動に努めてまいりたいと考えているところでございます。
以上です。
○議長(福島正美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) ありがとうございます。大変多くの対象者がいらっしゃって、なかなか本当に大変なことだなというふうに感じております。その中で、今優先順位をしっかりと定めて進めていくというようなお話でしたので、土砂災害警戒区域、それから多摩川の浸水想定区域ということで、それ以降の優先順位も今後考えていくというようなお話でしたので、ぜひよろしくお願いいたします。
それから、地域包括の皆様にはそういった意味ではさらに御負担いただきながら大変な作業をしていただくということで、本当にしっかりと連携しながら進めていただきたい。また、可能な限りスピーディーに進めていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
その上で、なかなか時間がかかっていくのもやむを得ない中では、個別避難計画としてきちんとした、先ほど述べていただいた全項目をきちんと埋めて作っていくということでなくても、例えば支援する人は、家族がちゃんといますとか、また車椅子使用者だけれども車椅子で乗れる車が、車両がちゃんと自分の家にはあるというような方もいらっしゃるかと思います。
ただ、例えば最寄りの避難所の中で、障がいをお持ちの方であれば、障がいの特性また必要な配慮に応じて、避難所でのその方の居場所、そういうことだけを決めておいていただければ助かるというような方もいらっしゃるかと思います。様々な、例えばトイレが近いところじゃないと駄目だとか、車椅子なので上の階には上がれないという方、それぞれの避難所によって、今支援の必要な方のための部屋の確保というのも各避難所のマニュアルにも記載はしていただいていると思いますが、例えば3階がそういう部屋だったら車椅子の方どうやって行くんだろうかと、そういうこともあるかと思います。
何度も繰り返しになりますが、個別避難計画、項目がたくさんあって、きちんとお一人の方分作るのはとっても、一つ一つが時間がかかると思いますけれども、今申し上げたような、行った先の場所だけ確保してくださいとか、例えば先ほども御答弁いただきましたけれども、移動手段の必要な方、タクシー事業者と協定を結んでいただいて御支援を受けられるというような方、移動だけできれば、あと避難所での生活は頑張れますというような方もいらっしゃるかと思うので、そういった個別避難計画をきちんと完全な形で作るのではなくても、こういう場所を何とか確保してもらいたいとか事前に決めておきたい、そういうところ、御相談をぜひしっかりと受けていただく、そのようなきちんとした窓口といいますか、そういうところをつくっていただきたいなというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(福島正美君) 福祉保健部長。
◎福祉保健部長(五十嵐智樹君) 議員のほうに御提案いただきました障害特性などに合わせた避難先を案内できる相談窓口につきましては、その機能性を含めまして、今後の課題として研究してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(福島正美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) 個別避難計画、そういった配慮の必要な方の命をどう守るかという点だと思います。先ほど述べていただいた、5,000人いらっしゃる。その中でも、今申し上げたように移動手段だけがきちんと決まれば大丈夫ですよという方とか、行った先だけきちんと確保できれば大丈夫ですよという方がいらっしゃれば、その5,000人の中でも、きちんと作っていかないといけない方、そこまでしなくてもきちんと自分の命が、身が守れる、そういう方も増えていくと思いますので、ぜひ今後、課題として研究ということでしたけれども、ぜひそこは前向きに考えていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
先ほども述べましたが、避難所にはそういうところ、場所として、この部屋は配慮の必要な方の部屋ですよ、もう決めていただいているんだとは思います。ただ、その方がそこに行ったときにきちんとスムーズにそこの部屋まで案内されるのか、それから先ほど申し上げた、それぞれの特性に応じた場所とかコーナーとかというところをきちんと案内できるのかというところでは、事前に相談をして例えば決めておく。あなたの避難場所はここですよ、こういうふうになっていますよというようなもの、何か取決めがあると、避難所へ行ったときにスムーズに受け入れてもらえる、そんなこともあるのかなと思いますので、よろしくお願いいたします。
それから、避難行動要支援者だけではなくて、例えば高齢者であったり、小さなお子様のいる御家庭、車両での避難が必要だというようなことは令和元年台風19号の際も大きな課題になりました。立川市としては競輪場の第2駐車場、ここを開放していただくということになりましたけれども、もっともっと場所は確保しておくべきではないかなというふうに思います。
以前、富士見町にあります東京都の農林総合研究センター、ここも活用できないのかというような提案もさせていただきましたけれども、こういったことも含めて車両の一時退避場所、さらなる拡大についてのお考えをお示しいただきたいと思います。
○議長(福島正美君) 市民生活部長。
◎市民生活部長(大平武彦君) 風水害時の車両による一時的な退避場所についてでございますが、現状900台程度の車両が利用できる立川競輪場第2駐車場(曙運動広場)と集合棟を開設することとしておりますが、そのほかといたしまして市内の大規模商業施設と車両による一時的な退避場所に係る協定締結のための協議を進めているとともに、富士見町にございます農林総合研究センターの利用について東京都に対して要望を行ってございます。
以上でございます。
○議長(福島正美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) 分かりました。様々交渉等、要望等動いていただいているということであります。少しでもそういう場所がしっかりと増えて、市民の命の守れる場所を確保していただきますようよろしくお願いいたします。
小項目の2番目、災害・避難の情報についてお伺いをしたいと思います。
先ほど一括送信システムということで、様々な媒体に情報提供をというようなことで御質問をさせていただきました。令和4年度、見守りメールとツイッターの同時配信をやっていくというようなことでお話がございました。これはそれぞれの媒体でのタイムラグであったり情報の内容についての違いがあったというようなことで、負担軽減とか正確な情報伝達というようなことで、これまでも指摘をしてまいりましたけれども、まず全体といいますか、持っている媒体全てというのは難しいけれども、見守りメールとツイッターについては連携が可能で、そういった形での同時配信、この二つについての同時配信が実現していく予定だというような理解でよろしいでしょうか。
○議長(福島正美君) 市民生活部長。
◎市民生活部長(大平武彦君) 来年度に向けまして、今議員がおっしゃったように見守りメールとツイッターについては同時配信ができるように準備を進めていきたいというふうに考えてございます。
以上です。
○議長(福島正美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) よろしくお願いいたします。
それから、新たな情報ツールとしてLINEを導入されるというようなこともあったかと思います。これもツイッターと見守りメールが同時で行くなら、LINEもぜひそういう形でということで、先ほどそういうことも視野にというような御答弁だったかと思いますが、これ確実にやっていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(福島正美君) 総合政策部長。
◎総合政策部長(栗原寛君) LINEにつきましては、プロポーザルで立川市公式LINEアカウントによる配信管理システムの構築・運用業務を委託する事業者を選定いたします。
事業者選定後に、市の公式LINEアカウントを取得し、見守りメール側のシステムとアカウント連携することで、見守りメールの発信内容をLINEやツイッターで同時に配信することも可能となるため、メディアごとのタイムラグや発信漏れを防ぐ一括送信の実現に向けて検討してまいります。
以上でございます。
○議長(福島正美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) ありがとうございます。プロポーザルで事業者を決めるということですので、きっちりと連携できる仕組みをつくれる事業者を選んでいただく。仕様書に書き込んでいただくとか、そこはしっかりと確実にやっていただけるようにお願いしたいと思います。期待をしたいと思います。
それから、以前、避難所の混雑情報を市民に情報提供していただきたいと、すべきではないかということで、市のほうでは避難所から提示、また混雑状況の変化があったときに、各避難所から報告が入って情報発信していくという仕組みをつくっていただいたかと思います。
この情報は市のホームページや見守りメールで発信するほか、都の災害情報システムを活用して防災協定を締結しているアプリ等で発信する。
--というような、以前御答弁があったかと思います。
この中で、市が東京都の災害情報システムに入力するという、こういったものは総務省の災害情報共有システムのLアラートを通して様々な、テレビであったり、ラジオであったり、またアプリ、ネット配信の事業者、そういうところに情報が行くのかなというふうに思います。それを通じて市民に情報が伝達されていくという仕組みだと思いますけれども、先ほどの東京都の防災情報システムに入力した避難所の混雑状況、それが例えば全てのメディアアプリ等で確認できるのか。混雑状況まで確認できるものというのはどういった媒体があるのでしょうか。
○議長(福島正美君) 市民生活部長。
◎市民生活部長(大平武彦君) 市民への避難所の混雑状況の提供は非常に重要だというふうに考えてございます。
現在、災害時支援協定を締結しておりますファーストメディアの「全国避難所ガイド」におきまして混雑状況が表示されることを確認してございます。
今後、東京都を通じて、災害情報共有システムのLアラートを利用している事業者に対しまして、避難所の混雑状況を表示するよう要望してまいりたいというふうに考えてございます。
以上です。
○議長(福島正美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) よろしくお願いします。情報自体は発信をして、それをいかにいろいろなところで活用していただいて、市民にお伝えいただくかというようなことだと思いますので、ぜひ、東京都を通じてということでしたけれども、お願いをしたいと思います。
スクリーンを使用いたします。
今御答弁でありましたファーストメディアというところ、「全国避難所ガイド」というアプリを作っておりますけれども、ここと立川市、協定を結んでいるということで、様々な情報をこのアプリで出していただけるということになっていると思います。
実は、ここのアプリが最近アップデートしまして、地図上に避難所の位置が示されて、そこに混雑情報が出るというような形になっています。ちょっとこれは見づらいので大きくしますと、まあ、これは立川市のリアルなものではないんですけれども、避難所の場所が地図上に示されるということで大変便利だなというふうに思っております。
こういったものを、ぜひもっともっと市民の皆様に周知をしていただいて、使っていただければと思います。避難所への場所も、そういう意味では地図を見ながら行くこともできますし、行った先の情報がリアルタイムに変われば、行き先のところが混雑している、また満員になっているというときに、事前に別のすいている避難所に行くこともできるかなと思います。ぜひアプリの周知、利用促進を図っていただきたいと思いますが、お考えをお示しください。
○議長(福島正美君) 市民生活部長。
◎市民生活部長(大平武彦君) 防災アプリの周知についてでございますが、現在、市ホームページや防災ハンドブックに災害時支援協定を締結しております防災アプリの特徴を掲載し、市民への周知を図っております。
今後、防災アプリが市民にとって身近になるよう、防災訓練や出前講座などを利用いたしまして、災害時の情報入手の一つとしてしっかり周知を図ってまいりたいというふうに考えてございます。
以上です。
○議長(福島正美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) スクリーンの使用を終わります。
ぜひ周知を図っていただきたいなと思います。
それから最後に1点だけお聞きしたいんですけれども、避難に関する情報ということで、令和元年台風19号のとき、実は緊急情報メール、「エリアメール」と呼ばれるもの、これが立川市は利用しなかったということで、以前にも一般質問でも取り上げましたけれども、広報たちかわには、
洪水についての緊急速報メールが立川市内の携帯電話に配信されます。多摩川から離れた地域の携帯電話にも配信されますが、御了承ください。
--ということで、こういうときに使う想定をしているという記載が広報にも載っております。
一般質問のとき、エリアメール使わなかったということで、なぜ使わなかったのか理由をお聞きしたところ、
対象区域は土砂災害警戒区域と多摩川浸水想定区域であり、市内全員に情報を一斉配信できるエリアメールは避難対象地域以外の方々への影響が大き過ぎると考え、使用を差し控えた。
--というような御答弁でありました。使う想定はしていたけれども、いざというときに影響が大きいのかなというようなことでちゅうちょされたのか、まあ、きちんとした判断でやめておこうということだったのかもしれませんが、そういった意味では広報に書かれているのと矛盾があるのかなというふうに思います。いざというときですので、ぜひ一人でも救うためには情報発信すべきかなというふうに感じますけれども、このエリアメールの運用について、そういう意味ではきちんと定めておいていただきたいというふうにお願いをしたところですが、何か御検討いただけましたでしょうか。
○議長(福島正美君) 市民生活部長。
◎市民生活部長(大平武彦君) 命を守るための情報発信は非常に重要だというふうに捉えてございます。
エリアメールについてでございますが、警戒レベル4「避難指示」の発令とともに、しっかり発信してまいりたいというふうに考えてございます。
以上です。
○議長(福島正美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) よろしくお願いいたします。ルールとして、もうこれで発信をするんだよと、ここまで来たら、この状態になったら情報を出すんだよというような、きちんとルール化しておくことで職員の皆さんもちゅうちょすることもないと思いますので、よろしくお願いいたします。
続きまして大項目の2番目、地域の環境・安全対策についてお伺いをいたします。
通学路の件、今お尋ねをいたしました。合同点検等を行っていただいている、また予算については関係機関がそれぞれしっかりと確保しているというような御答弁をいただきました。
小項目の、ちょっと細かいことですが、第四小学校のことについてお伺いをしたいと思いますが、まあ、ほかの学校もそうだと思いますが、第四小学校も保護者の方、地域の方から安全対策を求める声をいただいております。学校としても、教育委員会としても課題というふうに認識をしていただいているかと思いますが、どのように検討されているのかお示しいただきたいと思います。
○議長(福島正美君) 教育部長。
◎教育部長(大野茂君) 第四小学校の通学路についてでございます。
国の通知に基づきまして今年度実施した通学路における合同点検によりまして、第四小学校については7か所を危険箇所として把握して、国・都へ報告いたしました。
把握した危険箇所につきましては、学校の北東の角の信号のない交差点で一時停止を無視している車が多い箇所や、保育園の送迎などのため朝夕の交通量が多くスピードを上げて走る車が多い箇所、またスクールゾーンにもかかわらず通行する車が多い箇所などです。
これらの危険箇所につきましては学務課で地域安全マップに記載し、児童や保護者への注意喚起を行ったほか、スクールゾーンの道路標示を再塗装するなどの対応を行っているところでございます。
以上です。
○議長(福島正美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) ありがとうございます。具体的な検討をしていただいて、様々できることをやっていただいているんだと思います。
昨年の11月に行われました令和3年度第1回立川市通学路等安全推進会議、このときにこの第四小学校の課題についても議案として様々検討をいただいたんだというふうに思います。
この中で出てくるのは、対策をする--まあ、スクールゾーンの入り口辺りのところはきれいに確かに塗っていただいているところ、特にここ最近増えておりまして、きちんと対応いただいているんだな。ただ、やっぱり中で通行する車が多い、それから四小の場合はスクールゾーンのエリアがかなり広いということで、中に住んでいらっしゃる方の車も多いのかなというふうに思いますと、もう少し通学路のところ、塗ってもらいたいというような声も出ているというようなことで、ここでもそういったお話が上がっていたのかなというふうに思います。
ここのやり取りの中で、グリーン舗装していくということになった場合、様々費用がかかるというようなこと、それから道路課の道路補修の予算でやることになるんだと思いますけれども、道路課は通学路だけではなくて市全体の管理をしていかないといけないという、限られた予算の中でやっていくというようなことなのかなというふうに思います。この安全対策推進会議の中でも費用のことが出ていましたので、そういった意味ではこの費用をどうやって確保していくのかなというのはちょっと難しいというか、考えていかないといけないことかなというふうに思ったんですけれども、この議事録を拝見しながら、予算の確保という面では、例えば通学路の安全対策という特化した予算をつくると。例えば、道路課の補修のための予算ですとか、その中からほかのものも含めて捻出をするというよりも、通学路安全対策費と言うのかどうか分かりませんが、それに特化した予算を立てていただくことで何かできないのかなというふうに思います。
全体の中でも様々な優先度があると思いますし、通学路という中でも当然優先度があるんだと思います。連携をしながら会議等でも情報共有していただいているとは思いますけれども、そういった危険箇所、課題箇所に対して、きちんと予算も含めた優先度、それから実施の計画、そういうのを立てていくためには一つの予算が立っているというのがいいんじゃないかなというふうに思います。
そういったことで、市も本気でこういった対策取り組んでいっているんだよと。見える化にもつながっていくかなと思いますが、見解を伺います。
○議長(福島正美君) 教育部長。
◎教育部長(大野茂君) 通学路に特化した予算の確保ということでございます。
通学路の危険箇所につきましては、学校、保護者、道路管理者、交通管理者、教育委員会等が情報共有しまして、それぞれの機関が予算を確保して所管する対策を実施しているところでございます。
市におきましては、道路課ですとか交通対策課がそれぞれの役割の下実施しておりますので、それぞれの予算から執行することがやはり妥当であると考えておりますので、今この現状では予算を一元的に集約することは難しいと考えております。
しかし、通学路等安全推進会議の中で、こちらのほうで情報共有をした中で、施策の優先順位を決めて、予算のほうを確保していこうとは考えているところでございます。
また、現在各機関が実施しております安全対策については現在一元的に公表していないため、市民の皆さんが分かりにくいということもございますので、今後は今年度、国・都へ報告した安全対策も含めまして、毎年市のホームページ等で公表してまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(福島正美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) 様々予算も確保しながら進めていただいているんだと思いますし、結果の報告もきちんとしていくというようなことではありました。これが予算と、例えば課題と予算と実行が一体化になってくることで、保護者であったり地域の皆様も、しっかりと取組が進んでいるんだなという形の見える化につながっていくかと思います。ちょっと難しい御答弁だったとは思いますけれども、ぜひ引き続き、どのようにすれば安心していただけるのかという観点も含めて御検討いただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、小項目の2番目、立川市認定外道路中14号線、通称「畑道」の安全対策についてお伺いをいたします。
この畑道の安全対策というのは、もう随分長い間の地域の課題になっているところであります。
スクリーンを使用いたします。
昔は雨が降るとぬかるんで凸凹がたくさんあって通行しづらい、そのような道路でありましたけれども、2018年4月にアスファルト舗装をしていただきまして、通行する方、大変喜ばれております。
この道路の西側、この写真で言いますと左側は国有農地になっておりまして、道路際に樹木がいっぱい、たくさん生い茂って危険な茂みになっておりました。
これも実は昨年の1月、管理をしておりますのが東京都ですけれども、東京都が測量のためにここを伐採いたしました。伐採しますと、このようにたくさんのごみが茂みから出てきたわけですけれども、これも東京都のほうですぐに対応していただきまして、かなりすっきりをした状態であります。
この間、私も改めて確認しましたけれども、特に今冬場で草の伸びもあまりありませんので、かなりすっきりとした状態になっているのかなというふうに思います。
そして、先日私ども公明党の都議を通じて、ここの安全対策、何とかしてくれということでお願いをしておりましたけれども、先日、都議から連絡をいただきまして、ここも安全対策、進めるということで内容もお伺いさせていただきました。
そうなりますと、あとここの道路の課題は、夜真っ暗になってしまうということであります。これについても、昨年ですね、他の議員からも御指摘ありましたし、地元地域からもずっと長年の要望がありますけれども、この道路は延長が約100メートル、国有地の中を通っております。ここの所は1本も街路灯が立っていないということで、夜になると真っ暗になります。冬場ですと、夜じゃなくても、もう夕方ぐらいになると、かなり暗い。そのような通りになっております。
そういった意味では様々な環境改善、進んできているところでありますが、あと街路灯がつけば、本当に地域の方は安心できるのかなというふうに思います。長年の地域の課題、ぜひ何とかかなえていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(福島正美君) 基盤整備担当部長。
◎基盤整備担当部長(平出賢一君) 認定外中14号線の街路灯につきましては、財務省及び東京都に街路灯の設置について確認をいたしました。その回答としては「設置をしても問題はない」というふうにいただいたところでございますので、3月中に設置する方向で進めております。
以上です。
○議長(福島正美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) ありがとうございます。3月中ということで。先ほど国有農地側の安全対策も、どうも年度中にやっていただけるというようなことでしたので、近々ここの道路の環境、随分と改善をされるのかなと思います。地域の方も喜ばれると思いますし。
ちょっと写真にも写っていますが、総合福祉センターも近くにありますので、そういった意味では本当に安心して通る道路になっていくのかなと期待をしております。よろしくお願いいたします。
スライドの使用を終わります。
小項目の3番目、近隣からの樹木の越境についてお伺いをいたします。
隣接する家屋等から「樹木が越境してきて困っている」という声が寄せられます。隣が空き家であったり、またその敷地であれば、法や条例に基づいて所有者、管理者に適切な管理を促すということになろうかと思いますが、現に居住している建築物、敷地ということであれば民民の話で、なかなかそういうわけにはいかないのかなというふうに思います。
まず、このようなケースについて市民から相談や苦情など寄せられることはあるんでしょうか。
○議長(福島正美君) 環境下水道部長。
◎環境下水道部長(小倉秀夫君) 樹木の越境についての御質問でございます。
年度により変化はございますが、年間で10件に満たない程度の御相談を受けてございます。
以上です。
○議長(福島正美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) 分かりました。なかなか民民なので市に相談しても、と思っている方もいらっしゃるかと思います。私に御相談いただいた方はそういう感じでしたけれども。
そういった御相談、市にあったときに、市としては何か対応なり、どういった回答なりをされているんでしょうか。
○議長(福島正美君) 環境下水道部長。
◎環境下水道部長(小倉秀夫君) 直接、当事者間で御協議いただくことが原則でございますが、要望があれば、市から対象の方に、近隣から苦情がある旨を伝え、対応いただくようお願いをする場合もございます。
以上です。
○議長(福島正美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) ありがとうございます。市もそういうことでお伝えをいただく場合もあるというようなことでした。ただ、先ほど御答弁でもありましたとおり、なかなか。本当は当事者同士で話をしていただければいいんでしょうけれども、トラブルになる可能性もあるかと思いますし、市を通してお話しいただいても、隣接するところのこっちからというと、もう誰が言ったかすぐ分かっちゃうということで、なかなか言いづらいというところで悩んでいらっしゃる方もたくさんいらっしゃるんだと思います。
それから、越境している側の方も故意にやっているわけじゃなくて、気がついたらちょっと枝が伸びていたとか、そういうことで意識はしていないままに御迷惑を感じさせてしまっているというようなケースもあるかと思いますので、そういった意味では、例えば広報なんかに「そういったことで御迷惑かけていませんか」とか「気をつけましょう」とか、そういう記事を掲載していただくとか、自治会の掲示板なんかに貼ってもらう、ちょっとチラシみたいなのを作っていただくとか、何らか注意喚起を促すようなことを市としてもお願いできないかなと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(福島正美君) 環境下水道部長。
◎環境下水道部長(小倉秀夫君) 議員御指摘のとおり、民事に関することでございますので、行政の介入の在り方としては難しいと考えますが、樹木の越境について、どのような方法での注意喚起や啓発が有効なのかは検討してみたいというふうに考えてございます。
以上です。
○議長(福島正美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) よろしくお願いします。
様々なケースはあるかと思います。実際自分の家の玄関まで通りづらいんだというようなケースもあろうかと思いますし、例えば駐車場のところに枝が伸びてきて車ぶつかっちゃうんだとか、いろいろなケースがあるかと思います。少しでもそういったところ、トラブルにならずに解決できればと思いますので、何かいいアイデアがありましたら、それも含めて御検討いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
4番目、アライグマ・ハクビシン対策についてお伺いをいたします。
昨年6月の定例会でアライグマ・ハクビシン対策について取り上げ、
立川市周辺でもほとんどの市が東京都の制度を利用して防除事業を展開しているということで、ぜひ立川市としてもお願いをしたい。
--ということで述べさせていただきました。会派としても苦情や相談が増えてきた以降、毎年のように市長への予算要望にも補助制度の創設を求めてまいりました。
令和4年度の予算に、外来生物防除業務委託料というのが掲載をされ、いよいよ事業をスタートしていただけるということで大変高く評価をしたいと思いますけれども、この取組を始めるよということに当たって、これまで課題があったりとか、様々な検討もしていただいたと思いますが、事業実施に向けた経緯等についてお示しをいただきたいと思います。
○議長(福島正美君) 環境下水道部長。
◎環境下水道部長(小倉秀夫君) アライグマ・ハクビシン対策につきましては一般質問でも御質問をいただいておりましたが、過去5年間の平均でも50件以上の目撃情報や御相談がございます。東京都では防除実施計画に基づき防除事業を実施しておりますが、令和4年度から改定を予定しております。この改定に合わせて本市も計画に参加し、住宅敷地内を対象として防除事業を実施することといたしました。
以上です。
○議長(福島正美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) ありがとうございます。目撃や被害も増えてきているところも鑑みて、東京都の計画改定に合わせて立川市も進めていくという御判断をいただいたということであります。
私も先日、夜、御近所の団地の中を歩いていましたら、何かきらっと光るものと目が合いまして、よく見ますと、アライグマが親子で歩いていました。ああ、こんなところにもいるんだなと。様々な目撃の話もよくお聞きをしましたし、以前写真もお見せをさせていただいたと思いますけれども、本当に身近にいるんだなということでありますので、これがぜひ有効に進んでいくように期待をしたいと思います。
今御答弁の中でも、また先日の代表質問での御答弁の中でも、一般住宅が対象というようなことだったかと思います。以前一般質問したときにお聞きをしましたら、一般住宅、市への御相談件数とともに農業被害が深刻なんだというようなお話があったかと思います。そういった意味では、農業被害の面での防除事業、防除対策、こういったこともしていかないといけないというふうに思いますが、お考えをお示しください。
○議長(福島正美君) 産業文化スポーツ部長。
◎産業文化スポーツ部長(矢ノ口美穂君) 野生鳥獣によります農作物への被害状況でございますが、今年度行いました調査においても拡大傾向にあることを確認しております。
現状では、JA東京みどりにおいて捕獲器の貸出しを行っているほか、捕獲した際の処分費についても一部補助をしていると伺っています。
市としましては、令和4年度も引き続き被害状況の調査を行うとともに、実態に適した手だてを研究しながら対策計画をまとめ、令和5年度以降に東京都の補助制度を活用した獣害対策の支援ができるよう準備を進めてまいります。
以上です。
○議長(福島正美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) 実情を見ながら、しっかりとそれに合った計画をつくって進めていきたいということでした。本当に深刻な被害を受けていらっしゃるというようなことも多々あるかと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
最後、五つ目、ペットのふん対策についてであります。
こちらも昨年6月の一般質問で取り上げましたけれども、ペット、具体的には犬のふんです。これについて道路に、また敷地に放置されることがある。それにお困りの方がいらっしゃるということで取り上げさせていただきました。そのときに、ふんをチョークで囲って、ふんの場所を強調したりとか、また警告的な意味も含めて、またこういったふんに困っているんだよという住民がいるんだというようなことも表すために黄色のチョークで囲っていくイエローチョーク作戦ということの導入を提案させていただきました。
多摩地域でも多くの市がやっていますよという御紹介もさせていただきまして、そのとき「大変面白い試みだと思うので、工夫していってみたい」という御答弁をいただきましたけれども、その後何か御検討等進んでいますでしょうか。
○議長(福島正美君) 環境下水道部長。
◎環境下水道部長(小倉秀夫君) イエローチョーク作戦につきましては、現在、新年度からのイエローチョーク作戦実施に向けて準備を進めている最中でございます。
以上です。
○議長(福島正美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) ありがとうございます。新年度からに向けて準備を進めていただいているということで、スムーズに市民に受け入れられるといいなというふうに思います。
とにかく地道な作業と、それからチョークで丸があると、何しているんだろうなとか、子どものいたずらかななんて思われることにならないように、一人でも多くの市民にこういうこと、運動としてやっているんだと、対策としてやっているんだということを知っていただくことで効果も上がってくるんでしょうし、今までふんを放置していた方も、あっ、ちょっと気をつけなきゃなということにもなってくると思うので、こういった仕組みを市としてもやっていきますよとか、そういうことをしっかりと周知啓発していくことが重要だと思いますけれども、今実施の準備を進めていただいている中で周知啓発等についてはどういったお考えでしょうか。
○議長(福島正美君) 環境下水道部長。
◎環境下水道部長(小倉秀夫君) 多くの方に関心を持っていただくように、広報やホームページの掲載やチラシの作成・配布などを現在考えてございます。
以上です。
○議長(福島正美君) 瀬議員。
◆4番(瀬順弘君) よろしくお願いいたします。これで本当にお困りの方が少なくなっていく、ペットと共生できるような立川となるように期待をいたします。
以上で一般質問を終わります。
厚生産業委員会(令和4年3月3日)
請願第3号 補聴器についての助成を求める請願
◆委員(瀬順弘君) では、ちょっと私からも質問させていただきたいと思います。
今、粂川議員から他の助成をやっているところの執行率というお話がありましたけれども、制度は調べていらっしゃるような雰囲気が見て取れましたので、そちらをちょっとお聞きしたいと思いますが、上限額が設定されていたり、また生涯で1回だけだったり、5年間、例えばもう一回申請できるとか、それぞれでいろんな制度になっているのかなというふうに感じておりますけれども、市がもし把握されていらっしゃれば、例えば聴力レベルで何デシベル以上とかという明確な基準を持っているようなところがあるのかどうか。それから、もしそういうところがあれば、大体どれぐらいのところが基準になっているとか、もし把握されていれば教えていただけますでしょうか。
◎高齢福祉課長(小平真弓君) 基本的には身体障害者手帳を取得できないレベルというところが大前提にある中で、自治体によって違うんですけれども、両耳の聴力が50デシベル以上、または一側耳の聴力が30デシベル以上で、他耳の聴力が70デシベル以上の聴力が対象としている自治体や、両側中程度難聴の40デシベル以上70デシベル未満としている自治体や、それぞれ基準が様々でございます。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
趣旨もよく分かりますし、やっぱり困っている方、いかに助けてあげられるかという内容だと思いますので、そういった意味では理解をするところなんですけれども、それでは、どういう方を対象にするのが適切なのかという判断がやはり必要になってくるのかなというところを一つ感じているところです。
前回の定例会のときに、補装具費の支給のことについて少しお聞きして、対象としては身体障害者手帳の6級以上をお持ちの方が補装具費の支給として補聴器支給されるというようなことだったと思いますけれども、身体障害者手帳6級以上というのは、聴力レベルでいうと幾つぐらいになるのかお示しいただけますでしょうか。
◎障害福祉課長(茅沼孝治君) 6級以上だと何デシベル以上というのは、とりわけうちのほうでは把握しておりません。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
多分70以上だと思うんですけれども、先ほどのそれぞれ制度として持っているところが50以上だったり40以上だったりとか、私の調べた中でも30以上だったりとかということで、やっぱりそこのはざまにいらっしゃる方をどうするかというようなところがこの請願の趣旨かなというふうに理解いたします。
そうなりますと、制度としてつくっていくということになった場合に、対象者がどれぐらいいらっしゃるのか、どれぐらいの補助をすることで実効的なといいますか、本当に制度として有効になっていくのかというようなところがきちんとしないと、なかなか制度をつくっていくという面ではそこが大事なのかなというふうに思います。
先ほど他の委員の質疑で、聞こえの把握というところについてはなかなか市ではできていないといいますか、御相談なんかいろいろ受けていただいているとは思いますけれども、きちんとした数字としての把握というのは現状できていないのかなというようなことを考えますと、課題として、もし制度を検討していこうというときに、対象者の数どれぐらいなんだというところ、それからどういったところで対象になるならないという制度上の仕切りといいますか、そういったところ、それから実際現物がいいのか補助金としてお渡しするのがいいのか、そういった制度の内容のところも煮詰めていかないといけないのかなと。そういったところが課題かなと思いますけれども、市として制度を考えていくということになった場合の課題、どういったことが考えられるかお示しいただきたいと思います。
◎高齢福祉課長(小平真弓君) 課題といたしましては、やはりしっかりと医師の診断、それから適切な補聴器の選定、そして定期的な検査、調整ということがしっかりできるということを大前提としながら、じゃ、どの程度の聴力の方たちを対象とするのが適切なのかということの考え方、それから所得制限の考え方、または対象者の把握というところではなかなか難しいところがございますが、来年度4月から予定をしている三鷹市などについては、利用の対象者を280件というふうに見込んでいるそうです。その対象者をどういうふうな形でこの人数に選定したのかということも三鷹市などから聞き取りをしながら、立川市としてどういう方に対して助成を行っていくのか含めて、調査しながら研究してまいりたいというふうに思ってございます。
以上です。
特定事件 東京オリンピック・パラリンピックについて
報告4 東京2020大会における立川市の取組報告について
◆委員(瀬順弘君) 取組報告書、本当にずっと続いてきた取組をまとめていただいて、様々な御苦労があった中での報告書かなと思います。本当に御苦労さまでした。
1点だけお聞きしたいと思います。
記録映像のこと、先ほど他の委員からも質疑がありましたけれども、単純に保管しておくだけじゃなくて、ユーチューブ立川市動画チャンネルでどんどんと見てもらえばいいかなというふうに思いますけれども、幾つか上がっていると思うんですが、全部は上がっていないかなと思うんですが、そういうことは難しいんでしょうか。
◎オリンピック・パラリンピック準備室長(下河辺康君) 映像につきましては、一番元になっておりますのがケーブルテレビ局の情報発信番組で放送された映像になってございます。これについては、その一部ではございますけれども、立川市動画チャンネルのほうにアップがされてございます。
新たに取材いたしました映像等については、編集等がまだされているような素材ではございませんので、そのまま流すというのはなかなか難しい状況ではございます。
そういった意味もありまして、全体を包含するような形でダイジェスト版の映像を作成したということになってございますので、また、映像の中でこういったものをアップしたほうがいいだろうということがございましたら、随時検討していきたいと思っております。
以上です。
報告7 立川市の保育のあり方の検討について
◆委員(瀬順弘君) それでは、立川市保育のあり方に関する提言案でお聞きしたいと思います。
このような形でまとまって、一番最後のところで、今後のよりよい保育の実現に向けた提言ということで幾つか書いておられると思います。
質の向上であったり、環境づくりだったり、途切れ、隙間のないということで、そういったことを充実していただきたいと私も願うところでありますけれども、これの冊子でいうと28ページ、6番目に、公立保育園は中核的、多機能な役割を担っていくことということで記載がされております。
これまで、民営化も進めてきた中で、現在6福祉圏域に一つずつ6園の公立園があるという中で、これからこの公立園と民間園の役割なんかもこういったところで整理されていく方向に向けての提言かなというふうに受け止めておりますけれども、ここに書かれております提言の内容、これについて市として、こういう部分はこういうふうな形でやっていきたいとか、こういうところはこういうことで受け止めて考えていきたいとか、現在感じておられる提言6番の項目についての所感を教えていただきたいと思います。
◎保育課長(三輪秀子君) 公立保育園の民営化を終えたころで、ちょうど幼児教育・保育が人口減少の位置にあったですとか、もろもろ転換期を迎えているということで、市だけで今後の保育の方向性を決めていくことは難しいということで、事業者や保護者の皆さんの提言をいただく場を設けました。
そこで、公立保育園に対して事業者の皆さんからも前向きな御意見をいただいたということ自体が担当課長としてはありがたく感じていて、民間の保育施設や公立事業所がそれぞれを守り立て合いながらやっていきたいというのがあるんですけれども、一方で、施設の老朽化というのは大きな課題として捉えておりまして、そこを今後、この提言を基にどのように組み立てていくかというのがこれからの課題として捉えているところでございます。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
この提言自体が今後10年程度を見据えてということで、そういった意味では、今課長がおっしゃられた施設の老朽化のことであったりとかというのも、その先の将来にわたって考えていく、これがベースになっていくのかなというふうに感じるところと、これは今保育園、保育施設ということで、公立園と民間の施設というような分け方になってくるんだと思いますけれども、さらにこれが10年を超えたそのさらに先、将来にわたって人口がどうなっていくのかとか、そういうことを踏まえていくと、またその先の在り方もどこかで考えないといけない、そんな時代も来るのかなというふうに感じております。
まずこの10年、少し長期的なスパンで見ていく中で、ここにいろいろ書かれていますけれども、地域で中核的な機能を担う、多機能的な役割を担う、それから市全体の保育の質の向上、日常的に市民対応、地域の連携のつなぎ目、これ1個1個結構大変なことかなというふうに感じております。
その先、これは今、公立園という表現ですけれども、まさに行政の役割って何なんだろうというところにつながっていくのかなという一つの大変先の長い奥の深い提言なのかなというふうに捉えておりますが、行政の在り方、保育に対する姿勢、そんなことを考える中で、少しそういった長期的な視点としてこれからの行政の担うものというのを何か思い描いていらっしゃるものがありましたら、ちょっとばくっとした質問で申し訳ありませんが、思いも含めてで結構ですが、何かお示しいただきたいと思います。
◎保育課長(三輪秀子君) 将来にわたってという部分では、子育て、また保育自体がまちづくりの一つとして受け止めていく必要があるのかなと思っています。
家庭の状態も価値観も非常に多様性が出てきている中で、保護者のニーズもそうなんですけれども、そこを受け止める部分の園の多様性というのは、今の立川市は持ち合わせているというふうに思っています。保育の質を落とさずに民営化して、待機児童対策をしてきたという部分では、また企業主導型保育所も適正的に来ていただいて、民間活力も生かして保育施策を行ってきたというところでは、それぞれの地域の中で特性を生かしながら保育施策をやっていくという部分です。
あとは、この提言の中で、今は保育の必要性がある、原則子育てというのは家庭でやるもんだと、それ以外の方はお仕事している人が保育園に入れるんですよという感覚から、家庭で育児をしている人も保育園を利用していいんですよという方向に、国の子ども・子育て会議の中の保育の部分の提言の中でもそういった議論がされているようでして、今回の提言もそのような保護者の意見が多く聞かれました。
なので、保育所がもしゆとりが出るとすれば、今後、そういった家庭で育児をしている方についても、毎日保育園に預けなくとも、週1回とか2回とか、自由な保育園の使い方ができる時代が、遠い将来か近将来か分からないんですけれども、来ると、子どもを産み育てやすい地域になっていくという、ちょっと壮大な話になってしまいますけれども、夢物語になるかもしれませんが、そういったイメージ感を持っているところでございます。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
まさに将来を見据えたベースをつくっていく第一歩の提言かなというふうに受け止めると、本当にそこまでを少しイメージしながら課長が担当に当たっていただいているというのは、我々市民としては大変心強いのかなということを、今お話を伺わせていただきました。
私も以前何かの研修会で、ゼロ歳児から保育をしてもらうことで脳の発達に大きないい影響があるという研究の結果もありますよというような研修を受けたことがあって、先ほど課長もおっしゃられましたけれども、単にお仕事をしているから、一緒にいる時間が少ないから預けるのではなくて、本当に子どもの成長や未来、将来、そして最初におっしゃったまちの基礎をつくっていくというようなまちづくりという観点ということもおっしゃられたので、本当にそういったところでは様々な情報なども含めながら、本当にその先の在り方というのを常に考えながら進めていただきたいなというふうに思いました。
以上です。
報告13 健康ポイント事業について
報告14 新型コロナウイルスワクチン接種について
◆委員(瀬順弘君) すみません、健康ポイントとワクチンの件をお聞きしたいと思います。
まず、健康ポイント事業です。
先ほど、対馬委員といろいろとやり取りをされていました。景品、課長の御答弁では、あくまでも歩いていただく、習慣づけていただく、健康になっていただく、それが目的ですよということで、それは否定するものではないんですが、そのためのインセンティブとしてこういう事業をやっているんじゃないのかなというような気がして、私もここの部分は大事なんだろう、ただ、どういう形がいいのか、いろんな意見も、案も、やり方もあるかと思うので、対馬委員の意見も参考にしていただきながら、ちょっと事業を始めた中でも考えていただければなというふうに私も思うところでございます。
それで、ちょっと、もし分かればなんですが、第1期実施されて、各クール、300人、400人、300人で実施されてきたと思うんですが、途中で離脱する方、ちょっと毎日続けられないなとか、もう歩いた歩数の入力やめちゃったとか、そういう方もやっぱりいらっしゃるかと思うんですが、参加された方の中で、最後まできちんとされた方、どこまでがきちんとかよく分からないんですが、要は離脱せずに最後まで続けられた、もしくはちょっと途中でリタイアしちゃったという方の率とか数とかというのはお分かりになりますでしょうか。
◎健康づくり担当課長(田村信行君) 最後まで続けた、特に評価、経過、効果を出すということで、1期のときには始まる前と終わった後にアンケートを取りました。
終わった後にアンケートを取った方まで入れますと、700人ほどの方は、クールを終わってアンケートを終えている状況でございます。規定された対応ができたのが、このときにはコロナ禍ということで、応募に満たなかったときもありますが、1期目のときには1,000人の予定のところ700人はその全体を終わっているという状況でございます。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
ごめんなさい、その700人というのは、1、2、3クール、1期の3年度の間という理解でよろしいんでしょうか。
◎健康づくり担当課長(田村信行君) 1期のときには、その継続というのはなくて、それぞれ定員が300人なり400人でしたので、それぞれのものを足したものが700人ちょっとということでございます。
◆委員(瀬順弘君) ありがとうございます。
1期の実績、前に報告いただいたやつだと1、2、3クールで参加者が713人だったと思うんですけれども、そのうち700人がアンケートを返してくれたということは90、100%に近いぐらいの方が少なくとも最後まで続けたか、意識を持ってやって終えてくれたということかなと、そんなにいらっしゃるんだなと思いました。
途中で、ちょっとやめちゃった方の実は声も聞いていたので、そういう方はどれぐらいいらっしゃるのかなと思ったんですが、そういう方は恐らくほとんどいないというようなことかなと思います。
第2期、今度始めるところ事業者が決まったということで、ここの事業者もほかの自治体でも同じような事業を展開されて実績があるのかなと思いますが、選定されるときに、そういった離脱される方がどれぐらい出るとか、そういったことというのは何か資料で頂いたりとか、確認はされたりしていますでしょうか。
◎健康づくり担当課長(田村信行君) そういうのは、具体的なものは手にしていません。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
ちょっと先ほどの景品の件にも絡むと、そのインセンティブがどこまで本人の行動につながっていくのかなという、一つのもしかするとバロメーターになるのかなという気もしましたので、また第1クールが終われば報告いただけるのかなと思いますので、そういったこともまた皆さんで議論させていただければというふうに思います。
それから、第1期のときはお持ちのスマートフォンを使ったり、お持ちでない方は活動量計を用意していただいて、歩数とかそういう健康状態を登録していくというような形だったと思いますけれども、今度の第2期の事業者も、仕組みとしては同じような形で考えてよろしいんでしょうか。
◎健康づくり担当課長(田村信行君) 同じようにやろうと考えていまして、3クールありますけれども、それぞれ今のところ50のスマホを利用しない方、歩数計を利用する方が50人ずつは枠として捉えてございます。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
1期と同じような仕組みだと思います。
私、民間の清涼飲料水メーカー、某大きな会社のアプリを入れていまして、週に4万9,000歩歩くとスタンプが1個もらえる。そのスタンプを15個だったかな、集めるとそのメーカーのジュースなり飲料が1本、対馬委員も御存じですか、もらえるというので、あまり意識していないんですけれども入れています。
アプリをずっと立ち上げて、GPSを作動させていると意外とバッテリーを食っちゃったりして、機種にもよるんだと思うんですけれども、これ第1期アプリでやられている方で、そういうお声とかというのは市のほうには特にありましたでしょうか、ないでしょうか。
◎健康づくり担当課長(田村信行君) そういった声はございました。応募する際に、そういった適用機種ですとか、注意事項も周知して、前回もですけれども、今回も事業を進めているところでございます。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。
アプリによって、そのバックグラウンドで作動させていてもいいのか、もしくはそもそも起動させていなくてもちゃんと歩数はカウントされているので、起動した時点で読み込んでくれるのかとか、いろんなあれがあると思うんですけれども、ちょっとそういう心配をされていたような声もお聞きしたことがありますので、ぜひ次にアプリを使うときに、電池の消耗がちょっと気になる方はこういう使い方をしてくださいとか、そういう方法があるなら、そこまできちんと周知をしていただけると、使う方も安心して使えるかなと思いますので、よろしくお願いいたします。
ワクチン接種についてお聞きいたします。
私も、月曜日にアイムで田村課長に見守っていただきながら3回目の接種を無事に受けてまいりました。ファイザー、ファイザー、モデルナ、あえて交互接種に挑戦してみようと思ってモデルナを打ってきましたけれども、12時間を経過して15時間ぐらいしてから少し熱が出まして、37度4分ぐらいなので全然普通に動ける感じで、腕が上がらないモデルナアームとかと言われていましたけれども、腕も全然普通に上がって、私の場合はあまり副反応が出ずに、1、2回目のファイザーのときも、何も熱が、逆に低めに出ちゃうぐらいで、私の体の中にちゃんと抗体ができているのかなと心配になったんですけれども、人によりけりだと思いますけれども、先ほどあったようにいろんな情報というのは的確に周知していただければなというふうに思います。
すみません、小児接種の件で、3月1日から集団接種の一番最初の回の分の予約の受付をスタートされているかと思います。
3月1日、2日、今日ずっと委員会がありますけれども、初日だけとか昨日までとかでもいいんですが、予約というのはどれぐらい入っているか分かりますでしょうか。
◎健康づくり担当課長(田村信行君) 3月13日の日曜日の小児接種は受付を始めたところでございます。昨日の終了時点までで、600人の枠を用意したんですが、約110人の予約状況でございます。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。あまり大きく告知も、タイミングも難しかったと思うので、徐々にかなという気はしますけれども、しっかりと対応をお願いできればというふうに思います。
それから、一般の3回目接種、報道なんかでは何か体制が整っていないんじゃないかとか、接種率が上がってこないぞというようなことがいろいろと言われている中で、立川市はこのようにVRSの数字と、また予約システムの数字についても参考として示していただいているところだと思います。
私が感じているのは、私自身も接種券が届いて少ししてから予約したんですが、比較的といいますか、いつでも取れるなというような状態で、場所で選ぶか日付で選ぶか迷うぐらいに、選ぶところがたくさんあったなという感覚を持っているんですけれども、そんな中で、立川市は数字としては報道されているような数字よりもはるかに進んでいっているのかなという感覚は持っていますけれども、体制ができているけれども、なかなか予約が入ってこないというような現状なのかと私は理解しているんですが、市の理解はどのような感じでしょうか。
◎健康づくり担当課長(田村信行君) 資料の裏面にも、予約状況と書いているんですが、多くの自治体で言われているように、ファイザーのほうがすぐに埋まってモデルナが埋まらないということは、本市も同じです。ただ、本市の場合、2週間先までの予約枠でのお示しした数字なんですが、今現在、例えば今日接種を行うモデルナ会場なりについては、充足率というのはこの6割よりも高くて、例えば8割、9割というふうになっている状態です。
ただ、ここで接種券も皆さん手に届いて、今後については、やはり空きも、今、例えば夕方の接種も始めたところですが、やはり曜日によっても空きが、なかなか今までよりも入りにくいという状態がありますので、これについては周知を始めたところですが、接種券があれば予約なしでも当日受けられるなり、そういった利便性の周知と実施を今始めたところでございます。
以上です。
◆委員(瀬順弘君) 分かりました。ちょっと、7割、8割だとすると残り少しやっぱり余りが出ちゃっている部分だと思います。
そういう意味では、体制はきちんと整っていますよと、打てる場所もたくさんあるし、ワクチンも十分にありますよという中で、私のところに聞こえてくる声も、ちょっと3回目は、1、2回目のときに少し副反応が出て、3回目はちょっと様子見てからにしようかなというような方とか、もう3回目はもういいかなとおっしゃるような方も中にはいらっしゃって、いろんな情報が入ってきている中で、それぞれいろんな、もしかすると少し不安要素があってという方もいらっしゃるのかなというふうに思っていますので、今、様々な周知も始めているというようなこともありましたので、ぜひツイッターも「たちワク」アカウントも、しっかりと活用していただきながら、いろんな情報をしっかりとお伝えいただいて、有効にまた迅速に進んでいくように、御努力をよろしくお願いしたいと思います。
以上です。
本会議(令和4年3月22日)
予算特別委員会審査意見報告
○議長(福島正美君) 次に、日程第13 予算特別委員会審査意見報告 議案第1号 令和4年度立川市一般会計予算から議案第16号 立川市会計年度任用職員の報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例までの12件を一括議題といたします。
この際、委員長の報告を求めます。瀬委員長。
◆4番(瀬順弘君) 令和4年第1回立川市議会定例会において本委員会に付託された事件について審査の結果、次のとおり決定いたしましたので、会議規則第101条の規定により御報告いたします。
議案第1号 令和4年度立川市一般会計予算、議案第2号 令和4年度立川市特別会計競輪事業予算、議案第3号 令和4年度立川市特別会計国民健康保険事業予算、議案第4号 令和4年度立川市特別会計駐車場事業予算、議案第5号 令和4年度立川市特別会計介護保険事業予算、議案第6号 令和4年度立川市特別会計後期高齢者医療事業予算、議案第7号 令和4年度立川市下水道事業会計予算、議案第10号 東京都後期高齢者医療広域連合規約の変更について、議案第13号 立川市行政財産使用料条例の一部を改正する条例、議案第14号 立川市事務手数料条例の一部を改正する条例、議案第15号 立川市非常勤職員給与等支給条例の一部を改正する条例、議案第16号 立川市会計年度任用職員の報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例、いずれも可決すべきものと決定いたしました。
審査について簡潔に御報告させていただきます。
最初に、審査の方法ですが、まず各会計、各款共通の質疑の後、一般会計の歳入は一括して、歳出は款ごとに、また特別会計及び下水道事業会計は会計ごとに質疑を行いました。その際、関連する条例案につきましても、それぞれが関係する会計の部分で質疑を行いました。その後、全ての質疑が終了したところで、それぞれ討論、採決を行うという方法を取らせていただきました。
続きまして、審査の経過及び結果について申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、令和4年度立川市一般会計予算ほか五つの特別会計予算、下水道事業会計予算並びに各会計予算に関連する条例案等12件で、3月10日から土日を挟んで16日までの5日間にわたり、慎重に審査を行いました。
審査の段階で各委員から出されました主立った質疑、意見などにつきまして、若干御報告申し上げたいと思います。
初めに、各会計にまたがります共通の問題といたしましては、防犯カメラの設置、基金活用の考え方などについて御質疑、御意見がございました。
一般会計歳入では、広告料収入などについて御質疑、御意見がございました。
続きまして、歳出でございますが、第1款 議会費では、傍聴者用の赤外線補聴システムについて、第2款 総務費では、個人番号カード、行政のデジタル化、女性職員の採用や管理職への登用、魅力発信拠点施設コトリンクの状況などについて、各委員から大変多くの御質疑、御意見がございました。
第3款 民生費では、養育費の確保支援、障害児(者)の在宅レスパイト事業、生活困窮者への支援、重層的支援体制などについて、多岐にわたっての御質疑、御意見がございました。
第4款 衛生費では、新型コロナワクチンの接種状況、妊産婦への支援とICT化、地球温暖化対策などについて、第5款 労働費では、就職氷河期世代への就労支援などについて、第6款 農林費では、地場産農産物のブランド化などについて御質疑、御意見がございました。
第8款 土木費では、公園の管理、根川緑道のせせらぎ水、空き家対策などについて、第9款 消防費では、避難所機能の整備などについて御質疑、御意見がございました。
第10款 教育費では、オンライン授業の実施状況、学校支援ボランティアの確保、砂川学習館/地域コミュニティ機能複合施設における歴史展示、体育施設のあり方などについて御質疑、御意見がございました。
次に、特別会計でございますが、競輪事業会計につきましては、インターネット番組の制作などについて、国民健康保険事業会計につきましては、次年度の保険料などについて、介護保険事業会計につきましては、介護人材の処遇改善などについて、後期高齢者医療事業につきましては、保険料と窓口負担などについて御質疑、御意見がございました。
下水道事業会計につきましては、集中豪雨への対策などについて御質疑、御意見がございました。
以上、審査の過程で各委員から出された御意見の一端を御紹介させていただきました。
各委員からの大変多くの御質疑、御意見の後、討論、採決を行いました。
議案第1号 令和4年度立川市一般会計予算につきましては、浅川委員、上條委員、永元委員及び若木委員から修正案が出されました。この修正案につきましては、採決の結果、賛成少数で否決し、改めて原案をお諮りいたしました。原案には反対の立場で2名の委員から、また賛成の立場で5名の委員から討論があり、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
議案第6号 立川市特別会計後期高齢者医療事業予算及びこれに関連する議案第10号につきましては、いずれも反対の立場で1名の委員から討論があり、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
その他、議案第2号から第5号の特別会計競輪事業予算、国民健康保険事業予算、駐車場事業予算、介護保険事業予算と議案第7号 下水道事業会計予算、条例案の議案第13号から第16号につきましては、それぞれ全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
また、永元委員から、議案第1号 令和4年度立川市一般会計予算につきまして、会議規則第99条の規定により、所定の賛成者とともに少数意見の留保がされておりますことを申し添えまして、審査意見報告とさせていただきます。
よろしく御審議のほどお願い申し上げます。ありがとうございました。