【議事録】H29第2回定例会


 
【もくじ】
本会議・一般質問(平成29年6月12日)
文教委員会(平成29年6月19日)
本会議・議案審議(平成29年6月22日)
 


平成29年6月12日 本会議・一般質問


○5番(瀬 順弘君) おはようございます。公明党の瀬順弘です。それでは、通告に従いまして一般質問を行います。最初に、子どもと出かけたいまち立川へ。
たちかわ創生総合戦略は、まち・ひと・しごと創生法に基づき、人口の現状と将来展望を踏まえ、今後5年間の戦略や具体的な事業をまとめた、本市のまち・ひと・しごと創生に関する基本的な計画として策定され、最上位計画である立川市第4次長期総合計画の前期基本計画の関連施策を分野横断的に相互に連携させながら、戦略的に推進するための計画とされております。
この総合戦略の第1部、Ⅱの「人口の将来展望」に目指すべき将来の方向が三つ示され、その中の一つに、子どもを産み育てやすいまち、産み育てたくなるまちづくりを一体的に進め、出生数の増加を図ります―とあります。
言うまでもなく、子育て支援は喫緊の課題であり、市でもさまざまな取り組みを行っていただいていることは承知をしております。子ども・子育て支援法では、地域子ども・子育て支援事業として、利用者支援事業、延長保育事業、地域子育て支援拠点事業、一時預かり事業など、13の事業が策定されておりますが、さきの総合戦略にある産み育てやすいまちや産み育てたくなるまちという観点では、これら法に規定された事業のみではなく、広い意味での子育て支援の視点が重要だと考えます。
そこで、お伺いいたします。
立川市において、子育て支援についてはどのような視点を持って取り組んでおられるのか、お示しください。
2点目、保育施設、学童保育所の待機児童についてであります。
保育施設、学童保育所の待機児解消に向け、市では、受け入れ枠拡大など、これまでにも全力を挙げて取り組んでいただいていることは承知をしており、高く評価するところであります。しかしながら、待機児対策については、言うまでもなく、依然として喫緊の課題であります。保育施設、学童保育所の待機児の人数については、他の議員への答弁でも明らかにされておりましたが、改めて、平成29年度当初の保育施設の待機児の状況、また学童保育所の待機児童の状況についてお示しください。
3点目、運動に親しむ環境の整備について。小項目の一つ目、ボール遊びできる公園づくりについてであります。
これまでも多くの議員から、ボール遊びができる場所、公園についての質問がされており、市民要望が根強くあるにもかかわらず、いまだに実現されていない状況であります。他の議員からも、今回もボール遊びできる公園については質問がありましたが、改めて、なぜ実現できないのか、詳しく御説明をいただきたいと思います。
小項目の2点目、庭球場についてであります。
昨年の第3回定例会、一般質問で、市内テニス場の利用実態として、事前の予約率は大変高いが、実際の利用率が低い。この要因として、雨天など天候によること以外にも、直前や当日のキャンセル、無断キャンセルが多いことを指摘し、改善を求めまし
た。改めて、こういった直前キャンセルや無断キャンセルについてどのような認識をされているのか、お伺いいたします。
4点目、下水道の周知についてであります。
以前、下水道人孔鉄ぶた、以降、マンホールと呼びます。マンホールのデザインについて、長期総合計画の将来像が変わったこと、他自治体ではシティセールスという観点でデザイン性の高いものを採用しているところも多いことなどから、立川市でもくるりんなどを活用したデザインに変更すべきであると訴えました。
その後、さまざまな検討をしていただき、今定例会の環境建設委員会でマンホール鉄ぶたのデザイン変更について報告が行われるということで、大変期待をしております。今回のマンホールデザインの変更をシティセールスに役立てていくとともに、市民の皆様の下水道に対する関心を高めてもらうきっかけにもすべきと考えます。
下水道は、水道、電気、ガス、通信とともに、市民生活に欠かすことのできない、重要な都市施設の一つであります。
そこで、お伺いいたします。
立川市における下水道の維持管理の状況、また課題などがありましたらお示しください。
以上で1回目の質問を終わります。
○議長(伊藤幸秀君) 市長。
○市長(清水庄平君) 子どもと出かけたいまち立川へという御質問でございますが、本市の第3次夢育て・たちかわ子ども21プランでは、取り組みの一つに、子どもや子育て家庭が外出しやすい環境づくりを掲げています。計画に例示されているのは、ユニバーサルデザインや赤ちゃん・ふらっとの推進など、ハード整備に係るものが中心となっておりますが、今後は、御意見のように、ソフト面での配慮や工夫、仕組みづくりも重要になってまいります。子育ての楽しさ、あるいは幸せ感が伝わり、本市が子育てしやすいまち、子育てが楽しいまちと認識されれば、大変すばらしいことと思っているところであります。
その他は、担当から答弁をさせます。
○議長(伊藤幸秀君) 子ども家庭部長。
○子ども家庭部長(吉田正子君) 保育施設、学童保育所の待機児童についてでございます。
市内認可保育園につきましては、新設、民営化による園舎改築、小規模保育施設の開設などに取り組み、昨年度から定員を157人ふやしました。
また、私立認可保育園の定員弾力化によってできる限りの受け入れを実施することで、昨年度から52人減少して、144人となっております。
学童保育所につきましては、35カ所において1,728人の受け入れを行っておりますが、入所児童数は1,678人、待機児童数は217人となっており、昨年に比べ17人増加しております。
以上です。
○議長(伊藤幸秀君) 基盤整備担当部長。
○基盤整備担当部長(志村秀已君) 公園のボール遊びでございますけれども、公園内のボール遊びにつきましては、幼児が保護者とともにやわらかいボールを利用する場合は一般利用の範囲と考えてございますが、それ以外については、第三者への危険性に加え、近隣からの騒音や宅地への無断立ち入りなどの苦情から、やむなく禁止している状況でございます。
しかし、ボール遊びに対しては要望も数多く寄せられているところでございます。
以上でございます。
○議長(伊藤幸秀君) 産業文化スポーツ部長。
○産業文化スポーツ部長(渡辺晶彦君) 庭球場の無断キャンセルについての認識はという御質問でございます。
庭球場のキャンセルの原因というものは、雨等の天候不良のほかに、利用者都合によるキャンセルというのがございます。特に連絡もなく、無断キャンセルが発生すると、ほかの方に利用していただくことができません。施設をより多くの市民の方に利用していただくためには、非常に大変残念なことというふうに感じております。
以上です。
○議長(伊藤幸秀君) 環境下水道部長。
○環境下水道部長(大野 茂君) 下水道事業の現状と課題についてでございます。
本市の下水道事業につきましては、昭和30年度に単独処理区の事業に着手しまして、昭和42年度に錦町下水処理場の供用を開始しました。施設の整備開始から50年以上経過していることから、施設の老朽化が課題になっております。
また、維持管理面では、油や生ごみなどによる下水道管の閉塞が課題となっております。市民の皆様が下水道を正しく理解し、適正に利用することが、下水道管の詰まりや機能が損なわれることを防ぐことにつながると考えております。
今回、マンホールデザインを、子どもから大人まで人気のある、市の公式キャラクターでありますくるりんに変更いたしますので、これを活用しまして、下水道の適正利用につきましてさらなる市民周知に取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(伊藤幸秀君) 瀬議員。
○5番(瀬 順弘君) では、お答えいただきましたので、以降、一問一答でお聞きしてまいりたいと思います。
まず初めに、子どもと出かけたいまち立川へということでお答えをいただきました。今後、ソフト面に力を入れ、子育てしやすい、子育てが楽しいまちづくりを進めていきたいという力強い御答弁をいただきました。この中で、今回、三つ上げておりますが、3点、具体的な取り組みとして提案などもさせていただきたいと思います。
まず1点目、子育て応援とうきょうパスポート事業についてであります。
この子育て応援とうきょうパスポート事業は、子育て世帯を対象に、企業や店舗が割引や優待、また外出サポートなどを提供するもので、現在では全国全ての都道府県で行われております。埼玉県では2007年に事業を開始し、昨年末時点で協賛店舗は2万を超え、全国1位を誇っております。私たちの住む東京都でも、前回定例会、一般質問で高口議員が紹介をされておりましたが、子育て応援とうきょうパスポート事業として実施をされております。仕組みについて簡単に説明をしたいと思いますので、スクリーンをごらんください。
東京都は、企業、店舗などの協賛店からの申請を受け、ステッカーの配布やホームページへの掲載などを行います。一方、子育て世帯や妊婦の都民からは、利用者としての登録を受け付け、パスポートを交付します。パスポートが交付されますと、協賛店で提示し、サービスを受けることができる、このような仕組みとなっております。
協賛店の登録の条件としては、粉ミルクの提供、授乳、おむつがえスペースの提供、景品の提供、商品の割引など、都が提示する10個のサービスの中から一つ以上選んで登録をすれば、協賛店となれる、そのような仕組みとなっております。
スクリーンの説明を終わります。
協賛店にとっては、子育てを支援している企業、店舗としての姿勢を見てもらう、そのようなことでメリットがあるほか、当然、子育て世帯や妊婦さんの来店機会の増、ホームページなどでの紹介による知名度の向上など、メリットがあります。利用者は、言うまでもなく、さまざまなサービスを受けることができますので、この仕組みはぜひ立川市内でも大いに広げていくべきものであると考えます。
そこで、まずお伺いいたしますが、立川市内のこの事業の協賛店舗は現在どの程度あるのか、把握されておりましたらお示しください。
○議長(伊藤幸秀君) 子ども家庭部長。
○子ども家庭部長(吉田正子君) 子育て応援とうきょうパスポートの運営サイトで最新の情報を検索いたしましたところ、5月26日現在で立川市内の登録店舗は15店舗となっております。
以上です。
○議長(伊藤幸秀君) 瀬議員。
○5番(瀬 順弘君) わかりました。
前回の一般質問で高口議員から、この事業の周知について、ホームページにリンクを張って、市民にも周知すべきである、また商業者にも周知をして協賛店をふやすべきであるというような話がありました。その後、ホームページについては市のページ、またママフレに早速掲載され、リンクが張られている状況は確認をいたしました。
このホームページ以外に、この子育て応援とうきょうパスポートについての周知というのは何かされていますでしょうか。
○議長(伊藤幸秀君) 子ども家庭部長。
○子ども家庭部長(吉田正子君) 子育て応援とうきょうパスポート事業は、平成28年6月から協賛店等の募集が始まり、同年10月からサービスを開始ということになっております。本市では、28年6月10日号の広報に協賛店募集の記事を掲載いたしました。
以上です。
○議長(伊藤幸秀君) 瀬議員。
○5番(瀬 順弘君) 広報でも周知をされているということでありました。この事業は東京都の事業で、取り組みでありますので、しかしながら、立川市内でやはり協賛店が拡充をしてくれば、市民や、また市外の方も、子どもとお出かけするなら立川がいいね、立川へ行こうと思っていただけるのではないかなというふうに考えます。
そういった意味では、まずは協賛店をふやすためにも、市でもできる限りの可能な協力をしていただきたいと思います。例えば、市から企業や店舗にチラシを配布したりと、そういった協力依頼をするということはできないんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(伊藤幸秀君) 子ども家庭部長。
○子ども家庭部長(吉田正子君) チラシ等の配布につきましては、29年4月、今年度4月に東京都より1,200部受領いたしまして、窓口で配布中でございます。
本市では、平成19年度から、商店街振興組合連合会との協働の取り組みといたしまして、子育て応援たちかわマップを作成してまいりました。このマップには、子育て応援とうきょうパスポート事業と共通の「トイレ貸します」「オムツ替えできます」「授乳できます」などのマーク表示が、子育て中のお母さんたちの取材によって落とし込まれております。
今後は、こういった取り組みの蓄積や関係性を生かして、子育て応援とうきょうパスポート事業の拡大、充実が図れないか、産業部門とも検討してまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(伊藤幸秀君) 瀬議員。
○5番(瀬 順弘君) よろしくお願いいたします。
利用する店舗がなければ、サービスを受ける方も余りメリットを感じないと思いますので、まずは今御答弁でありました産業部門ともぜひ連携をしていただいて、協賛店、企業の増加をまず図っていただきたいなと思います。
その上で、協賛店の拡充と同時に、妊婦や子育て中の皆様にも大いに活用していただくためには、こちらに向けた周知というのも必要になってくるかと思います。ホームページには掲載をしていただきましたけれども、例えば、保育園、幼稚園、小学校などでチラシを配布したりとか、また母子手帳の交付時にチラシをお渡しするとか、そういった周知はできないのでしょうか。
○議長(伊藤幸秀君) 子ども家庭部長。
○子ども家庭部長(吉田正子君) 利用者側への周知についてでございますけれども、今後、いろいろなさまざまな機会を捉えて周知に努めていきたいと考えております。子育て応援パスポート事業の認知度向上につきましては、御質問のように、協賛店がふえ、そのことによって子育て中の保護者が利便性を体感できることが一番効果的であると考えます。子育て応援パスポート事業実施要綱によれば、本事業の趣旨は、「社会全体で子育て世帯を応援する機運の醸成につなげることを目的」とありますので、協賛事業所の拡大は機運醸成にも有効であるというふうに考えております。
一方、制度自体をまだ御存じでない子育て世帯も多いことから、現在、窓口配布のみとなっております東京都作成の利用者向けのチラシをより効果的に活用できないか、検討してまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(伊藤幸秀君) 瀬議員。
○5番(瀬 順弘君) よろしくお願いいたします。
子育て、お出かけをしたいなと思うようなまちに、外に出るきっかけの一つになるかと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
次に、小項目の2点目、レンタルベビーカーの導入について、これは提案をさせていただきたいと思います。
先日、ある市民の方から「駅周辺で気軽に借りられるレンタルベビーカーがあるといいのに」という声が私のところに寄せられました。小さなお子さんと一緒に出かけるとき、ベビーカーは便利でありますけれども、例えば、子どもがベビーカーに乗りたがらなかったりとか、またバスや電車など公共交通機関に乗るときには、時にはこのベビーカーが荷物になってしまうというようなことからのお話でありました。
立川駅周辺の特に大型の商業施設では、店内で利用できるベビーカーを設置しているところもあるのは承知をしておりますが、買い物や遊びに来たときに、駅周辺で気軽に借りられて、しかも周辺エリアならどこでも行ける、そのようなレンタルベビーカーがあれば、小さな子どもを連れて気軽に足を運んでいただけるのではないかと思います。
スクリーンをごらんください。
このようなレンタルベビーカーの貸し出し事業というのは、近隣では八王子市ではち☆ベビレンタル、武蔵野市ではベビ吉という名称で既に導入をされております。武蔵野市は、自転車で駅周辺に出て、駐輪場からそのままベビーカーを借りて動けるように、駐輪場での貸し出しサービスも始めております。小さなお子様を連れてお出かけするのにやはり立川は便利だなと思っていただけるように、立川でも同様の仕組みづくりができないかと思います。
スクリーンの説明を終わります。
ぜひ立川でもこういった仕組みづくりに動いていただきたいなと思いますが、見解を伺います。
○議長(伊藤幸秀君) 子ども家庭部長。
○子ども家庭部長(吉田正子君) 議員御質問のように、八王子市や武蔵野市が市直営でそういった仕組みを運用していることは聞いております。本市でも、中心市街地活性化の議論の中で、以前、そのような案が出たこともございましたが、既に駅周辺の百貨店等では、自店舗内での無料レンタルベビーカーを用意しているところもございますので、今後、これをまちぐるみの取り組みに発展させていけるかどうか、検討してまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(伊藤幸秀君) 瀬議員。
○5番(瀬 順弘君) 今おっしゃられたまちぐるみの取り組みというのは本当に大事かなと思いますので、そういった仕組みをつくっていく、そのような協議をしていく、そのようなところをぜひ市にも先導をとっていただいて取り組んでいただきたいなというふうに思います。
ちなみに、金沢市では、同様の事業をやっておりますが、1日200円と有料で運営をされております。継続してこの事業を続けていくための仕組みという中の一つで、有料化というような形だと思いますが、さまざまな取り組み方があるかと思いますので、ぜひそういったところは多くの力を結集して、実現に向けて取り組んでいただきたいなと思います。
3点目の移動式赤ちゃんの駅についてお伺いいたします。
以前の一般質問でも取り上げましたが、簡単に説明をいたします。
スクリーンをごらんください。
移動式赤ちゃんの駅とは、野外のイベント会場などで、乳幼児を連れた保護者が安心して来場できるように、簡単に移動できるテント、折り畳み式のおむつ交換台、授乳用椅子などをセットしたもので、全国の多くの自治体で既に導入をされております。
自治体が独自に購入をしたり、また慈善団体からの寄附、寄贈を受けて、市で所有する。また、それを市のイベント等で活用したり、また時にはイベントの主催者に貸し出しを行う、そのようなことで取り組んでいる自治体が大変多くあります。イベント以外にも、例えば災害時の避難所での活用なども考えられます。
スクリーンの説明を終わります。
一昨年の第3回定例会の一般質問で導入を求めましたが、そのときの御答弁は、導入市の事例も参考にしながら、安全性、利便性を考慮し、子育て団体の意見も聞きながら調査研究をしていく。―との答弁でありました。
平成29年度の予算編成に当たって、会派予算要望を出させていただきましたが、その中にも導入を求めました。そして、その予算要望に対する対応状況としては、導入に向けて検討を進めるというふうになっておりましたけれども、この検討状況についてはいかがでしょうか。
○議長(伊藤幸秀君) 子ども家庭部長。
○子ども家庭部長(吉田正子君) 移動式赤ちゃんの駅につきましては、野外のイベント開催時に授乳やおむつがえのスペースを確保することができるなど、利便性が高く、全国各地で貸し出しの取り組みが始まっております。
他市では、社会福祉協議会などを通じてボランティア団体などに貸し出しを行っている事例もあると聞いております。
本市としましては、現在、東京都の赤ちゃん・ふらっと事業を積極的に進めており、立川市宅地開発等まちづくり指導要綱に定める大規模開発事業の特例協議があった場合には、赤ちゃん・ふらっとの設置を要望しております。
今後は、赤ちゃん・ふらっとの情報を市ホームページからリンクしているママフレにも掲載するなど、情報発信を充実させながら、そちらで小さな子どもを連れた方にも安心して出かけることができるよう努めてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(伊藤幸秀君) 瀬議員。
○5番(瀬 順弘君) 赤ちゃん・ふらっとも以前にも取り上げさせていただきました。ぜひそちらの充実も進めていただきながら、この移動式赤ちゃんの駅の特徴は、やはり屋外でも使えるというようなものであります。
立川の市内には、さまざまな屋外でのイベントのできる場所というのがあると思います。サンサンロード、昭和記念公園、またみのーれの横の広場もそうでありますし、また新しく、旧柴崎学習館の跡地には諏訪の森広場も開設をされ、今後、さまざまなイベント利用も検討されていくと思います。そういったところの近くに赤ちゃん・ふらっとが整備されていれば、そちらを御利用いただければいいわけでありますが、なかなか周りでそういうところの設置が難しい場所というのもやはりあるかと思いますので、ぜひこういった場所も含めて検討をしていただきたいなというふうに思います。
今回、子育て応援とうきょうパスポート、それからレンタルベビーカー、移動式赤ちゃんの駅と、三つの具体的な取り組みを取り上げさせていただきましたけれども、こういった取り組みを通じて、やはり子どもと出かけて連れて歩きたくなる、そのような立川を目指して、また子どもと一緒に出かけることで子育てが楽しいなと思っていただける、そのようなまちになるように期待をいたします。
次に、2点目の保育施設、学童保育所の待機児童についてお伺いいたします。
先ほど保育園、それから学童保育所の待機児童の状況についてお伺いいたしました。これら市全体の数ということでお示しいただきました。非常にまだまだ多くの待機児がいるという状況であるかと思いますけれども、これは地域的に見たときにはどのような状況にあるのか、お示しください。
○議長(伊藤幸秀君) 子ども家庭部長。
○子ども家庭部長(吉田正子君) 保育園の地域的な待機児童の状況につきましては、南部西地域が20人、南部東地域が18人、中部地域が31人、北部東地域が20人、北部中地域が30人、北部西地域が25人となっております。昨年度からは特に曙町と高松町で多くの待機児童が発生をしております。
また、学童保育所につきましては、保育園の待機児童対策が進んだことで学童保育所のニーズも加速しておりまして、本年度につきましては、柴崎町地区、幸町地区、西砂町地区に加え、錦町地区も待機児童が多い結果となっております。
以上です。
○議長(伊藤幸秀君) 瀬議員。
○5番(瀬 順弘君) ありがとうございます。待機児童の解消については、今回の定例会でも、先日、門倉議員の答弁で、保育施設については、来年度に向けて、定員の増や認可保育園の新設、また分園の開設など、見通しとして示していただいたところでありますけれども、学童保育所については、次年度以降、どのような展望をお持ちでしょうか。
○議長(伊藤幸秀君) 子ども家庭部長。
○子ども家庭部長(吉田正子君) 学童保育所につきましては、待機児童解消のため、学童保育所の新設を第一に、また新設が困難な場合には、放課後ルームやサマー学童など、安全・安心な児童の居場所を確保するための事業の検討をしております。
開設場所等の課題があり、待機児童の解消にはなかなか至っておりません。特に第一小学校区につきましては、待機児童数が42人で市内最多となっており、早急な待機児童対策が必要と考えておりますが、小学校区近隣では適当な物件が見つかっておりません。
放課後の児童の安全な居場所としまして、地域の方にお願いし、ほぼ毎日実施しています放課後子ども教室、一小わくわくクラブがございますが、夏季休業日は開催していないため、本年度は、夏休み中の月曜から金曜日に、委託によるサマー学童保育所を定員60名で開設いたします。
以上です。
○議長(伊藤幸秀君) 瀬議員。
○5番(瀬 順弘君) 今お答えにもありました柴崎町、第一小学校区、昨年も非常に多くの待機児が出ていて、今年度についてもさらに上回る数になっているということで、非常に切実なところかなというふうに思います。
昨年の第4回定例会の一般質問で、当面の対応としてサマー学童の開設を訴えましたけれども、早速、今年度から開設をしていただくことになりまして、保護者の方からもお喜びの声が届いておりますので、お伝えさせていただきたいと思います。また、先ほど放課後子ども教室のお話も出ました。また、保護者や地域の方々が本当に力を合わせて子どもの居場所づくり、実際に取り組みを進められ、また今後のことについてもさまざま考えていただいている。今回、定例会でも安東議員からも御紹介がありましたけれども、本当にそういった思いは大切だなというふうに思いますし、市もしっかりと応援できることを考えていただければと思います。
その上で、やはり昨年を上回る待機児童がいるということでは、非常に大変な状況であることには違いがないのかなというふうにも感じます。
ちょっと話が変わりますけれども、東京都は、待機児童の解消、これは主に保育のほうだと思いますが、待機児解消に向けた緊急対策を進めておりまして、都有地を活用した保育所等の整備促進を図っているというふうに聞いておりますが、この都有地活用のスキームというのはどういった形になっているんでしょうか。
○議長(伊藤幸秀君) 子ども家庭部長。
○子ども家庭部長(吉田正子君) 東京都におきましては、待機児童解消に向けた緊急対策に基づきまして、都有地を活用した保育所等の整備促進のため、市町村に対して、財務局が所管する100平方メートル以上の未利用地で、現段階で具体的な活用や処分が決まっていない土地を区市町村に情報提供する、都有地活用による地域の福祉インフラ整備事業を実施しております。
市では、情報提供のあった都有地について、保育施設の候補地とすることが可能かどうかを判断し、都からの意向調査に対して回答を行うということになっております。
以上です。
○議長(伊藤幸秀君) 瀬議員。
○5番(瀬 順弘君) さきの御答弁でも、市内南部地域、こちらもまだまだ保育施設、そして第一小学校を含む、これも南部地域、学童保育所もさらなるやはり受け入れの拡充を図っていかないといけない、そのような地域であると思います。
学童保育所については、先ほどの御答弁でもありましたが、場所の確保、これがなかなか難しいということでありました。前回の一般質問でお聞きしたときにも、やはり場所を探しているけれども、見つからない、そのようなお話もありましたので、私も、地域を歩いたり、自転車で走ったりするときに、あちらこちら、きょろきょろとしながらまちを歩いておりましたけれども、ちょうど柴崎町三丁目に東京都の福祉保健局の建物があります。
スクリーンをごらんください。
この建物は、東京都健康安全研究センターというふうに看板が出ております。場所は、柴崎町の3-16-25、モノレールが上に走っている、都道149号線、南口大通りに面しておりまして、ちょうど第一小学校と第七小学校の間ぐらいに位置をしております。立川駅にも非常に直近の便利な場所であります。
以前からここは部門ごとでの移転が進んでおりまして、施設としては使われていないんじゃないかなと、そのような状況でしたので、東京都に問い合わせをしてみました。そうしたところ、今年度中にこの施設については解体工事に着工し、更地にした後、財務局へ移管をされるということでありました。さらに、移管後の使用についても特に今予定がないというところまでお聞きしました。
スクリーンの説明を終わります。
先ほど都有地の活用のスキームについてお伺いいたしましたけれども、まさにこの条件にぴったりと当てはまる、大変活用の可能性がある場所かなというふうに思います。ぜひこの場所を保育、また学童の待機児対策に使っていくべきではないかと思いますけれども、見解を伺います。
○議長(伊藤幸秀君) 子ども家庭部長。
○子ども家庭部長(吉田正子君) 立川駅の南口周辺地域につきましては、保育園の待機児童も多く、保育施設の需要が高まっていることから、施設整備が必要な地域と考えております。
御提案の都有地につきましては、園庭を含めた施設面積が確保できることや、近隣との諸問題に対しましても影響が少ないというふうに考えており、都から正式に情報提供があれば、保育施設の候補地として検討してまいりたいと考えます。また、学童保育所につきましても、柴崎町地区は待機児童の大変多い地域でございますので、ここが活用できれば、保育園との合築を含め、新設に向けての検討をしてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(伊藤幸秀君) 瀬議員。
○5番(瀬 順弘君) よろしくお願いいたします。情報提供が、多分、システムというか、パソコンで出てくるのかなと思いますけれども、情報が上がってくる前に、もう着工に入っていけば状況も刻々とわかってくるのかなというふうにも思いますので、情報提供があって、それから運営者、そして施設の建築、そうするとやはり時間がかかるのは仕方ないかなとは思いますけれども、ぜひ少しでも早く情報をつかんでいただいて、そのような活用に向けて進められるように御努力いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
3点目の運動に親しむ環境の整備についてお伺いいたします。
小項目の一つ目、ボール遊びできる公園づくりについてということで、今なかなかこういったボール遊びできる公園づくりが進まない理由などはお示しいただきました。やはり利用される第三者への危険防止であってり、また近隣への配慮が必要であるというようなことでありますけれども、これは実現に向けて市のほうでもさまざま御努力をされているということを伺いましたが、市として何か動きをされているんでしょうか。
○議長(伊藤幸秀君) 基盤整備担当部長。
○基盤整備担当部長(志村秀已君) 地元の合意ということで、課題解決に向けて自治会に説明したこともございました。ボール遊びにつきましては、地元の自治会など、地域の合意やルールづくりなどが大変重要であるというふうに考えております。
これまで、ボール遊びの一つとして、キャッチボールができるモデル公園の検討を行い、地域の自治会などに説明を行いましたが、理解を得るには至らなかったところでございます。
以上です。
○議長(伊藤幸秀君) 瀬議員。
○5番(瀬 順弘君) わかりました。自治会のほうにも市のほうから説明をされたと。また、先日、他の議員とのやりとりの中でも、清掃美化協力員のほうにも御相談をされたというようなこともお話がありました。市のほうでもそういった意味では努力をしていただいているのかなというふうには理解するところでありますが、残念ながらまだ実現に至っていないということであります。
確かに、近年は自治会の加入率が低下をしているとか、また子ども会もなかなか加入が少なくなって、活動自体が大変苦労されているというようなお話も聞きます。そういった中で、近隣の合意であるとか、そういったのをつくっていくというのはなかなか難しいことなのかなということは理解ができるわけでありますが、仮にこういった地域の理解、また場合によっては必要なルールをつくるとか、そういった動きがあった場合には、市としてどういった対応ができるんでしょうか。
○議長(伊藤幸秀君) 基盤整備担当部長。
○基盤整備担当部長(志村秀已君) 地域の合意という大きな課題解決が進められれば、市としては協力すべきことについてはしっかりと取り組んでまいりたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(伊藤幸秀君) 瀬議員。
○5番(瀬 順弘君) るるお話をお聞きしながら、またこれまでのさまざまな議会でのやりとりも確認をしながら、やはりこのボール遊びできる公園づくりというのは、例えば、市がこう決めましたとか、また、このような場所をつくりますとか、そういう単純に場をつくるだけではなかなかやはり難しいのかなということはよくわかりましたので、そういった意味では、近隣の理解、合意形成ということが必要であり、そういった意味では市民と行政が協働で進めていくべき課題なのかなというふうにも考えます。
公園の周りには、地元の自治会だけでなく、公園に隣接をしている方、企業なんかがある場合もあるかもしれません。また、自治会未加入の方、そういった方も近隣にいらっしゃるかもしれません。そういった中での合意形成というのは本当に難しいのかなというふうにも思いますが、市でも自治会への説明など御努力いただいているというようなお話がありましたので、そういった意味では、私も、そういった声をお聞きしたときには、議員という立場でどういったことができるのか考えながら、市民と行政の橋渡しとしてしっかりと頑張ってまいりたいなというふうに改めて感じたところであります。
その上で、地域の合意形成、ソフト面での状況が整った場合に、例えば、防球ネットをつけてくれればボール遊びしてもいいよとか、このベンチをどけてくれればボール遊びがしやすいなとか、そういったハード面での状況について、例えばそれが合意の条件になるという場合も、場合によっては考えられるのではないかなというふうにも思います。先ほど、市として、合意が整えば協力できることはやっていきたいという御答弁をいただきましたけれども、もし必要であれば、こういった整備も含めて市が実現に向けて努力を惜しまない、そういった受けとめでよろしいのかどうか、改めて見解を伺います。
○議長(伊藤幸秀君) 基盤整備担当部長。
○基盤整備担当部長(志村秀已君) まさに、議員おっしゃるとおり、協働で進めていく中で地元の合意という最大の課題解決が図られれば、市としてはでき得る限りの最大限の協力をしていきたいというふうに考えております。
また、その課題解決のために必要があれば、地元の御意見を聞きながら進めてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(伊藤幸秀君) 瀬議員。
○5番(瀬 順弘君) わかりました。子どもたちが本当に伸び伸びとできるように、そういった意味では、行政だけではなく、市民の皆様にも、そして我々議員も頑張っていくことで、一歩、実現に近づくのかなという意味合いで捉えさせていただきましたので、しっかりと私も頑張ってまいりたいと思います。その節には、ぜひ行政もしっかりと力をかしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
小さな項目の2点目、庭球場についてお伺いいたします。
1回目の質問で、やはりこういった無断キャンセルなど、これについては多くの市民の利用の阻害になっているということで、残念に思うというようなお話がありました。利用者もいろいろな事情があって、本当でしたら早目にキャンセルをしていただければ、あいているところをまた押さえて使っていただけるのかなというふうに思いますので、いろいろな事情はあるかとは思いますが、できるだけやはり直前のキャンセル、また当日無断のキャンセルを減らしていかなければ、多くの市民の方に利用していただけない、そのように思うわけであります。こういったところ、今後、何か対応というのはお考えになっていらっしゃいますでしょうか。
○議長(伊藤幸秀君) 産業文化スポーツ部長。
○産業文化スポーツ部長(渡辺晶彦君) 現在のところは、無断キャンセルの防止策といたしましては、無断キャンセルをやられた方に対して、予約システムの中のメール機能を使って注意喚起を実施していると、そういう状況でございます。
以上です。
○議長(伊藤幸秀君) 瀬議員。
○5番(瀬 順弘君) わかりました。
これは他市が―一概に比較はできないと思いますけれども、恐らく、同じような状況があれば同じような苦慮をされていると思うんですけれども、これは、ほかの市がこんな形で対応しているよとか、何かそういう調査なんかはされたことはあるんでしょうか。
○議長(伊藤幸秀君) 産業文化スポーツ部長。
○産業文化スポーツ部長(渡辺晶彦君) 無断キャンセルの多摩26市の防止状況を確認したところ、事前入金制度を導入している市が17市で、ペナルティー制度を導入している市が7市、またどちらも導入していない市は、本市も含め、2市であります。
以上です。
○議長(伊藤幸秀君) 瀬議員。
○5番(瀬 順弘君) 一定のやはり防止対策といいますか、そういったことをしていないのは、本市を含めて2市ということで今御答弁がありました。
やはり他市においても、もしかすると同じような状況があって、それに応じて何らかの対策を打っているのかなと思いますので、そういった意味では、ぜひ立川市においてもしっかりと考えていただきたいなと思います。
市民の方から「やはりいまだに予約がとれないんだけれども、晴れている日に横を通ったけれども、いっぱいあいていたよ」というようなお声も聞くわけであります。今、26市の状況で、事前に料金を徴収する、もしくはペナルティーを与える、両方やっている市もあるということでしたけれども、立川市として考えていくとすれば、これはどういった方法かという、ちょっと今の段階で方向性があるかどうかわかりませんが、このあたりの御見解を伺いたいと思います。
○議長(伊藤幸秀君) 産業文化スポーツ部長。
○産業文化スポーツ部長(渡辺晶彦君) 今答弁しましたように、事前入金制度と、それからペナルティー制度という、この二つがございまして、比較検討しますと、事前入金制度は、全ての利用者の方に、事前に庭球場、またもしくは市民体育館のほうに来場して、入金をしていただくということになります。そうなりますと二度手間となり、ちょっと利便性に課題があるのかなというふうに思います。
一方、ペナルティー制度は、システム内で一定期間利用停止をかけるため、無断キャンセル者のみ制限を受けるということになります。
以上の点を考慮しますと、我々としては、無断キャンセル対策としては、ペナルティー制度が具体的な方法ではないのかなというふうに考えております。
以上です。
○議長(伊藤幸秀君) 瀬議員。
○5番(瀬 順弘君) 確かに、事前入金にすると、実際の利用日以外に、お金を払いに行くだけで時間をとらないといけないということで、多くの利用者にやはり影響が出るのかなと、私もそう思います。そういった意味では、キャンセル、特に無断キャンセルに対しての何らかのペナルティーというのが現実的なのかなというふうに思います。どうしても急な都合でキャンセルせざるを得ないということも時にはあろうかと思いますので、こういった無断キャンセルとか当日とか、そういったことを繰り返す方について、一定のペナルティーを科すというようなことで、ぜひお考えいただければなというふうに思います。
ちなみに、この検討をいつぐらいまでにとか、どのような段階でそういったことを取り入れていこうとか、今の段階でお考えがありましたらお示しください。
○議長(伊藤幸秀君) 産業文化スポーツ部長。
○産業文化スポーツ部長(渡辺晶彦君) 無断キャンセルをされた方のペナルティー制度の導入時期についてでございます。
今後、具体的なペナルティーの内容を検討して、また利用者に対するその周知期間というのが必要になるというふうに考えております。そのようなことを含め、実施時期を定めてまいりたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(伊藤幸秀君) 瀬議員。
○5番(瀬 順弘君) 今後定めていきたいということで、今の段階ではまだ明確には、検討の途中だということだと思います。以前の一般質問でも取り上げておりますし、検討していただくようであれば、なるべく速やかに行っていただいて、多くの方に気持ちよく使っていただける、そのような庭球場を目指していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
また、ちょっと予約のこととは違いますが、庭球場に関連してもう一つ質問をさせていただきたいと思いますが、ある市民の方から「西砂庭球場、ここが、天気がいいけれども、使えない日があるんだ」というようなお話を聞きましたが、そういったことは把握されていますでしょうか。
○議長(伊藤幸秀君) 産業文化スポーツ部長。
○産業文化スポーツ部長(渡辺晶彦君) 西砂庭球場は、クレーコートが2面の庭球場でございます。水はけが悪くて、雨の翌日とか水が引かなくて、利用することができないという日があることは承知しております。
以上です。
○議長(伊藤幸秀君) 瀬議員。
○5番(瀬 順弘君) それでは、それに対して何か対策などは行われているのでしょうか。
○議長(伊藤幸秀君) 産業文化スポーツ部長。
○産業文化スポーツ部長(渡辺晶彦君) 平成27年度に浸透槽の清掃を、これは業者が行いました。それまで浸透槽の清掃を定期的には行っておりませんでしたので、浸透槽内に泥などが大量にあって、そういう意味で水はけが悪かったのかなと思っております。それらを取り除くことをやってございます。
以上です。
○議長(伊藤幸秀君) 瀬議員。
○5番(瀬 順弘君) 平成27年度にされたということですけれども、それ以降もやはり水はけが悪くて、雨が降ったら、ひどいときには何日か使えないというようなこともお伺いしておりますが、これは、そういう意味では清掃だけではなかなか追いついていかないのかなというふうにも思ってしまうんですけれども、清掃以外で何かここで抜本的な対策というか、そういうことというのは何か考えられないでしょうか。
○議長(伊藤幸秀君) 産業文化スポーツ部長。
○産業文化スポーツ部長(渡辺晶彦君) 抜本的な対策ということでございます。
西砂庭球場は下水管がなくて、雨水は敷地内で処理をすることというふうになってございます。解決策には浸透槽の増設や土地の改良工事などが考えられますが、西砂庭球場の土地は防衛省より無償貸与を受けて使用しているため、整備に制限がかかってしまうということだと思っております。抜本的な対応策というのは非常に難しい状況でございます。
以上です。
○議長(伊藤幸秀君) 瀬議員。
○5番(瀬 順弘君) 状況はわかりました。何とかしたいけれども、できないという、市ももどかしい思いを持たれているのかもしれませんけれども、ちょっといろいろとできる手をさまざま考えていただきながら、少しでもよくなるようにということで一歩一歩改善が図られていけばなと思いますので、これはぜひ引き続き大きな課題として認識をいただいて、対策について事あるごとに検討していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
最後、4点目の下水道の周知についてであります。
先ほど1回目の質問では、下水道の管理、維持についての現状と課題をお示しいただきました。1回目の質問でも申し上げましたし、御答弁でもありましたけれども、マンホールのデザインが変更になるということで、これは環境建設委員会で後日報告があろうかと思いますので、余り詳しいことはここではお聞きしないようにしたいと思いますけれども、今回のデザイン変更の経緯などについて、1点だけ教えていただければと思います。
○議長(伊藤幸秀君) 環境下水道部長。
○環境下水道部長(大野 茂君) 現在のマンホール鉄ぶたにつきましては平成7年にデザインされたもので、市の花でありますコブシの花をモチーフにし、当時の統一将来像であります「Healthful City Tachikawa」という文字が入っております。
第4次長期総合計画によりまして市の統一将来像が変更になったことから、シティプロモーションへの活用も視野に、マンホール鉄ぶたのデザイン変更を庁内関係課と検討したところでございます。
市の公式キャラクターくるりんへのデザイン変更につきましては、庁内関係課との検討経緯を踏まえ、決定したものでございます。
以上です。
○議長(伊藤幸秀君) 瀬議員。
○5番(瀬 順弘君) わかりました。ありがとう
ございます。
それでは、1回目の質問でお聞きした維持管理の状況、また課題などということでありますけれども、平成27年6月に下水道総合計画が改定をされて、基本指針の三つ目に「安定した下水道経営」という項目がありまして、その主要な施策に「市民との協働推進」が掲げられて、「下水道管の閉塞防止のための正しい下水道利用など、日頃からの市民の協力が必要です」ということで記載をされております。
先ほどの課題のところでもお示しいただきましたけれども、こういった市民の皆様に下水道の適正な利用についての周知というのは、これまでどういったことを行ってこられたのか、お示しください。
○議長(伊藤幸秀君) 環境下水道部長。
○環境下水道部長(大野 茂君) 下水道の適正利用についてでございます。
油や生ごみなどによる下水道管の閉塞を防ぐとともに、公共用水域の水質を適正に保つためには、市民の皆様が下水道を正しく理解し、適正に利用していただくことが必要と考えております。
下水道の適正利用につきましては、毎年9月10日の下水道の日に合わせて発行します広報の下水道特集号におきまして、適正利用の注意事項等を掲載するとともに、楽市など市民が多く集まるイベントにおいても周知を図っているところでございます。
○議長(伊藤幸秀君) 瀬議員。
○5番(瀬 順弘君) これまでの周知の方法をお示しいただきました。その上で、このデザイン変更で注目をされるいい機会だと思いますので、そういった意味では、さらに市民への周知のきっかけとしてうまく活用していただきたいと思います。
この周知という部分では、今、市のほうではマンホールカードの発行を予定されているというようなことであります。
スクリーンをごらんください。
マンホールカードというのは、全国146自治体、今170種類発行されておりまして、累計発行枚数は60万枚だそうです。多摩地域では、八王子、小平、羽村、瑞穂町が既に発行されております。マンホーラーと呼ばれるマンホールファンがすごくふえているそうで、マンホールカードはまさに人気急上昇であるそうであります。ぜひこれに便乗していただいて、立川でもこのマンホールカードを発行していただいて、多く注目を集めていただければなと思います。
スクリーンの説明を終わります。
このマンホールカードは既に考えられているということでありますが、これ以外に、市役所やイベントの会場などで、例えば実物とか、またレプリカを展示してみるとか、またグッズ、例えば塗り絵、コースター、缶バッジ、煎餅、どら焼き、これは実際、事例のあるものを今上げましたけれども、そういったものをつくってみてはいかがかなと思いますが、見解を伺います。
○議長(伊藤幸秀君) 環境下水道部長。
○環境下水道部長(大野 茂君) 今回のマンホール鉄ぶたのデザイン変更につきましては、先ほど申し上げましたように、市の統一将来像が変更されたことを契機に行ったものであります。また同時に、現在ブームのマンホールカードを利用しまして、シティセールスにつなげていこうというものでございます。
今後、議員の御提案にありますさらなるシティセールスにつきましては、新しいデザインのマンホールを設置された後、市民等の反響を見た中で判断をしていきたいと考えております。
○議長(伊藤幸秀君) 瀬議員。
○5番(瀬 順弘君) よろしくお願いいたします。
検討の段階でも関係部署と連携しながら進めていただいている様子はよくわかりましたので、そういった意味では、シティプロモーション、そして下水道の適正な利用にもしっかりとつなげていく、そういった意味では引き続き関係部署としっかりと連携をしながら、このチャンスを大きく生かしていっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上で一般質問を終わります。

▲このページのトップへ戻る



平成29年6月19日 文教委員会


 

報告事項「学校のトイレ改修について」


○委員(瀬 順弘君) すみません、学校のトイレ改修についてお伺いいたします。
先ほど、中町委員とのやりとりの中で、トラップのお話が出ていたかと思うんですけれども、これは床をドライ化してもトラップが残っている、必要であるということでよろしいんでしょうか、ちょっと教えてください。
○施設課長(小林誠二君) ドライ化したときにトラップが残るかというお話でございますが、基本的にドライ化すれば、掃除の必要はなくなりますので、今現在、床にある排水溝というのは、必要なくなります。ですので、そこの部分でのトラップといいますか、そういったものはなくなるという考えでよろしいかと思います。
以上です。
○委員(瀬 順弘君) わかりました。
今までのところは、やっぱり排水溝からのにおいということで、ドライ式トラップに交換を随時されて、効果が出ているというお話でしたけれども、ドライ化にすると、今、施設課長おっしゃったとおり、水で流さないので、排水自体がないので、ふさいじゃえば完全ににおいが出ないという理解かなと思いましたので、一応確認させていただきました。
それと、改修内容の中で、ブースの交換というのがありますけれども、このブースというのは、いわゆるトイレの個室のブースの間仕切りのしつらえが変わるというイメージでよろしいんでしょうか。
○教育総務課長(庄司康洋君) おっしゃるとおりでございまして、個室の間仕切りを新たに変えるというところでございます。
以上でございます。
○委員(瀬 順弘君) わかりました。ちなみに、トイレ自体の例えばドアであったりとか、また壁のちょっと傷んでいるところを直すとか、そういう付随するようなことというのは含まれないんですかね、今回は。
○教育総務課長(庄司康洋君) そちらは、今回のメニューには入ってございません。
以上でございます。
○委員(瀬 順弘君) わかりました。その辺は、今これからやっていく中では入らないということでわかりました。
ただ、個室のブースのところはされるということなので、例えば今、新しい学校なんかそうだと思いますけれども、ちょっと明るい色を使ったりとか、雰囲気もやっぱり色目でいろいろあるかと思いますので、その辺はぜひ考慮されながら進めていただきたいと思いますので、お願いいたします。
以上です。
 

報告事項「学力向上推進事業について」
報告事項「チーム学校の取り組みについて」


○委員(瀬 順弘君) すみません。それでは、まず、学力向上推進事業についてお伺いしたいと思います。
非常に説明いただきまして、体系的に取り組んでいらっしゃることがよくわかりました。
学力ステップアップ推進事業、基礎力をつけるということで、何点か書かれている中の5点目に、東京ベーシック・ドリルのPDCAサイクル化(電子化)というのがありましたけれども、このすみません、電子化というところの具体的な内容を教えていただけますでしょうか。
○指導課長(小瀬和彦君) 電子化というのは、例えば実際にベーシック・ドリルをやってみて、そして間違いが見つかったと。そうすると、次の問題、こういう問題が適していますよというところに飛んでいけるという一つのシステムが、これは東京都がつくったわけでございますが、まだ完全に全て機能しているかというと、今、チェックをしている段階でございますが、そういうことでございます。
以上です。
○委員(瀬 順弘君) わかりました。ありがとうございます。
それと、次に、チーム学校の取り組みについてですけれども、今、不登校対策を事例に御説明いただきまして、派遣型のスクールソーシャルワーカーが4人になったということで、ここに図示されておりますけれども、それぞれの方で担当する学校の数が異なっていると思うんです。理由がいろいろあるかと思うんですけれども、少ない方、小中合わせて6校、多い方、9校担当されていますけれども、この違いの理由というのをちょっと教えていただけますでしょうか。
○指導課長(小瀬和彦君) まず、今までの方がお二人いまして、それから新たに入っていただいた方がお二人、それから常駐型がお一人いるんですけれども、ちょっと話し合いを持たせていただいて、今まで引き継いでやりたい方、それからまた新しいところでちょっと見方を変えてやりたい方と、そういうことを調整しまして、そして設定したという内容でございます。
以上です。
 

所管事項質問「小学校のクラブ活動・部活動について」


○委員(瀬 順弘君) それでは、1点、小学校のクラブ活動・部活動についてということで、質問をさせていただきます。
市内の各小学校で、運動系とか文科系など、さまざまな活動が行われているのを学校やまた地域行事などでよく見かけることがあります。
これらの活動については、学校の授業時間内に行われていたりとか、また朝とか、放課後とか、そういった時間にも活動している、そのようなクラブがあるというようなこともお聞きしたことがあります。
例えば地域行事なんかに出ますと、何とか祭りとか、そういうところに小学校の吹奏楽とか、合唱が来ていたりとかということで、そういうことになると土曜日とか日曜日にもそういう活動をされているというような状況があるのかなと思います。
こういった活動、クラブ活動とか部活動というような形だと思いますけれども、この授業で行われているものとそうでないものの違いというのはどういうことなのか、この辺がよくいろんな保護者の方とお話ししていると、ちょっとその辺がなかなかわかりづらいねと。私自身もよく理解できていない部分もありましたので、今回、質問を通して、そういうところを教えていただきたいなという趣旨でございます。
最初の質問としては、クラブ活動また部活動という、そういった違いといいますか、どういった形でされている活動なのか、御説明をお願いしたいと思います。
○指導課長(小瀬和彦君) まず、クラブ活動でございますが、クラブ活動というのは、小学校の学習指導要領の特別活動に位置づけられたものでございます。したがいまして、目的がございまして、望ましい人間関係を形成し、個性の伸長を図り、集団の一員として協力して、自主的・実践的な態度を育てるということを目標としています。
構成メンバーは、学年や学級の所属を離れた4年生以上全員の同好の児童をもって組織されています。
また、御質問のありましたもう一つの一方の部活動、日曜日に行われたりとか、お祭りとかに出ている部活動は、学習指導要領には位置づけられておりません。任意の同好の児童生徒によって組織されて、校長が学校の教育活動として認めて、教員が顧問として指導・監督に当たったりしている、これが部活動でございます。
以上です。
○委員(瀬 順弘君) わかりました。
今、御説明をお聞きしますと、クラブ活動というのが学習指導要領に位置づけられている活動で、部活動と言われるものについては、任意の活動である。ただ、学校の児童が中心になっているので、校長が判断しているというような理解かなと思います。
今ありましたクラブ活動のほう、教育課程に位置づけられているということだと思いますけれども、各小学校でそれぞれいろんなクラブ活動が、これは授業の中でされているというところだと思いますけれども、立川の今、市内各学校、たくさんあるので、全部でなくても結構ですが、どういったクラブ活動が行われているのか。
それと、中学校の部活なんかでもそうなんですが、自分が通っている学校で、例えばこういうことをやりたい、サッカーをやりたいけれども、サッカーがないとか、野球をやりたいけれども、野球がないとか、そんなことももしかすると小学校でもあるのかなというふうに思います。
そういったときに、新しくそういう子どもたちがいた場合に、そういう活動が去年までなかったけれども、ことしから始まるとか、新しくそういうクラブが立ち上がるとかということがケースとしてあるのかどうか、そのあたりお伺いしたいと思います。
○指導課長(小瀬和彦君) クラブ活動は、非常に学校によっても異なりますが、例えばサッカーとかバドミントンとかといった球技といったスポーツの分野とか、また工作とか手芸とか、また琴とか、そういう芸術分野等、さまざまな分野にわたって行われています。
大分今、御指摘のあったように、教員の経験とか指導できる種目等々、また児童数、児童の希望等々考慮して、実際に開設するクラブを決めていくのは、一般的でございますが、基本的には、クラブの数とか内容とか、発足までの手順は、学校の裁量に任されているというのが実態でございます。
発足する一番多い例の一つでございますけれども、あらかじめ指導できる分野とか、条件とかを学校が示します。その中で子どもたちは、あ、このクラブを発足させたい、条件とか範囲の中でこういうのをやりたいんだ、つくりたいんだと。自分たちでPR活動をして、そして実際に指導者と、それから児童の同好の人数とマッチングしていくと発足していくというのが一般的な手順として行われているのが事実でございます。
以上です。
○委員(瀬 順弘君) わかりました。
そういう意味では、子どもたちの希望を考えながら、その中からチョイスしながらやっていくのかなと思います。
先ほどありました子どもたちの主体的な活動を伸ばしていくという意味合いもあるということでは、そういうクラブができていく過程というのも、子どもたちの意見も反映されていく部分があるのかなと思いましたので、そういう部分では、安心いたしました。
次に、これ、学習指導要領に一応書かれている特別活動ということですが、年間の時数なんかは、定めがあるんでしょうか。
○指導課長(小瀬和彦君) クラブ活動の時間の取り扱いについては、学習指導要領に学校や地域の実態を考慮しつつ、児童の興味・関心を踏まえて計画し、実施できるようにすることということで、具体的な回数とか時間というのは、示されてございません。
しかし、本市教育委員会では、教育課程の全体のバランスを考えて、年間16単位時間から20単位時間を標準とするように指導しているところです。
以上でございます。
○委員(瀬 順弘君) わかりました。
年間16から20だと、夏休みとか冬休みとか抜くと、およそ月2回ぐらいのペースになるのかなというふうに思います。活動の状況、わかりました。ありがとうございます。
先ほど、教員の方が指導できることとか、いろんなことでメニューをつくってということでしたけれども、そういう意味では、クラブ活動というのは、基本的に教員の方が当然、授業の中ですから、やっていくんだと思うんですけれども、これ、全く教員のみなのか、もしくは例えば専門的な、また技術的な面でいろんな指導する方を呼んで教えてもらうとか、そんなこともあるのかどうか、状況を教えてください。
○指導課長(小瀬和彦君) 基本的には、各クラブ活動というのは、教員が担当します。しかし、瀬委員のおっしゃられたように、例えばサッカーで地域の方で非常に有能な方がいらっしゃると。そうした場合には、担当の教員はつくんですけれども、一緒に入っていただいて指導していただく等々、地域人材の活用というのは、非常に行われているところもございます。
以上でございます。
○委員(瀬 順弘君) ありがとうございます。
学校のいわゆるクラブ活動・特別活動でやっている部分のところは、今、いろいろと教えていただきました。
次に、いわゆる部活動と、これはそもそもに学習指導要領にも定められていないので、部活動という呼び方自体が合っているのかどうかもちょっとあれですけれども、ここではわかりやすいようにそのように表現させていただきます。
この任意の活動ということで、先ほど、御説明いただきましたけれども、今、市内の小学校で、授業の中のクラブ活動ではなくて、任意で行われている部活というのは、把握はされていますでしょうか。
○指導課長(小瀬和彦君) まず、平成28年度でいわゆる部活動を実施した小学校は、全部で7校でございます。その中では、吹奏楽部、合唱部が各3校、それからバスケットボール部、ダンス部、和太鼓、フットサルの各部がそれぞれ1校で設置されてございます。
29年度は、5校で計七つの部が活動しています。内訳は、合唱部が3校、吹奏楽部が2校、和太鼓、フットサルの各部がそれぞれ1校でございます。以上でございます。
○委員(瀬 順弘君) わかりました。
この部活動の把握というのは、どのようにされているか、教えていただけますでしょうか。
○指導課長(小瀬和彦君) 基本的には、調査ということになります。各学校から出していただいてという状況です。
以上です。
○委員(瀬 順弘君) ありがとうございます。すみません。
先ほど、28年度7校で、29年度5校ということで、調査のこれ、結果だと思いますけれども、実態としては、結構いろんな活動、学校の中で実際はされているのかなというふうには思います。ちょっとそれ、また後ほど述べたいと思いますけれども。
この部活動、任意の活動ということですけれども、今挙げていただいた幾つかの学校でも実際、活動されているということですけれども、いろんな活動をしていく中では、備品であったり、道具であったり、また場合によっては、教えていただくような講師の謝礼であったり、経費がかかるような場合もあると思うんですけれども、そういったところの経費というのは、どうやって賄われているかという、もし状況、御存じでしたらお示しください。
○指導課長(小瀬和彦君) 大きく私どもで把握しているのは、2点ございます。まず、1点目は、例えば外部指導員等々招聘して御指導いただいた場合、その謝礼としては、特色ある学校づくりの交付金を活用しているという点。また、対外試合とか、ある特別な試合に参加するときの参加費等々については、保護者等から徴収したりしている例もございます。
以上でございます。
○委員(瀬 順弘君) ありがとうございます。
今、いろいろとお聞きしてまいりまして、クラブ活動と部活動の違いというのがここで整理させていただけたのかなと思います。
きょうのところは、質問はここまでにしたいと思うんですが、今回、この件、取り上げさせていただいたのは、最初にも少し説明させていただいた地域の方、保護者の方、子どもたちが一生懸命やっている活動を目にしながら、それが授業として行われているのか、または今おっしゃられた任意の活動としてされているのか、そういう違いというのがなかなかわかりづらかったのではないかなというふうに思います。
また、あわせて先ほどもちょっと述べましたけれども、今年度、部活動のある学校が5校ということでしたけれども、少なくとも私の知る限り、もっとたくさん、いわゆる授業の中のクラブではなくて、活動されているところがもっとたくさんあるのかなというふうに思っています。
教育委員会としては、調査を出して、上がってきたものを今、数字としてお示しいただいたと思いますので、そういう意味では、非常に難しい関係性の中でやっている活動というのが実際にはあるのかなというのもちょっと感じたところです。
中学校の部活動については、現行の学習指導要領から一応明記されるようになって、教育課程外の教育活動である部活動というような形で、教育課程との連携を図るようにというのが中学校の学習指導要領には明記されている。
一方、小学校のほうには、こういった部分は、その授業以外の部分については、その辺のものがない。
当然、授業の中でやっているからというのもあるのかもしれないですけれども、そのあたりでは、小学校と中学校、少し当然仕組みが違うのかなとは思うわけですけれども、ただ子どもたちの今、余暇の過ごし方、放課後の過ごし方とか、また地域等のつながりとか、そういうところを考えていくと、部活動というのは、本当に地域等を開いていく接点を大きく持っていく非常に重要な活動であるのかなというふうにも思います。
また、子どもたちの自己肯定感を上げていくという中で、教育の中を通しながらさまざまな取り組みをされている。また、子育ての部門でもさまざまな取り組みをされていると思うんですけれども、そういった部分でもこの部活動というのは、本当に子どもたちが楽しんで社会に参加をし、またいろんな体験をし、経験をしていく地域とのつながりをつくっていく重要な場かなと思いまして、今回は現状をお聞きするという意味で質問させていただきました。
今後、小学校の部活のあるべき姿、いろんな議論がきっとあるかと思いますので、その辺については、引き続き、私も勉強しながら、また教育の中でどういうことができるのか、社会・体育の中でやるべきものなのか、生涯学習の中でやるべきものなのか、いろんな考え方があるかと思いますので、引き続き、この件については、さまざまぜひ一緒に研究をしていただいて、子どもたちの本当に伸び伸びとした、立川の子どもたちが生き生きと過ごしているなと思えるような子どもたちの環境をつくっていきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上です。

▲このページのトップへ戻る



平成29年6月22日 本会議・議案審議


 

議案第51号 富士見高架橋補修工事請負契約


○5番(瀬 順弘君) 工事の内容についてちょっと1点教えていただきたいんですが、12ページの保守工事の内容のところ、上部工事標準断面図のところに車両用防護柵交換工というのと、その横に投物防止柵交換工というのがあるかと思いますけれども、この投物防止柵というのは、現状、今の富士見高架、ついているものかどうか、新たにつけるものなのかどうか教えていただきたいと思います。
また、今回この工事、入札するに当たってどういった柵をつけるとかという、何か仕様みたいなのが明示されているのかどうか教えていただきたいんですが。
○議長(伊藤幸秀君) 基盤整備担当部長。
○基盤整備担当部長(志村秀已君) 今既についております。今鉄のやつがついていますから、金網、それからアルミに変えるという工法になるかと思います。
以上です。
○議長(伊藤幸秀君) 瀬議員。
○5番(瀬 順弘君) わかりました。
アルミ製のものになるということですけれども、ここの橋、前も予算委員会でも富士見高架から富士山が非常によく見えるというお話をしましたけれども、橋を通りながらそういった景観を楽しむ方もいらっしゃるので、そういう意味では柵で見えづらいとか、そんなことがないようなものにぜひしていただきたいなと思いますが、そういった点は何か御配慮される予定はありますでしょうか。
○議長(伊藤幸秀君) 基盤整備担当部長。
○基盤整備担当部長(志村秀已君) 議員からも以前、富士山が見えるということで御要望というか、御意見をいただいているところは承知はしているんですけれども、今回、補強工事ということで、架け替え工事ではないんで、いろいろ構造計算なんかの問題でなかなかそういう部分は確保できないということは申し上げたとおりですけれども、今回、メッシュ施工になりますんで、ちょっと見にくい部分はあるかとは思うんですけれども、そういう視覚的にも確保できるような状況にはなるかと思います。
以上でございます。

▲このページのトップへ戻る

瀬のぶひろ X
サイト管理者
立川市 瀬順弘
se_nobu@yahoo.co.jp