令和4年第2回立川市議会定例会は、5月9日(月)~5月12日(木)に一般質問が行われ、私は5月9日に登壇し質問しましたので、質問と答弁の概要を2回に分けてご報告します。
 
1.富士見町・柴崎町の地域課題について (←その1)
(1)バス減便と移動支援について
(2)立3・1・34号中央南北線について

2.柴崎市民体育館について (←その1)
(1)現状と課題について
(2)改修工事の内容について
(3)今後のあり方について

3.おもちゃの病院について (←その2)
(1)運営状況について
(2)今後の方向性について

4.学校給食について (←その2)
(1)新学校給食共同調理場について
(2)公会計化について
(3)食材費等の高騰について


 

3.おもちゃの病院について

 [主張] ~受付方法の改善を!~ 
 

(1)運営状況について

 
【質問】 市民を対象に壊れたおもちゃを修理する「おもちゃの病院」を実施されているが、事業の目的、開催回数や持ち込み数など、これまでの実施状況についてお示しいただきたい。また、開催の周知についてはどのようにされているのか。
【答弁】 壊れたおもちゃを修理する事業で、子どもの頃から物を大切にする心を育てるとともに、ごみの減量化を目的として、平成3年度より実施している。SDGsの目標にもある「使う責任を果たす」ことにつながると考えている。市に登録している11人のうち、スケジュールが空いているドクターにより隔月で年6回開催し、原則無料で、部品代がかかる場合は利用者の実費負担となる。開催する際は、広報たちかわやホームページ等で周知を図っている。

【質問】 運営の人員体制は。
【答弁】 おもちゃの修理を担当するドクターは、日本おもちゃ病院協会の講習を受けた方々で、開催する際は概ね6~8人のドクターで修理を行っている。

【質問】 事業費はどのなっているのか。
【答弁】 令和4年度予算では年間11万1,000円。内訳は、ドクター謝礼が開催1回につき1人2,000円、駐車場代が1台につき1,000円となっている。

【質問】 1回のドクターの従事時間はどれぐらいか。
【答弁】 午後1~5時まで従事していただいており、従事時間は4時間となる。

【質問】 修理の受付方法はどうなっているのか。
【答弁】 受付時間は午後1~3時まで、受付件数は1回の開催につき1世帯2点まで、先着30点となっている。上限を30点としている理由としては、最近のおもちゃは作りが複雑なものも多くなり、一つのおもちゃの修理にかかる時間が増えていることが挙げられる。開催時間内に修理できず、自宅に持ち帰って修理するケースが増加しており、ドクターの負担が大きくなっていることから、受付点数を限定させていただいている。

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(2)今後の方向性について

 
【質問】 市民の方から、壊れたおもちゃを修理してもらおうと持って行ったが、その日の上限となり受け付けてもらえず、子どもが悲しい思いをしてしまったとお聞きしました。事業の目的はいい事業であるのに、悲しい思いをしてしまう子どもがいるのは残念だと思った。受付方法や点数等について何か工夫ができないか。
【答弁】 受付件数を増やすことについてはドクターの人員体制などの課題があることから、運用の中で柔軟な対応ができるかを含めて検討したい。

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4.学校給食について

 

(1)新学校給食共同調理場について

 [主張] ~令和5年度2学期の確実な稼働を!~ 
 
【質問】 中学校完全給食の開始、市内全ての小中学生が安全・安心な給食を喫食できるようにするため、新学校給食共同調理場の整備、運営に向け着々と進めていただいていると思う。これまでの取組の経過と現在の進捗についてお示しいただきたい。
【答弁】 新学校給食共同調理場の建設について、令和3年6月末に事業者と事業契約を締結した。その後、設計業務を進め、本年4月16日に建設工事説明会を開催し、5月より建設工事に着手したところ。

【質問】 令和5年度2学期からの給食スタートに向け、準備は順調に行っているのか。
【答弁】 現在スケジュールどおりに進んでおり、今後の建設工事についても定期的なモニタリングや節目での検査確認を行うことで進捗管理を行っていく。

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(2)公会計化について

 [主張] ~保護者へ丁寧な説明を!~ 
 
【質問】 給食費などの徴収管理は学校以外が行うべき業務とされ、教員の負担経験、働き方改革になることから、早期に公会計化すべきと訴えてきた。そして、様々な検討を経て、令和5年度の導入に向けて準備を進めていただいている。現在の準備状況と、これまでの準備の中で課題となっていることがあるか。
【答弁】 現在の学校給食費事務の調査及び整理を行うとともに、新たなシステムの検討などを行っているところ。

【質問】 今後、保護者が行わないといけない手続はあるのか。
【答弁】 公会計化後も口座振替による給食費の納入をお願いすることから、改めて口座振替依頼書を提出いただくこととなる。

【質問】 丁寧に情報提供、周知していただきたいと思うが、周知はいつぐらいから行われるのか。
【答弁】 本年5月下旬頃より、学校給食費の公会計化についての周知を文書などにより行う。在校生については、2学期に口座振替依頼書を配付する予定としている。
【要望】 できるだけ丁寧に周知し、しっかりとスタートできるようお願いする。

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(3)食材費等の高騰について

 [主張] ~保護者負担の増とならないように!~ 
 
【質問】 新型コロナによる経済への影響が続く中、世界情勢の不安定化による経済の悪化もあり、原油をはじめ食材料や日用品の値上げが相次いでいる。現在、学校給食への影響についてはどのように把握されているか。
【答弁】 多くの食材及び調味料などの価格が上昇している状況があり、現在、献立を工夫することなどにより対応している。

【質問】 実際にはどういった工夫をされているのか。
【答弁】 国が定める学校給食摂取基準に基づき栄養価を考えた上で、例えば豚肉を使用する場合には使用部位を変更するなどして対応している。

【質問】 4月5日に文科省が公明党の要請を受け、物価高騰に伴う学校給食費の値上げを防ぐために、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を給食費の負担増を抑えるために使っていいという事務連絡を出した。それを受け公明党市議団は清水市長へ、物価高騰に伴う円滑な給食提供を求める緊急要望を出させていただいた。この中で、質や量の低下を招くことなく給食提供を維持すること、高騰する食材料費等の増額分を支援し保護者負担を増やすことなく学校給食を提供することなどを求めたが、市はどのように考えているのか。
【答弁】 学校給食における食材費等の価格の上昇を調査し、使用量や栄養価を落とさないよう、国の地方創生臨時交付金の活用も含め、対応を検討しているところ。

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