1月22日(月)、長野県佐久市で立川市議会公明党会派行政視察を行いましたのでご報告します。
視察先: 佐久市役所
調査項目:オールマイティ1年生事業等子育て支援事業について
少子化への対応として子育て支援施策の充実が求められている中、各自治体においても独自の施策が展開されている。その一つとして長野県佐久市では「オールマイティ1年生事業」を実施しており、子育て政策の一つの目玉となっている。この事業を含む子育て政策の取り組みについて、実施の経緯や取り組みの内容などを学ぶことにより、立川市における参子育て施策の考とするため視察を行った。
調査概要
佐久市市役所において、福祉部子育て支援課の課長および係長より事業について説明を受け、質疑応答を行った。
a)取り組みの概要
【オールマイティ1年生事業】
平成26年度に、市内の体験学習施設や文化・観光・交流施設等を、無償で利用できるオールマイティパスを創設。小学1年生を対象としているが市内に限定せず、全国を対象としている点に特徴がある。これは事業の狙いが、子育て支援だけではなく、観光振興の推進や交流人口の創出を狙っていることによる。
初年度は約300万の事業費で、2/3程度が県の補助金となっていたが、以降の財源は市のみとなっている。
【その他の子育て支援の概要】
佐久市では平成18年3月に、市民が未来に希望を持って、安心して子どもを生み、育てることができるやさしい都市づくりを目指し、「子育て支援都市宣言」を行なっている。平成29年度の子育て支援メニューは136あり、保健・医療などのほか、児童館が全小学校区に整備されている。児童館は子育て支援拠点として多機能化が図られ、午前中は未就学児とその保護者を対象に子育てサロンなども開催されている。
また特徴的なものの一つとして、佐久市子ども未来館の運営が挙げられる。ここは科学館的要素を持った施設であるが、所管は教育委員会ではなく子育て支援課となっており、未来への夢を育み、健全な成長に資することが目的とされている。
b)質疑応答
【オールマイティ1年生事業について】
Q.市民のオールマイティ事業に対する声は?
A.否定的な声は届いておらず、1年生へのプレゼントとして受け止めてもらっていると感じている。
Q.3年目で協賛企業数が大きく伸びた要因は?
A.特別な営業活動をしたわけではなく、商工会議所などに周知の協力をお願いしている。事業の認知度が少しずつ上がってきた成果と考える。
【児童館運営等について】
Q.学校休業日は弁当を持ってきて一日中いてもいいのか?
A.問題ない
Q.児童は一度家に帰ってから児童館に行くのか?
A.ほとんどの児童は学校からそのまま児童館へ行く。
所感
漫画から発想を得たオールマイティ事業は基本的に保護者同伴での利用であり、利用者の増に繋がるなどの効果もあったとのこと。子育て支援と合わせて交流人口の増を狙うことは、交流都市を標榜する立川市においても参考となる視察であった。


