5月22日に、愛知県半田市で立川市議会公明党会派行政視察を行いましたのでご報告します。

視察先: 半田市役所
調査項目:マイレポはんだについて


写真 2017-05-22 14 50 22半田市では、スマートフォンを活用した地域状況を市へ連絡する手段として「マイレポはんだ」を運用しています。市へ連絡はこれまで、直接電話をする、広聴カード・市長への手紙など、ホームページから送信などの手段があり、立川市においてもこれらの手段を用意しているところですが、近年はいうまでもなくスマートフォンの普及が進み、一つの特徴としてGPSによる位置情報を活用することで、市民も行政もより正確な情報を把握することが容易となっています。
他の自治体においても半田市と同様の仕組みが運用されているところもありますが、導入・運用コスト面で最も優れていると考えられる半田市の状況を調査することで、立川市における導入検討の参考とするため視察を行いました。

【調査概要】

半田市役所内にて、半田市企画部市民協働課及び広報情報担当職員から事業の説明をいただき、続いて質疑応答による調査を行った。

1.仕組みについて
「マイレポはんだ」とは、スマートフォンを利用して、道路の陥没や施設の破損など、身近な問題を手軽に解決する半田市の先進的な取り組み。スマートフォンの無料アプリ(FixMyStreetJapan)を利用して、地域の課題や問題を解決する制度となっている。
具体的には市民が道路の陥没を発見した際、スマートフォンで写真を撮って送り、市の担当者がそれをみて現場で対応する。送信時にはGPS位置情報も送られるため、場所の細かな説明をしなくてもよく、写真と合わせて市も現場を容易に特定して確認することができる。
自由に閲覧できることから、地域や近隣の課題について市民がその解決に協力することにより、市民協働のまちづくり促進も期待される。
災害時には河川の状況、道路状況など、市民が危険のない範囲で撮影した写真を投稿することで、市が直接確認にいけない場所の情報を把握することができる。

2.導入のメリット・目的
・スマートフォン・パソコンにより、いつでも簡便に課題・問題を伝えることができる。
・写真・GPSデータにて、状況・場所を正確に伝えることができる。
・みんなが対応状況を確認でき、行政対応の透明性を高めることができる。
(行政の見える化、オープンガバメントの推進)
・自分のレポートにより、街が改善されることで、地域への貢献が実感できる。
・多く人から情報提供を受けることで、行政の目が届かないところの課題・問題も把握できる。
・行政側も現地確認の初動の効率化が図れる。

3.導入までの経緯
H25年4月 検討開始
H25年7~8月 実証実験ステップ1[アプリの品質・機能確認、職員が対応できるかなど確認]
H26年1~3月 実証実験ステップ2[市民も参加した実証実験]
H26年10月 運用開始

写真 2017-05-22 13 59 30 写真 2017-05-22 13 21 12

【主な質疑】

Q.GPSを利用した位置情報は少し誤差があると思うがこれまで問題はないか。
A.ずれると言っても問題ではなく、写真もあるので現場がわからなかったということはない。

Q.特定の人が多数の投稿をしたりしないか。
A.区長や議員で投稿が多い方もいるが、目立って特定の人だけということはない。

Q.同じ事案について複数の投稿がされることがあるのか。
A.一般に公開されているので投稿前に他の人が投稿しているとわかるため、これまでそのようなことはない。

【所感】
不適切な投稿もなく、市民にが適正に仕組みを運用している状況が確認できました。他の手段と合わせ、市への連絡ツールの1つとして導入することで、より市民の声を直接聞く機会となっているようでした。ICTの活用により、市民と市の両者にメリットをもたらすものであり、地域課題への興味を深めるきっかけとなることで、市民との協働促進につながるものと期待できますので、立川市においても導入を検討してもらいたいと考えます。

コメントは受付けていません。

瀬のぶひろ X
サイト管理者
立川市 瀬順弘
se_nobu@yahoo.co.jp