2月27日(土)、立川市と立川市地域猫登録団体連絡会が共同で主催する地域猫活動講演会「地域猫活動&ペット問題セミナー」に行ってきました。
セミナーでは、「立川市における地域猫活動の紹介」とした行政報告、「武蔵野市における地域猫活動」「販売現場から見た高齢者のペット購入について」の2本の講演が行われました。各講演後には参加者から活発な質疑応答があり、大変内容の濃いセミナーでした。
行政報告
行政報告では立川市での地域猫活動の仕組みや現状についてのお話がありました。
立川市では、地域猫活動を行う際に団体を登録していただくようになっており、市内在住の2人以上の成人で構成された団体が登録を受けることができます。この登録を受けると、飼い主のいない猫への不妊手術・去勢手術、これら手術の際の手術以外の措置に要する経費、捕獲機購入、猫の譲渡を行うにあたっての検査経費の助成が受けられます。この団体数は平成21年度に6団体だったのが、平成27年12月末現在で41団体と大きく伸びています。これらの活動は、地域・ボランティア・行政の連携が重要で、それぞれのできる事、できる範囲での取り組みが進められています。
講演
武蔵野市で活動する“むさしの地域猫の会”会長の講演では、会の目指す方向や現状の取り組みなどについてお話がありました。
そもそも、野良猫を苦手と感じる人は野良猫はいない方がいいと思っており、野良猫を助けたいと感じる人もかわいそうな野良猫はいない方がいいと思っている。両方ともが野良猫はいない方がいいと思っている、ということが原点であり、この活動は単に猫が好き・きらいという好みの問題ではなく、猫問題を地域の問題として捉え、地域の理解と協力のもとに、地域で猫を適正に管理しながら共生していくことが重要と考えて活動されています。
そのため、野良猫を捕獲して不妊・去勢手術して戻すことで野良猫を減らしていくことを始め、餌やりについても餌を置きっぱなしにせずあげ終えたら入れ物を片付けて周囲の清掃をする、糞尿対策などに気を遣って活動されています。また飼い主のいない不幸な猫を減らすため、譲渡会も定期的に開催し里親を探すなどの活動もされています。
感想
野良猫を迷惑を思う方は、糞尿被害、声がうるさい、アレルギーなど様々な理由があると思います。しかし猫は年に2~3回出産し、一回に4~5匹産むとても繁殖力の強い動物です。そのまま放っておいたらどんどんと野良猫が増えてしまい、益々迷惑に感じるようになってしまいます。そういった意味では避妊・去勢をして一代限りとすることで野良猫の数は減っていきますし、一定の成果も出ています。しかし、例えば飼っていた猫を捨ててしまったりすることでまた野良猫が増えてしまうなど、すぐに解決できない難しい問題であることは確かです。
猫が嫌い・迷惑に思う方、かわいそうと思う方とも、地域の課題として考えることが大事であり、立川市内ではこの地域猫活動を自治会単位で取り組むところも増えてきているそうです。
お互いの理解を進め、活動が進んでいくことが課題解決の道であると感じた講演会でした。
ちなみに、当日は東京都が作成した下記のパンフレットが資料として配布されました。ご興味ある方は以下のリンクからファイルでご覧いただけます。
◆東京都「ペットと暮らすシニア世代の方へ」
