2月4日に、福岡県福岡市で会派行政視察を行いましたのでご紹介します。
視察先:福岡市役所
調査項目:公衆無線LANサービス「Fukuoka City Wi-Fi」について
先日の京都市視察報告にも記載しました公衆無線LAN整備について、手法の異なる福岡市の整備事業について視察を行いました。
※公衆無線LAN環境の必要性や、京都市での整備事業は「行政視察報告(2015/1/26京都市)」をご覧ください。
【調査概要】
福岡市の公衆無線LANサービス「Fukuoka City Wi-Fi」は平成24年4月に16拠点でスタート、その後エリアを拡大し、本年1月19日時点で75拠点(331アクセスポイント)に広がっています。整備に向けては平成23年4月から検討会議を設置して進め、「利用対象者」「整備範囲」「整備・運用方法」「セキュリティ」など、様々な観点から望ましい公衆無線LANの方向性がまとめられました。
整備の目的は、(1)来街者の利便性向上、(2)市の情報発信力強化、(3)災害時の活用、を図ることで都市の魅力向上と都市間競争力の向上を目指すことと定めています。そのようなことから、特徴として「最初に氏名とメールアドレスの登録が必要ですがその後6カ月は再登録なしで接続可能」、「ポータル画面ではエリアごとの情報発信、接続後は市の観光サイトを表示」、「災害発生時にはポータル画面で通知、そこからワンタップで防災危機情報ページを表示」となっています。なお、激甚災害時等(震度5弱以上など)には登録や認証手続きなしで即時開放し、接続後は災害用ブロードバンド伝言板のリンクなどが表示されます。
【主な質疑】
●整備は市が主体となっているのか?
基本的な方針としては市は公共施設を中心に整備を進め、民間の整備を誘導していく。
●関係する部門との連携はどのように行っているのか?また、うまくいっているのか?
広報戦略室が中心となり、観光・防災・ICT関連部署と連携をしており、うまくいっている。
●利用数の変化は?
整備当初は1回の接続時間が短い(15分)、移動毎に接続が切れるなどの意見があり、8月から一度認証すると別のサービスエリアに入っても自動認証するようにしたところ認証数が格段に増大した。
●今後の課題は?
持続可能な運用モデルの構築、情報発信力の強化、ユーザのICTリテラシ向上など。
【所感】
公衆無線LAN環境整備については市長の公約であり、強力なリーダーシップで進めてくることができたとのこと。エリアの情報発信やバナー枠の表示などは大変参考となりました。また、Wi-Fi環境整備が進んだことで、民間企業と連携したWi-Fi活用の社会実験も行われ、観光等ビジネスへの活用も期待されるとのことでした。今回の視察では今後の課題や展開イメージもご説明いただき、環境整備から実際の利活用、そして地域活性や経済効果など、無限の可能性を秘めていると実感しました。
【おまけ】
民間企業と連携した社会実験で作られたのが「J Guidest Fukuoka」というスマートフォンアプリで、私も早速ダウンロードしました。クーポンやオススメスポットなど、福岡の観光・グルメ情報がいっぱいのアプリで、Wi-Fiスポットを活用したスタンプラリーもありました。このスタンプラリーは指定場所のWi-Fiに接続するとサンリオキャラクターの画像がダウンロードできるというものです。このスタンプラリーは全部集めて何かがもらえるというものではなく、場所によって画像が異なるので種類を集めて楽しむものでした。ちょうど地下鉄福岡空港駅が指定場所でしたので、私も画像を一つGETしてきました。福岡に行く予定のある方は是非ダウンロードして活用してみてください。
「J Guidest Fukuoka」はこちらから
