1月28日に、愛知県蒲郡市で会派行政視察を行いましたのでご紹介します。

視察先:蒲郡市観光交流センターナビテラス
調査項目:おもてなしコンシェルジュ倶楽部について


写真 2015-01-28 10 02 43 平成26年12月議会の一般質問で私は、これから立川が更に魅力を発信し市民が誇りを持てるまちにするためには“おもてなし”の心が必要であり、新たな窓口サービスセンターにコンシェルジュ的なスタッフを配置することを提案し、市からは「課題もあり研究していく」との答弁をいただきました。
 蒲郡市では10年前に観光交流立市を掲げ、観光振興に取り組んでいます。そして2008年から毎年「おもてなしコンシェルジュ検定」を実施し、合格者を観光交流おもてなしコンシェルジュとして登録しています。そこで蒲郡市のおもてなしコンシェルジュの制度を視察調査することで、立川市における来訪者の“おもてなし”のあり方についての研究の一助とすることとしました。
 
【調査概要】

●蒲郡観光交流おもてなしコンシェルジュとは

 来訪者への観光おもてなしと、市民の観光意識高揚のため、2008年から検定試験(おもてなしコンシェルジュ検定)を年1回実施。これまでは市内在住・在勤の方のみであった受験資格を今年度から変更し、市外の方でも受験できるようにしています。受験申込(有料千円)をすると「おもてなしハンドブック」が貰え、受験者はそれをテキストとして学習、また検定前にはセミナーも開催されているそうです。
 昨年度までの累計認定者数は840名(人口の約1%)ですが、初回をピークに年々受験者は減少しているそうです。認定者の属性は若干男性の方が多く、40歳代が多いとのことでした。

●ナビテラスについて
 市観光交流センターの名称で、平成26年3月に蒲郡駅内(高架下)にオープン。市が賃料を支払い、運営は市観光協会が行っている。施設内には観光関係パンフレット、情報端末、おみやげ推奨品紹介、展示スペース、貸会議室などがある。
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●おもてなしコンシェルジュ倶楽部について
 観光交流立市を掲げているが、市民の観光意識が希薄であることから検定試験を行うことでコンシェルジュを認定し観光意識の向上を図っています。しかし、受験者は減少傾向であり、検定試験だけでは目的であった市民の観光意識の向上が図れないことなどから、コンシェルジュ自身が観光客のおもてなしと合わせ、市民に対する認知度、観光意識の高揚に一役買っていただくことを目的に、コンシェルジュの活躍の場を作り出すための組織として設立されました。
 コンシェルジュ倶楽部の活動・研修は以下のようなメニューがあるそうです。
 ・海岸清掃活動 → 観光客が来る海を自分たちの手できれいに
 ・水族館バックヤードツアー → 観光施設の裏側を見ることで魅力を発信
 ・観光従事者による講演 → 実際に観光客と頻繁に接している方からの情報
 ・SNSや写真撮影のためのセミナー → 魅力発信ツールの活用を図る

【質疑】
●コンシェルジュが一見してわかるマークなどはあるのか?
→認定者にはバッヂを渡している

●おもてなしハンドブックは毎年改訂するのか?
→改訂は数年に1回。その他は観光パンフレットなどで補完してもらっている。

●コンシェルジュの市民への認知度は?
→まだ低いと感じている。

●情報発信はどのようにしているか?
→Facebookページはあるが更新があまりできていない(事務局発信)。今後、ホームページは作成中で、コンシェルジュの紹介など顔の見えるページ作りを目指している。
蒲郡観光交流おもてなしコンシェルジュのfacebookはこちら

●検定の受験者増を目指すのか?
→これまでは市内在住・在勤が条件であったが、次回からは市外でも受験できるように変更し受験者増を図った。また、インターネット受験を導入して受験しやすした。

【所感】

 観光客のおもてなしに市民力を活かす仕組みは大変興味深いものでした。検定試験は知識向上に役立ち、これまでの検定合格者数は市民の1%にも上っています。しかし、実際の活躍の場がないとせっかくのコンシェルジュも徐々に意識が低下していくとのお話を伺い、市民力をどのように活かすかしっかりと仕組みづくりをする必要があると感じました。


【おまけ】
 蒲郡市最大の観光施設は「ラグーナテンボス」です。自然豊かな三河湾を望む複合型リゾートで、テーマパーク・ショッピングモール・レストラン・マリーナ・分譲マンション・レストラン・ホテル・温泉などがあります。2001年に中部最大規模のマリーナ「ラグナマリーナ」が開業し、翌年にはテーマパークなどもオープンしました。当初「ラグーナ蒲郡」として第三セクターで運営されていましたが、2014年にHISとハウステンボスが設立した会社へ譲渡され「ラグーナテンボス」となりました。
 今回の視察では残念ながら訪問できませんでしたが、いつか個人的に行ってみたいと思います。
ラグーナテンボスのホームページはこちら

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