
2006年、公明党のリードで自殺対策基本法が制定されてから、予防対策が進み、年間の自殺者数は3万人台から2万人台へと減少している。しかし、その間、児童生徒の自殺者数は300人台から微増が続き、20年には過去最多の499人に達した。
自殺の動機・原因を見ると、小学生が「家族からのしつけや叱責」、中学生は「学業不振」、高校生は「進路問題」が上位。自殺には四つ以上の要因があると言われるが、子どもの自殺は、家庭や学校に起因するケースが多い。
コロナ禍の20年は、休校措置や経済活動の停滞で、子どもの精神面や生活面への影響が深刻化。加えて、有名人の自殺報道の影響で「後追い自殺」を誘発する「ウェルテル効果」の関与も指摘される。
16年の自殺対策基本法改正で学校現場での「SOSの出し方に関する教育」が努力義務と位置付けられた。今月6日、内閣府が決定した「子供・若者育成支援推進大綱」では「SOSの出し方教育」の推進が盛り込まれ、実効性のある取り組みが求められる。
■(インタビュー)中央大学客員研究員 髙橋聡美さん
コロナ禍では一般的な家庭でも、親といる時間が増え、ストレスを感じたり、居場所を失う子どもが増えました。学校や塾の勉強についていけなくなったり、新しい大学入学共通テストに不安を抱いた受験生も少なくありません。
また、睡眠や食事のリズムが崩れ、精神疾患を抱える子どもが増えました。DV(配偶者などからの暴力)や虐待、保護者のアルコール依存症など問題がある家庭の子どもは一層、高いリスクにさらされています。
コロナ禍で児童生徒の自殺が急増しましたが、問題は、それ以前からあったのです。子どもの自殺は、コミュニケーションの行き違いなど、どこの家庭でも起こり得るものです。そして学校では、成績や進路のことで、子どもは追い込まれています。
■「生きづらさ」に寄り添い「助けを求める力」を育む
子どもたちは「死にたい」と思う前に「生きづらさ」を抱えています。その身近なSOSに大人が気付いて寄り添うことが、子どもの「助けを求める力」を育み、「生きづらさ」への対処を身に付けるきっかけとなります。そこで重要なのが子どものSOSの受け止め方です。具体的には①ジャッジしない②アドバイスしない③ありのままに受け止める④決め付けない⑤子どもの情景を見させてもらう――ことが基本的姿勢です。
例えば子どもが「忘れ物をした」と言った時、その言葉を受け入れ「忘れ物したの」と穏やかな口調で「オウム返し」をして受け止め、「詳しく聴く」ことで子どもに何が起きているか情景を見させてもらうことができます。このような姿勢は子どもからの信頼を得ることができます。反対に頭ごなしで決め付け、アドバイスすることを続けると、子どもは「分かってもらえない」と感じ、相談することを諦めたり、SOSを出せなくなります【図参照】。
特に、子どもが失敗した時は、すぐに解決策を示さないで、気持ちを共有しながら声掛けし、子どもに主導権を持たせることで自尊感情を高め、立ち上がる力を育むことができるのです。
■公明、動機解明で効果的施策めざす/党自殺防止対策プロジェクトチーム(PT) 谷合正明座長(参院幹事長)
児童生徒の自殺の増加は喫緊の課題であり、党PTとして総力を挙げ、国にも対策の強化を働き掛けてきた。
私は今年1月の参院予算委員会で、自殺対策の基礎となる警察庁の「自殺統計原票」の改正を提案。これが来年から実施され、自殺の動向がより的確に把握できるようになる。もちろん、未然に防ぐことが最優先だが、自殺した児童生徒の原因・動機や家庭環境などがより詳しく分かるようになり、効果的な施策につなげたい。
また、党として、子どもに身近で、世代も近いゲートキーパーを増やせるよう、後押ししたい。
児童生徒の自殺リスクの早期発見や実効性のある「SOSの出し方教育」の普及、「大人が小さなサインを見落とさない」取り組みを強力に進めていく。
たかはし・さとみ 中央大学人文科学研究所客員研究員、前防衛医科大学校教授。近著に『教師にできる自殺予防 子どものSOSを見逃さない』(教育開発研究所)。
地方議会のオンライン化
これまでもオンライン会議の必要性は議論されてきた。東日本大震災で議場が倒壊するなどして議会が開催できなくなったことを教訓に、議会版BCP(事業継続計画)を策定して、議員同士が集まれなくても開催できるオンライン会議の議論が進んでいる。さらに、女性議員のなり手不足の解消へ、産前産後で議会への出席が難しくなった際の活用も期待されている。
議会のペーパーレス化などデジタル化の進展も追い風となり、オンライン化は避けて通れなくなっている。ところが、長年続いてきた議会の慣行は根強く、オンライン会議が一気に増えるまでには至っていなかった。
新型コロナの感染拡大に伴う緊急事態宣言の発出は、全国一斉に地方議会が開催できない環境を生み出し、議会のオンライン化に拍車をかける状況を作り出した。
昨年4月7日、政府が新型コロナの感染拡大に伴う緊急事態宣言を7都府県に発出したことを受け、茨城県取手市議会は翌日の同8日にオンライン会議を開催。以降、繰り返しオンライン会議を実施し、市に具体策を提言した。前例のない取り組みで失敗や試行錯誤した事柄も含めて経過を逐次、情報発信している。
その中でいくつかの課題が浮かび上がってきた。議会における普及率20%未満のタブレット端末の購入費用や維持費をどこが負担するかや、デジタルに不慣れな議員の説得と学習方法、機密漏えいを防ぐセキュリティー強化などである。
さらに、地方自治法で地方議会は、議場に参集して議論することが規定されている。参集しなくても開催できるオンライン会議は地方自治法をクリアできないのではとの課題が生じていた。このため、取手市議会は昨年7月、当時の総務相に地方自治法改正の意見書を提出。同様の意見書が他の地方議会からも出された結果、地方議会の委員会の開催までは規則改正などの条件付きで認められた。地方議会の取り組みが後押しとなり、国会でも緊急事態宣言下で議論ができない場合のあり方の検討も始まっている。
先ごろ、コロナ禍での取手市議会の取り組みを紹介する勉強会がオンラインで開催されたところ、こまめな情報発信に関心を寄せていた全国の地方議会関係者240人以上が集まり、熱い議論が交わされた。コロナ禍で開催が困難になった地方議会の真摯な活動が大きなうねりとなって、全国の地方議会に広がることが予感される熱論であった。オンライン会議のさらなる充実、発展を期待したい。
本日、市内の小中学校で入学式が行われました。コロナ禍での入学式は、昨年に続き2年連続です(>_<)晴天となり新入学生を祝って暖かい。明日から新一年生も集団登校します。無事故で登校できるよう交通安全指導に当たります。
通学路の側溝が改修され、グレーチング設置で安全対策も整備されました。
子どもたち無事、学校に送り届けました。
本日、ハイツ旭が丘(市営住宅)の住民から相談を受けました。「棟によって階段の手すりが、無い所がある」と。早速、確認すると、1階の取っ掛り部分で、「あざみ棟とれんげ棟」で手すりが短い所がありました。相談者は、その事を言おうとしているのでしょうね。なぜ、2度手間のようなことをするのか確認したいと思います。
参院長野補選で表面化 野党共闘は“絵に描いた餅”
また、この政策協定に対しては、立民、国民両党の支援団体の連合も猛反発。というのも、連合は「非共産」で労働界全体の統一を図ろうと結成された労働組合の全国中央組織であり、共産色の強いこの協定など看過できるはずもない。
立民の枝野幸男代表が3月17日に連合に陳謝したことから、連合は立民新人への推薦は維持したが、22日に発表した談話で、共産を念頭に「戦後、外部勢力の直接・間接の介入、干渉が、労働運動の戦線統一を停滞させた歴史的経過」をわざわざ指摘し、「連合は共産党を含む野党共闘には与しない」と改めて鮮明にした。
しかし、立民の枝野代表は、この政策協定に「党として拘束されない」としつつも、撤回までは踏み込まない。それどころか、立民関係者は国民が推薦を取り下げたままなら「衆院選では国民の候補者に対抗馬を立てる」(4月4日配信「時事」)と反発する始末。
連合と共産双方にいい顔をする立民の煮え切らない態度に共産は付け込み、立民新人と「この政策協定で一緒に協力してやっていきます」「政権交代へ進む共闘」(同1日付「赤旗」)などと持ち上げ、「共産党を含む野党共闘」ぶりを印象付けようと躍起になっている。
国民・連合と立民の足並みの乱れの原因は共産との距離感の違いにある。立民が「共産票」に目がくらんでいる限り、次期衆院選での「野党共闘」など“絵に描いた餅”であろう。(乃)















