
■(制度の概要)キャッシュレス決済で最大5000円分を還元
マイナポイント事業は、昨年10月の消費税率引き上げに伴う政府の消費活性化策として、今年9月から来年3月まで実施される。約4000万人の利用を想定し、今年度予算に2500億円が盛り込まれた。マイナカードの普及率向上もめざす。
対象はマイナカードの保有者で、年齢や所得制限は設けない。キャッシュレス決済で利用した金額の25%をマイナポイントとして、1人当たり最大5000円分還元する。上限まで利用すれば、2万円の買い物で5000円相当のポイントが付く。
マイナポイントは、今回の事業に登録したキャッシュレス決済事業者から消費者に付与される仕組みになっている。
■利用方法
申し込み時に利用者は、クレジットカード、交通系ICカードなどの電子マネー、QRコード決済のうちどれか一つの決済サービスを選ぶ。次に用途として「買い物」か「チャージ」のどちらかを事前登録する。
決済サービスを交通系ICカードに設定し、用途をチャージで登録した場合のポイントは、カード残高のチャージに対して付与される。同じカードでの買い物や、登録外のサービスには適用されないので注意が必要だ。ポイント付与のタイミングは事業者ごとに異なり、即日から2カ月以内と幅広い。内容を確認した上で事前登録したい。
■必要な手続き
■①マイナンバーカード取得
マイナポイントを利用するには、事前にまずマイナカードの保有者に今年1月から発行されている「マイキーID」を設定(予約)し、続いて7月1日から始まる決済サービスと用途の選択(申し込み)が必要だ。マイナカードを持っていない場合、申し込みから受け取りまでは1カ月程度かかる。マイナンバーの通知カードと一体になった「個人番号カード交付申請書」のQRコードをスマートフォン(スマホ)で読み込めば、オンラインで簡単に申請できる。
■②予約する/マイキーIDの設定
マイナカードの取得後、「マイキーID」の発行を受ける(マイナポイントの予約)。このIDは本人証明に使われる8桁の英数字で、発行をもってポイント付与の資格が得られる。
ID発行の締め切りは8月末まで。ID発行数が定員(約4000万人)に達した場合、8月末を待たずに終了する可能性もある。マイナポイントの予約は、パソコンやスマホのほか、市区町村の役所などに置かれる支援端末で行うことができる。
■③申し込む/7月以降
マイキーIDの取得後、7月以降、登録事業者のスマホアプリや自治体の支援端末などからマイナポイントの申し込みができる。申し込みが完了すると、利用したい決済サービスとIDがひも付けされる。期限は来年3月まで。
注意点は、一つの決済サービスにひも付けられるIDは一つだけであること。例えば夫婦と子どもの4人家族の場合、妻の交通系ICカードに家族4人分のIDをひも付けることはできない。それぞれ個別に決済サービスの登録が必要だ。



