安心です!ジェネリック医薬品

医薬品には、薬局などで販売されている「一般用医薬品」と、医療機関で診察を受けたときに医師から処方される「医療用医薬品」があります。そのうち医療用医薬品には、新たに開発・販売される「新薬」と、新薬の特許が切れた後に製造・販売される「ジェネリック医薬品」があります。
■新薬同様の効果と安全性/値段も安く負担が軽減
新薬の研究開発には、長い歳月と莫大な費用がかかります。それがコストとして薬の値段に反映されています。一方、ジェネリック医薬品は、すでに有効性・安全性が新薬で確認されているため、開発期間やコストを大幅に抑えられます。値段は新薬の5割程度か、中にはそれ以下の安いものもあります。医療の質を落とすことなく、個人や家計の負担を軽くすることができます。複数の薬を服用したり、慢性疾患などで薬を長期間飲み続けなければならない場合は特に効果的です。
また、ジェネリック医薬品は、高血圧や高脂血症、糖尿病などさまざまな病気や症状に対応します。カプセルや錠剤、点眼剤など形態も豊富です。
ただし、全ての医薬品にジェネリック医薬品があるわけではないので、注意が必要です。
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一方、「安くて本当に効き目があるの?」「安全性は大丈夫?」との声もありますが、心配いりません。ジェネリック医薬品の開発に当たっては、医薬品メーカーによって、(1)新薬同様に体内で溶けるか(2)新薬と同速度かつ同量の有効成分が体内に吸収されるか(3)気温・湿度による品質への影響の有無――などさまざまな試験が実施されていて、安全であると証明されたものだけが厚生労働相によって承認されています。
さらに、製品によっては新薬よりも飲みやすいように大きさや味、においの改良、保存性の向上などに工夫がなされたものもあります。
■医療費抑制にも期待
ジェネリック医薬品を希望する場合、病院や薬局で医師や薬剤師に相談してみましょう。また、診察券あるいはお薬手帳などに、市町村などが配布している「ジェネリック医薬品希望シール」を貼ったり、「ジェネリック医薬品希望カード」を受付で提示したりする方法もあります。
高齢化が進む中、国も医療費抑制につながるジェネリック医薬品の普及に取り組んでいます。現在、日本国内のジェネリック医薬品の使用割合は約73%ですが、国は2020年9月までに80%まで引き上げることを目標としています。