参院「議員歳費」を削減

自公が改正法案了承/定数増受け月7.7万円、来夏から3年間
2018/11/28 1面
■野党と合意形成に努力/山口代表
公明党政務調査会(石田祝稔会長)は27日、衆院第2議員会館で部会長会議を開き、来夏の参院選から参院の定数が増えることを踏まえ、参院議員の歳費を削減するための国会議員歳費法(国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律)改正案(議員立法)を了承した。同改正案は、同日行われた自民党総務会でも了承された。
この改正案は、来夏の参院選で当選した議員の任期が始まる日から3年間を特例期間として、参院議員1人当たりの歳費を月7万7000円削減する内容。自民、公明の与党両党は野党の理解を得て今国会での成立をめざす。
参院議員の歳費削減は、参院の経費節減に向け、先の通常国会で成立した公職選挙法改正案の採決の際、公明党が提案し、自民党などの賛成を得て議決された付帯決議を踏まえたもの。自民党と参院の経費節減に向けた具体策を検討する中、公明党は参院全体の予算の中で最大経費であり、国民にとって分かりやすい参院議員の歳費削減を提案していた。
参院議員歳費の削減の法改正について、公明党の山口那津男代表は27日の記者会見で、「定数が増えた分、参院の経費が増えるのでは国民の納得を得られない。野党の理解もいただいて、最終的に合意形成を果たしたい」と力説した。
衆院議員と参院議員の歳費に差が生じることに関して山口代表は、「今回の法改正が一時的、臨時的で参院の特殊な事情によるものであることから、議員歳費を規定した憲法に抵触せず、衆院の歳費に影響を及ぼすとは考えていない」との考えを示した。その上で、今後の参院選挙制度改革については、「来夏の参院選から3年以内の抜本改革をめざして合意をつくりたい」と強調した。