本日は、子育て支援の先進地である名張市に「名張版ネウボラ」について学んで参りました。
赤目四十八滝で有名な名張市は、面積が129.77キロで人口は8万人弱で、関西圏のベットタウンとして発展した都市です。国道165号線を中心に、桔梗が丘、梅が丘、百合が丘やすずらん台と花の名を冠した団地で形成されているのが特徴。
ネウボラは、フィンランド語で「助言の場」の意味で、フィンランドの地方自治体が設置する母子支援地域拠点のことです。
名張市は、母子支援拠点である「まちの保健室」を市内の小学校区15か所に設置しています。さらに「まちの保健室」は高齢者サロンや健康づくりの健診・教室等も行われているのも素晴らしかった。
はじめに「美旗地区まちの保健室」で子育てサロンの風景を視察しました。赤いブルゾンを着た民生児童員さんや自治会長等がボランチィアで乳幼児の相手をし、子どもたちは、楽しそうに遊んでいました。子育てサロンを推進された美旗まちづくり協議会の室谷 芳彦会長は、「行政は高齢者に手厚い施策をとり子どもたちが置いてきぼりになっている。この子どもたちが将来、自分たちのことを支えてくれる。だから大事にしたい」と、話してくれました。
その後、西嶌 知子 子育て世代包括支援センター長から名張版ネウボラについて説明を頂きました(^_^)
ネオボラは、妊娠から出産、育児子育てまで総合的な母子支援を行っている。きっかけは、高齢妊娠が増えてきたことや3人目の出産に不安を抱える妊婦が多いことで、出産を考える人が増えていることが背景にあった。また、経済的な理由から3人目の出産を戸惑う人が多いのも分かった。そこで、介護師や介護福祉士が相談にのり、行政や地域の子育て支援事業と母親のパイプ役になる、チャイルドパートナー制度を導入した。このチャイルドパートナーは15か所の「まちの保健室」に2名ずつ常駐し支援にあたっている。(月額の報酬は20万円未満で6カ月の更新)
さらに、ゆめづくり地域交付金を設置し、地域づくり組織の活動支援として、使途自由で補助率や事業の制限がない、住民合意でまちづくり事業を実施する等に交付している。交付額は、各地区にある「まちの保健室」の人口規模で算出している。
地縁血縁が希薄化している中、妊娠、出産、育児子育てと地域が中心になって、支援を施すことは、まつづくりの観点からも重要と考える。今後、鈴鹿市でも「鈴鹿市版 ネウボラ」を推進してまいりたい。
受付を担当する民生児童員と利用者
室谷会長から「まちの保健室」について説明を受ける
西嶌子育て世代包括支援センター長から説明を受ける