9/25(金)、鈴鹿市議会は本会議を再開し、9月定例議会に上程された議案について採決を行い、休会致しました。
「令和元年度鈴鹿市一般会計決算の認定について」等、決算議案を認定。
「令和2年度 鈴鹿市一般会計補正予算(第5号)」を可決。
歳入歳出それぞれ4億9,976万4,000円を増額。
<補正予算の主な事業>
□ 中学生以下の児童のいる家庭に対して、鈴鹿サーキットの入場券、乗り物乗り放題券などを配布するための予算を計上。
□ 公立・私立保育所をはじめ、子育て支援センター、放課後児童クラブなどの子育て支援施設に必要な感染防止用品などの購入・経費補助をするための予算を計上。
「令和2年度 鈴鹿市一般会計補正予算(第6号)」を可決。
歳入歳出それぞれ1億8838万7,000円を増額。
歳入歳出予算総額は、880憶168万6,000円となりました。
<補正予算の主な事業>
□ 65歳以上の高齢者のインフルエンザワクチン接種費全額公費負担(無償化)と、1歳から未就学児のインフルエンザ予防接種費用の一部(約半額)を助成するための予算を計上。
□ 三重県から医師会に委託されていた「PCR検査センター」を、鈴鹿市が運営主体となって運営を行うことで、体制を強化するための予算を計上。
その他、教育委員会委員の人事案件など、いずれの議案も可決致しました。
9/3(木)、9月定例議会・本会議で、一般質問を行いました。
「予防接種・健診について」
【質問】
これから、冬にかけて、インフルエンザなどの感染症が流行する時期がやってくる。
WHO(世界保健機関)は、今年は、特に、インフルエンザの予防接種を積極的に受けるよう呼びかけを強めている。
その理由として、「症状が出てもインフルエンザか、新型コロナかすぐに分からない恐れがあり、インフルエンザの予防接種は非常に重要である」と指摘した。
厚生労働省の専門部会も、新型コロナとインフルエンザの同時流行に備え、インフルエンザワクチン接種を定期接種の対象である高齢者や、医療従事者、基礎疾患のある人、妊婦、乳幼児、小児の希望者に、早めの接種を呼びかける方針を示した。
市民に予防接種を呼びかけるとともに、重症化が懸念される高齢者や就学前児童に対して、インフルエンザ予防接種を無料にすることで、コロナと症状が見分けのつきにくいインフルエンザに罹患しないようにすることが大事だ。
インフルエンザなどが流行する冬場に、医療機関が混乱することを避ける効果もある。
本市として、高齢者などがインフルエンザ接種を受けやすくなるよう、無償化を検討すべきと考えるが、いかがか。
【答弁】
冬季における新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行は、市としても、大いに懸念しているところである。
WHOが積極的な接種を呼び掛けているように、インフルエンザワクチンを接種しやすい環境を整えることは、市民の生命、健康を守る上で重要であるとともに、診察時における医療機関の混乱を解消するなど、大きな効果が期待できることから、早期に対応しなければならない課題であると認識している。
このため、重症化のリスクや接種による効果などを総合的に勘案し、取り組む必要があると考えているが、冬季のインフルエンザ流行期に備えることを踏まえると、10月のワクチン接種時には、体制を整えておく必要があるので、早急に事業化に向けた検討を進めていく。
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その後、9/8(火)の議会運営委員会で、市長提出追加議案として、65歳以上の高齢者に対するインフルエンザワクチン接種費用の全額公費負担と、1歳から未就学児のインフルエンザ予防接種費用の一部を助成するための経費を盛り込んだ「補正予算(案)」が、9/9(水)の本会議に上程されることが決まりました。