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  12/5(木)の一般質問の概要を、数回に分けて掲載させて頂きます。

  1. 救急搬送について

            (1)  現状と課題、対策について

                   ① 搬送時間が伸びていることについて

<質問>

  総務省消防庁の発表によると、昨年(平成24年)中の救急出動件数は、580万件を超え、搬送人員も約525万人で、いずれも過去最多を記録した。

  救急出動件数の増加率が全国で最も高かったのは、三重県で4.6%の増。

  救急搬送人員の増加率も、三重県が最も高く3.9%の増であった。

  出動件数の増加に伴って、全国的に現場到着時間と医療機関へ収容するまでの時間が年々伸びている。

  鈴鹿市でも、市民から搬送時間の伸びや、搬送先が市外になる場合が増えていることに対して、懸念する声が聞こえてくる。

 

 

 

 

 鈴鹿市消防年報によると、平均現場到着時間は十年前と比べて2.4分、要請を受けてから医療機関に収容するまでの平均時間は8.5分、それぞれ伸びている。

 

 

 

 

   脳卒中や心疾患などは発症から30分以内に治療を受ければ効果が上がるとされているが、全国の平均時間では38分を超えており、鈴鹿市でも30分を超えるものが10年前は36.5%であったのが、昨年は70%と10年前と比べ倍増している。

   医療機関又、消防の救急現場では、厳しい状況の中、日々大変な努力をして頂いているが、このまま、搬送人員、搬送時間が増え続ければ、重症患者への対応が遅れる危険性が高まることが懸念される。

   そのことを踏まえて、救急搬送の現状と課題、対策について、質問をする。

   まず、現場到着時間と収容所要時間の現状と課題について、尋ねる。

<答弁>

   現場到着時間の現状は、10年前の平成14年中は平均 5.8分、平成24年中は平均 8.2分。

   収容所要時間は、10年前の平成14年中は平均 28.1分、平成24年中は平均 36.6分。

   現場到着時間は、平成19年以降は起点となる時刻が、出動時間から119番入電時刻に変更したことで2分程度時間が伸びている。

   収容所要時間の伸びは、救急現場での救急救命士による救命処置の高度化によるもの、また救急出動件数の増加に伴い市内医療機関への収容が困難となり、市外医療機関への搬送が増えたことが一因となっている。

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鈴鹿市 藤浪清司
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