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    議案に対する討論の続きを、掲載させて頂きます。

    同じく消防費、常時消防費の「救急啓発費」280万円は、独り暮らしの高齢者など、災害時要援護者台帳に登録されている人に、救急情報ネックレスを無料配布するための経費であり、外出先で体調を崩して意思表示が出来ない場合でも、本人の医療情報や緊急連絡先などが把握でき、駆け付けた救急隊が瞬時に対応できることで、搬送時間の短縮にもつながるなど、高齢化が進む中で重要な施策であります。

    平成24年度は、試験的に400人の希望者に配布されましたが、新年度予算で3倍に拡充されたことを高く評価致します。

    この取り組みは、鈴鹿市消防本部が全国に先駆けて独自に導入したものであり、公明新聞の全国版に大きく取り上げられたことから、全国からの問い合わせや、多くの議員が視察に訪れるなど、全国的に注目されている事業であります。

    今後、要援護者台帳のデータ更新が重要であることから、更新については、保健福祉部が責任を持って、しっかりと行うことを強く求めます。

    また、災害対策費、木造住宅耐震シェルター設置費補助金25万円ですが、地震発生時に自ら身を守ることが困難な高齢者、障がい者などの要援護者の安全確保を目的とした耐震シェルター設置費補助を継続した点も評価致します。

    次に、公民館費の「施設整備費」では、栄公民館の建設用地測量業務委託と、建物の設計委託費が計上されており、バリアフリー整備に1800万円を計上し、国府公民館及び住吉公民館の男女別トイレの設置や、みんなのトイレの改修、さらに、加佐登・石薬師・鼓ヶ浦公民館のトイレ増改築の設計委託料に対しても評価し、今後も男女別トイレが整備されていない公民館の整備、バリアフリー化が進展することを期待致します。

    鈴鹿市にとって、子ども達の学力向上は重要な課題であることは、先の代表質問・一般質問等でも述べられておりましたが、教育振興費で「確かな学力を育む特色ある学校づくり事業費」として実質300万円、「理科教育推進支援事業費」83万円、「学校図書館学習・情報センター機能強化支援事業費」207万円が、新規事業として計上されたことは、評価できます。

    学力向上に結び付くよう、しっかりと事業内容を精査した上での取り組みを期待致します。

    また、教育環境の整備として、「教育施設扇風機設置事業費」が、小学校分484万円、中学校分143万円が計上され、教室に扇風機が設置されることは、歓迎致しますが、教育環境に差が生じないよう、2年間に分けてではなく、1年間での設置をするべきであります。

    補正予算などでの対応を、求めたいと思います。

    商工業振興費の「地域経済対策住宅リフォーム等促進事業費」1562万4000円は、市民が居住する住宅リフォームを、市内施工業者に発注した場合に10万円を上限に工事費用の10%を補助するものであり、地元建設業界の活性化と消費拡大の経済効果が期待されます。

   申請は抽選式とのことですが、経済効果による税収増にも繋がる事業として、申し込みに対して対象者が全て補助を受けられることを求めます。

  これについても、補正での対応も視野に入れて検討すべきであると考えます。 

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鈴鹿市 藤浪清司
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