明日(2/20)、公明党鈴鹿市議団として以下の要望書を、市長に提出致します。
災害時の公共施設における安全対策を求める要望書
昨年3月11日に発生した東日本大震災では津波による甚大な被害とともに、体育館やホールなど多くの人が集まる施設で天井の落下などによる事故も相次いで起こりました。
東京都千代田区の九段会館大ホールと栃木県の研究施設では死亡事故が発生、栃木県の中学校体育館では天井の石膏ボード落下により多くの生徒が負傷をし、川崎市のホールや茨城空港でも天井が落下するなどの事故が発生しました。
また、過去にも2003年の十勝沖地震、2005年の宮城県沖地震などで天井の落下事故が起きております。
鈴鹿市においても、吊り天井の事故防止対策が必要な公共施設として、鈴鹿市民会館・鈴鹿市文化会館など大規模収容施設で4箇所、小学校4校・中学校2校の体育館等があります。
このような大勢の人が集まる施設で万が一大震災が発生した場合、多くの負傷者が出ることが懸念されますし、特に小・中学校の体育館は災害時の避難所としても利用されることから、早急な対策が必要であると言えます。
市民の安全と安心を確保することは行政として最優先に取り組むべき課題ですので、学校を含む大型公共施設の吊り天井の事故防止対策を実施するとともに、大ホールなどでの大規模災害を想定した避難マニュアルの見直しや、市民が参加しての避難訓練の実施などを早急に取り組むべきと考えます。
以上のことを踏まえ、下記の事項を要望致します。
記
1.子どもの安全に関わる小学校4校(郡山・国府・一ノ宮・長太)と、中学校2校(千代崎・白子)の体育館の吊り天井改修を、遅くとも平成26年度中に完了させること。
2.鈴鹿市民会館・鈴鹿市文化会館・鈴鹿市武道館・鈴鹿市西部体育館の吊り天井事故防止対策を、早期に進めていくこと。そのための予算確保を、計画的に行なうこと。
3.大型公共施設での災害を想定して、避難・対応マニュアルの見直しを行なうこと。
4.大型公共施設で大震災をシミュレーションした、市民が参加しての避難訓練を行なうこと。
以上