前回に引き続き、一般質問の内容を掲載致します。
質問の要旨と答弁の概略は、以下の通りです。
(2) 高齢者の肺炎予防対策について
【質問】
肺炎は、日本人の死亡原因の第4位であり、年間死亡者数が約9万5千人にものぼり、その内95%が65歳以上の高齢者である。
肺炎を起す原因は様々だが、最も多いのは肺炎球菌によるもので、肺炎患者の約3割を占めている。
肺炎球菌ワクチンは一回の接種で5年以上有効とされ、安全性も高いものの一回当たりの接種費用が8000円前後と高額であるため、高齢者のワクチンの接種率は県内で1割にも満たないと推定されている。
<資料写す>
これは、平成22年3月現在の数字を基にしているが、当時全国で326市町村で公費助成がされていたものが、今年11月1日現在では579市町村に増えている。
三重県内においても、亀山市・伊勢市・熊野市など13の市町がすでに実施をしており、12月からは四日市市も公費助成を開始する。
公費助成額は、接種費用の約3割から5割に当たる3000円から4000円を助成する自治体が約半数を占めている。
助成開始対象年齢は、65歳以上が約4割で最も多く、続いて70歳以上となっている。
因みに県内では、伊勢市と鳥羽市が「65歳以上4000円の助成」、亀山市と四日市市が「65歳以上3000円の助成」となっている。
高齢者の肺炎を予防し健康を守ることにより、医療費の大幅削減にもつながる。
是非、鈴鹿市においても近隣自治体に遅れをとることなく、高齢者の肺炎球菌ワクチン接種の公費助成と啓発を行なうべきであるが如何か。 今後の取り組みについて、伺いたい。
【答弁】
肺炎球菌ワクチンは、接種後5年間は効果持続があり、毎年接種する必要が無く1年を通じて接種することが出来る。
接種することで、肺炎になっても軽症で済むなどの効果がある。
このため、医療費の削減にも繋がると考えられ、費用対効果は高い。
75歳以上の場合、インフルエンザワクチンとの併用により、単独接種よりも肺炎による入院の頻度が低下しているとの報告もされている。
三重県下の助成額は自治体により差はあるものの、接種費用の概ね3分の1程度の助成である。
事業実施にあたっては、助成額・対象年齢などは、現在実施しているインフルエンザ予防接種事業とのバランスを考慮する。
平成24年度からの事業開始については、財政状況が厳しい中での新規事業ではあるが、ワクチン接種による費用対効果や、県内他市の状況を見据えながら、医師会とも十分協議を行い、公費負担額や対象年齢も考慮しながら検討していく。
