| 年金の積立金は安定して運用されており、心配いりません。 |
| 自主運用が始まった2001年から昨年までの10年間の収益額は、11.4 |
| 兆円、収益率は 1.20%となっております。 |
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| 年金財政については毎年、社会保障審議会の年金数理部会が検証を行な |
| っております。 |
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| 今年公表された2009年度末の厚生年金の積立金は、2004年の将来予測 |
| が156.7兆円であったのに対して、実績推計が 150.3兆円。 |
| 国民年金の積立金は、2004年の将来予測が10.8兆円に対して、実績推 |
| 計 9.8兆円。 |
| いずれも、予測は下回ってはいるものの、大きな乖離はありません。 |
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| なお、ここが肝心なところですが、2009年に財政検証が行なわれた際、 |
| 将来的なモデル年金の給付水準は、現役世代の手取り所得の 50.1%で、 |
| 2004年検証の50.2%とほぼ同じでした。 |
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| 先日(11/9)行なわれた衆議院予算委員会での公明党からの質疑に対し |
| て厚生労働大臣は、「先進諸国でも米国やドイツでは支給開始を65歳から |
| 67歳に上げている。ただ、中長期的課題とすぐに対応すべき課題を整理すべ |
| きだった。混乱させ、不安を与えたことは申し訳なかった。」 |
| 「来年の通常国会や再来年という短時間の中での法案提出は考えていない。」 |
| と答弁し、現時点での見直しは考えていないことを明言しました。 |
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| 今後の課題としては、非正規労働者もすべて厚生年金に加入できる体制 |
| をつくること、そして制度として現状の根幹を堅持しつつ、低年金所得者の額 |
| を引き上げていくべきことです。 |