8/25(木)、東京都千代田区へWeb図書館の視察へ行ってまいりました。

 2007年5月に区役所新庁舎移転に伴い、庁舎の9階と10階にリニューアルオープンした図書館です。

 その際、指定管理者制度を取り入れると共に、地域の特色を生かした様々な提案が検討委員会で議論されたとのことです。

  そのひとつが、24時間365日図書館外からでもインターネットでアクセスして、Web上で電子図書の貸出・返却が出来るシステムの導入でした。

  千代田区在住約4万8千人の区民と、千代田区に在勤・在学する約85万人が利用対象となります。

 Web図書館導入によるメリットとして、全国の図書館共通の課題である収蔵スペース不足の解消が挙げられます。

 また、二週間の貸出期間が過ぎると自動的に返却されますので、返し忘れや紛失もありません。

 ユーザーIDとパスワードで特定して管理するため、通常図書館では導入が難しい参考書もWeb上で書き込みや採点が出来、アンダーラインを引くことも出来ます。

(同じ人が次回借りた場合、書き込みやアンダーラインもそのままで返却時のページから読むことも可能です。)

 全て良いことづくめのようですが、問題は著作権や出版社のハードルが高く欲しい出版物が希望通り入手出来ないことと、一冊当たりの値段が普通の書籍の約2倍から10倍することで蔵書が中々増えないことです。(現在は約4800タイトルです。)

  しかしながら、収蔵スペースや人員の増加をすることなく、蔵書の保存や24時間サービスを行なうことが出来るWeb図書館は、今後導入を検討する自治体が増えていくことは間違いありません。

 同じ悩みを抱える図書館が連携して対応することで、値段や著作権・出版社のハードルを乗り越えて課題を解決していけるものと確信致します。

 今回の視察で懇切丁寧に対応して頂いた、図書館長・副館長・コンシェルジェの方を始め千代田区の皆様には、大変にお世話になりました。

 ありがとうございました。

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鈴鹿市 藤浪清司
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