昨日(8/5)、玉城町に視察に行き、オンデマンド交通(予約制の乗り合いバス)システムについて、説明を受けてきました。
玉城町は、民間路線バスが大幅縮小をした後に、「福祉バス」として町営のマイクロ路線バスを運行しておりました。
しかし、3ルートで1日19便あったバスの1便当たりの平均乗客数が4~5人と少なく、「からバス・空気バス」と呼ばれるような状態でした。
この問題に対して玉城町は、住民サービスを低下させずに効率の良い運行を行なうため、オンデマンド交通の導入に取り組みを始めました。
平成21年11月から、東京大学大学院との共同研究により「元気バス」として実証実験をスタートし、順調に乗客数を増やしております。
このシステムでは、会員登録をしてIDを取得した住民が電話またはスマートフォンから事前予約をすることにより、乗客がいるコースだけを利用者の時間に合わせて運行するため、利便性を高めてコストを低くすることが出来ます。
東京大学大学院が開発したシステムを利用することにより、予約状況に合わせてコース・移動時間・到着時刻の計算を瞬時に行なってオペレーターや乗務員に知らせることが出来ます。
さらに玉城町では、このシステムを活用して、スマートフォンからの「緊急通報システム」も導入しております。
高齢者の交通手段を確保するだけでは無く、データベースを活用して地域で見守る体制づくり、介護予防・健康づくりにも事業を展開しており、このシステムの可能性の大きさを実感致しました。
現在実証実験として運賃無料で運行しており、今後は有料化に向けての料金設定などの課題があります。
私たちが住む鈴鹿市においても、高齢化率の高い地域などで、買い物や病院などへ行くための交通手段の確保が、大きな課題となってきております。
交通不便な地域を改善していくためにも、オンデマンド交通を含めた今後のシステムについて真剣に考え、取り組んでいかねばなりません。



