カテゴリー(活動報告)

「公会計財務書類の新たな活用方策」と題した
公会計協議会主催のセミナーが8月2日、協会本部で行われ、受講してきました。
【財務情報の更なる開示と効率的な行財政運営に向けて】とのテーマのもと、基調講演やパネルディスカッションが行われました。
 今回学んだ内容については、今後の議会活動に反映させるべく、更なる学習に励んでいきたいと思います。

杉並区立済美養護学校(杉浦校長)で行われた「ぷれジョブ7月定例会」に加納区議、大越区議とともに参加させていただきました。

「ぷれジョブ」とは、支援を必要とする子ども達の職場体験です。
 地域の方がボランティアで、ジョブサポーターとなり、学校から地域の企業やお店に毎週1回、障がいのあるお子さんを連れて行き、1時間程度の就労体験をすることを半年間続けます。そして月1回定例会を開き、その様子を報告するという活動です。

この日の報告はN君、①TUTAYAと②杉並交通での就労体験でした。
当日も6時に起床して、杉並交通の駐車場の清掃(15分×2作業)を終えて参加したとのこと。TUTAYAでは開店前の8:30~9:00にマンガ本のラッピングをしたり、雑誌に付録を添付する仕事をするそうです。
最初の1ヶ月はサポーター2人体制だったのが3ヶ月後には見守りだけでOKになり、N君本人も自信がついて、笑顔で取り組めるようになったそうです。
自ら工夫して仕分けをし、丁寧に行っている仕事ぶりに、受け入れ企業2社の担当者は「助かっている、ありがたい」との声を寄せているとのこと。

ぷれジョブと言っても、その事業所に就労するための職業準備訓練ではありません。
障がいのある子どもが学校と自宅を往復するだけでなく、今ある力を発揮して、地域社会の一員として居場所を持てたら、どんなに素敵だろうという思いから出発した活動と伺いました。
ぷれジョブを行う子ども達を真ん中に、保護者、学校、地域住民、事業者、それぞれの立場の方々が少しずつ力を出し合うことで、地域に暖かい人のつながりが生まれます。

今回、加納議員から声をかけていただき、素晴らしい活動を知ることができました。
墨田区でも「ぷれジョブ」立ち上げたいです。
しっかり調査・勉強を重ね、実現できるように努力していきたいと思います。

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〈金沢21世紀美術館〉
個人的にも「ぜひ行ってみたい」楽しみにしていた施設でした。
近年、開館されている美術館は、これまでのように閉塞感ただよう建物の中で、ひたすら道順に従って、もの静かに鑑賞するという形から変わってきています。

たとえば、外観からして透明性を重視するガラスの壁面を採用し、光を取り入れるなど明るさや開放感を演出する試みがされています。また平面的に絵画を鑑賞するスタイルではなく、鑑賞する部屋全体の空間までもが1つのアートとして完成されており、五感で体感する!そんな仕組みが随所に配置されていたり、鑑賞する側も参加する現在進行形のアートなど、様々な試みがなされている、自由で楽しい空間というものです。まさに何度も訪れたくなるような工夫が沢山あって、賑やかな子ども達の声があふれている美術館。金沢21世紀美術館はそんな場所でした。

特に印象に残ったのは、
★入館料がいらないフリースペースがあり、自由に人が集いあえること。
★全学校の子ども達が鑑賞に訪れますが、子ども達はクラスごとの団体鑑賞ではなく、1グループ6~7名に1人のボランティアがついて、マナーを学びながら、自由度の高い鑑賞ができるようにしているとのこと。100名にも及ぶ登録ボランティアの方々が運営を支えているというのも驚きでした。

この美術館を設計した建築家の一人が妹島和世氏であり、2年後に着工予定の「すみだ北斎美術館」の設計者でもあります。観光客の為の美術館ではなく、地域の拠点として、区民はもとより子ども達からも愛される美術館にしていくヒントをいただきました。
歴史はもとより、美しい伝統と文化が息づき、戦前より共助の意識が高い人に優しい金沢の街-
保育園の待機児もゼロ!!こんな町に住みたいなあと実感しつつ、我が愛する墨田でも実現したいことがいっぱいの充実の視察でした。

13日の「金沢市教育プラザ富樫」視察の続きです…
★5号館・・・こども総合相談センター
ここではあらゆる育児や発達に対する悩みや相談に、専門スタッフが対応し、総合的な支援を行なっています。このセンターには児童相談所が設置され、年末年始をのぞく、一年中、24時間体制で虐待や育児放棄された子どもたちを受け入れることができます。

金沢市のすごいところは、通常、県で設置している児童相談所を市独自で移管して、運営しているところです。かなり大きな経費を使い、職員の体制も大変なのですが、県という広域より職員の動きも早く、機動的な対応ができているとのこと。市長の英断に拍手です!

教育委員会と子育て、福祉と役所での所管は別でも、そのタテ割り行政をとり払って、事務所は一か所に設置。常に職員が顔を合わせて、連携をとりあうことができる。
金沢市が「子ども条例」で目指している、乳幼児から中学生まで子ども達の健全な育ちを一貫して見守るネットワークが確立していました。マニフェストに掲げた「総合教育センター」のモデル施設として、とても学ぶところの多い視察となりました。

12月に金沢を訪れ、13日に「金沢市教育プラザ富樫」翌14日に「金沢21世紀美術館」を視察してきましたので、リポートします。

〈金沢市教育プラザ富樫〉
NTTの元社員研修所を改修し、1号館~6号館、体育館までそろっている子どもの為の総合施設です。

★1号館&体育館・・・研修相談センター
小・中・高の教職員だけでなく、保育所や幼稚園職員の研修も行なうとともに、不登校や発達障害の教育相談も行なっています。

保育から教育へ続く一貫教育の体制が文字通り整備され、退職されたベテランの先生にる経験を基にした実践的な研修を行うなど、今、問題になっている教職員の質の向上を目指す研修体制もありました。言葉ではよく耳にしますが、着実な実践の場があるということは、すばらしい!の一言です。

★2号館&3号館&調理室・・・地域教育センター
ここでは就学前の子育てに関する相談や実際に親子でふれあえる広場を設置。送り迎えができないお母さんのためのファミリーサポートセンターの機能も有しています。また、地域の皆さんが自由に交流できる研修室が設置されています。

核家族化の中で、ママひとりで子育てに不安を抱えてしまわないように、万全の体制が整っていました。これなら安心です!

11月2日の夜、緑コミュニティーセンターにおいて党支部会を開催しました。
党員をはじめ多くの皆さまに足を運んでいただき、ありがとうございました。
政策DVD上映、私の挨拶に続き、明年5月22日にいよいよ開業するスカイツリーについて、区役所より新タワー調整担当部長の高野佑次氏を講師にお招きし、映像を交えてお話をしていただきました。
新タワー完成後の施設全体の名称が「東京スカイツリータウン」に、商業施設の名称が「東京ソラマチ」に決定し、周辺施設である水族館やドームシアターの工事が開業に向けて急ピッチで進んでいることが紹介されました。「東京ソラマチ」には310の店舗が入り、その中には墨田区を紹介する観光プラザ(仮称)が設置される予定になっています。
また、開業前に墨田区民の皆さまがスカイツリーに上れる機会「墨田区民デー」(仮称)を設けてもらえるよう事業者に申し入れをしていくとの報告に喜びと期待の声が寄せられました。
最後に挨拶に立った加藤まさゆき都議会議員からは、都営住宅のエレベーター設置要望の基準緩和、区内の河川を活かした防災船着き場の設置など、今回の震災を教訓とした政策を都議会公明党として要望し、都から前向きに捉えるとの返事があった旨、報告がありました。私からの区政報告については、支部会会場で皆さまにお配りした「ともとも通信2011年秋号」(下の画像)をクリックしてご覧になっていただければと思います。

東日本大震災から4ヶ月半が過ぎた7月28日、仙台市若林区荒浜地域を視察しました。未曾有の震災に加え、原発事故が重なり、一刻を争う対応が求められているにも関わらず、政府の対応の遅れには歯がゆい状況ですが、今、現場で起こっていることを少しでも把握し、墨田区としてどんな支援ができるかを考えること、また今後おこり得る様々な災害に備えるうえで、貴重な教訓としていかなければ、との思いでした。
はじめに仙台市庁舎を訪れ、消防局防災安全課長から震災発生からの経過と現状を伺ったあとに荒浜地区へと車を走らせましたが、内陸部から徐々に海岸線に近づくに従って津波の爪痕が、今なお生々しく残されていました。田園地帯が海岸線に沿って広がる荒浜地区では、民家のほとんどが基礎部を残して削り取られたため、爆撃をうけたような荒野が広がっており、自然の脅威を改めて実感しました。また荒浜地区を南北に縦断するかたちで「仙台東部有料道路」が通っており、この道路を境に陸側と海側では被害状況が違うことが見て取れ、道路が防波堤の役目を果たしたことがわかりました。
さらに、他の被災地に比べ、仙台市は復旧作業が比較的早く進んだとの話があり、その理由として瓦礫除去作業の際に、車、バイク、木造物などを分別しながら進めたので撤去作業が早く進行できたとのこと。現場の指揮によって、後々の復旧作業の時間短縮につながったと伺い、非常時における“現場の知恵”の重要性を改めて認識しました。
墨田区と仙台市は防災協定を締結しており、震災直後から多くの救援物資が墨田区から届けられ、職員の人的派遣なども行なわれています。都市機能などの復旧は時間の経過とともに目に見えてくると思いますが、今後は心的ケアなども視野に入れた支援策を拡充させる必要があると感じました。
ともかく東北の方々が、希望をもって、安心して生活できるように!一人も残らず健康で幸福に!と祈らずにはいられません。

7月22日(金)NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所が運営する「ライズ学園」(茨城県つくば市)を訪問視察しました。この学園は、不登校や発達障がいのある子どもたちの学びの場で、学習支援のほか農作業などの体験的活動も取り入れた独自のカリキュラムで、一人ひとりの子どもにあった学習実現のためのサポートを行っています。卒業すると小中学校の卒業資格が取得でき、この学園の出身者には東大や筑波大まで進学した子どももいるそうです。
理事長の小野村哲氏による「人と違う」という差異から起こりがちな“対立”から、その差異を個性とて認め、子どもたち一人ひとりを導いていく“共育”という理念についての講演は、大きな触発を受けるとともに、発達障がい児童支援のあり方に対する私自身の認識の甘さを痛感させられる内容でした。
学習障がいといっても個性であり、その差異を正しく理解しサポートする教育体制を作っていかなければ、大切な未来の宝が磨かれずに埋もれていってしまう悲しい状況を変えていくことはできないし、日本の将来にも大きな損失となってしまうことを実感しました。
商店街の洋装店の2階にあるアットホームな雰囲気の「教室」で、真剣に学習に取り組んでいる子ども達の姿がとても印象的でした。墨田区にもぜひ、今後、取り入れていきたい貴重な現場でした。

7月3日にフレンドリープラザ立川児童館にて「立川フェスティバル2011」が開催されました。
通称「立フェス」として親しまれ、地域交流の場となっているこのイベントは、児童館が開設された1979年から始まり、今年で32回目の開催となるそうです。昨年は1,500人を超える方が足を運ぶほどの盛況ぶりで、立川界隈の夏の風物詩ともいえる人気行事になっています。今年は「絆 咲かせよう、笑顔の花」をテーマに、ゲームコーナーやお化け屋敷が設けられ、会場前の道路には縁日さながらのお店が軒を連ねました。また、特設ステージでは「菊一太鼓」による演奏が披露され、梅雨を吹き飛ばすかのような力強い太鼓の響きと見事なバチさばきで、詰めかけた観客の皆さんを魅了していました。
こうして地域に息づく素晴らしい伝統芸能が子どもたちに引き継がれ、町の活気を盛りたてている・・・そうした子どもたちを見守り支えている町会の皆様に頭が下がります!下町・すみだの良さが全開のおまつりでした。

6月12日、横川四丁目のJT生産技術センター敷地内で、本所消防団消防操法審査会が行われました。天候が気がかりでしたが、曇り空の下で各消防団の日頃の訓練の成果が披露されました。
本所消防団は管轄内の8分団からなる消防組織で、その歴史は古くルーツをたどると8代将軍・吉宗の時代に設置された「町火消」にまで遡るとのこと。団員の方のほとんどはボランティアで休日や平日の夜間に訓練されており、皆さんの真剣な表情と鍛えぬかれた機敏な動きに、しばし目を奪われてしまいました。

さて、審査の行方ですが、優勝:第7分団、準優勝:第3分団、第3位:第2分団、敢闘賞:第1分団という結果でした。第7分団は昨年に引き続きの優勝で、なんと4連覇の達成です!一朝有事の際には地域の頼れる存在ですが、日々の生活の中で消防団の皆さんが出動するような局面が起こらないよう、心から願うものです。

 

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