バックナンバー 2016年 8月 14日

 

研修テーマ   高濃度乳腺などの判別しにくい乳がん検診の取り組みについて

研修年月日   28年8月1日(月)

視察・研修場所  長野市保健所

参加者     ちの美智子 ・ とも宣子 ・ はねだ福代

調査目的

平成20年~24年の墨田区における女性のがん部位別死亡割合では、肺がん、胃がんに次ぎ乳がんが3番目となっています。乳がんは日本人女性の12人に1人がかかるといわれ、がんの早期発見早期治療で90%の治癒が可能とされています。

こうした中、高濃度乳腺におけるマンモグラフィ検診の有用性の問題も指摘され、判別しにくい乳がん検診に対する先進的な取り組みをしている長野市を視察し担当者からお話を伺いました。

 

 

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視察・研修内容

長野市ではマンモグラフィ検査を平成13年100人枠でスタート、翌年14年から本格実施。現在、30歳以上の方は、視触診、超音波検査、40歳~74歳の方は、マンモグラフィ検査が受診でき、どちらか選択できるようになっています。 (受診料は視触診・超音波検査1200円、マンモグラフィ検査1600円、減免制度あり) また、国の事業として年齢により、女性特有のがんに対する無料クーポン券が使えます。

特に女性の子宮頸がんや乳がん検診の受診率向上に向けた取り組みとして、ポスターや啓発カードの配布場所を工夫しています。さらに、休日女性がん検診を実施。子育て中で自分のことが後回しになってしまうお母さんたちにも受けられるようにとのこと。若い世代へのアプローチ強化としては、短期大学や企業への出前講座も行っているそうです。

高濃度乳腺 (乳腺の濃度が高く、マンモグラフィ検査では画像が白く映るので腫瘍かどうか判別しづらいといわれている方) の取り扱いについては、長野県健康づくり事業団に委託し、研究委員会で精度管理などが検討され、医師会においても読影の技術を高める取り組みが行われています。

平成14年のマンモ検診導入時より、読影表の様式にdense breastという高濃度乳腺の区分があり、ここに該当する対象者には、ハガキで精密検査を受診するよう告知しています。

視察、研修実施後の感想

どうしたら、受診率を向上できるか、様々な施策を考えて取り組んでいることがわかりました。受診勧奨を何度も行う、アンケートをとって職場等で検診を受けている方の数値を掌握し、データ分析を行う、さらに要精検となった方の追跡調査を実施する等、がん撲滅への強い思いを感じました。

若い世代の乳がんが増加しつつある中で、子育て中のお母さんに対しても、乳腺が安定する3歳児検診の折に乳がん検診のお知らせをするなど、とても良い取り組みをお聞きしました。今回の視察を参考に、今後も乳がんの早期発見に向けてしっかり取り組んで参ります!

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