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◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也)登壇 皆さんこんにちは。私は公明党の篠原達也です。私は公明党福岡市議団を代表して、福岡市キャリア教育の推進について、いじめの未然防止とネットいじめについて質問をいたします。
まず初めに、福岡市キャリア教育の推進について質問いたします。
子どものころ、自分の将来の夢を描いた経験は誰もが持っていると思います。人間は夢を描くことで日々の生活を楽しもうとし、さまざまなことに挑戦をし、みずからを成長させていくことができます。なぜ小学校のうちからキャリア教育が必要なのか、それは空想的な夢にかわってみずからの将来につながる希望や目標を描くための力は、小学校からの継続的なキャリア教育に育まれるものだと思います。ところが、今の時代、子どもたちは成長するに従い、夢や希望を描くことができなくなっていくのはなぜでしょうか。
国が進めているキャリア教育とは、どのような教育ですか、お伺いいたします。
以上で1問目の質問を終わり、2問目以降は自席にて行います。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) キャリア教育につきましては、児童生徒一人一人が社会的、職業的自立に向けて必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、自分の役割や自分らしい生き方を身につけることでございます。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) お答えでは、児童生徒一人一人が社会的、職業的自立に向けて必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、自分の役割や自分らしい生き方を身につけることとありましたが、今、多くの子どもたちは社会で実際に活躍するたくさんの魅力ある大人たちに接する機会や、さまざまな職業の存在あるいは広い視野で会社や職業を捉える力を養う機会を得られているのか甚だ疑問に感じます。
そこでお尋ねいたしますが、福岡市ではキャリア教育をどのように位置づけ、何を具体的に行っているのかお示しください。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 福岡市におけるキャリア教育につきましては、児童生徒一人一人が将来自立していくための勤労観や職業観を身につけさせることを目指しております。そのため、目的意識を持って日々の学習に取り組む姿勢や、自己の進路を選択し、決定できる能力を育てるよう、全ての教育活動において取り組んでおります。
具体的な取り組みとしては、小学校では、自分のまちの探検や2分の1成人式、職場インタビューなどを、中学校では、社会人講話や職場体験、立志式、一日高校体験入学などを行っております。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) それでは、本市では、小学生へのキャリア教育の一環として小学4年生を対象に2分の1成人式を行っておりますが、その内容についてお伺いいたします。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 2分の1成人式につきましては、小学校4年生の児童が10年間の自分の成長を振り返り、将来の夢や目標について自分の考えを保護者や地域の方々の前で発表する活動でございます。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) では、その成果はいかがですか、お伺いいたします。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 2分の1成人式の成果につきましては、家族を初め、地域の方々に対する感謝の気持ちや身の回りの仕事への関心が高まり、将来の生き方について考える児童がふえていることでございます。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) 次に、中学2年生を対象にした立志式を行っておりますが、その概要、実績についてお尋ねいたします。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 中学校2年生を対象とした立志式につきましては、将来に対する志を保護者や地域の方々、在校生の前で宣言し、上級生などから激励のメッセージを受けることにより自分の決意を強める活動でございます。新しいふくおかの教育計画の取り組み内容としておりまして、平成24年度からは全ての中学校69校で実施をしております。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) では、その課題はどうですか、お尋ねいたします。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 立志式の課題につきましては、生徒が自分の志を練り上げていくための活動の時間が十分には確保できていないことや、立志式への保護者や地域の方々の参加がまだまだ少ないことなどでございます。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) 子どもたち一人一人が将来の夢を語り、その実現に向けて苦労や努力を惜しまずに何事にも負けない力を養っていけるような立志式を行ってください。小中学生が持つ職業や社会、あるいは自己有用感などを図る自身の物差しは大きくありません。その物差しを大きく広げるには、実際に大人たちから社会人としての体験などの話を聞く、あるいは職業体験により自分自身で実際に体験し、社会の中で自分の仕事がどんな価値を生むものかを経験することが大変重要ではないかと思います。
では、本市が目指すべき目標に向け、本市の企業や保護者、校区の事業者らに対し、日常的にどのような協力要請をされていますか、お伺いいたします。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 職場体験におきましては、生徒が働くことを通して、時間や決まりなどを守ることの大切さ、挨拶やコミュニケーションの重要性などを実感できる体験活動となるよう、生徒を受け入れていただく事業者などにお願いをしております。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) それでは、講話や職業体験できる企業について、教育委員会として企業開拓の有無、エピソードなどについてお示しください。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 教育委員会から福岡経済同友会や福岡県中小企業同友会にキャリア教育への協力をお願いいたしましたところ、中学校7校に社会人講話の講師を派遣していただけるようになるとともに、新たに21の企業が職場体験の受け入れに協力していただけるようになっております。また、銀行や老舗のお菓子メーカーなどに職場体験のお願いをしたところ、全ての支店で職場体験の受け入れが可能となったこともございます。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) 過日、小中学生のキャリア教育について、横浜市教育委員会の先進事例について視察をしてまいりました。横浜市では、市内を東西南北の4ブロックに分け、それぞれに教育委員会の出先を設けるという、きめ細かな取り組みをキャリア教育だけにとどまらず行っていたことには、まず大変驚き、すばらしいことだと感じました。実際の取り組みについては、ブロックごとに学校の希望により数校を抽出し、その事例について年2回活動報告大会を行い、他校にも実績を広げる機会にしておりました。
あるブロックでは、1中3小による構成で、この中学校ブロックでは約20年前に学校が荒れた時期があり、地域の大人たちが学校とともに、子どもたちに何が必要かと真剣に協議をし、自分たちの後ろ姿を見せようと20の職業講話や体験を通じて、小、中縦のつながりと小学生同士の横のつながりがさらに深まり、いつの間にか中学生が小学生をリードするなど、伝統的なキャリア教育の推進を担っています。
福岡市立中学校では、地域と連携したキャリア教育は具体的にどのようなことを実施していますか、お示しください。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 地域と連携したキャリア教育につきましては、地域の方々から働くことの楽しさや厳しさを学ぶ社会人講話や、地域の事業所で働く体験を通して望ましい勤労観や職業観を身につける職場体験を実施しております。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) では、市内の中学校で何校が職場体験学習をどのように行っていますか、お尋ねいたします。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 職場体験学習につきましては、平成20年度から全ての中学校で実施をしており、生徒は自分が希望した職場で挨拶などの社会的ルールやマナーを学びながら、例えば、保育園での保育、小売店での製造販売、病院での看護などの体験活動を3日間程度行っております。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) 市内でどれくらいの事業所が受け入れているのか、お伺いいたします。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 平成24年度におきましては、延べ3,616の事業所で生徒の受け入れをしていただいております。なお、平成23年度と比べて受け入れ先が約300事業所ふえております。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) 今後も子どもたちのためにさまざまな職種の受け入れが実現するよう要望いたします。
横浜市は、ことしの夏休みに初めて体験型医療職場訪問を実施しました。横浜市立市民病院の医師が中学生たちに市民病院の仕事を知ってもらいたいと、キャリア教育推進への協力を申し出ました。病院スタッフは、それぞれ仕事が終わってから受け入れ準備に励み、30名の生徒の職場体験に万全を期し、体験当日は子どもたちに白衣と聴診器を与え、内科、外科、薬剤部などとそれぞれの部署に分かれての疑似体験を行い、昼食には患者さんと同じ病院食を食べるなど、スタッフ、患者それぞれの立場を経験し、生き生きと目を輝かせ、病院での仕事を体験していました。思わぬ副産物として、病院の新人スタッフは、子どもたちへの説明機会を通じて、逆に改めて自分たちの仕事の重要性に気づかされ、再確認できたとして、大人たちにも大変貴重な1日となったわけです。
(パネル表示)これは横浜市立病院の内科の診察室であります。ここで「こんにちは。きょうはどうされましたか」、「先生、私、受験勉強でちょっと疲れています」、「じゃ、ちょっと腕をまくってみてください」、聴診器で脈をとると「栄養失調ですね。もっと食事をとってゆっくり睡眠をとってください」、こんな声が聞こえてくるのではないでしょうか。
2つ目のパネルを。(パネル表示)これは決して弁当の日ではございません。これも同じく患者さんと同じ病院食をこのかわいい女生徒が食べているところです。「ねえねえ、病院食って御飯ちょっと少なくない」、「私もあとおかずが3品ぐらい欲しいわ」、ほかの子が、「でも、私、ダイエット中だからこのぐらいで十分よ」、こんな会話が聞こえているように思います。生徒たちは本当に楽しそうに生き生きとしています。実は、これは一部2枚だけの写真をパネルにさせていただきましたが、DVDを見て大変私は感動いたしました。ここで皆さんにお見せできないのがとても残念です。このような貴重な体験は生徒たちにとって生涯の宝物になります。
横浜市教育委員会は、さらなる受け入れ拡大に力を入れています。また、企業の若手育成にも活用でき、新たな開拓を目指しているそうです。担当医は当時の模様をDVDに残し、教育委員会や参加した生徒に見てもらうなど、行政内から高い評価を得ています。今後、行政内の職場体験の拡大が期待されています。大人が仕事に打ち込んでいる姿に触れることで、落ちつきを取り戻し、周囲から褒められた効果による自信のようなものではないかと思います。キャリア教育の効果は、学校では体験できない実務や人との触れ合い、人間関係を体感することにより自分の物差しを大きく伸ばし、価値判断や自己有用感を育む貴重な生きた教育の機会であると思いますが、福岡市役所内外の機関や外郭団体などで連携をして、どことどのようなことを何件やっていますか、お伺いいたします。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 福岡市役所関係といたしましては、平成24年度は市役所本庁や区役所の各課を初め、各消防署、動植物園、各図書館など231カ所で1,893人の生徒を受け入れております。例えば、図書館に行った生徒たちは本の貸し出し業務、返却された本の整理、絵本の読み聞かせなどを体験しております。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) 本市は想像以上に取り組んでおられるようです。今後も随時拡大して行っていくべきと考えますが、いかがですか。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 福岡市役所における職場体験の受け入れにつきましては、今後も引き続き新たな受け入れプランの作成を各部局に対して依頼をし、受け入れ箇所数や受け入れ人数の拡大に努めてまいります。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) 小中一貫のキャリア教育を体系的に取り組むことが必要です。自分がなりたい職業を明確にすることよりも、その職業を通じて社会で何を実践するのか、自分がどのように社会に貢献するかということを考える教育の機会を多くつくることが必要です。
横浜市では、キャリア教育の豊かな心の育成推進プログラム副読本として「生きる」を作成しています。小中学校の児童生徒が将来、大人になったとき、迷ったり、悩んだり、苦しんだりすることがきっとあるでしょう。そんなとき、この本がもう一度挑戦してみようと思うきっかけになる心の本となるように期待を込めて作成をされたそうです。
(資料表示)ここにその現物がございます。このピンクは小学校4年生から6年生版です。大人になるあなたへ今考えておきたいこと、「生きる」、この中にはどういうことが書いてあるかといいますと、自分を見詰める。そして、自分を見詰めるの項目でも横浜市出身の先輩からのメッセージというのが載っています。ここには横浜ベイスターズの三浦大輔投手のメッセージがあります。もう一つ、人とかかわる、ここでも落語家の歌丸さんのメッセージがあります。
一つだけ横浜ベイスターズの三浦さんのメッセージの中で、こういうことが書いてあります。高校1年生のとき私は野球部に所属をしたものの、遊んでばかりいて、いわゆるツッパリでした。そんな自分を変えてくれたのは、おまえと一緒に野球がしたいからだという友達の言葉でした。それでも野球をサボったりそれからしていたそうです。そういうときに、でも自分はプロ野球選手になりたいということで、ここで自分本位のピッチングをやって監督からひどく叱られたそうです。友達と監督から叱られたことによって、自分はそのような気持ちになれたのだと思います。その気持ちを味わったからこそ今の自分がある、今の生き方がある、結局、勝つことより自分に負けない生き方のほうが私は大切だと、こう考えています。このように小学生の副読本「生きる」。
(資料表示)同じようにこれは中学生版です。中学生版も同じように中学生では、社会人になるとはということで、ここでは横浜出身の東京海洋大学准教授のさかなクン──ギョギョの人ですね──のメッセージが載っています。あともう一つ、今この小学生の1年生から3年生はもうじきでき上がるということで、しっかりこういう私たち横浜のように、いつでもこういう副読本が自分の手元に置いておける副読本を制作するべきだと考えますが、教育委員会の見解をお伺いいたします。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 福岡市教育委員会では、平成23年度に教員用としてキャリア教育の推進計画実践のポイント、指導事例などを示した手引を作成し、全ての中学校で活用をしております。児童生徒用の副読本につきましては、教員用手引の内容の充実に合わせて検討をしてまいります。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) 子どもたちは、未体験の物差しでしか社会と自分との問題ははかれません。大人の真剣な姿に触れ、みずから体験することが極めて重要だと思います。いろいろな分野で、いろいろな人の努力や苦労があって社会が成り立っているということに、一番多感な子どもたちへの琴線に触れるようなキャリア教育が一番重要ではないでしょうか。だからこそ教育委員会は、もっと子どもと企業の接点をつくってほしいと思います。子どもたち一人一人が生きる力を養い、学ぶこと、働くことを結びつけながら生きることのとうとさを実現させることがキャリア教育ではないでしょうか。
教育活動全般を通して広がりのある小中高が連携した組織的、系統的なキャリア教育の充実に取り組まなければならないと考えていますが、教育長の所見をお示しください。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 児童生徒がみずからの適性を自覚し、将来への進路を主体的に選択していくためには、キャリア教育を充実させることが必要であると認識をしております。
今後とも、各教科の学習活動と職場体験など数多くの体験活動を関連させ、学校全体で組織的に取り組んでまいります。
また、小中高等学校の学習内容について教員が互いに理解し合い、系統性のある指導計画を作成するよう努めてまいります。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) この問題の最後に、子どもたちの夢を育むため、高島市長の所見をお伺いいたします。

◯副議長(大石修二) 高島市長。

◯市長(高島宗一郎) 安倍総理もことしの一言で、夢という字を書いていたかと思います。また、今、副読本のお話を伺いながら、夢とは自分に負けない生き方だというようなお話も大変心に響きました。やはり大きく変化する社会の中で、子どもたちが希望を持って、そして自立的に未来を切り開いて生きていくためには、変化に対応していく力と態度を育てることが重要であるというふうに思っております。
そのためには、さまざまな体験や出会いを通して、学ぶ楽しさとか学びへの挑戦の意味を子どもたちに伝えていくということもとても大事だというふうに思います。福岡市でも、子どもたちの夢や主体性を育む環境づくりを推進しておりますし、また、そういった接点というのもしっかりつくっていきたいと考えております。
例えば、来春なんですけれども、世界的に活躍するIT起業家の方々と福岡の子どもたちが交流して対話をする機会をつくって、チャレンジ精神を呼び覚ますような取り組みということも今計画をしているところでございます。
今後とも、教育委員会と連携を図りながら、子どもたちが自分らしい生き方を実現していくことができるように教育環境の整備に努めますとともに、社会全体で子どもたちの笑顔あふれるまちづくりに、そして夢を描けるまちづくりに全力で取り組んでいきたいと思います。以上です。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) 次に、いじめ未然防止とネットいじめについて質問いたします。
昨年の夏以降、いじめが原因でみずからのとうとい命を失った事件報道を機に、いじめ問題に対する学校や教育委員会の取り組みがクローズアップされております。ことしになってからも新たないじめは続いており、実際にいじめが確認され、その対応に苦慮している学校はもちろん、目立った行為が確認されていない学校においても、いつ起きるかわからない、いつ深刻化するかわからないという心配や不安が絶えません。とりわけ何をどのように行っていけばよいのか、考えられる手だては講じたものの、本当にそれでよいのか、どこまでやったら十分なのかなどの不安が拭い切れないのではないでしょうか。
初めに、本市の公立小中学校の過去3年間のいじめ認知件数をお尋ねいたします。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 過去3年間のいじめの認知件数につきましては、平成22年度は小学校9件、中学校36件、合計45件、平成23年度は小学校15件、中学校58件、合計73件、平成24年度は小学校23件、中学校60件、合計83件でございます。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) お答えいただいたように、毎年いじめは増加していることがわかります。では、そのいじめの内容についてお伺いいたします。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) いじめの主な内容につきましては、冷やかされたり、集団による無視をされたり、パソコンや携帯電話などで誹謗中傷されたりすること、また、物を隠されたり壊されたりすること、ぶつかられたり、たたかれたり、蹴られたりすることなどでございます。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) 平成24年度、文部科学省の調査で、いじめを確認した件数が全国の小中学校、高校など約20万件、前年度の2.8倍にふえたことがわかりました。いじめ急増について、文部科学省は、いじめ自体の増加というより、学校が確認に努めた結果、実態に近づいたものではと言っております。今回、国立教育政策研究所のいじめ追跡調査2010─2012の調査結果について、文部科学省に行き話を聞いてきました。
国立教育政策研究所のいじめ追跡調査では、いじめを受けたことのある小学生と、いじめをしたことのある小学生は、いずれも約9割に上ることがわかりました。小学校において、いじめは常に起こっており、いわゆるいじめっ子やいじめられっ子はほとんど存在せず、多くの児童生徒が入れかわりながらいじめに巻き込まれています。中学校においても深刻ないじめはどの学校にも、どのクラスにも、どの子どもにも起こり得るということです。荒れた学校や問題のある学年だけでいじめが起きているわけではなく、ほとんどの児童生徒が被害者にも加害者にもなり得ることが確認されています。
福岡市教育委員会は、このいじめ追跡調査の結果についてどう捉えているのか、お伺いいたします。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) いじめ追跡調査の結果につきましては、多くの児童生徒が9年間の学校生活を送る中で、加害者、被害者や傍観者などの立場を入れかわりながらいじめにかかわった経験があることが示されております。いじめは、どの学校でも、どの学級でも、どの子どもにも起こり得るものであり、重大な人権侵害であるということ、また組織的にいじめ問題に対応することが必要であることを再認識しております。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) いじめ追跡調査によれば、いじめの実態を踏まえない的外れな動きが全国各地に広がっていると指摘しています。こうした状況について、今回の追跡調査は一石を投じることになるのではないでしょうか。いじめと暴力とをきちんと区別しないまま、いじめという表現のもとに性急な議論がなされ、学校や教育委員会に対して即効的な解決策を求める動きが生まれたようです。そうした動きを受けて拙速に対応しようとした結果、皮肉なことに本来のいじめ対応やいじめ対策がおろそかになりかねない混乱した状況になっているのではないでしょうか。
福岡市教育委員会は、教育現場のいじめと暴力についてどのような認識をしておられますか、お伺いいたします。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) いじめとは、児童生徒が一定の人間関係のある者から心理的、物理的な影響を与える行為を受け、心身の苦痛を感じているものであり、暴力行為とは、児童生徒が故意に有形力を加える行為であります。したがって、暴力行為を受けた児童生徒がいじめを受けたと訴えた場合は、暴力を伴ういじめになると考えております。暴力行為につきましては、いじめへの対応がおろそかにならないように、児童生徒が感じる被害性に着目をし、いじめの視点からも検討するようにしております。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) 例えば、昨年の夏、滋賀県大津市のいじめが原因でみずからのとうとい命を失った事件は、生徒はもちろん、何人もの教師が暴力行為の存在を知っていました。にもかかわらず、そうした行為を本気でやめさせるには至らなかったようです。つまり、暴力を容認、放置してしまった結果、暴力を伴ういじめにより自殺したという、それまでには余り見られなかった事件でした。
さらに、9月になってから2つのいじめ事件が起きました。東京都品川区と兵庫県川西市でいじめが原因となった自殺を防げなかったのです。この2つの事件には共通点がありました。相談や報告を受けていながら、教師が深刻な問題と受けとめなかったという点です。単なる嫌がらせ程度との認識だったとも報じられています。
福岡市教育委員会は、この事件をどのように受けとめ、教職員は現場で具体的にどのような取り組みを行っていますか、お示しください。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 深刻な事態となった大津市などの事件につきましては、いじめを背景として児童生徒の生命や心身に重大な危険が生じる事案が発生していることを踏まえ、いじめから一人でも多くの子どもを救う必要があると受けとめております。いじめはどの学校でも、どの学級でも、どの子どもにも起こり得るということを踏まえ、学校では無記名式のいじめに特化したアンケートを実施するなど、児童生徒のSOSに気づく組織的な取り組みを行っております。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) 暴力を伴ういじめや暴力の場合、発見できなかったというような問題ではなく、教師が把握をしていながら毅然とした対応がとれなかったという点に問題があるのではないかと思います。
福岡市は、教育現場を預かる教職員にこのような実態はありませんか、また、今後は教職員に現場対応のいじめ研修を行うべきと考えますが、いかがですか。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 福岡市においては、暴力を伴ういじめや暴力について教員が把握しておきながら対応しなかったという報告はございません。各学校においては、いじめ対応マニュアルなどを活用して事例研修会などを行い、いじめを認知した教員が毅然とした態度で適切に対応するよう指導をしております。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) それとともに、学校での取り組みをチェックすることは行っていますか、お尋ねいたします。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 全ての学校におきましては、いじめの未然防止、早期発見やいじめへの対処に関する取り組みについて学期ごとに点検を行っております。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) 学校現場における教職員の対応はむしろ簡単です。暴力絡みの行為に関しては全て速やかにやめさせるということです。何の問題もないからです。例えば、被害を受けていた児童生徒がいじめではない、暴力ではない、遊んでいただけなどと教師の問いかけに対して、加害者でなく被害者も否定をすることが少なくありませんが、このような場合にはどのような対応をされますか、お尋ねいたします。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 教員が暴力絡みの行為を発見した場合には、いかなる場合でも、まず第一に暴力行為をやめさせ、暴力は決して許されないということを指導いたします。また、いじめられていても本人が否定する場合があることを踏まえ、児童生徒の表情や様子をきめ細かく観察するとともに、周辺の状況を客観的に確認するよう指導をしております。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) 大事なことだと思います。よろしくお願いします。
では、本当に子どもたちがプロレスごっこをしているだけの場合はどのような対応をされますか、お尋ねいたします。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) プロレスごっこなど児童生徒が遊んでいるだけの場合であっても、けがにつながる危険な行為をしないよう指導するとともに、いじめの視点から児童生徒の様子や状況を再確認することとしております。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) それでは、反対に暴力を伴わないいじめの場合、被害者側と加害者側の関係が一方的とは限りませんし、目に見えにくい、それだけに全体像を把握できない可能性も高くなります。例えば、最初に被害を受けていた児童生徒が加害者にやり返した場面をたまたま見つけた場合、最初に被害を受けた側がやり返したことだけが責められ、もう一方の加害者の行為はおとがめなしになってしまう可能性があります。個々の行為自体はささいなこと、また、よくあるトラブルがほとんどですが、そうなったいきさつや指導も慎重に行う必要があります。
福岡市教育委員会は、暴力を伴わないいじめの場合、現場の教員には具体的にどのような取り組みをするよう指導されていますか、お示しください。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 暴力を伴わないいじめへの対応につきましては、全ての教員の多様な視点により、児童生徒の様子を日常的に観察し、児童生徒が発するサインや、いじめの兆候を見落とさないように指導をしております。
また、学校がいじめの発生を確認した場合には、暴力行為の有無にかかわらず、直ちにいじめを受けた児童生徒の安全を確保し、組織的に対応するとともに、家庭、地域、教育委員会、関係機関と連携して取り組むようにしております。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) 暴力を伴わないいじめについて、まず取り組むことは未然防止です。例えて言うなら、いじめは風邪と同じと例えられます。たかが風邪だが、こじらせると死に至ることもあり得る。風邪は人間ドックで早期発見というわけではなく、うがい、手洗い、睡眠、栄養による予防が一番なのです。未然防止のための具体的な目標は、家庭では、健康で早寝、早起き、朝御飯、学校では、規律、学力、自己有用感であるとし、それらによりきちんと授業に参加をし、基礎的な学力を身につけ、認められているという実感を持った子どもに育てることです。
福岡市が進めているいじめの未然防止の取り組みの一つであるQUアンケートを実施していると聞いていますが、どのようなものですか、お伺いいたします。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) QUアンケートにつきましては、学校生活の意欲に関することと学級の満足度に関することの2つの内容で構成されており、児童生徒一人一人の学級における満足度や人間関係の状態を知ることができる心理テストでございます。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) では、QUアンケートは、各学校においてどのように活用されていますか、お尋ねいたします。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) QUアンケートにつきましては、その分析結果をもとに学級や児童生徒の実態を把握し、児童生徒の個別支援や学級経営の改善に役立てております。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) 本人がみんなから認めてもらっていると感じられれば、おのずから他人にも優しくなれる、そして受け入れることができるのではないでしょうか。いじめの場合には、満たされていないという思いが相手に対する意地悪な気持ちを生み出していると考えられています。
本市は、いじめの未然防止を進めていく上で、集団づくりに取り組んでいると聞いていますが、各学校で取り組んでいる集団づくりとはどのようなものですか、お示しください。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 学校が取り組んでおります集団づくりにつきましては、児童生徒が共同的な活動を通してよりよい人間関係をつくるきずなづくりや、学級がどの児童生徒にとっても落ちつける場所となるようにするための居場所づくりなどがあります。
集団づくりの手法としては、情報を互いに伝え合って、協力して例えば一つの絵をつくり上げる活動をグループで行うことで、自分や友達のよさに気づき、自己有用感を味わう構成的グループエンカウンターなどを行っております。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) わかりました。
それでは、近年、携帯電話、パソコン、スマートフォンなどによるインターネットの家庭普及が急速に進んでいますが、それらを利用する個人などのモラル低下やトラブルに巻き込まれないための防止対策が追いついていません。児童生徒についても、学校裏サイト、プロフィールサイト、ブログなどに誹謗中傷の書き込みが行われるネットいじめやネット犯罪の被害など、インターネット上のトラブルに巻き込まれる事例が急増していますが、全国の中高生の間に急速に広まっているラインなどのスマートフォン向けSNSの特色についてお尋ねいたします。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) SNSと呼ばれるソーシャルネットワーキングサービスにつきましては、特定の相手や複数の仲間と日常会話に近い交流が手軽にできることに特色がございます。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) それらのネットいじめの解消に向けた情報モラル教育の具体的な取り組みについてお伺いいたします。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 情報モラル教育につきましては、児童生徒には教科や総合的な学習の時間にプライバシーや知的財産の保護、情報を発信する際の危険性などについて指導をしております。また、教員用には、指導用の資料集や授業で使用するDVDを整備するとともに、生徒、保護者を対象として専門的な知識を有する外部講師による学習会などを開催しております。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) では、インターネット、携帯電話の利用実態についてお伺いいたします。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 平成24年度の福岡市内の小中学生の携帯電話の利用割合は、小学校6年生が40.8%、中学校3年生が62.9%でございます。また、内閣府の調査によりますと、全国の10歳から17歳までの青少年が1日に2時間以上インターネットを利用する割合は35%となっております。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) 先日視察した鹿児島県教育委員会は、昨年の文部科学省の調査で、いじめ認知件数が約3万件、うちネット上のいじめが1,824件確認されました。このような現実を受けて、学校ネットパトロール事業を委託業者に年間400万円でことしの8月から6回にわたる調査が開始をされています。
この事業は、学校裏サイト、プロフィールサイト、ブログなどに誹謗中傷の書き込みなどが行われ、ネット上のいじめが起きていないか監視し、学校等へ情報を提供します。家庭、学校、教育委員会などが連携しチェック機能を強化することで、児童生徒にかかわる問題のある書き込みや画像を早期に発見し、いじめの未然防止と早期対応を図ることを目的に行われています。
具体的には、県内の全公立学校名と児童生徒の氏名を対象に検索し、書き込みの危険度により高、中、低の3つのレベルに分類をし、命にかかわる緊急性の高いレベルは警察へ通報も含めて対応、中レベルは早期の対応が必要、低レベルは早期対応が望ましいとしております。危険度の高い書き込みや画像は継続的に監視し、発見した書き込みは学校から県教育委員会に報告し、問題のある書き込みが低レベルであっても、直接児童生徒に個人指導し、削除要請を行っています。担当者は、何よりも県全体で学校ネットパトロールを実施していること自体が、問題のある書き込みなどに対する抑止力になると言われていました。
福岡市において、平成23年度からのネットトラブルの認知件数を把握されていますか、お尋ねいたします。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 福岡市のネットトラブルの認知件数につきましては、平成23年度は6件、24年度は3件、25年度は11月末現在で8件でございます。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) では、それらの生徒にはどのような個別指導をされていますか、お尋ねいたします。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) ネットトラブルに関係した児童生徒につきましては、全ての事案において加害児童生徒を指導するとともに、関係した児童生徒には事後のケアを行っております。なお、悪質な内容である場合には、警察と連携して指導を行っております。また、管理会社に対しては、速やかに書き込みの削除依頼を行っております。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) 鹿児島では、既に第1回目の調査である8月だけで404件の検出、2回目の9月の調査では、その倍以上の881件の検出がされています。本市では、今答弁いただきました平成23年度6件、平成24年度3件、平成25年度11月末で8件です。保護者や本人から相談があったものだけに対応して、教育委員会は何もやっていないということ自体が問題ではないでしょうか。業務多忙な指導担当教諭と一部の保護者だけがネットパトロールに取り組んだとしても、無理があると思えてなりません。鹿児島では業者に委託して大変に多くのネットいじめにつながる可能性が強い書き込みを検出しています。
福岡市でも、その道のプロである専門業者に委託する方法で、低レベルの書き込みであっても、早期に発見をし、早期に児童生徒に個別の指導ができる体制をつくるべきではありませんか、御見解をお示しください。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 学校ネットパトロールにつきましては、インターネット上でのいじめや不適切な書き込みの早期発見につながり、被害が拡大する前に児童生徒に対応できるといった効果があると認識をしております。
ネットトラブルへの今後の対応につきましては、民間企業やNPOへの委託や外部人材の活用などによる学校ネットパトロールの体制づくりと学校ネットパトロールではチェックできないサイトへの新たな対応策をあわせて検討してまいります。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) 検討するとの答弁でした。一日でも早く多くの児童生徒のいじめの未然防止につながるように、ぜひ一日も早い実現をお願いいたします。
先日、私も「ケータイ教室」を実施している担当者から直接話をお伺いしました。就職希望先から内定をもらった学生が、ブログなどに非社会的な内容を書き込んだことがネット上で問題視され、そのことを人事担当者が発見し、個人が特定をされ、内定が取り消されたというようなケースが近年後を絶たないそうです。その恐ろしいところは、たとえ一回問題のある書き込みをしただけでも、それは消えることがなく、あっという間に広がるということです。
本市では、ネットに児童生徒がいじめや中傷を書き込むことは絶対にだめだと教えることとあわせて、名前、出席番号、血液型など個人情報を載せることが大きなリスクを伴うことであり、ネットを使うこと自体が大きな責任を負わなければならないというような総合的なネット対策を教えることが重要であると考えます。今後、本市の取り組みについて御意見をお示しください。

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 総合的なネット対策につきましては、道徳教育や人権教育などの視点から、児童生徒が自分の言葉に責任を持ち、相手を思いやる心を育てることができるよう取り組みを充実させてまいります。
また、SNSなどを利用する児童生徒の行動の変化に速やかに対応できるよう、保護者や教職員を対象とした「ケータイ教室」を通信会社などと連携して実施するとともに、ネットへの書き込みなどの怖さや危険性を児童生徒に具体的に教えるなど、情報モラル教育をさらに充実をしてまいります。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) 私は、大人がいじめについて正しく知り、正しく考え、そして正しく行動することが何よりも大事だと思います。
最後に高島市長、いじめを生まないまちづくりの実現に向けての決意をお伺いいたします。

◯副議長(大石修二) 高島市長。

◯市長(高島宗一郎) いじめは、かけがえのない子どもたちの命さえも奪いかねない極めて重要な問題でありまして、次世代を担う子どもたちが主体的にいじめ問題に参画をしていくと、自分たちも参画をしていくと、こういう態度を継続して育てていくということも重要であるというふうに認識をしております。
ことしの8月に、いじめゼロプロジェクトを開催いたしました。児童が主体的に企画、そして運営をしたこのいじめゼロサミット2013を開催いたしまして、私も含めて大人からのメッセージということで贈らせていただいたわけでございます。また、そうしたDVDも各学校にもお配りをいたしました。
今後は、福岡市いじめゼロ宣言をもとにしまして、子どもたち一人一人が違いを認め合い、そして互いに尊重しながら、いじめゼロを目指す学校の取り組みを支援をしていきたいというふうに考えております。
また、御指摘があった、今、ネット環境も含めて非常に社会の環境というのが変わってきていて、それにやはり学校の現場、親、こうした社会もやはり対応をして対策をとっていくことはとても重要だというふうに考えております。
さらに、いじめ防止に対する啓発活動というものを今後も市民にしっかり広げていきながら、かつ今のネット対策ということも大切に子どもたちが安心して健やかにたくましく育っていけるいじめのないまち福岡を目指していきたいと思います。以上です。

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