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質問1

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也)登壇 皆さんこんにちは。私は公明党福岡市議団を代表して、通学路の交通安全、安心対策についてお伺いいたします。
登下校中の子どもたちを巻き込んだ交通事故が後を絶ちません。ことし4月に京都府亀岡市で軽自動車が集団登校中の児童と保護者の列に突っ込み、3人が死亡、7人が重軽傷を負う悲惨な事故が起き、その後も千葉県館山市や愛知県岡崎市、大阪市中央区で通学途中の児童を巻き込む事故が相次いで起きています。
そこで、まず本市における過去3年間の小中学校の登下校時の通学路における交通事故の件数と主な原因をお尋ねします。
一体どうしてこのような悲惨な事故が相次ぐのか、保護者は心配を募らせています。5月末に文科省、国交省、警察庁が都道府県、指定都市教育委員会などに通学路の点検を要請し、通学路の交通安全の確保に向けた緊急合同点検が平成24年8月31日までに実施されることになりました。学校は、これを受けてどのような改善要望をされたのか、その件数と内容についてお尋ねいたします。
今年度、福岡県警は生活道路の安全対策として、博多区板付小学校の周辺地域でゾーン30の整備をしています。(パネル表示)これがゾーン30でございます。アスファルトの路面にゾーン30と書き、車で運転しているときにはこのゾーン30の字がちょっと浮いて見えるようであります。そして、この裏側に、ちょうど交差点のところで信号機の支柱には、ゾーン30、スピードダウン、制限30キロ区域、ここから30キロ、このように表示がされております。これは、一定のエリア内の道路などを時速30キロ以下に制限するというものですが、その概要及び本市はその整備について県警とどのような連携をとられたのか、お尋ねいたします。
先日、城南区の三つの小学校区の方から、通学路が危ないので、見に来て欲しいと連絡をいただきました。その方はスクールガードとして朝7時半から1時間、子どもの見守りをされている方です。最初の現場は、登下校の時間帯は一方通行で、時速30キロの生活道路でした。傘を差し、水たまりで遊びながら登校する子どもたちに注意をしても、車の騒音にかき消され、何度も何度も声をかけられている姿に頭の下がる思いがいたしました。次の現場は、車の抜け道になっており、しかも、わき道から車が進入してくる危険道路で、母親が付き添い、集団登校されていました。また、三つ目の現場では、坂道で見通しの悪い、歩道のない通学路でした。
そこで、お尋ねいたしますが、子どもたちを交通事故や犯罪から守るため、自分の身は自分で守る能力を高める安全マップづくりの大切さが叫ばれていますが、その概要及び市内小中学校における作成状況についてお尋ねいたします。
1回目の質問を終わり、2回目以降は自席にて行います。

答弁

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 通学路の交通安全、安心対策についての御質問にお答えいたします。
まず、過去3年間の通学途中の交通事故件数につきましては、各学校から提出された事故報告の件数ですが、小中学校合計で平成21年度が4件、22年度が13件、23年度が16件、合計33件でございます。その主な原因としましては、児童生徒の飛び出しが8件、運転手の過失が25件というふうになっております。
次に、通学路の改善要望についてでありますが、平成23年度は34の小学校区から63件の改善要望が区役所、警察署に提出され、そのうち42件が改善されております。その内容につきましては、横断歩道、路側帯、信号、道路標識、カーブミラーの設置などでございます。なお、平成24年度は38の小学校区から62件の改善要望が提出される予定であります。
次に、安全マップの作成状況でありますが、すべての小中学校におきましては毎年、年度当初に学校が保護者や地域と連携して通学路の安全点検を行い、交通事故が多い箇所、見通しが悪い箇所、それから不審者情報が寄せられた箇所、子ども110番の家などを明記した安全マップを作成しております。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 井上道路下水道局長。

◯道路下水道局長(井上隆治) 生活道路の安全対策としてのゾーン30についてお答えいたします。
その概要ですが、昨年9月に警察庁から全国の県警に通達が出されたもので、住宅街などの生活道路において通過交通の抑制や事故の重大化を防ぐことを目的に、幹線道路等で囲まれましたある一定の地区で住民の方々の同意を得た上で地区内すべての道路に最高速度30キロメートルの交通規制をかけるものでございます。福岡市では、本年4月に県警による県内最初のゾーン30が博多区の板付地区約40ヘクタールにおいて実施され、その際に博多区役所において注意喚起の路面表示や案内看板を設置するなど、県警と連携した取り組みを行っております。以上でございます。

質問2

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) 低年齢の子どもほど事故に遭うことが多く、また友達の家に遊びに行くときや登下校中に多い、自転車は安全確認をしていれば防げた事故が多く、歩行中の事故では飛び出しが多い、そのような理由から低学年の子どもに対してはなるべく保護者の方がついてあげる、また高学年に対しては安全確認を習慣づけ、危険回避できるよう日ごろから交通安全教室などを実施していくことが大切です。例えば、さいたま市では、子ども自転車運転免許制度という講習などを通して、早い時期から自転車の乗り方や交通ルールを体得させ、事故防止を図る制度が2013年度までに全小学校に導入される予定です。このような制度導入の検討も視野に入れるなど、本市の交通安全教室の現状と今後の課題についてお答えください。
また、校区での地道な日ごろの安全点検は欠かせません。車両が下校時に集中するディスカウントショップなど店舗により出入り口が明記されてはいるものの、小学生の横をすり抜けて進入してくるなど、地域には危険がたくさんあります。校区単位に通学路の安全対策を協議する校区安全協議会などの場を設定すべきと考えますが、いかがお考えですか、お尋ねいたします。
通学路の危険箇所での見守りは、地域のボランティアの皆さんに頼っている部分も多く、依然として横断歩道、歩行者用道路の白線、信号機、道路標識、カーブミラーに関する改善などの要望がたくさん聞かれます。スピード感のある行政対応が必要です。これからの改善要望について今後どのような対応をとられるのか、お尋ねいたします。
生活道路における車の制限速度は、急な飛び出しなどの突発事象に対応可能な速度、重大事故の発生を回避する速度の観点から、時速30キロまでが車のドライバーが対処可能な速度として、30キロ以下の制限速度を設定したということですが、教育委員会ではゾーン30について、博多区板付小学校周辺地域でどのような声を聞いておられますか、お尋ねいたします。
また、安全マップは地図上に交通事故が起きそうな場所や見通しが悪くて危険な場所などを記入し、どのような注意をすればいいのかを明確にする取り組みです。事故や犯罪に巻き込まれそうな場所や状況をきちんと理解しておくことにより、自分の身は自分で守ることができるのです。自宅を中心に道路を書き、学校や目印になる建物やよく行く場所などを記入します。例えば、交通事故の危険箇所は赤、安全に歩ける道路は青、犯罪危険箇所は黄色など色分けすると見やすく、特に交通ルールをまだ十分に理解していない低学年の場合は、吹き出しで、この交差点は見通しが悪いので、立ちどまって必ず右と左を確認すると書くなど、注意事項を明確にしておくことはとても効果的だと思います。事故や犯罪は、いつ起こるかわかりません。低学年の児童にとって集団下校は安全対策の第一ですが、先頭を歩く子ども以外は、ただついていくだけで注意を払っていないこともよくあります。大事なことは、子どもの視点から、みずからが危険を予測し、対処する能力を伸ばすことです。その意味で、子どもの視点から特色ある安全マップを作成することが重要な取り組みであると考えますが、教育長の所見をお尋ねして、2回目の質問を終わります。

答弁

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 通学路の安全対策についてでありますが、交通安全教室につきましては、平成23年度は歩道の安全な歩行、交通ルール、自転車の正しい乗り方などについて、小学校は146校、中学校は13校において実施をしております。今後の課題といたしましては、飛び出しによる事故を防ぐために、道路の横断について指導することや、道路交通法施行規則の改正を受けて、すべての中学校で自転車運転について交通安全教室を実施するなど、交通ルールを守ることを徹底していく必要があると考えております。なお、御提案の子ども自転車運転免許制度につきましては、福岡市自転車の安全利用に関する条例検討委員会の審議の動向も踏まえ、今後研究を進めてまいります。
次に、校区ごとに通学路の安全対策を協議する校区安全協議会などの場を設けるべきとの御提案についてお答えをいたします。
学校、保護者、地域などの関係者が一堂に会し、通学路の安全について協議を行うことは大変重要であると認識をしております。現在、すべての小中学校区には、名称などはさまざまですが、地域の安全について話し合う協議会や委員会があり、学校や保護者の代表もこれに参加をしておりますので、これらの会において児童生徒の安全確保の取り組みがさらに充実するよう、なお一層努めてまいります。
次に、博多区板付小学校周辺地域のゾーン30についての声でありますが、地域の方々からは、歩道の幅が広くなって歩きやすい、車がスピードを出さなくなって安心だなどの声を聞いております。朝の見守り活動を行っている教職員や保護者からは、子どもたちが緑色の路側帯や標識などを意識して歩いており、歩道をはみ出たり広がって歩く姿が見られなくなったなどの声を聞いております。
次に、子どもの視点から特色のある安全マップづくりをすべきではないかとのお尋ねですが、安全マップにつきましては、すべての小学校で作成をしておりますが、そのうち49校では子どもたちみずからが校区を歩き、横断歩道や信号の位置を確認したり、危険箇所を調べながら安全マップづくりをしております。このことは子どもたちみずからが危険を予測する力を身につけることにつながる意義ある取り組みであると考えております。今後、子どもの安全に関する意識をさらに高めるためにも、子どもによる安全マップづくりを進めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 井上道路下水道局長。

◯道路下水道局長(井上隆治) 通学路の改善要望への対応についてお答えいたします。
通学路につきましては、まずは通学路のうち、小学校から250メーター以内の区間において歩道と車道の分離に取り組んでおります。御指摘の横断歩道やカーブミラーなど、通学路における個々の改善要望につきましては、区役所において現地確認の上、地域の方々や県警と協議し、対応しておるところでございますが、昨今の通学路における事故の状況も踏まえ、教育委員会及び県警との連携を強化し、さらなる安全対策の充実に努めてまいります。以上でございます。

質問3

◯副議長(大石修二) 篠原達也議員。

◯14番(篠原達也) 事故を防ぐにはドライバーの意識が何よりも重要ですが、ゾーン30の効果については、通行者やドライバーもゾーン30を意識して交通安全に気をつけるようになり、また子どもたちの安全に対しての意識変化が見られるなど成果が上がっております。城南区鳥飼で県内2カ所目のゾーン30の導入が決定しましたが、ドライバーに対する周知が大切です。取り締まりの強化を県警に要望することとあわせて、ゾーン30の広報に力を入れていただくよう強く要望いたします。
最後に、通学路は地域住民の生活に密着し、関係機関も多い。このため、行政の縦割りや複雑な利害関係のゆえに、危険箇所とわかりながらも対策がおくれるケースもあります。教育委員会としても、地域や現場任せにすることなく、より積極的に通学路の安全対策にかかわっていただきたいと考えますが、教育長の所見をお伺いいたします。
また、本市は通学路における子どもたちの交通事故ゼロを目指しますなど、市長の強い決意が必要です。最後に、高島市長の御決意と御所見をお伺いし、私の質問を終わります。

答弁

◯副議長(大石修二) 酒井教育長。

◯教育長(酒井龍彦) 通学路の安全対策についてお答えをいたします。
通学路の安全を確保することは、児童生徒が安心して学習する上で当然のことであり、登下校中の事故は決してあってはならないと認識をしております。また、通学路について、学校、保護者、道路管理者及び警察署による合同点検を実施し、対策案を作成することについて、本年5月には文部科学省から要領が示されました。教育委員会としましては、対策案の作成において関係機関の連携が図られるよう調整し、安全な通学路の整備が促進されるよう積極的に取り組んでまいります。以上でございます。

◯副議長(大石修二) 高島市長。

◯市長(高島宗一郎) 子どもたちが安心して学校に通うことができるよう通学路を整備して、子どもたちを悲惨な交通事故から守っていくことは大変重要なことであると認識をしております。ことしの4月6日に、市民の交通安全に対する関心を高めて、理解を深めてもらうために、多くの市民の方々に御参加をいただいて春の中央交通安全フェア2012を開催いたしました。私は、その場所において、子どもと高齢者の交通事故の防止の取り組みや自転車利用者の交通安全ルールの遵守を一層推進していくということをお話しをいたしました。今後とも、子どもたちを交通事故から守るために、教育委員会を初め関係機関と連携を図って、学校における交通安全教室の充実、子どもの視点からの安全マップづくりの推進、そしてまた篠原議員が冒頭で示されたゾーン30の広報やさらなる拡充に向けての働きかけなど、交通事故ゼロを目指した取り組みを積極的に進めてまいります。以上です。

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